転生少女、運の良さだけで生き抜きます!

足助右禄

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特別編2:神様はじめました

増援の派遣

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──〔human side〕──

テュケ君と食堂に戻るとみんながこちらを見てくる。

「仲直り出来たみたいだね」
「はい。お騒がせしました」

ルーティアさんにお礼を言う。

「勢い余ってズキュウウウンてならなかったの?」

ソラちゃんそれ何の擬音?

「シビレも憧れもしないが、ミナなら泥水で口を洗う様な事はしないだろ」

マサキさんも何の話をしてるのか分からないよ。
みんなニヤニヤしてるし…。

「テュケが男の顔になってるわ。きっと何かあったのよ」
「あらあら、若いっていいわねぇ」

カオリさんとエストレリアさんが楽しそうに話している。

何もなかったですよ?

その後は楽しく過ごす事が出来て1日のんびりさせてもらった。

翌日、新規で神格化希望のメンバーと神格化はしないけど神界のお手伝いに行ってくれるメンバーを送り届ける。

今回神格化希望はハトゥールさん、サチさん、マリさんだ。

そしてお手伝いをしてくれるのは、ウェスターさんと孤児院出身の冒険者の子8人。
『黒鉄の刃』からセインさん、レイアさん、マイナさん、リーシャさん、フレッドさん、アロイさん、ロジャーさん、ベッツさん、メイアさん、セレナさん。

『蒼天の翼』のログノスさん、アッシュさん、アンナさん、ゼトさん、マイスさん。

装備を整えて全員が中庭に集まっていた。

大手クランの主力メンバーと、王都で活躍中のパーティを雇うのだからそれなりの報酬を用意しておかないとね。
勿論孤児院の子達とウェスターさんも。

「俺はリオちゃんがデートしてくれるだけでいいけどな」
「調子のいい事言ってないで、頑張ってきなさいよ。…考えておいてあげるから」
「おっ?今何て?」
「うるさいわね!サッサと行きなさい!」
「はいはいツンデレツンデレ」
「ソラ!」

またやってる…仲良しだね。

因みにアイルアーヴさんとエストレリアさんはウェルト大陸の混乱を治めたら手伝いに来ると約束してくれた。神格化については検討させて欲しいとの事。
きっとすぐに決められない理由があるのだろう。時間はあるからゆっくり考えて答えを出して欲しいかな。

「それじゃ、神界へ転送しますね」

送った先には神様の私がいる。そこで準備や説明をする事になっていた。

──〔god side〕──

ウルちゃん達がかなりの範囲を受け持ってくれているお陰で私達はかなり楽になっていた。

(ウルちゃん、みんなもあまり無理しないでね)
(ミナ様、我々は大丈夫です)

ウルちゃんの返事と共に他の属性竜王からも元気な返事が聞こえてきた。

「ミナは今の内に他の仕事場も見てきなさい。アスティアの管理をやっている所はもしかしたら何かを察知しているかも知れないし、手が空いているならそこから何人か連れてきて」
「分かりました!」

リオさんに返事をして一度防衛から外れて次の仕事を見にいく。
修復、防衛と来て次は管理の仕事だ。

ここは地上の観測を行なって気候、気象の操作を行うのが主な仕事らしい。
それから輪廻の輪から外れた魂や壊れた魂を引き取ってアスティアに転生させるのもここの仕事。
ここにいるのはテュケ君、シンさん、カオリさん、ティナちゃん、レアさん、マサルさん、ナオトさん、リサさんの8人。

テュケ君は防衛を選ぶと思っていたけど意外だね。

「ねーちゃんが一番やらかしそうな仕事を先に覚えてフォローするんだよ」

あ、はい。ありがとうございます。

何故か敬語になってしまった…。

内容的にはそんなに忙しくない筈だけど、どうかな?

「ミナさん、この仕事良いですね。私の好きなタイプです」

私を見つけて声をかけてくれたのはレアさん。

「忙しくは無いですか?」
「はい、基本的には観測しているだけですので。手を加えようと思えば幾らでも触れられるんですけどやり過ぎてしまいそうで…この何かを育ててる感じがたまらないんですよ」

レアさんは興奮気味に語ってくれた。

「レアはシュミレーションゲーム全般が好きだからね。なんで言うんだっけ?箱庭ゲー?ミニスケープ?」
「どちらも同じ意味だったと思うぞ。俺も意外とこういうの好きだわ。この仕事にハマりそうだ」

そう言っているのはリサさんとナオトさん。

「動物や魔物の個体数管理までできるし、改良まで可能なんだ。昔、惑星で生命体を育てるシュミレーションゲームがあったけど、まさにそれだよな」

マサルさんも楽しそうに話してくれた。

ここは忙しくなってたりしてなくて良かったよ。

「私とティナがいれば魂の受け入れも審査できるぞ。未来視を使えばその者が地上でどう生きるか見えるからな」
「まだ1人も転生させてないけど、与えるギフトで随分と変わるみたいだよ」

シンさんとティナちゃんは自分のギフトを最大限に活かしてくれている。
これならそうそうおかしな事にはならないよね。

「基本的にはこちらから手を加えたりはしない方がいいのよね?」
「はい。地上の人達には極力介入しないでいきたいと思ってます」

カオリさんに聞かれて答えたけど、私の意図を察してみんな必要以上の手出しはしていないみたい。

「そういえば他の仕事場は大変なのか?」
「うん。実は…」

テュケ君に聞かれたので修復と防衛での出来事を話した。

「それは心配だな…俺、防衛の方に行ってもいいかな?」
「うん。明日には地上からお手伝いが来てくれるからそれまで防衛人数を少しでも増やしたいの」
「そういう事なら俺達も行くよ」

テュケ君に続いてマサルさん、ナオトさん、リサさんも防衛の手伝いに行ってくれる事になった。

そして翌日、地上からのお手伝いがきてくれて、《アルスアドラステア》を掛けて防衛に向かってもらい、神格化希望のハトゥールさん、サチさん、マリさんには神界で魂の分離をしてもらう。

[解析が完了しました。恐らく何者かがアスティアに向けて尖兵を差し向けている様です]
「それってどういう事?」
[根本的な理由は不明です。同じ方向の世界から集中的に来ているのでほぼ間違い無いでしょう]

それってどうすればいいんだろう?
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