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竜人族の島
ダンジョンマスター保護
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次の日、朝食を頂いたらメルドガルビルさんから人間側に譲渡された島に行ってみる。帝国の皆さんも一緒だ。
メルドガルビルさんの話だとダンジョンの入り口は島の中央部の森の中。入り口は洞窟上になっているらしい。
探すまでもなく簡単に見つかった。
このまま地下に進んでいくタイプのダンジョンかと思ったら洞窟は少し下り坂になっていて行き止まりにゲートがあった。
「ゲートがあるという事はまだダンジョンは死んでいないということよ。入ってみましょう」
リオさんがそう言ってゲートに触れて転移した。私達もあとに続く。
中に入るとリオさんが魔法で光を出して待っていた。
洞窟の様な雰囲気のダンジョンで、明かりは何も無かったらしい。
元々の仕様なのかリソース切れで灯りが無くなってしまったのか分からない。
ダンジョンマスターにどうやって会おうかな?
「ミナはダンジョンマスターでもあるんだし、何とか話出来ないの?」
「うーん…どうやって良いのか分からないです」
フィオレさんに聞いてみよう。
『はいはーい!ダンジョンマスターと交信?ええとね、ダンジョンに直接呼び掛けるみたいな感じかな?集中してると気配を感じると思うよ』
フィオレさんはこっちに来て呼び掛けようか?と言ってくれたけど、この先こういう事があった時にすぐに対応できる様に練習しておきたいので自分で試してみる事にした。
ええと、ダンジョンに呼び掛ける…集中して、気配を探る…
……いた!
『あの、聞こえますか?』
『えっ…!?だれ??』
心で念じて呼び掛けたら返事をしてくれた。
男の子かな?かなり声が幼いけど…。
『私はミナと言います。あなたにお話があって来ました』
『ミナ…?僕に話って何?それよりミナは何?僕と同じダンジョンマスターなの?』
自己紹介をしたら勢いよく聞いて来た。
警戒しているみたいだ。落ち着かせる為にもこちらは冷静に話をしていこう。
『はい。私はダンジョンマスターです。あなたの名前を聞かせてもらえますか?』
『僕は……ミゼット』
『ミゼットさんはダンジョンのリソースが無くなっちゃって何も出来なくなってるんじゃないですか?』
『…そうなんだよ。竜人族っていう凄く強くて怖い魔物が入ってきて僕が用意した魔物を全部倒しちゃったんだ。何も出せなくなっちゃったし、あんな怖い魔物の目の前に行くのは嫌だったから隠れてたんだよ』
やっぱりリソース切れだったんだね。
『ダンジョンを復活できる様にお手伝いします。その代わりに少し手伝ってもらえないでしょうか?』
『…何をすればいいの?』
『この国を立て直す手伝いをして欲しいんです』
んー…ずっと念話だと集中力が持たない。
『ええと…姿を見せてもらっても良いですか?』
『……いいよ』
「ミナ、どう?」
「信用してくれたみたいです。今ここに来てくれるって」
『あのー…』
声をした方を見ると、洞窟の壁に隠れる様にしながら顔だけを覗かせている男の子がいた。小学生…いや幼稚園の年長さんくらいかな?
「アレがダンジョンマスターか?」
「子供ですねぇ」
マサキさんとウェスターさんがミゼットさんを見るとビクっと震えて物陰に引っ込んでしまった。
「怯えているみたいだけど、ねーちゃん脅したりしてないよな?」
「そんな事しないよ!」
テュケ君は人を何だと…。
「か、カワイイ…」
「怖くないよ。こっちにおいで?」
ユキさんとソラちゃんがゆっくりと近付いて行く。
「やっぱり騙したの…?」
「違うよ!助けに来たのはホントだよ!」
声にビクついてまた隠れてしまった。
あーしまった…。
「私が話してみましょう」
レアさんがゆっくりと近付いて行く。
「私はレアと言います。ミナさんの友達です。私達はあなたに危害を加えに来たわけではありません。良かったら話を聞かせてください」
ある程度近付いたらしゃがんで優しく声を掛けている。
恐る恐る出てくるミゼットさん。
目には涙を溜めていて気の弱さがよく分かる。
…何か猫を手懐けているみたいだ。
「今まで1人で辛かったでしょう。もう大丈夫ですよ」
優しく語りかけるとミゼットさんはレアさんに近付いていく。
レアさんが優しく頭を撫でるとミゼットさんは泣き出してしまった。
「うわ~んっ…怖かったよ~!」
レアさんに抱きついて泣きじゃくっている。
「ダンジョンマスターって交戦的じゃないのもいるのね」
リオさんは呆れた様に言っている。
「レアに任せておけば大丈夫よ。あの子、どの年齢の人にも好かれるから。それよりダンジョンマスターを使って何をするの?」
リサさんに聞かれる。
「私達でも出来る事ですけど、現地で色々な物が調達できたら帝国から運ぶ物が減って良いかなと思うんですよ」
人間側は特に物質の不足が深刻だ。今は全て私が賄ってしまっているので問題ないけど、いつまでもそれではいけない。
ダンジョンのドロップで賄う事ができればかなり改善できる筈だ。
勿論ダンジョン1つではエジダイハンの人間全員分の生活物資を賄う事は難しいとは思うけど、無いよりは遥かにマシだと思う。
「なるほどね。それは確かに必要ね」
レアさんがミゼットさんを宥めてくれて、落ち着いた所で話を始める。
『おねーちゃん達が僕のダンジョンを復活させてくれるの?』
「うん。まずはリソースの回復をやっちゃうからね。ウルちゃん、お願い」
「はい。お任せを」
ウルちゃんが貯めていた邪気を放出してダンジョンに打ち込む。
「リソースを確認してみて」
『…凄い!こんなに…!どうやったの?』
「ウルちゃんの邪気をダンジョンに与えたんだよ。邪気は負のエネルギーだからダンジョンのエネルギーになるんだよ」
『凄い!』
「それで、協力をし合うと言う事でいいのかしら?」
何だかリオさんは刺々しい気がする。
「勿論だよ。何をすればいいの?」
「そうだね…レアさんと契約を結んで協力してあげて欲しいのだけど」
「うん!いいよ!レアおねーちゃん、僕に名前を頂戴?」
「それで契約になるのですか?」
「うん!」
レアさんは少し考える。
「じゃあ、ロビンでいいですか?」
「うん!僕はロビン、宜しくねレアおねーちゃん!」
そう言って抱きつくロビン君。
もう懐いちゃってる。
「ミナ、今から私が言う事をロビンに話しておいて」
リオさんに耳打ちされる。
「え?なんでそんな事を?」
「いいから。今後の事を考えてやっておく必要があるのよ」
本当にやらないとダメなの?
メルドガルビルさんの話だとダンジョンの入り口は島の中央部の森の中。入り口は洞窟上になっているらしい。
探すまでもなく簡単に見つかった。
このまま地下に進んでいくタイプのダンジョンかと思ったら洞窟は少し下り坂になっていて行き止まりにゲートがあった。
「ゲートがあるという事はまだダンジョンは死んでいないということよ。入ってみましょう」
リオさんがそう言ってゲートに触れて転移した。私達もあとに続く。
中に入るとリオさんが魔法で光を出して待っていた。
洞窟の様な雰囲気のダンジョンで、明かりは何も無かったらしい。
元々の仕様なのかリソース切れで灯りが無くなってしまったのか分からない。
ダンジョンマスターにどうやって会おうかな?
「ミナはダンジョンマスターでもあるんだし、何とか話出来ないの?」
「うーん…どうやって良いのか分からないです」
フィオレさんに聞いてみよう。
『はいはーい!ダンジョンマスターと交信?ええとね、ダンジョンに直接呼び掛けるみたいな感じかな?集中してると気配を感じると思うよ』
フィオレさんはこっちに来て呼び掛けようか?と言ってくれたけど、この先こういう事があった時にすぐに対応できる様に練習しておきたいので自分で試してみる事にした。
ええと、ダンジョンに呼び掛ける…集中して、気配を探る…
……いた!
『あの、聞こえますか?』
『えっ…!?だれ??』
心で念じて呼び掛けたら返事をしてくれた。
男の子かな?かなり声が幼いけど…。
『私はミナと言います。あなたにお話があって来ました』
『ミナ…?僕に話って何?それよりミナは何?僕と同じダンジョンマスターなの?』
自己紹介をしたら勢いよく聞いて来た。
警戒しているみたいだ。落ち着かせる為にもこちらは冷静に話をしていこう。
『はい。私はダンジョンマスターです。あなたの名前を聞かせてもらえますか?』
『僕は……ミゼット』
『ミゼットさんはダンジョンのリソースが無くなっちゃって何も出来なくなってるんじゃないですか?』
『…そうなんだよ。竜人族っていう凄く強くて怖い魔物が入ってきて僕が用意した魔物を全部倒しちゃったんだ。何も出せなくなっちゃったし、あんな怖い魔物の目の前に行くのは嫌だったから隠れてたんだよ』
やっぱりリソース切れだったんだね。
『ダンジョンを復活できる様にお手伝いします。その代わりに少し手伝ってもらえないでしょうか?』
『…何をすればいいの?』
『この国を立て直す手伝いをして欲しいんです』
んー…ずっと念話だと集中力が持たない。
『ええと…姿を見せてもらっても良いですか?』
『……いいよ』
「ミナ、どう?」
「信用してくれたみたいです。今ここに来てくれるって」
『あのー…』
声をした方を見ると、洞窟の壁に隠れる様にしながら顔だけを覗かせている男の子がいた。小学生…いや幼稚園の年長さんくらいかな?
「アレがダンジョンマスターか?」
「子供ですねぇ」
マサキさんとウェスターさんがミゼットさんを見るとビクっと震えて物陰に引っ込んでしまった。
「怯えているみたいだけど、ねーちゃん脅したりしてないよな?」
「そんな事しないよ!」
テュケ君は人を何だと…。
「か、カワイイ…」
「怖くないよ。こっちにおいで?」
ユキさんとソラちゃんがゆっくりと近付いて行く。
「やっぱり騙したの…?」
「違うよ!助けに来たのはホントだよ!」
声にビクついてまた隠れてしまった。
あーしまった…。
「私が話してみましょう」
レアさんがゆっくりと近付いて行く。
「私はレアと言います。ミナさんの友達です。私達はあなたに危害を加えに来たわけではありません。良かったら話を聞かせてください」
ある程度近付いたらしゃがんで優しく声を掛けている。
恐る恐る出てくるミゼットさん。
目には涙を溜めていて気の弱さがよく分かる。
…何か猫を手懐けているみたいだ。
「今まで1人で辛かったでしょう。もう大丈夫ですよ」
優しく語りかけるとミゼットさんはレアさんに近付いていく。
レアさんが優しく頭を撫でるとミゼットさんは泣き出してしまった。
「うわ~んっ…怖かったよ~!」
レアさんに抱きついて泣きじゃくっている。
「ダンジョンマスターって交戦的じゃないのもいるのね」
リオさんは呆れた様に言っている。
「レアに任せておけば大丈夫よ。あの子、どの年齢の人にも好かれるから。それよりダンジョンマスターを使って何をするの?」
リサさんに聞かれる。
「私達でも出来る事ですけど、現地で色々な物が調達できたら帝国から運ぶ物が減って良いかなと思うんですよ」
人間側は特に物質の不足が深刻だ。今は全て私が賄ってしまっているので問題ないけど、いつまでもそれではいけない。
ダンジョンのドロップで賄う事ができればかなり改善できる筈だ。
勿論ダンジョン1つではエジダイハンの人間全員分の生活物資を賄う事は難しいとは思うけど、無いよりは遥かにマシだと思う。
「なるほどね。それは確かに必要ね」
レアさんがミゼットさんを宥めてくれて、落ち着いた所で話を始める。
『おねーちゃん達が僕のダンジョンを復活させてくれるの?』
「うん。まずはリソースの回復をやっちゃうからね。ウルちゃん、お願い」
「はい。お任せを」
ウルちゃんが貯めていた邪気を放出してダンジョンに打ち込む。
「リソースを確認してみて」
『…凄い!こんなに…!どうやったの?』
「ウルちゃんの邪気をダンジョンに与えたんだよ。邪気は負のエネルギーだからダンジョンのエネルギーになるんだよ」
『凄い!』
「それで、協力をし合うと言う事でいいのかしら?」
何だかリオさんは刺々しい気がする。
「勿論だよ。何をすればいいの?」
「そうだね…レアさんと契約を結んで協力してあげて欲しいのだけど」
「うん!いいよ!レアおねーちゃん、僕に名前を頂戴?」
「それで契約になるのですか?」
「うん!」
レアさんは少し考える。
「じゃあ、ロビンでいいですか?」
「うん!僕はロビン、宜しくねレアおねーちゃん!」
そう言って抱きつくロビン君。
もう懐いちゃってる。
「ミナ、今から私が言う事をロビンに話しておいて」
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「いいから。今後の事を考えてやっておく必要があるのよ」
本当にやらないとダメなの?
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