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妖精界
プロローグ
しおりを挟む「僕はどうしてこんな所に来ちゃったんだろ…」
と少年は呟きながら歩いている。目の前には緑風妖精、そして周りにはよく分からない木と草そして山…さらには動物…全ては夢と言わざるを得ない…。だけど確かに僕は生きてる…声も出る目も見える…ならばここは…。
「ねぇ大池君聞いてるの?」
と隣から話しかけてくる。少年の名前は原井大池(はらいだいち)、普段は一人暮らしの男子高校生で、大池の隣にいるのは昔からの幼なじみの相良亜美(あいらあみ)だ、亜美は大池の顔を覗き込み聞いてくる。
「あぁ…悪い聞いてなかった」大池は笑うと「ほらもう!その癖直してよね!」亜美が口を尖らせそっぽを向いてしまった。
「ごめんよって!それでなんだって?」亜美はゆっくりこっちを向き「明日…遊園地行かない?」と目を輝かせる。
明日は土曜の休日だ「分かった、行こうか集合は何時だ?」亜美はうーんと考える「9時とかでどう?」亜美は腕時計を見る「了解!じゃまた明日ね~」大池は亜美に手を振り家に入ふ「遊園地ねぇ…」そうここから遊園地まで決して遠い訳では無いが1つ山を越えないといけない、大池はそのままベッドに倒れ込むと気付いたらそのまま寝てしまった。
「……池…大池!」空から声が聞こえてくる「はっ!」
大池が目を覚ますとそこは大池の家では無かった。
「どこだここは…」奥から亜美が走って来る「なぁ亜美ここがどこかわかるか?」亜美に聞くと「まさか大池君忘れたの?」亜美が驚いた顔で言ったその時耳に変な音が聞こえると思ったら急に周りが真っ黒になる。
「なんじゃこりゃぁぁ!」
と大池は叫びながらベッドから飛び起きる。
横には目覚まし時計が作動している「なんだ夢か……」ゆっくり起き上がると顔を洗いご飯を食べた。
今の時間8時30分「あと半時間か」大池は思いもしなかったこの半時間後にあんな事が起こることは…。
ピンポーンとインターホンがなる「おっ来た来た」大池はカバンを持って外に出た。
「おう亜美おはよ」亜美は青色のワンピースを着ている「大池君おはよ!っていつもその服じゃん」大池のいつもの黒服を見て笑っている。
「仕方ないだろーほら行くよ」大池は笑いながら自転車を持ってくるとそのまま2人は山に向けて走り出した。
「ねぇ大池君!」しばらく走っていると亜美が横に自転車を付けてくる「亜美どうした?」大池は横を向いて心配そうな亜美の顔を見る「この先山だけど私自転車で登れない」大池は少し驚くが予想通りの回答だった。
「じゃあ上り坂で自転車押そうか」大池はため息混じりに返すと亜美は「うん!」笑顔で答えた。
「大池君!ここから押そ!」上り坂に差し掛かった時に亜美が後ろから叫ぶ、そうここからかなりの上り坂なのだ。
「よし押すか!」2人はそのまま降りて押していく
「ここからあとどれくらい?」亜美は自転車を押しながら大池に聞く「あと約半時間ほどかな」うぇぇーと亜美が溜息混じりに嘆いた。
しばらく登っているとポケットの携帯が震え「ん…なんだろう」見ようとした瞬間、下から突き上げるような衝撃が走った。
「きゃぁ!何!?」後ろで亜美が倒れると大池は亜美の手を掴む「地震だ!」しかもこれはかなり大きい「ちょっと大きくない!?」亜美はしっかり大池の腕にしがみつきながら叫んでいる、地震による大きな音と木の揺れる音が不気味だった。
「収まったかな?」しばらく揺れたあとようやく大池が声を出す「なんなのよ!もう!」亜美が起き上がろうとしたその時「おいこれやばくないか?」山の斜面を見ると小さな小石がパラパラと落ちてきている。
「亜美!ここは危険だ逃げるぞ!」大池は亜美の腕を掴み走り出す「大池君!もう足が限界…」亜美の足が止まった。
「どうやらここもやばいよ」大池が1歩進んだ瞬間前の道路が崩落する「なっ…」と思ったのも束の間今度は2人がいる地面に亀裂が入っていく…。
「亜美!」うずくまって泣いている亜美に上から覆い被さるとそのまま2人は土砂崩れに巻き込まれてしまった……。
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