転生少女、運の良さだけで生き抜きます!

足助右禄

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特別編2:神様はじめました

流星

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リオさんの話を聞いて美咲お姉さんにスマホを借りて動画を見てみる。

「あーこれね。ネットでも話題になってたわよ。宇宙人の襲来かって」

笑いながら言っている美咲お姉さんだけど、冗談じゃない可能性もあってちょっと笑えない。

「まあ、専門家は人工物じゃないかって言ってるらしいわよ。どこかの国の人工衛星とか」
「大国同士のマウントの取り合いしてたわね。『地球環境の破壊だ』とか気にもしてない事を言い合ってるみたいよ」

美咲お姉さんとリオさんは既に情報を集め始めているみたい。

「もし他の世界からの干渉だったらどうするの?」
「こっちの神様にも色々お世話になったし、私達で調査くらいはしてもいいんじゃないかな?」

ソラちゃんに聞かれて私の意見をみんなに話す。

「私も賛成です。こっちには家族もいますから」
「そうね。次にこっちに来たら人類が滅んでましたなんて事にはしたくないし、何でもないならそれでいいものね」
「ん、久し振りに戦闘モード」
「俺はいつでも戦えるよ」

ここにいるみんなの賛同は得られた。
他のみんなにも相談だ。

ーーーー

「そう言う事なら明日は調査だな」
「マサキ達も呼び戻すか?」
「そりゃ呼ばなきゃ怒るぜ。『お前達だけで抜け駆けか!』ってな」

みんなに話したら二つ返事だった。

ネネさんに《ビジョン》で連絡する。

『こっちもその話をしていた所よ。ミナ達が動かなくても私達だけで調べようって話していたの』
「では明日、一度合流してから4方に分かれて調査しましょう」
『分かったわ』

マサキさん達もテレビで火球の話を知ったらしい。地球こっちは情報が早いから助かるね。

「そうと決まれば今日は早く寝て明日に備えるぞ。ここ数日碌に身体を動かしてないからな。体調管理には気を付けろよ」

ルーティアさんがみんなにそう言うと、それぞれ自分達の部屋に戻っていく。

みんな好きに過ごしているけど、いざと言う時は統率のとれた行動をするから流石だと思う。

「さて、私達は情報の整理をしよう。ミナ、地図を出せるか?」
「はい。少し待ってください」

インベントリの中で世界地図を作成して取り出す。紙が無かったので布を大きめに切ってそこに正確な地図を書いた。
アウラさんが。

「お待たせしました」

取り出してテーブルに乗せる。

「ありがとう。さて、その流星とやらは何処で観測されたんだ?」

ニュースでは北海道中央部、ロシア東部、北アメリカ中央部、アフリカ南部で観測されたらしい。

「火球が観測された位置と映像でおおよその落下地点は割り出せるはずです。というより既にメテオハンターが探し出しているかもしれませんね」
「メテオハンター?」

ユキさんが言うには隕石はかなりの高額で取引される事があるらしく、それを求めて探し回っている人達の事らしい。
勿論全員がお金目的ではなく、科学的に調査をしている人もいるそう。

ただの隕石ならいいんだけどね。

「それではチームの編成だが、地球出身者と《テレポート》を使える人員を均等に分けて、あとは戦力のバランス調整で良いだろうか?」
[探索能力の優れたドゥームを持っている者も均等に分けてください]

ルーティアさんの提案にアウラさんが付け加える。
それで編成を考えると……

私、ユキさん、テュケ君のチーム。

ネネさん、ダキアさん、ソラちゃん、レミさん、ハトゥールさんのチーム。

ハナちゃん、ルーティアさん、マサキさん、アリソンさん、クロウさんのチーム

リオさん、エルさん、兎人族ダシュプーシェン4姉妹のチーム。

私の所が少ないのは戦力上の事なんだよね?

「問題はやらかさないかだろうから、ユキを付けておこう。ユキ、ミナが何かしでかしそうだったら止めるんだぞ」
「はい」

そんな警戒しなくっても…。

ーーーー

次の日、朝食をとったら全員に武装を渡して出発!

美咲お姉さんは旅館で温泉に浸かりながらのんびりして待ってもらう事になっている。

私達の担当は北海道中央部だ。

《ハイパークレアボイアンス》と《テレポート》で移動。

山はもう雪が積もっていてとても寒い。

「《ヒートリテンション》!」
「ありがとう、ねーちゃん。凍え死ぬかと思った」
「大袈裟ですね、テュケ君は」

ユキさんは寒さにも耐性があるんだね。

さてさて、隕石はどの辺りに落ちたのかな?

[映像から解析すると、もう少し北側です]

アウラさんが調べてくれているのですぐに見つけられそう。

〈何者かが戦闘していますね。山を越えた向こう側です〉

レナトゥスは何かに気付いたみたい。
私の索敵でも見つける事ができた。

数は4と2。
2人の方が4人の方を圧倒している。

「行ってみよう」
「はい」「おう」

私は《アドラステア》を作動させて翼を出し、念の為2人にも《アルスアドラステア》を掛けておく。

空を飛んで山の向こうへ移動する。

6人は空を飛んで戦っていた。

まず2人の方。2人とも仮面を着けている。1人は多分女性で、光る剣を持っている。
もう1人は多分男性で、両手から光を放って4人を攻撃している。

4人の方は……

「あれってアンヘルじゃないの?」
〈ドゥームの反応はありません〉

全身赤、青、黄、緑の人型。ドゥームじゃないなら他の世界からの侵略者?

宇宙人じゃないよね?

「ねーちゃん、どっちの味方をするんだ?」
「どっちって言われても…」

まだ人間っぽい姿の2人の方かな?

と、思っていたら2人の方はこちらに気付くなり一瞬激しく動揺して、こちらに襲いかかってきた!
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