勇者パーティーの賢者、女奴隷を買って無人島でスローライフする

黒須

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二章

第56話 奴隷とデートの約束

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 俺の名前は山田悟朗。異世界転生者だ。
 原初の魔王アウダムって人の最強ボディに転生して最強になった。

 元々無人だった大陸で暮らす俺には12人の奴隷がいる。
 正確には奴隷ショプで買った奴隷が10人と、その時ショプの人におまけでもらった奴隷が1人、更にそのおまけの妹で合計12だ。

 11人は子供でこれから調教して立派な大人に育てる。
 全員、将来やりたいことがあるようで、自立できるまで育てたら自由にさせてやるつもりでいる。

 俺は自分の領地に連れてきた奴隷達に、数日掛けて領地を案内した。
 そして、本格的に厳しい調教を開始したのだ。


 先ず、朝5時に朝食を食べたら各自自分が学びたい場所へ行く。
 12時から皆で昼食を食べて午後は国語、算数、理科、歴史、道徳を教える。
 17時に夕食を食べて19時から20時には寝るという生活にした。

 午前はゴロウズ一体を奴隷一人に付けて色々指導しながら一緒に行動する。
 午後は俺自身が皆に勉強を教えるという流れだ。
 午後の授業は国語算数は毎日、日によって理科、歴史、道徳を入れ替える形。一日の授業は2時間半くらいである。




 ウィスタシアとシャルロットがゴロウズ農園のビニールハウスでトマトを収穫をしている。

「それでな。空から巨大な岩を降らせて、あのドラゴンを仕留めたんだ。本当に凄かったよ」

「もう!お姉ちゃんその話、何回目?」

「だって、かっこいいだろう。私達と同じくらいの男の子がこんなに凄い魔法を使うんだぞ……」

「まぁゴロウさんはかっこいいと思うけど……、でもそれってアウダムの魅力なんでしょ?ねぇゴロウズさん!?」

 と横で作業している俺に言ってくる。
 ゴロウズも俺自身だと何度も説明しているのに、この二人はポンコツなのか、なかなか理解してくれない。毎回説明するのも面倒だからもう他人の振りをしている。

「喋ってもいいけど手、動かしてね」

「「 はーい! 」」

 俺はトマトを収穫しながら話す。

「成人したアウダムには女を魅了する能力があったみたいだけど、どうなんだろうな?ゴロウの奴はその力使ってないからね。あっ!こういう常に日陰に入る葉っぱは切り落とすんだぞ。無駄な栄養が葉っぱに行ってしまうからね」

「「 はーい! 」」

「どうしたらゴロウともっと仲良くなれるのだろうか……?寝るときはいつもフォン達と一緒に寝てしまうし……」

「ゴロウさんのこと誘惑しちゃえば?お姉ちゃんには興奮するんでしょ?ねぇ……、ゴロウズさん?」

 こいつ、ゴロウズは本当は俺だってわかっているのか……ッ!?

「まぁそういうのはムードが大切だからな。明日は5月25日でウィスタシアの誕生日だろう?ゴロウと二人でデートしてみるのはどうだ?あっ!こうやって葉っぱが白くなっているところは栄養が足りてないから後で追肥しておこう」

「「 はーい! 」」

 授業を開始して先ずこの子達に教えたのは日付、曜日、時間だ。
 この世界には時計がないから日本で一般的な時間の概念がない。日付や年号にしても国ごとに違うし、かなりアバウトで同じ国内で年によって元旦が1ヶ月くらいズレたりする。

 日付と時間を正確に決めて、時計の見方を教えた。うちでは何処へ行っても時計が置いてあるからね。
 その一環として全員の誕生日を皆に教えてあげた。

「それでゴロウズ、デートとは何だ?」
「シャルもそれ知りたい!ゴロウズさん!」

「デートとは男女が二人で出掛けてイチャイチャするイベントだな。ゴロウはデート経験ないから詳しくないようだが……、ウィスタシアが良ければ連れて行ってくれるらしいぞ」

「い、行きたいぞ!凄く!」

「あ、ああ、じゃぁゴロウに伝えておくよ。次はキュウリの収穫だ。今日はキュウリがたくさんできる蔓の剪定方法も教えるから、ちゃんと覚えろよ」

「「 はーい! 」」

 こうして明日、俺はウィスタシアとデートすることになった。

「ちょっとトマト食べてもいいぞ」

「「……ッ!」」

 二人は瞳を輝かせて小玉サイズのトマトをかじる。

「んんー、甘くて美味しいぃ~♡」
「本当に美味いな!私は肉より野菜の方が好きなようだ」
「お姉ちゃん生魚も苦手だもんねw」
「でも、好き嫌いせず食べているだろう!」

 と二人は美味そうにトマトをかじりながら話している。
 フルーツトマト系の品種だからもぎたては果物ように甘いんだよな。

 はぁー、しかし勢いで言っちゃったけど……、デデデ、デートって……!!
 ウィスタシアってどういう所に連れて行けば喜ぶんだ?つか、キ、キスとかするのだろうか!?
 ヤバい……、今日はゴロウズ総出でデートリサーチしなければ……!!



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