女性が少ない世界でVTuberやります!

dekoma26+ブル

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10話 私は狙われてるらしいです。怖い(((;゜Д゜)))

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お父さん達にVTuberをやっていたことがバレた。
最悪なことに配信中に連行され説教されるという、視聴者に大迷惑をかける形で。
説教は2時間は続いている。
こんな長時間の説教初めてだが、真面目な章司お父さんにより途中2回ほど休憩が入った。
いや5分休憩ありの説教って新しいね。それともこれが長時間説教のルールだったり??
途中止めにきてくれた蓮と久信の2人も仲間に加わりお説教は続いたのだった。




「ふぅ。……花ちゃん分かってないよね。どれだけ自分が危険なことしてたのか」
「いいえ!理解しました!とても反省してます!」
「花ちゃんがVTuberを始めるまでうちの守りは完璧だったんだよ?
 ここが女性居住区だってのは誰でも知ってることだからわざわざ入って来ようとするバカは、一目女性を見ようとする素人だからいても警備にあっさり捕まる程度。
 サーバー攻撃も女性だからと狙ったものじゃなくメールや広告なんかに仕掛けられた無差別のものだから僕が開発したウイルス対策で十分守れてたんだ」


そうなんだよね、私達が住んでるここは女性居住区として知られてる場所で沢山の女性とその家族が集められてる。
一軒一軒が高い塀や監視カメラや防犯ブザーとか色々仕掛けて妻や娘を守っているし、居住区の回りにはぐるっと水掘りが作られてて出入りができるのは数カ所だけだ。
居住区内はいつでも警備員が巡回してるし水掘りはもちろん道のあちこちに監視カメラが設置され、24時間しっかり監視してる守られた地区なんだよ。
私も出かけるまで知らなかったけど!
それと信彦お父さんがコンピューターセキュリティ会社に勤めてるらしくて。
うちのパソコンやスマホ、それからうちに設置されてる防犯カメラや防犯センサーとか色んなもののシステムを信彦お父さんが作ってるの。
「他所のものは信用できないから」って。
茶髪にクリッとした目の可愛らしい童顔なのに、機械に強いってギャップがすごいよね。
「飢えた男は同僚仲間でも信用できないよ」って笑顔で言ってたのが印象的。


「それがさ、最近は明らかにうちを狙った攻撃を仕掛けられてて1度は突破されたんだよ?
 いかに素晴らしいセキュリティを作っても、何十億と同時攻撃されたら処理が追いつかず止まっちゃうんだよ。サーバー攻撃で一番怖いのはシステムじゃなく数だから。
 こっちだって負荷を軽減させるの難しいって分かってるからその為の処理を複数用意してたのに、普通の一般家庭になんで何十億の同時攻撃がくるわけ?
 大手企業でもそこまでされないよ。実際にこれまでは一度も突破されたことなかったのにこんな一般家庭にテロみたいな異常な攻撃が来てほんと驚いたよ。
 何が起きてるのか分からなくて、でもとんでもないことが起きてるのは分かるからゾッとしてたらまさか花ちゃんがVTuberデビューしてたなんてね。
 確かに女性関係なら納得だよね。花ちゃんみたいな素敵な女の子なら誰でも欲しくなるから。手に入れる為に色んな国が動いても全然おかしくない。
 そりゃ何十億いくよね。むしろ少ない方だよ下手したら兆いってもおかしくはないし」


途中からブツブツ独り言なのか早口でまくし立てる信彦お父さんに冷や汗が止まらない。
ちょっと妄想が行き過ぎだよね。本物の女性だって分かって狙われるのは分かるけど、色んな国がなんて考えすぎでしょ。
「そんな兆とか、アハハ」と笑ったらジロリと睨まれた。その目には光がない。
ヤバい、冷や汗が止まらない。


「ほら全然笑い事じゃないのに花ちゃんは笑うんだ。こっちは理由の分からない攻撃に怯えながら仲間にも協力してもらって必死に対策してたのに。
 まさか娘がVTuberデビューしてたなんてね。そんなおかしなことを娘がしてるなんて夢にも思わなかったよ。
 YTubeへの登録は花ちゃんと一緒にしたけど、まさかVTuberをやってるなんてね。
 花ちゃんのお知らせ・・・・は全部チェックしてたのにVTuberをやってるなんて全然知らなかったよ。おかしいよね?
 動画配信するなら親の承諾が必要だし、VTuberそんなことしてたらすぐ僕にお知らせが来て分かるはずなのに全然気付かなかった。
 おかしいよね?全部僕に届くはずなのに。花ちゃんが止めてたの?」


光のない目で見詰められチビリそうな程震える。
お知らせって、保護者通知ってやつ?もしかして私が見た動画とかサイトとかやったこと全部信彦お父さんにチェックされてたの??
私のプライバシーはどうなってるの!?
その恐ろしい事実に恐れ慄いているが、でも配信してたことは通知いってないってことだよね?
え?どういうことなの??


「それについてはYTube側に問い合わせて確認しなきゃいけないけど、そりゃVTuberなんてやってたら大量の攻撃もくるわけだよ。
 素人だけだったのがプロの襲撃に変わったのも納得だよ。
 昨日は敷地内まで入られたんだよ?ほんとに危険がすぐそこまで来てるって花ちゃんには分かんないのかな?」


笑顔なのに目が全く笑ってない信彦お父さんに見詰められるとすごく怖い(((;゜Д゜)))
確かに、家の敷地まで入られたって怖すぎる!
女性誘拐のプロに狙われてるってことだよね、十分危険な状況なのは分かりました!
もし攫われたらどんな目に遭うか考えただけで恐ろしい。


「どっ、どうしたらいいの信彦お父さん?私攫われちゃうの?」
「そんなわけない!絶対に花ちゃんはパパが守るからね!」
「僕もお姉ちゃんを守るよ!」
「ボクだって!」


怯えながら不安な気持ちをそのまま伝えると、信彦お父さんはギュッと抱き締めてくれる。
他人みたいに思ってたのに抱き締められるとすごく落ち着く。
やっぱりこの人は私のお父さんなんだなって思った。
それに久信と蓮も力強く守ると言ってくれてる。お陰で大分落ち着くことができた。


「VTuberはやめるか?暫くは危険になるだろうが、ほとぼりが冷めれば安全になる」


ソファに座りながら、信彦お父さんと説教をされる私達3人を黙って見ていた章司お父さんが聞いてくる。
VTuberをやり続けるならずっと今の状態が続くことになるんだろう。
いやもしかしたら今より酷くなるかもしれない。
それでも……


「今日もメイちゃんを見れて元気でた!」
「頑張って仕事してくるね!」
「メイちゃんが生きる希望だよ!」


私が配信すると喜んでくれる視聴者さん達が思い浮かぶ。
こんな面白みのない私なんかがVTuberとして活動するだけで喜んでくれる人達がいる。
そんな人達の為に、もっともっと配信して少しでも力になれたらな思う。


「みんなには沢山迷惑かけちゃうけど、でも、私はVTuberを続けたい。
 中途半端な今の状態で投げ出したくないよ」


そんな強い気持ちで章司お父さんと暫く見詰め合っていると、「分かった」と頷いてくれた。
「なら引っ越ししないとな。家がバレてるし他の家に迷惑がかかるからな」
「候補地いくつか見付けてるから後で詰めよう」


お父さん達の会話を聞いてより一層申し訳なく思う。
引っ越すといっても女性の引っ越しって簡単じゃなさそうだし、どう考えても大変だよね。
場所の指定も大変そうだし防犯装置の設置や警備の配置とか自分達だけじゃなく色々な人に迷惑かけるから。
だから「みんなはこのままで私だけ引っ越すよ。もうすぐ私は寮暮らしになるし」と言ったら猛烈に怒られて、まさかの弟含めた全員からのお説教が始まりました(´;ω;`)

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