危ない女子会サークル 不倫で孕ませられた私だけど……それは望んでなった結果。私も娘もなんですけど!

さかき原枝都は

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危ない女子会サークル その18

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お母さんと二人そろって産婦人科に行った。

ここで待つ人たちには、母親に連れてこられた娘といった感じに見えるのだろうか。

「娘が妊娠? 検査して中絶の相談?」

順番を待つホールでそんなことを勝手に想像している自分がなんかおかしい。自分が望んで妊娠したんだし、それにね。私お母さんに付き添われているわけじゃないんだけど。

一緒にいるお母さんも妊娠の初期検査に来てんだけど。

親子そろって妊娠検査。

あははは、普通あんまりないよね。全くないと言い切れないけどねぇ。

どんな診察されるんだろうか不安? いやいや、不安どころかワクワクしている自分がいるんだよ。

この病院はお母さんが優奈を産んだ時にお世話になった病院。

だからお母さんは落ち着いていると言うか、なんか貫禄さえ感じる。やっぱ違うよなぁ。

「なぁに、どうしたの不安なの?」

「別にぃ、不安て言うわけじゃないんだけど」

「じゃ何よ。じっと私の事見つめちゃって」

「なんでもないけど」そう答えた時、お母さんが先に呼ばれた。

「それじゃぁ行ってくるね」にっこりとほほえんで、席を立つ。

その時、なんだろう、今話していた人は私の母親であるのは事実だけれど、母親と言うよりも本当に親しい人。

母親であるけどそうじゃない人のような感じがふとした。

お母さんを一人の同性の女性としてみつつあるのかもしれない。

まだ完全に確定したわけじゃないけど、私も母親になるんだという意識が芽生えてきているのかもしれない。

そんなことをもんもんと考えているうちに、お母さんが診察室から戻ってきた。
「どうだった?」

「うん、妊娠していたよ」

「そっかぁ」と答えると、すぐに私が呼ばれた。

「こんにちは」と声をかけてくれたのは女性の先生だった。

「ええっとお名前をどうぞ」

「村里鈴菜です」と答えると。

「村里美鈴さんの娘さんですね」と尋ねられた。

私は躊躇することなく「はいそうです」と答えると「そうですか」と淡々とした感じの返事が返ってくる。

「まずはエコーで検査してみましょう。隣の部屋に移動してください」

「言われるままに看護師さんの案内と指示通りに、初めて見る。んーなんかものすごくごつい椅子。これが診察台ということはおのずと理解してしまう。

その診察台に事前に下着……パンツを脱いでタオルを巻きつけたまま座ると。「それでは両足をステップに乗せてください」と言われスリッパを脱いで足をステップに乗せると「診察台が動きます」ぐぅぃいんという静かな音と共に座ったこのごつい椅子が動き出す。

「それじゃ、これからエコー検査というのをします。膣の中にこの検査をするための棒を入れていきます。痛みはないはずです。もし痛みがあった場合はすぐに教えてください」そう説明されると、ヌルっと、膣の入口から挿入されるのを感じる。こんな時、あの乱交の時に何度もこの中に入れられたおちんちんのことを思いだしてしまったのは私は淫乱なのか? と少し恥ずかしかったけど、セックスをしている時のような刺激は無いんだなこれが、こういう場所であるからか? それとも、入れられているものがさほど感じる物でないからか……でも今は病院で検査しているんだということなので変な欲情的な気分にはならなかった。

ただ中で動かされると。うーーんこれはオナニーしているのか? なんて言う感じにもなるところは私はやっぱりエッチなのかもしれない。それよりも私の位置から見えるように設置されているモニターになにやら映し出されているけど、何処がどうなのかというのがよく分からない。

検査をしてくれている先生は「痛みとか苦しくないですか?」と聞くだけで何も言ってくれない。

「はいそれではこれで終わります」

と、言われ、診察台が元の位置に戻り、私は着替えを済ませて、内診室を出た。

看護師さんから「それでは診察室に入ってください」と言われるままに最初の先生がいる診察室に入り、椅子に腰かけると、先生はモニターに映し出された私の何がどうだかよくわからない画像を見ていた。

モニターから目を離し、私と対面するようにして「お疲れさまでした。こういう検査って初めてだよねぇ」と今度はなんかニコヤカに声をかけてくれる。まぁ見た目は優しそうで30代くらいかな? 話しやすそうな感じの先生であるようには見える。

「まずは単刀直入に結果からお話しします」

ごくりとつばを飲み込んでしまう。

「うん、妊娠しています。まぁこの問診と合わせて7週目ですね。特別異常はありません。そこは安心してもいいんですけど……」

一旦言葉が途切れる。

「いきなりだけど突っ込んだ事を聞かないといけないんだけど。18歳ですよね。んー、セックスをするなとは言えないんだけど、もしかして望んでない妊娠になるのかなぁ」

「……」

「レイプとか無理やりということはなかった?」

それに関しては大きく首を振った。

「じゃあ相手の人とも理解してのこと? でもその相手の男性はこの事知っているの?」

「……」

「お母さん呼んでもいい?」

こくんとうなずいた。

お母さんが呼ばれ、診察室に入ってきた。

もう一つ椅子を用意してくれた。そこにお母さんは腰掛けた。

「えーとまずは結果から、娘さんも妊娠しています。お母さんと同じ7週目です」

「そうですか」とお母さんは答えた。

お母さんのその表情から察したのか先生はこう切り出した。

「さっきちょっとだけ鈴菜さんと話をさせていただいたんですけど、レイプとか、虐待とかそう言う事件性的なことはないと本人は否定されましたけど、お母さんは鈴菜さんが妊娠されていることは知ってご一緒に来られたんですよね」

「ええ、そうです。じつは、ちょっと訳ありで、決して私も鈴菜も無理やりとかレイプとかそう言うんじゃなくて、確かに望んでの妊娠であるんです。ですけど、相手の人については、お話しすることは。お話出来ないことを受けていただきたいんです」

「うーーん、ご事情があるということなんですけど、医者には守秘義務もありますし、もし何かあった場合の保証人的なこともありますので、出来ればお話していただけないでしょうか。先ほど鈴菜さんともお話しされていたんですけど」

「娘に関しましても私と同じ扱いで構いませんので了承していただけませんか」

先生は少し考えるような表情をして。

「分かりました。まずは事件性もないということで、このまま経過は見ましょう。……お母さんと」
そういい、先生は私の方に視線を向け。

「鈴菜さんがもし中絶をご希望される場合は早めがいいです。特に鈴菜さんはまだ若いのでご決断は早い方が安全です。中絶手術が出来るの21週目までとなります。もちろん美鈴さんも同様です」

私はうなずいた。お母さんは「分かりました」とだけ答えた。

「うん、それではお二人の次回の予約を受け付けで行ってください」と、言われ、私達の診察は終わった。

私にとっては初めての産婦人科での妊娠診察。

正直、中絶と言う言葉が胸に刺さった。

妊娠はした。そして確定した。

――――そうなのだ、このまま、このおなかに宿った命を最後まで……私の手を離れるまで、ううん、これから一生付き合うか。それとも……。まだ時間はある。

でも、たぶん。この時間はあっという間に過ぎていくんだろう。

私はそんな気がする。
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