Zランクの転生者でも仲間が強ければ最強ギルド作れますよね?

蜂鳥 タイト

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第一章 別世界

24話 女神アテナ

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「はぁ…はぁ…」1人の女の子が森の中を走っている「おい!女神が逃げたぞ!急いで捕まえろ!」「いやっ!」女の子はそのまま泣きながらずっと走り続けた。

「おい…女神を逃がしたとはどういう事だ!」男が椅子を叩く「申し訳ありません!厳重に牢獄に入れていたのですが…穴を掘り抜け出したようで…」「大事な俺たちの道具だ失ったとあれば相当な戦力落ちだぞ分かってるのか?」「はい!すぐ連れて帰りますので!」男の人はそのまま消えていった。

「おいお前ら!急いで探し出せ!」「ですが!もう夜も暗いです!明日の朝探しましょう!」「…しょうがねぇか明日の朝探しに行くぞ!」

「はぁ…はぁ…ここまで来れば…」女の子は夜の平原を歩いている「女神がなんだ…私を利用したいだけじゃない…どうせ人間なんて…平等に暮らせる世界なんて…ありえない…まだ遠くに…逃げないと…」もう日が昇り始めていた。

「早紀今日はどこ行くの?」マリがバスを出している早紀を見る「ん?今日はねちょっと向こう側を行こうかなって」「奥まで草ばっかりじゃない…」「まぁこれがあれば行けるでしょ」と早紀がバスを軽く叩く「まぁ…ね」「ウンディーネとシルフは?」早紀が周りを見る「ウンディーネさんは商人のシルフは大工さんの手伝いをしているわ」「じゃあ私たち2人でいこうか」早紀とマリがバスを走らせた。

「はぁ…はぁ…お腹すいたなぁ…」女の子は草原をひたすら歩いている「あれは?」前からは見た事ない形の物体が走ってくる。

「あんな乗り物見たことない…まぁいいや…」女の子はそのまま歩き出した。

「こんな所で一人で歩いてるんだね」早紀が運転しながらマリの方を見る「まぁ…ここは本当に何も無いからね…」「ねぇ前!」早紀が奥から武装している男達が20人だろうか走っているのが見える「危なそうだね…【シールド】」マリが呟くとバスの周りにシールドが貼られる「これで会話は出来るけど攻撃は効かないよ」「まぁ避ければいいんだけど」早紀はハンドルを回すと男達も目の前に走る「避けられそうにないね…」「話だけでも聞こうよ」早紀はバスを止めると窓を開ける「おい!ここら辺に女神が居なかったか?」2人は顔を見合わせる「女神なんていた?」「女の子しか知らないけど」早紀の質問にマリは首を振る「そうか…この先には何がある?」「この先は私達の国しかないわ」「国?そんなのあったか?」男達が騒ぎ出す「私が昨日建国しました」早紀が男達を見る「領主か…ならば本当なんだろうな…ここはいい戻るぞ!」「あの!その女神って子は一体誰なんですか?」早紀が男達に言う「君達に教える義理はない…行くぞ!」男たちは来た道を引き返した。

「やっぱりあの女の子ね…」早紀が窓を閉めるとバレないようにバックで走る「あの子が女神?そんな風には見えなかったけど…」「何か変な力は感じたのよね…」早紀はそのままバスを引き返させた。

「あそこから街までってどれくらいあったっけ?」「多分徒歩なら2時間はかかる…これならすぐに追いつくよ」早紀はバスを走らせた。

「はぁ…はぁ…追っ手は…来てない…」女の子は一人で草原を歩いている。

グァァー!「なんでこんな時に…」目の前に何と巨大な熊の魔物が現れるとそのまま女の子に向かって襲いかかる「ひっ…」と目を閉じた時爆風と爆音が熊を覆い尽くす「キャッ!」熊はそのまま倒れてしまった「何が起こったの」と女の子は後ろを見る「あれは…」よく見えないがよくよく見たらさっきの謎の乗り物が走って来る「嘘…あの距離から…」としばらくすると女の子の隣に止まる「大丈夫!?」ドアが開くと女の子が降りてきた。

「ねぇ何か見えるよ」早紀が双眼鏡を渡す「あれは熊の魔物よ女の子が襲われてるわ!」マリが目を見開く「ハンドルだけ頼める?」早紀がマリにハンドルを持たせると窓を開ける「ここから届くわけ!」「大丈夫」窓の外で早紀の手が光ると銃が現れる「狙撃銃なら届く」早紀は身を乗り出すと照準を熊に向ける「行け!」ドン!と大きな衝撃があり弾が熊の頭目掛けて飛んでいく「ビンゴ!」目の前で大きな爆発を起こす「さすが魔力の弾は威力が違うわ…」早紀が呟いている「女の子の隣に止めるよ」と早紀が女の子の隣に止める。

「大丈夫!?」マリが女の子を助けると早紀がドアを閉める「熊の魔物ちょっと見てくる2人は後ろで座っといてね」早紀が運転席のドアを開け熊に近づく「これはまぁ損傷少ないし売れるかな…」早紀は格納しバスの中に戻ると後ろの2人が座っている席を見る「どうだった?」早紀がマリに聞く「やっぱり女神はこの子で間違いなさそう」マリが早紀の方を見る「怯えてるねあの人達と多分何かあったのかな」「まぁ女神って売りさばいたり労働を強制させたり奴隷扱いするところもあるからね特に大女神様とかなら」マリが目を開け俯いている「伏せて」早紀がマリの方を向く「どうしたの?奥から誰か来る」早紀が呟くとまた狙撃銃を持つ「それは…」女の子が早紀を持っている銃を見る「あれは狙撃銃って言うんだって3キロ先の獲物を仕留められるらしいよ」「あの魔物をしとめたのは?」「あ~早紀だよ」と早紀は狙撃銃をしまう「シートベルトしてて」早紀は運転席に走る「ちょっと失礼…」マリが慌てて女の子にシートベルトをつける「ひっ…」女の子は身体を震わせる「怯えるのはここからだよ!」マリも女の子の横にシートベルトを閉める。

「全速力で逃げるよ!」早紀がアクセルを踏む「きゃぁぁ!」女の子から悲鳴が上がる「ははっ!早紀!そこまで速度出すならわざわざ引き付ける必要ないだろ~」「あ!あなた方は一体何者なんです!?こんな化け物を運転ってどうかしてますよ!」女の子が叫んでいる「あーそれが早紀なんだ…取り出す私達の国まで送るよ」

「天優国ですか?聞いたことが無い…」女の子は下を向く「もうこの速度に慣れたみたいね」「あと30分で着くよ!」早紀が叫んでいる「凄いでしょこれが馬車から2時間かかってた距離だわ」「2時間をわずか30分…」「…にしてもいつもより飛ばすねぇ」マリがシートベルトを外す「ちょ!大丈夫なんですか!?」「私は慣れてるからね」と座席の間を歩く「どうだった?」早紀がマリの方を見る「元気そうだよ!それより何かあった?」マリが早紀の方を見る「あの人たちは恐らく別の国の人達よ…」「何だって!?」マリが驚く「じゃあ私達は別の国からの女神を横取りしたってわけ?」早紀は軽く頷く「間違いなく私達の国が狙われるわ。かと言って…」早紀が女の子の方を見る「あの顔の傷はあの人達のせい…無理に返せないよね」マリも下を向く「とりあえずウンディーネと相談しましょうか」マリはまた戻って行った。

(こんな乗り物にあの銃…あの人達何者なんだろ…悪い者なのかな?でも人間だよね…人間は悪者だってお母さんが…)

「なーに考えてるのかなー?」隣にマリが座る「ひっ!い…いえ…何も…」「私もねぇ…昔ギルドの人に誘われて殴られたりしたんだよねーそれで抜けたの」マリが経験談を話す「そ…そうなんですか…」「そうよ!あの人らSランクSランクとか!ランクでしか人を見れないのかってね!それでまた絡まれてさその時に助けてくれたのよ」「助け?誰ですか?」女の子は興味津々なような目でマリを見る。

「それがさぁ凄いのよ?あのSランクの人達から私を助けてくれた人がまさかのレベル1のZランクなのよ?聞いた時びっくりしたわ」「Zランク…」女の子は下を向く「その女の子は自分よりも立場が上の人にたてついてさ本当に馬鹿だよね~」「そうなんですね…」「そっだから私一緒のギルドしてるってわけよ!Zランクの冒険者それが助けてくれた人の名前よ」「そんな訳あるか!」早紀が思わず突っ込んでしまう「ひゃーこわこわ」マリが笑いながら頭を撫でる「まさか助けてくれた人って…」女の子が運転をしている早紀の目を見る「そうあの子だよ。まぁ人が優しすぎて騙されないか心配だけどね」マリは笑いながら女の子の方を向いた。
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