68 / 110
67話 剣術大会本戦第四回戦
しおりを挟む
「なるほどお前か」
「……何がだよ?」
後ろから低い頭に響く声が聞こえてくる。
振り返って声の主を確認するとそこには今ラミアと戦っていた、深くフードを被りいまいち表情の掴めないベルゴがいた。
こいつ、さっきラミアと何か話してたよな?なんかラミアの様子も変だったし……。
「あんた、ラミアと何を話してたんだよ?」
「お前に教える必要があるのか?」
挑発するようにフードを深く被った男は素直に教えてはくれない。
「今戻ってきた時と、さっきあんたと戦ってる時ラミアの様子が変だった。アンタが何か変なことラミアに言ったんじゃないか?」
色々とさっきの戦いは気になるところがあった。
ラミアは調子が悪そうだったし、降参の時も体を震わせてとてもおびえたようだった。
短剣を首元に当てられていた時に何か言われたのではないだろうか?
「そうだな、簡単に教えるのもつまらない。もしお前が勝ち上がって俺と戦うことになったら教えてやる」
考えるふりをしてベルゴは言う。
「つまらないってお前、ふざけたこと……!!」
「そろそろ出番なじゃないか? お前が戦えるのを楽しみにしてるぜ、王子様」
言葉を遮り、俺を欺くかのように強く背中を押してくる。
「おい! まだ話は……」
「それでは第四回戦に参りたいと思います!」
直ぐに外から実況の声が聞こえてきて話は強制終了させられる。
「さて、四回戦は茨のナタリー対レイルという組み合わせです! レイルはナタリーのアレに耐えることは出来るのでしょうか!? それでは入場です!!」
「アレ?」
実況が気になることを言い残して入場となる。
大きい歓声が聞こえてくるが今までのものと少し違う。
「ナタリー!!」
「結婚してくれー!!」
「今日も綺麗だな!!」
「おい小僧、ナタリーを傷つけたら許さねぇぞ!!」
大体の男の観客どもがナタリーにそんな暑い声援を送り何とも俺の肩身が狭く感じる。
「うふふ、ありがとみんな!」
ナタリーは波打つ長い紫髪をかきあげなげながら笑顔で声援に答えている。
"マスター、あの女を殺りましょう"
わざとらしく男どもに可愛らしく手を振りながら媚を売るナタリーを見てアニスの声が少し暗くなっていく。
"穏やかじゃないねアニス"
少し引き気味なリュミールの意見に同意だ。
位置についていつも通り中段にアニスを構える。
ナタリーは無数の棘がついた鋼の鞭を波のようにしならせてこちらに微笑みかける。
"とりあえず人が沢山いるし魔弾は使わないようにしよう。リュミールはいつも通り回復と錯乱、アニスは魔法の援護よろしく頼む"
あまり魔弾は人目につけたくないので今回は滅多なことがない限り封印する、外したりしたら危ないし。
"お任せ下さい"
"りょうかーい"
二人に役割を確認したところで銅鑼が鳴るのを待つ。
「騎神祭剣術大会本戦第四回戦、開始致します!!」
銅鑼が鳴り試合が始まる。
まずは真正面から切り込んでみるか。
トンっ、と地面を軽く蹴って一瞬でナタリーとの距離を詰める。
そのままナタリーの左肩から袈裟斬りをする……はずだった。
しかし………。
「きゃああああああああ! やめてええええ!!」
「え?」
ナタリーの甲高い悲鳴が聞こえてピタリと俺は動きを止めてしまう。
その一連の流れを見ていた男達は俺に罵詈雑言を浴びせてくる。
"おい、罠だ!!"
そこで俺は一瞬の隙を作ってしまう。
「フッ……」
ナタリーは俺を馬鹿にしたように鼻で笑うと鋼の鞭を近距離で打ち付けてくる。
「うぐっ!」
勢いをつけて飛んでくる鞭は腹を抉りとるかのように襲い掛かり、同時に大きく距離を取ったナタリーは器用に鞭を操り茨の鞭を俺の右腿に巻き付ける。
「馬鹿ね! やっぱり子供は簡単に引っかかってくれるからいいわぁ!」
「出ました! ナタリーの十八番、騙し討ちです! 男性はナタリーの悲鳴を聞くと咄嗟に動きを止めてしまいそれに漬け込んで攻撃をするという何ともずる賢い作戦です! でも可愛いから許せる!!」
実況の熱い説明が入る。いや許せねえよ。
「いったっ……」
鞭を引っ張りさらに俺の足を締め付ける。
「この鞭は特別な鉱石で作られる鋼をふんだんに使用したもの、剣で鞭を斬ることは不可能よ!!」
"大丈夫ですかマスター!? ……あの糞女!"
怒りでアニスの歯が軋む音が聞こえてくる。
うん……心配してくれるのは嬉しいんだけどその汚い言葉使いは辞めような?
"ほんとに君は甘いよな~"
"……すみませんねリュミールさん。回復をしてもらっていいですか"
言い返すことも出来ないのでここは素直に認めるしかない。
"はいはーい"
軽い返事が聞こえてきて、右腿に光魔力の粒子が集まっていき痛みが少しづつ引いていく。
「さあこれでおしまいよ!! 我が炎は全てを射抜く………」
鞭で俺の動きを制限して魔法でトドメを刺すつもりか。
"マスター、魔法ですか? 超振動ですか? それとも魔弾ですか?"
アニスの声からはひたすらに怒りが感じられる。
"いやさっき魔弾は使わないっていたよね?
……まあ超振動は悪くないな"
詠唱が終わる前に引き金を引いて刃が音速に振動する。
硬い金属で作られたこの鞭も超振動の加わった剣の前では無力。
以前悪魔の腕を斬り落としたことで威力は実証済み、簡単に鞭は斬れ右腿が開放される。
「え? ちょっまって、なんで斬れるの!!?」
まさか自慢の鞭が切られるとは思わなかったナタリーは間抜けな声を上げて詠唱を途中で止める。
「あ、あははは、じょ、冗談よ冗談! ナタリーお姉さんがそんな酷いことするわけないじゃない!!」
素早い手の平返し、さっきまでの威勢は何処へやらといった感じでナタリーは両手を出して俺を制してくる。
あそこまでやっといてそれは無いでしょ……。
その図太さに呆れを通り越して関心さえ覚える。
"…………殺っちゃいましょうマスター"
"殺したら失格なんだよな~"
言葉の端々が怖いですよアニスさん。
「えっと、降参します?」
とりあえずナタリーに剣先を向けて確認をしてみる。
「はい! 負けを認め………」
良かった、どうやら負けを認めてくれるようだ、鞭を地面に落として……。
「認めるわけないでしょうが!!」
大人しく鞭を手放し降参したかと思いきや、意地汚くナタリーはまたも俺が油断したところを狙って、予備で腰に携えていた短剣を構えて懐に飛び込んでくる。
「いやいや、殺気駄々漏れですよ」
しかし、二度も同じ手は食わない。
ナタリーから殺気を感じ取り軽く短剣をアニスで弾く。
カラン、と短剣が地面に落ちる乾いた音がする。
「で、続けます?」
「ま、負けました!!」
もう一度確認してみるとナタリーは土下座までして直ぐさま負けを認めた。
「決まりましたー! 第四回戦はレイルの勝利です!!」
銅鑼が響いて試合終了を告げる。
何とも見どころのない盛り上がりにかける試合になった。
ナタリーは負けて悔しかったのか、はたまた同情を誘うための演技か号泣する。
それを見た男性観客からの声援ではなくとてつもない避難の声を浴びながら俺はテントの中に戻っていく。
"アハハハハハハ! 勝ったのに野次られてやんの!!"
いつもの如くリュミールは楽しそうに笑っている。
……なんか最近こんなのばっかりな気がする。
「これで全ての初戦が終了しました! 少しの休憩を挟んで準決勝の方に移りたいと思います。皆様しばしお待ちください!!」
実況の案内で休憩へと入る。
勝ち上がったのはこの四人。
タイラス、アラトリアム、ベルゴ、俺。
順番で行くとタイラス対アラトリアム、ベルゴ対俺の順番で準決勝は行われる。
空を見上げると陽は完全に落ちかけようとしていた。
「……何がだよ?」
後ろから低い頭に響く声が聞こえてくる。
振り返って声の主を確認するとそこには今ラミアと戦っていた、深くフードを被りいまいち表情の掴めないベルゴがいた。
こいつ、さっきラミアと何か話してたよな?なんかラミアの様子も変だったし……。
「あんた、ラミアと何を話してたんだよ?」
「お前に教える必要があるのか?」
挑発するようにフードを深く被った男は素直に教えてはくれない。
「今戻ってきた時と、さっきあんたと戦ってる時ラミアの様子が変だった。アンタが何か変なことラミアに言ったんじゃないか?」
色々とさっきの戦いは気になるところがあった。
ラミアは調子が悪そうだったし、降参の時も体を震わせてとてもおびえたようだった。
短剣を首元に当てられていた時に何か言われたのではないだろうか?
「そうだな、簡単に教えるのもつまらない。もしお前が勝ち上がって俺と戦うことになったら教えてやる」
考えるふりをしてベルゴは言う。
「つまらないってお前、ふざけたこと……!!」
「そろそろ出番なじゃないか? お前が戦えるのを楽しみにしてるぜ、王子様」
言葉を遮り、俺を欺くかのように強く背中を押してくる。
「おい! まだ話は……」
「それでは第四回戦に参りたいと思います!」
直ぐに外から実況の声が聞こえてきて話は強制終了させられる。
「さて、四回戦は茨のナタリー対レイルという組み合わせです! レイルはナタリーのアレに耐えることは出来るのでしょうか!? それでは入場です!!」
「アレ?」
実況が気になることを言い残して入場となる。
大きい歓声が聞こえてくるが今までのものと少し違う。
「ナタリー!!」
「結婚してくれー!!」
「今日も綺麗だな!!」
「おい小僧、ナタリーを傷つけたら許さねぇぞ!!」
大体の男の観客どもがナタリーにそんな暑い声援を送り何とも俺の肩身が狭く感じる。
「うふふ、ありがとみんな!」
ナタリーは波打つ長い紫髪をかきあげなげながら笑顔で声援に答えている。
"マスター、あの女を殺りましょう"
わざとらしく男どもに可愛らしく手を振りながら媚を売るナタリーを見てアニスの声が少し暗くなっていく。
"穏やかじゃないねアニス"
少し引き気味なリュミールの意見に同意だ。
位置についていつも通り中段にアニスを構える。
ナタリーは無数の棘がついた鋼の鞭を波のようにしならせてこちらに微笑みかける。
"とりあえず人が沢山いるし魔弾は使わないようにしよう。リュミールはいつも通り回復と錯乱、アニスは魔法の援護よろしく頼む"
あまり魔弾は人目につけたくないので今回は滅多なことがない限り封印する、外したりしたら危ないし。
"お任せ下さい"
"りょうかーい"
二人に役割を確認したところで銅鑼が鳴るのを待つ。
「騎神祭剣術大会本戦第四回戦、開始致します!!」
銅鑼が鳴り試合が始まる。
まずは真正面から切り込んでみるか。
トンっ、と地面を軽く蹴って一瞬でナタリーとの距離を詰める。
そのままナタリーの左肩から袈裟斬りをする……はずだった。
しかし………。
「きゃああああああああ! やめてええええ!!」
「え?」
ナタリーの甲高い悲鳴が聞こえてピタリと俺は動きを止めてしまう。
その一連の流れを見ていた男達は俺に罵詈雑言を浴びせてくる。
"おい、罠だ!!"
そこで俺は一瞬の隙を作ってしまう。
「フッ……」
ナタリーは俺を馬鹿にしたように鼻で笑うと鋼の鞭を近距離で打ち付けてくる。
「うぐっ!」
勢いをつけて飛んでくる鞭は腹を抉りとるかのように襲い掛かり、同時に大きく距離を取ったナタリーは器用に鞭を操り茨の鞭を俺の右腿に巻き付ける。
「馬鹿ね! やっぱり子供は簡単に引っかかってくれるからいいわぁ!」
「出ました! ナタリーの十八番、騙し討ちです! 男性はナタリーの悲鳴を聞くと咄嗟に動きを止めてしまいそれに漬け込んで攻撃をするという何ともずる賢い作戦です! でも可愛いから許せる!!」
実況の熱い説明が入る。いや許せねえよ。
「いったっ……」
鞭を引っ張りさらに俺の足を締め付ける。
「この鞭は特別な鉱石で作られる鋼をふんだんに使用したもの、剣で鞭を斬ることは不可能よ!!」
"大丈夫ですかマスター!? ……あの糞女!"
怒りでアニスの歯が軋む音が聞こえてくる。
うん……心配してくれるのは嬉しいんだけどその汚い言葉使いは辞めような?
"ほんとに君は甘いよな~"
"……すみませんねリュミールさん。回復をしてもらっていいですか"
言い返すことも出来ないのでここは素直に認めるしかない。
"はいはーい"
軽い返事が聞こえてきて、右腿に光魔力の粒子が集まっていき痛みが少しづつ引いていく。
「さあこれでおしまいよ!! 我が炎は全てを射抜く………」
鞭で俺の動きを制限して魔法でトドメを刺すつもりか。
"マスター、魔法ですか? 超振動ですか? それとも魔弾ですか?"
アニスの声からはひたすらに怒りが感じられる。
"いやさっき魔弾は使わないっていたよね?
……まあ超振動は悪くないな"
詠唱が終わる前に引き金を引いて刃が音速に振動する。
硬い金属で作られたこの鞭も超振動の加わった剣の前では無力。
以前悪魔の腕を斬り落としたことで威力は実証済み、簡単に鞭は斬れ右腿が開放される。
「え? ちょっまって、なんで斬れるの!!?」
まさか自慢の鞭が切られるとは思わなかったナタリーは間抜けな声を上げて詠唱を途中で止める。
「あ、あははは、じょ、冗談よ冗談! ナタリーお姉さんがそんな酷いことするわけないじゃない!!」
素早い手の平返し、さっきまでの威勢は何処へやらといった感じでナタリーは両手を出して俺を制してくる。
あそこまでやっといてそれは無いでしょ……。
その図太さに呆れを通り越して関心さえ覚える。
"…………殺っちゃいましょうマスター"
"殺したら失格なんだよな~"
言葉の端々が怖いですよアニスさん。
「えっと、降参します?」
とりあえずナタリーに剣先を向けて確認をしてみる。
「はい! 負けを認め………」
良かった、どうやら負けを認めてくれるようだ、鞭を地面に落として……。
「認めるわけないでしょうが!!」
大人しく鞭を手放し降参したかと思いきや、意地汚くナタリーはまたも俺が油断したところを狙って、予備で腰に携えていた短剣を構えて懐に飛び込んでくる。
「いやいや、殺気駄々漏れですよ」
しかし、二度も同じ手は食わない。
ナタリーから殺気を感じ取り軽く短剣をアニスで弾く。
カラン、と短剣が地面に落ちる乾いた音がする。
「で、続けます?」
「ま、負けました!!」
もう一度確認してみるとナタリーは土下座までして直ぐさま負けを認めた。
「決まりましたー! 第四回戦はレイルの勝利です!!」
銅鑼が響いて試合終了を告げる。
何とも見どころのない盛り上がりにかける試合になった。
ナタリーは負けて悔しかったのか、はたまた同情を誘うための演技か号泣する。
それを見た男性観客からの声援ではなくとてつもない避難の声を浴びながら俺はテントの中に戻っていく。
"アハハハハハハ! 勝ったのに野次られてやんの!!"
いつもの如くリュミールは楽しそうに笑っている。
……なんか最近こんなのばっかりな気がする。
「これで全ての初戦が終了しました! 少しの休憩を挟んで準決勝の方に移りたいと思います。皆様しばしお待ちください!!」
実況の案内で休憩へと入る。
勝ち上がったのはこの四人。
タイラス、アラトリアム、ベルゴ、俺。
順番で行くとタイラス対アラトリアム、ベルゴ対俺の順番で準決勝は行われる。
空を見上げると陽は完全に落ちかけようとしていた。
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
あなたの冒険者資格は失効しました〜最強パーティが最下級から成り上がるお話
此寺 美津己
ファンタジー
祖国が田舎だってわかってた。
電車もねえ、駅もねえ、騎士さま馬でぐーるぐる。
信号ねえ、あるわけねえ、おらの国には電気がねえ。
そうだ。西へ行こう。
西域の大国、別名冒険者の国ランゴバルドへ、ぼくらはやってきた。迷宮内で知り合った仲間は強者ぞろい。
ここで、ぼくらは名をあげる!
ランゴバルドを皮切りに世界中を冒険してまわるんだ。
と、思ってた時期がぼくにもありました…
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる