転生少女、運の良さだけで生き抜きます!

足助右禄

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王都

東区のダンジョン

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翌日、いつも通りの時間に起きて軽くストレッチ。
今日はダンジョンに行くから一応ステータスの確認をしてみたけど、私はレベル変わらず、ユキさんは10レベルになっていた。ダンジョンでモンスターを倒していればクラスチェンジできる様になりそう!

着替えて装備を整えてに食堂へ。

「ミナとユキはダンジョンに行くんだっけ?」
「はい。」
「それなら東区のダンジョンがいいんじゃない?初心者でも気軽に入れるからまずはそこから慣らしてみたらどうかな。」
「ありがとうございます。行ってみます。」

ルーティアさんからアドバイスをもらって東区のダンジョンに行く事にした。

王都にあるダンジョンは全てそのエリアの冒険者ギルドが管理している。
ダンジョンに入るにはギルドに行って申請をしなければいけない。

便利な事に王都の中を巡回馬車が走っていて宿屋から程近い所から東のギルドまで直行だった。

ギルドに入ると中はとても賑わっていた。
依頼の取り合いになっている。巻き込まれたくないのでしばらく様子を見る事にした。

「なんだ嬢ちゃん達、遠慮してると仕事無くなるぞ。」

近くを通ったおじさんが声をかけてくる。

「あー、私達はダンジョンに行くので。」
「そうだったか。樹海の迷宮は初めてかい?」
「はい。」
「それなら受付で帰還のアミュレットを買っていくといい。使えばダンジョンを脱出できる便利なアイテムだ。」
「ありがとうございます!」

受付が空いてきたのでダンジョンの入場手続きをすることに。おじさんのアドバイス通り帰還のアミュレットを2つ購入。他にあったら便利なものはないかと受付のお兄さんに聞いてみたら重量が軽減できる袋があると良いよと教えてくれた。

私達はインベントリがあるからいらないかな。

ダンジョンの入口はギルドの裏手にあるらしい。
早速行ってみると入口には行列が出来ていた。
門の様な入口に次々と人が入っていっているけど、中がどうなっているのかは分からない。一種の転移装置なんじゃないかな?

いよいよ私達の番だ。私は弓、ユキさんは盾とショートスピアを準備する。

「ユキさん、準備はいい?」
「はい!行きましょう!」

思い切って門に飛び込む。
一瞬の浮遊感があって、着地した所は木が鬱蒼と生い茂る森の中だった。
やっぱり転移装置みたいだね。

ここはどこなんだろう?ダンジョンなのに空が見える。別空間に繋がっているとか?今度聞いてみようかな。

「正面、魔物でしょうか。こっちに来ます。」

ユキさんが警告する。そちらを見るとツノの生えたウサギがこっちに向かって来ていた。色が青い…。

まさか眠りの魔法とか使ってこないよね?

「どうかしました?」
「ううん、昔ゲームで見た魔物にソックリだったから。」

矢を番てウサギ目掛けて放つ。体の真中に突き刺さってウサギは倒れた。そのまま地面に沈んでいく。残ったのは五百円玉位のメダルだった。

「まさかこれを集めてアイテムと交換を…。」
「?」

いや、ゲームからは離れよう。
鑑定。

【ミスリル】
魔法金属。魔法伝導効率が良く軽量。武器や防具の材料に使われる。

早速レアドロップした。でも一枚じゃ何にもならないね。とりあえずインベントリに。

「あのウサギのレアドロップはミスリルだね。」
「ノーマルドロップはなんでしょう?」

またウサギがやって来たので今度はユキさんが槍で攻撃する。
一突きで倒せた。流石初心者向けダンジョン。

倒した後にはディペン草が落ちていた。品質はC。それをインベントリにしまうユキさん。

「しばらくウサギを狩ってみますか?」
「うーん、この階層にウサギしかいないなら次に行ってもいいかもね。」
「わかりました。下を目指しましょう。」
「あ、でも…。」
「どうしました?」

試してみたい事があった。敵が弱いうちにやってみよう。

「ウサギが出たら私が狩るね。試してみたい事があるんだ。」
「分かりました。」

しばらく次の階層への階段を探して歩いていたらウサギが2匹、こちらに向かって走ってきた。

2匹ならダブルアローで倒せる。
試してみたい事を実行しよう。
ラッキーシュートにラッキーシュートを付与、それを幸運に付与!

「ていっ!」

二本の矢はウサギの体に命中し無事に倒すことが出来た。

さて、どうだろう?

普通ならウサギが地面に沈んでいってメダルが残るはず。

…ん?何か聞こえる。

地響きの様な音ともにメダルが大量に吹き出した!

飛び散るメダルが津波の様に押し寄せてくる…!

「ど、どうしよう…?」
「と、とりあえずインベントリにしまいましょう!」

2人して片っ端からミスリルのメダルをインベントリに入れていく。

ーーーー

「び、ビックリしたー…。」
「何をしたんですか…?」
「ラッキーシュートにラッキーシュートを掛けてそれを幸運に付与してみたんだけど…。」
「えぇ…。」

ユキさんドン引きしないで。

「ヘルプさんにどうなるか聞いてみてからでも良かったんじゃないですか…?」
「そうだったね…。」

[数値計算上、ラッキーシュートLV40にラッキーシュートLV 40をぶつけることにより、262,140分レベルが増加。それを幸運65,535の26,214,800%分増加で、幸運が一時的に1,718,196,630になりました。]

ヘルプさんは私が言わなくてもユキさんとウルちゃんに共有して教えてくれた。

「…。」
「……。」
「流石はミナ様です。ダメージに付与すれば私が9286体居ても一撃です。」

ウルちゃん暗算早いね!

「ミナさん、ラッキーシュートの消費はありますか?」
「…特にはないよ?」
「そうですか…。レアドロップが大量に欲しい時は役に立ちますね。」
「うん。でも取れ過ぎちゃったね。」

ミスリルのメダルは2人のインベントリに合わせて36万枚もある。

一枚いくらで売れるんだろう?
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