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特別編3:異世界
強行突入
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ヒサメさんの能力をコピーした私の分体は、セラさん達と同じ空間に入り込んでしまったらしい。予定通りと言えばそうなんだけど…
ーーーー
「ミナ……さん!?」
「助けに来ました!」
驚くセラさん。
「まずはこの空間をなんとかしちゃいましょう!」
「アウラさんのサポートがあればこの世界を創り変える事は出来るみたい」
「とにかく空気がないと。あと地面も欲しいよね」
「ここはどれくらい広いんだろう?」
「アウラさんの話だと時間も空間も定義されていない不確かな場所らしいよ」
「何それ分からない…」
「私達で定義しちゃえばいいんだって」
「そっか。じゃあ早速……」
「「「「えいっ」」」」
よく分からないけど自分の使用可能なリソースを使って今居る世界を創り変える。
緑の大地に青い空。気持ちの良い風が吹く見渡す限りの草原をイメージする。
世界に小さな光が灯り、暗闇を照らしていく様に大地が空が現れた。
「何をしたのですか?」
「ちょっと世界の構造を変えてみました。これで落ち着いて門を開く方法を探せますね」
「…はい。とにかく助かりました。ありがとうございます」
セラさんは困惑している様だけど、身体に異常はないみたい。良かったよ。
「レフィの言う通り本当に滅茶苦茶だな君は…」
セラさんをしっかりと抱き止めているヒサメさん。
そんなヒサメさんにも呆れられてしまった。
「さ、さあ!次は門を開く方法です」
「門が開かなければアモルエトールの地上側にいく方法を探しましょう!」
「まずは何から始めようかなー?」
誤魔化す様にそそくさと動き始める私達。
「ねえ、あそこ…何か変じゃない?」
1人の私が指差した先には青い空。よくみると白い線が亀裂の様に描かれている。
「変な形の雲?」
「あれは雲じゃないみたいだね」
見上げていると亀裂は少しずつ広がっていき…
そして爆発した。
爆発と共にこちらにあるもの全てが吸い出されていく。
「折角作ったのに…!」
「でもこれで出れるよ」
「どこに出るんだろう?」
話しながらヒサメさんとセラさんに《アルスアドラステア》を掛けて壊れた所から外に出る。
出た先は真っ暗で広い空間だったけど、朧げに道が左右に分かれているのが見えた。
「こういう時は風の流れている方だよね?」
「そうだね。行こう!」
全員で風の流れる方は進んでいくと光が見えてきた。
「出口だ!」
長いトンネルの様な道から出ると、目下には広大な森が広がっていた。
私達が出てきたのは門だったみたい。扉は…壊れているね。
「どうやらアモルエトールの様だな」
「うん。ここはアスティアではないもの」
ヒサメさんとセラさんが周囲を見ながら話している。
私達が出てきた門は、高い山の一番上にあった。空気が冷たく周りには僅かに雪も積もっている。
「このままエリザベートさん達を探しますか?」
「恐らくアスティア側の門も開いているだろう。俺達が来たのとは逆の方向からみんなが来る筈だ。暫くはここで周囲の確認をしながら待機するべきだ」
ヒサメさんは冷静にそう言うと、山頂に降りて周囲に何か痕跡がないか探し始める。
「ヒサメさん、みんなの現在地なら私が調べられるかもしれません」
「…そうだったな。頼めるか?」
「はい!」
オーバーブーストを掛けてから《鑑定》を使用!アウラさんのサポートで、ヘッジホッグセレイラ、エリザベートさんとクルーの人達とアニエスさんを探してもらう。
…いた!
ここから随分離れているけど、船は海岸に座礁している様な感じで傾いている。
中には船員さん達が残っていた。
少し離れたところにはエリザベートさんと数人の船員さん。
こちらは何かを探しているみたい。
アニエスさんは…
もの凄く遠くにいる。エリザベートさん達のいる地点より3倍くらい遠くの所。
何でアニエスさんだけあんなに遠くにいるんだろう?
[注意、敵意ある者が接近中]
え…?
[アモルエトールの神です]
扉を破壊した事で怒ってるのかな。でも先に仕掛けてきたのはそっちだよね?
「どうする?」
「話して分かってもらえないなら戦うしかないんじゃないかな」
そう話しながら武器を抜いて構える。
空から凄まじい勢いで飛んできたのは黒い翼の人型。顔は人間の様な造形だけど浅黒く、目の部分は眼球は無く真っ赤だった。
…見た目が既にヤバい人なんだけど。
いやいや、この世界では神々しい姿なのかもしれないし。
[解析完了。アモルエトールの神、ルフィスナです。しかし自我を失っています]
えぇ…?
「これは…悪神化している…?」
「だとしたらマズいな。俺達だけで太刀打ちできるか…?」
セラさんとヒサメさんはルフィスナ様から視線を外さずに話している。
そんなに危険なの…?
「あ、あのー…アモルエトールのルフィスナ様ですよね?私はアスティアの主神ミナと言います」
ルフィスナ様は返事をしてこない。目を細めて私を睨むと言葉ではない奇声の様なものをあげて両手を広げた。
「歓迎してくれてる…わけじゃないよね」
「仲良くしてくれそうにないね…」
両手の平にとてつもない魔力が集まっている。
「仕掛けてくるぞ!」
「みんなが来るまで私達だけでこの神を抑えます!」
ヒサメさんとセラさんが戦闘体制に入る。
私だって神なんだし、神様1人を抑えるくらい出来るはずだよね!
ーーーー
「ミナ……さん!?」
「助けに来ました!」
驚くセラさん。
「まずはこの空間をなんとかしちゃいましょう!」
「アウラさんのサポートがあればこの世界を創り変える事は出来るみたい」
「とにかく空気がないと。あと地面も欲しいよね」
「ここはどれくらい広いんだろう?」
「アウラさんの話だと時間も空間も定義されていない不確かな場所らしいよ」
「何それ分からない…」
「私達で定義しちゃえばいいんだって」
「そっか。じゃあ早速……」
「「「「えいっ」」」」
よく分からないけど自分の使用可能なリソースを使って今居る世界を創り変える。
緑の大地に青い空。気持ちの良い風が吹く見渡す限りの草原をイメージする。
世界に小さな光が灯り、暗闇を照らしていく様に大地が空が現れた。
「何をしたのですか?」
「ちょっと世界の構造を変えてみました。これで落ち着いて門を開く方法を探せますね」
「…はい。とにかく助かりました。ありがとうございます」
セラさんは困惑している様だけど、身体に異常はないみたい。良かったよ。
「レフィの言う通り本当に滅茶苦茶だな君は…」
セラさんをしっかりと抱き止めているヒサメさん。
そんなヒサメさんにも呆れられてしまった。
「さ、さあ!次は門を開く方法です」
「門が開かなければアモルエトールの地上側にいく方法を探しましょう!」
「まずは何から始めようかなー?」
誤魔化す様にそそくさと動き始める私達。
「ねえ、あそこ…何か変じゃない?」
1人の私が指差した先には青い空。よくみると白い線が亀裂の様に描かれている。
「変な形の雲?」
「あれは雲じゃないみたいだね」
見上げていると亀裂は少しずつ広がっていき…
そして爆発した。
爆発と共にこちらにあるもの全てが吸い出されていく。
「折角作ったのに…!」
「でもこれで出れるよ」
「どこに出るんだろう?」
話しながらヒサメさんとセラさんに《アルスアドラステア》を掛けて壊れた所から外に出る。
出た先は真っ暗で広い空間だったけど、朧げに道が左右に分かれているのが見えた。
「こういう時は風の流れている方だよね?」
「そうだね。行こう!」
全員で風の流れる方は進んでいくと光が見えてきた。
「出口だ!」
長いトンネルの様な道から出ると、目下には広大な森が広がっていた。
私達が出てきたのは門だったみたい。扉は…壊れているね。
「どうやらアモルエトールの様だな」
「うん。ここはアスティアではないもの」
ヒサメさんとセラさんが周囲を見ながら話している。
私達が出てきた門は、高い山の一番上にあった。空気が冷たく周りには僅かに雪も積もっている。
「このままエリザベートさん達を探しますか?」
「恐らくアスティア側の門も開いているだろう。俺達が来たのとは逆の方向からみんなが来る筈だ。暫くはここで周囲の確認をしながら待機するべきだ」
ヒサメさんは冷静にそう言うと、山頂に降りて周囲に何か痕跡がないか探し始める。
「ヒサメさん、みんなの現在地なら私が調べられるかもしれません」
「…そうだったな。頼めるか?」
「はい!」
オーバーブーストを掛けてから《鑑定》を使用!アウラさんのサポートで、ヘッジホッグセレイラ、エリザベートさんとクルーの人達とアニエスさんを探してもらう。
…いた!
ここから随分離れているけど、船は海岸に座礁している様な感じで傾いている。
中には船員さん達が残っていた。
少し離れたところにはエリザベートさんと数人の船員さん。
こちらは何かを探しているみたい。
アニエスさんは…
もの凄く遠くにいる。エリザベートさん達のいる地点より3倍くらい遠くの所。
何でアニエスさんだけあんなに遠くにいるんだろう?
[注意、敵意ある者が接近中]
え…?
[アモルエトールの神です]
扉を破壊した事で怒ってるのかな。でも先に仕掛けてきたのはそっちだよね?
「どうする?」
「話して分かってもらえないなら戦うしかないんじゃないかな」
そう話しながら武器を抜いて構える。
空から凄まじい勢いで飛んできたのは黒い翼の人型。顔は人間の様な造形だけど浅黒く、目の部分は眼球は無く真っ赤だった。
…見た目が既にヤバい人なんだけど。
いやいや、この世界では神々しい姿なのかもしれないし。
[解析完了。アモルエトールの神、ルフィスナです。しかし自我を失っています]
えぇ…?
「これは…悪神化している…?」
「だとしたらマズいな。俺達だけで太刀打ちできるか…?」
セラさんとヒサメさんはルフィスナ様から視線を外さずに話している。
そんなに危険なの…?
「あ、あのー…アモルエトールのルフィスナ様ですよね?私はアスティアの主神ミナと言います」
ルフィスナ様は返事をしてこない。目を細めて私を睨むと言葉ではない奇声の様なものをあげて両手を広げた。
「歓迎してくれてる…わけじゃないよね」
「仲良くしてくれそうにないね…」
両手の平にとてつもない魔力が集まっている。
「仕掛けてくるぞ!」
「みんなが来るまで私達だけでこの神を抑えます!」
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