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特別編3:異世界
繋がる世界
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あちらの施設を破壊し終えたマサキさんたちのチームもこちらに合流して来た。
「向こうの世界の反応は小さな機械だったみたいなんだが、勢いで壊しちまった。良かったか?」
「多分大丈夫です。私達も壊しちゃいました」
「ま、ここにはあっちゃいけない物だしな」
回収したって破壊するだけなんだし、それが早くなっただけだよね。
さて、反転で不幸になっていた分体の私も元に戻ったし《インクリースボディ》を解除して元に戻る。
戻った時に分体の私達が習得していた技能が追加された。
《ディザスターシュート》…これは使い所がないかな。
「周囲にも影響が出ていたみたいだから使わない方が良さそうね」
「そうですね。通常状態のミナさんなら影響が出ないかも知れませんが、使用するなら検証してからが良さそうです」
リオさんとレアさんが技能について話をしていた。
《ディザスターシュート》意外にも《ステルス(-)》という技能も追加されていた。
ここに来る途中で使っていたみたいだね。
名前を変えなかったのはなんでだろうと思ったら、直後に不幸の私が不満を言い出して実験を中止した為だったみたい。
「《ステルス(-)》も名前、変えちゃおうかな」
「何にするの?オーバーフロー?」
「何故オーバーフローなのですか?」
「なんとなく。ミスディレクション的な?」
「手品の手法のですか?」
ソラちゃんとユキさんが話しているけど何の事を言っているのかは分からなかった。
「何か良い名前はないかな?」
「そうね…気の利いた単語が思い付かないわね。目立つ様になるなら囮?囮だとデコイになってしまうし…」
「ロックフォーゲルはどうでしょう?意味は同じ囮ですけど」
「囮に拘らなくても良いのではないでしょうか。単語同士を合わせて造語を作ってしまうとか」
リオさん、レアさん、ユキさんが真剣に考えてくれる。
私はアイデアを出せないので何だか申し訳ない。
せめてアウラさんを相談に加えてもらって名付けを手伝わせなもらおう。
で、相談の結果《ステルス(-)》は《グラングリッター》になった。
目立つなら輝くだろうという発想とステルス=隠密を反対語にして色々変えてくっ付けたらそんな名前になったらしい。
みんなが考えて付けてくれた名前だからしっかり使わせてもらおう。
「ていうか技能の名前変更なんて出来るのね。神様なんだし当たり前か」
「そうですね…普通にできちゃいました」
《グラングリッター》も使い所が分からない能力だよね。
それはさておき、そろそろアスティアに軟禁している3人の事をどうするか決めないと。
[空間の歪曲を確認。次元の門が開きます]
え…?どこと繋がるの?
[イオザードです]
イオザードって…防御フィールドを反転させて繋がらなくするって神様側の私が言っていたよ?
[反転が一部間に合いませんでした。一度繋がってしまうと門を閉じるまで防御フィールドの効果は発揮しません]
そうなんだ…。
「何処に繋がったの?」
[日本国内、リヴェルティアと戦ったエリアです]
樹海?ヴェルトラオム様が捕まっていた付近だよね。
「他の世界の者がいる場所は特異点になりやすいのかも知れませんね」
レアさんが言った通りなら、私達はやっぱりこっちの世界に来ない方がいいのかも…。
「とにかく、人口密集地に門が繋がらなかったのは不幸中の幸いよ。私達が出来る事はイオザードからやって来る連中に地球で好きにさせない事」
リオさんの言う通りだ。くよくよ考えていても仕方がない。今は向こうからやって来る人達を撃退して門を閉じる事だ。
「行きましょう!」
《テレポート》でリヴェルティア様と戦った付近へ移動する。
そこには今までに見た事がない程の大きな門が開いていた。
「こんな大きな門を開いて何をするつもりなんでしょう…?」
「アルバストゥルムは、地球はこんな門を繋げられて大丈夫なの?」
[かなりの負荷が掛かっていると思われます。地球の神が抑え込んでくれているのでしょうが、早く門を閉じた方が良いでしょう]
そうだね。門の閉じ方は?
[門の近くまで行ってください。ミナの能力で門を閉鎖します。操作は私が行います]
分かったよ。
「何か出て来るよ」
ソラちゃんに言われて門の中心点から何かが侵入して来る。
それは大きな船だった。
ルバスール海賊団の飛空艇もかなり大きいけど、その10倍はあろうかという超大型の船が門を通ってやって来る。
「何だあれは…自分達の世界から引っ越しでもする気なのか…?」
「なんて無茶な事をするんだよ!」
ハナちゃんとテュケ君は船を見上げながら怒っていた。
「撃墜するのね?」
「あんなものをこちらに落とす訳にはいかないぞ」
ネネさんとマサキさんは構えながら話している。
「じゃあ押し返すしかないですね~。私が巨影化して押し戻しますよ~」
「オッケー。援護するから頼んだわよ!」
私達が船に向かって飛んでいくと、幾つも備えられた砲塔がこちらに向いて魔力砲を連射してくる。
「対空砲火が厳しいな…」
「砲塔を破壊するわ。威力を絞って船を落とさない様に気を付けて!」
リオさんの指示でネネさん、ハナちゃん、レアさんが魔法を撃ち始める。
私とユキさんはレフィさんについて船に迫る。
早く門を閉じないと!
「向こうの世界の反応は小さな機械だったみたいなんだが、勢いで壊しちまった。良かったか?」
「多分大丈夫です。私達も壊しちゃいました」
「ま、ここにはあっちゃいけない物だしな」
回収したって破壊するだけなんだし、それが早くなっただけだよね。
さて、反転で不幸になっていた分体の私も元に戻ったし《インクリースボディ》を解除して元に戻る。
戻った時に分体の私達が習得していた技能が追加された。
《ディザスターシュート》…これは使い所がないかな。
「周囲にも影響が出ていたみたいだから使わない方が良さそうね」
「そうですね。通常状態のミナさんなら影響が出ないかも知れませんが、使用するなら検証してからが良さそうです」
リオさんとレアさんが技能について話をしていた。
《ディザスターシュート》意外にも《ステルス(-)》という技能も追加されていた。
ここに来る途中で使っていたみたいだね。
名前を変えなかったのはなんでだろうと思ったら、直後に不幸の私が不満を言い出して実験を中止した為だったみたい。
「《ステルス(-)》も名前、変えちゃおうかな」
「何にするの?オーバーフロー?」
「何故オーバーフローなのですか?」
「なんとなく。ミスディレクション的な?」
「手品の手法のですか?」
ソラちゃんとユキさんが話しているけど何の事を言っているのかは分からなかった。
「何か良い名前はないかな?」
「そうね…気の利いた単語が思い付かないわね。目立つ様になるなら囮?囮だとデコイになってしまうし…」
「ロックフォーゲルはどうでしょう?意味は同じ囮ですけど」
「囮に拘らなくても良いのではないでしょうか。単語同士を合わせて造語を作ってしまうとか」
リオさん、レアさん、ユキさんが真剣に考えてくれる。
私はアイデアを出せないので何だか申し訳ない。
せめてアウラさんを相談に加えてもらって名付けを手伝わせなもらおう。
で、相談の結果《ステルス(-)》は《グラングリッター》になった。
目立つなら輝くだろうという発想とステルス=隠密を反対語にして色々変えてくっ付けたらそんな名前になったらしい。
みんなが考えて付けてくれた名前だからしっかり使わせてもらおう。
「ていうか技能の名前変更なんて出来るのね。神様なんだし当たり前か」
「そうですね…普通にできちゃいました」
《グラングリッター》も使い所が分からない能力だよね。
それはさておき、そろそろアスティアに軟禁している3人の事をどうするか決めないと。
[空間の歪曲を確認。次元の門が開きます]
え…?どこと繋がるの?
[イオザードです]
イオザードって…防御フィールドを反転させて繋がらなくするって神様側の私が言っていたよ?
[反転が一部間に合いませんでした。一度繋がってしまうと門を閉じるまで防御フィールドの効果は発揮しません]
そうなんだ…。
「何処に繋がったの?」
[日本国内、リヴェルティアと戦ったエリアです]
樹海?ヴェルトラオム様が捕まっていた付近だよね。
「他の世界の者がいる場所は特異点になりやすいのかも知れませんね」
レアさんが言った通りなら、私達はやっぱりこっちの世界に来ない方がいいのかも…。
「とにかく、人口密集地に門が繋がらなかったのは不幸中の幸いよ。私達が出来る事はイオザードからやって来る連中に地球で好きにさせない事」
リオさんの言う通りだ。くよくよ考えていても仕方がない。今は向こうからやって来る人達を撃退して門を閉じる事だ。
「行きましょう!」
《テレポート》でリヴェルティア様と戦った付近へ移動する。
そこには今までに見た事がない程の大きな門が開いていた。
「こんな大きな門を開いて何をするつもりなんでしょう…?」
「アルバストゥルムは、地球はこんな門を繋げられて大丈夫なの?」
[かなりの負荷が掛かっていると思われます。地球の神が抑え込んでくれているのでしょうが、早く門を閉じた方が良いでしょう]
そうだね。門の閉じ方は?
[門の近くまで行ってください。ミナの能力で門を閉鎖します。操作は私が行います]
分かったよ。
「何か出て来るよ」
ソラちゃんに言われて門の中心点から何かが侵入して来る。
それは大きな船だった。
ルバスール海賊団の飛空艇もかなり大きいけど、その10倍はあろうかという超大型の船が門を通ってやって来る。
「何だあれは…自分達の世界から引っ越しでもする気なのか…?」
「なんて無茶な事をするんだよ!」
ハナちゃんとテュケ君は船を見上げながら怒っていた。
「撃墜するのね?」
「あんなものをこちらに落とす訳にはいかないぞ」
ネネさんとマサキさんは構えながら話している。
「じゃあ押し返すしかないですね~。私が巨影化して押し戻しますよ~」
「オッケー。援護するから頼んだわよ!」
私達が船に向かって飛んでいくと、幾つも備えられた砲塔がこちらに向いて魔力砲を連射してくる。
「対空砲火が厳しいな…」
「砲塔を破壊するわ。威力を絞って船を落とさない様に気を付けて!」
リオさんの指示でネネさん、ハナちゃん、レアさんが魔法を撃ち始める。
私とユキさんはレフィさんについて船に迫る。
早く門を閉じないと!
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