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79話 出発
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陽が昇る少し前。夜と朝が一色他に混ざり、一日の中で一番不安定な時間。
青暗い静かな中、俺たちは校門の前に集まっていた。
「全員揃ってるわね?」
アリアは見逃しがないかと指を折りながら人数の確認をする。
「ふわあ~。なんだってこんな時間に出発なんてするんだい?」
大きく欠伸をしながら、気だるそうにリュミールが俺に寄りかかって眠ろうとする。
いや、重たいんだけど。
「こらリュミール、うらやま……じゃない、だらしないですよ!」
アニスはそう注意すると俺に寄りかかっていたリュミールを引き剥がして姿勢をピシッと正させる。
「ありがとうなアニス」
「いえ、当然のことをしたまでです!」
馬鹿をどけてくれた事に感謝をして皆の様子を伺う。
リュミールの様に口には出さないがローグやマキア達にもいつものような覇気は無く、目尻を下げてとても眠たそうな様子だ。
「うん、大丈夫ね。それじゃあみんな荷物を持って馬車に乗って!」
全員問題なくいることを確認してアリサの指示で馬車に乗り込んでいく。広さの関係上、アニス達は武器の姿になってもらう。
自分たちの荷物以外の野営などに必要な荷物だったり食料はギガルドが先に馬車に積み込んてくれていたようで、俺たちは自分たちの荷物を持って乗り込むだけだ。
なんて気の利くやつなんだ、ギガルド……。
今回の旅で俺たちが使う馬車は利便性を考えて乗り心地のいい乗用馬車ではなく、人や荷物がたくさん乗ることの出来る大型の荷馬車だ。乗用馬車と比べると乗り心地はお世辞にもよろしいとは言えたものでは無いがこれ一つで大量の荷物と人を運べるのでまあ納得の選択だろう。
キガルド曰く、最初は俺たちが乗る馬車と荷物を乗せる馬車で分けようと思ったらしいがそれでは馬の手綱を握る人が二人になってしまうし、非常事態の時に対処が遅れるなど、色々な理由で今回はこの形になったらしい。
「ふわあ、まだ眠いよ。それにアリスさんにお別れの挨拶ができなかった……」
「アハハ……あまりこの時間から行動することなんてありませんもんね」
「………」
のんびりと馬車に乗り込みながら悔しそうにそう呟くローグと苦笑いしかできないマキア、そんな二人のやり取りを無言で静かに見ているラミア。
やはりあれからラミアは俺たちとの接し方や距離の取り方が遠くなった。彼女自身、まだ気持ちの整理などがついていないせいなのだろうか、仕方の無いこと言えばそうなのだがローグやマキアもかなり気にしているようだ。
「ラミアも眠いよね?」
馬車に乗り込んで自分の座る位置を決めて荷物を置くとローグが他愛のない質問をラミアにする。
「え? あ、うん、まあ、そうだね」
突然話を振られて驚いたのだろうかラミアはそんなしどろもどろな返事しかできずオロオロとしている。
「やっぱりそうですよね、私もまだ目がしばしばしますもん。あ、そうだ、ラミアさんこれどうぞ。昨日買い物をしている時に美味しそうだったので買っておいたんです」
マキアもその会話に混ざってラミアにポケットから取り出した飴を手渡す。
「ありがとう……」
照れながらもラミアは飴を受け取るとゆっくりとそれを食べる。
「あ、いいなー! 僕にも一つくださいな!」
「はい、もちろんいいですよ」
それを見ていたローグは幼い子供のようにマキアから飴を催促して美味しそうに頬張る。
そんな三人のやり取りを見て俺は少し安堵していた。というか完全に杞憂だったと思う。二人の性格を考えたらマキアを放っておくはずもないだろうし、またいつものような関係に戻れるだろう。
「あまり、心配しなくても良さそうね」
「ん? ああ、そうだな」
そんな事を考えていると俺の横に座ったアリアがラミア達を見つめてそう言う。
その瞳はどこか羨ましそうで、仲間に入りたそうな感じだ。
「……混ざってくれば?」
俺の気の所為かもしれないがアリアがそんな感じでソワソワとしている様子だったので一つ提案してみる。
「え!? いや! 私はその、まだみんなと会ったばかりだしそんないきなり………」
すると彼女は俺のなんてない提案にビックリと大きな声を上げて首をブンブンと横に振りながら慌てる。
「いや、だからこそコミニケーションが必要なんじゃないの?」
なぜ彼女がこんなに慌てているのかは分からないがそう返答して様子を伺うっていると……。
「そうかな? ……そうよね? やっぱり親睦を深めるなら自分から行かないといけないわよね……うん、そうよ、そのはずよ……。大丈夫、いけるわ。初めての誰かとの旅で緊張しているけどやっぱり私も皆と仲良くなりたいもの、やってみせるわ」
なんてブツブツと何を自分に言い聞かせるように呪文が聞こえてくる。
………会ってまだ数日。
俺のアリアに対する第一印象は誠実で誰とでも分け隔てなくすぐに交友関係を広げられるような印象だったが、意外とそれは間違いのようで元の彼女は結構な恥ずかしがり屋のようだ。
「よ、よし、行けるわ!」
「あ、はい」
ブツブツとアリサは呪文を止めるとひとつ意気込んでマキア達の方へ歩み寄る。それはなんともぎこちなく、見ているこっちがハラハラしてくるむず痒いモノだ。
しかし、そんなことを気にした様子もなくマキア達はアリアを迎え入れるとすぐに楽しそうな話し声が聞こえてくる。
「あまり心配しなくても良さそうだろ?」
その様子を見て誰に言うでもなくそう独り言を放ち、何となく馬の手綱を任されているギガルドの方へ行く。
「おや、どうかしましたかレイルさん?」
地図を広げて目的地の場所を確認していたギガルドは俺の方を向くとニッコリと男前な笑顔を向ける。
「いや、誰か一人ぐらいは大事な御者の話し相手になってもいいんじゃないかなー、と思って」
かなり余裕のある前の御者台の方に腰をかけて冗談交じりにそう言う。
「ハハハ! なんとも嬉しい申し出ですね、ぜひお願いします」
場所の確認が済んだのかギガルドは地図をしまうと男前な顔をさらに破顔させて嬉しそうに俺を助手席に迎え入れてくれた。
「それでは準備も整いましたし、出発しましょうか」
ギガルドはそう言うと、手綱で馬車を引く二頭の馬に指示を出して馬車を動かし始める。
ガタガタと歯車の軋む音や小石の弾ける音が聞こえてきて同時に不規則な揺れもやってくる。
久しぶりの馬車のこの感覚に気分も少し高揚して、魔王と戦う旅だと言うのに不謹慎にもワクワクしてくる。
ゆったりとした速さで荒くはあるが整備された道を馬車は進んでいく。
「マーディアルにはどれくらいで着きそうなんだ?」
少しづつ流れていく景色を眺めながら俺はギガルドに質問をする。
「そうですね、いくつか町や村などの中継地点を経由してマーディアルまで行くので到着は四日程でしょうか。とりあえず今日はサラン村まで行こうと思います」
今日までにしっかりと道筋を考えてきてくれたのだろう、ギガルドは迷いなく言うと手網を握る手を締め直す。
「四日ね、了解。サラン村ってどんな所かギガルドは知ってる?」
時間に納得して俺は今のギガルドの言葉の中で出てきたサラン村について聞いてみる。
「はい、サラン村は人口およそ500人程度の小さな村です。そこで取れる作物はとても美味しいらしく王都でも有名らしいのですが、あまり数は多く出回らないそうでかなり値が付いているという噂が───」
スラスラと村の事を話し始めるギガルド。
「ほ、ほう」
旅の途中に寄る場所とは言え、どうしてそこまで知ってるの?と思うほどの情報の多さに軽く驚きつつ話を聞いていく。
もう、わかんないことがあったら何でもギガルドに聞けば答えが返ってきそうな気がしてくる。
物知りギガさんと呼ぼう。
……いや、やめよう。
先程まで薄暗かった辺りはゆっくりと登り始めてきた太陽の陽射しによって照らされ、景色が鮮明になっていく。
心地よい風に吹かれながら、馬車は今日の目的地へと向かうべく順調に走り出した。
青暗い静かな中、俺たちは校門の前に集まっていた。
「全員揃ってるわね?」
アリアは見逃しがないかと指を折りながら人数の確認をする。
「ふわあ~。なんだってこんな時間に出発なんてするんだい?」
大きく欠伸をしながら、気だるそうにリュミールが俺に寄りかかって眠ろうとする。
いや、重たいんだけど。
「こらリュミール、うらやま……じゃない、だらしないですよ!」
アニスはそう注意すると俺に寄りかかっていたリュミールを引き剥がして姿勢をピシッと正させる。
「ありがとうなアニス」
「いえ、当然のことをしたまでです!」
馬鹿をどけてくれた事に感謝をして皆の様子を伺う。
リュミールの様に口には出さないがローグやマキア達にもいつものような覇気は無く、目尻を下げてとても眠たそうな様子だ。
「うん、大丈夫ね。それじゃあみんな荷物を持って馬車に乗って!」
全員問題なくいることを確認してアリサの指示で馬車に乗り込んでいく。広さの関係上、アニス達は武器の姿になってもらう。
自分たちの荷物以外の野営などに必要な荷物だったり食料はギガルドが先に馬車に積み込んてくれていたようで、俺たちは自分たちの荷物を持って乗り込むだけだ。
なんて気の利くやつなんだ、ギガルド……。
今回の旅で俺たちが使う馬車は利便性を考えて乗り心地のいい乗用馬車ではなく、人や荷物がたくさん乗ることの出来る大型の荷馬車だ。乗用馬車と比べると乗り心地はお世辞にもよろしいとは言えたものでは無いがこれ一つで大量の荷物と人を運べるのでまあ納得の選択だろう。
キガルド曰く、最初は俺たちが乗る馬車と荷物を乗せる馬車で分けようと思ったらしいがそれでは馬の手綱を握る人が二人になってしまうし、非常事態の時に対処が遅れるなど、色々な理由で今回はこの形になったらしい。
「ふわあ、まだ眠いよ。それにアリスさんにお別れの挨拶ができなかった……」
「アハハ……あまりこの時間から行動することなんてありませんもんね」
「………」
のんびりと馬車に乗り込みながら悔しそうにそう呟くローグと苦笑いしかできないマキア、そんな二人のやり取りを無言で静かに見ているラミア。
やはりあれからラミアは俺たちとの接し方や距離の取り方が遠くなった。彼女自身、まだ気持ちの整理などがついていないせいなのだろうか、仕方の無いこと言えばそうなのだがローグやマキアもかなり気にしているようだ。
「ラミアも眠いよね?」
馬車に乗り込んで自分の座る位置を決めて荷物を置くとローグが他愛のない質問をラミアにする。
「え? あ、うん、まあ、そうだね」
突然話を振られて驚いたのだろうかラミアはそんなしどろもどろな返事しかできずオロオロとしている。
「やっぱりそうですよね、私もまだ目がしばしばしますもん。あ、そうだ、ラミアさんこれどうぞ。昨日買い物をしている時に美味しそうだったので買っておいたんです」
マキアもその会話に混ざってラミアにポケットから取り出した飴を手渡す。
「ありがとう……」
照れながらもラミアは飴を受け取るとゆっくりとそれを食べる。
「あ、いいなー! 僕にも一つくださいな!」
「はい、もちろんいいですよ」
それを見ていたローグは幼い子供のようにマキアから飴を催促して美味しそうに頬張る。
そんな三人のやり取りを見て俺は少し安堵していた。というか完全に杞憂だったと思う。二人の性格を考えたらマキアを放っておくはずもないだろうし、またいつものような関係に戻れるだろう。
「あまり、心配しなくても良さそうね」
「ん? ああ、そうだな」
そんな事を考えていると俺の横に座ったアリアがラミア達を見つめてそう言う。
その瞳はどこか羨ましそうで、仲間に入りたそうな感じだ。
「……混ざってくれば?」
俺の気の所為かもしれないがアリアがそんな感じでソワソワとしている様子だったので一つ提案してみる。
「え!? いや! 私はその、まだみんなと会ったばかりだしそんないきなり………」
すると彼女は俺のなんてない提案にビックリと大きな声を上げて首をブンブンと横に振りながら慌てる。
「いや、だからこそコミニケーションが必要なんじゃないの?」
なぜ彼女がこんなに慌てているのかは分からないがそう返答して様子を伺うっていると……。
「そうかな? ……そうよね? やっぱり親睦を深めるなら自分から行かないといけないわよね……うん、そうよ、そのはずよ……。大丈夫、いけるわ。初めての誰かとの旅で緊張しているけどやっぱり私も皆と仲良くなりたいもの、やってみせるわ」
なんてブツブツと何を自分に言い聞かせるように呪文が聞こえてくる。
………会ってまだ数日。
俺のアリアに対する第一印象は誠実で誰とでも分け隔てなくすぐに交友関係を広げられるような印象だったが、意外とそれは間違いのようで元の彼女は結構な恥ずかしがり屋のようだ。
「よ、よし、行けるわ!」
「あ、はい」
ブツブツとアリサは呪文を止めるとひとつ意気込んでマキア達の方へ歩み寄る。それはなんともぎこちなく、見ているこっちがハラハラしてくるむず痒いモノだ。
しかし、そんなことを気にした様子もなくマキア達はアリアを迎え入れるとすぐに楽しそうな話し声が聞こえてくる。
「あまり心配しなくても良さそうだろ?」
その様子を見て誰に言うでもなくそう独り言を放ち、何となく馬の手綱を任されているギガルドの方へ行く。
「おや、どうかしましたかレイルさん?」
地図を広げて目的地の場所を確認していたギガルドは俺の方を向くとニッコリと男前な笑顔を向ける。
「いや、誰か一人ぐらいは大事な御者の話し相手になってもいいんじゃないかなー、と思って」
かなり余裕のある前の御者台の方に腰をかけて冗談交じりにそう言う。
「ハハハ! なんとも嬉しい申し出ですね、ぜひお願いします」
場所の確認が済んだのかギガルドは地図をしまうと男前な顔をさらに破顔させて嬉しそうに俺を助手席に迎え入れてくれた。
「それでは準備も整いましたし、出発しましょうか」
ギガルドはそう言うと、手綱で馬車を引く二頭の馬に指示を出して馬車を動かし始める。
ガタガタと歯車の軋む音や小石の弾ける音が聞こえてきて同時に不規則な揺れもやってくる。
久しぶりの馬車のこの感覚に気分も少し高揚して、魔王と戦う旅だと言うのに不謹慎にもワクワクしてくる。
ゆったりとした速さで荒くはあるが整備された道を馬車は進んでいく。
「マーディアルにはどれくらいで着きそうなんだ?」
少しづつ流れていく景色を眺めながら俺はギガルドに質問をする。
「そうですね、いくつか町や村などの中継地点を経由してマーディアルまで行くので到着は四日程でしょうか。とりあえず今日はサラン村まで行こうと思います」
今日までにしっかりと道筋を考えてきてくれたのだろう、ギガルドは迷いなく言うと手網を握る手を締め直す。
「四日ね、了解。サラン村ってどんな所かギガルドは知ってる?」
時間に納得して俺は今のギガルドの言葉の中で出てきたサラン村について聞いてみる。
「はい、サラン村は人口およそ500人程度の小さな村です。そこで取れる作物はとても美味しいらしく王都でも有名らしいのですが、あまり数は多く出回らないそうでかなり値が付いているという噂が───」
スラスラと村の事を話し始めるギガルド。
「ほ、ほう」
旅の途中に寄る場所とは言え、どうしてそこまで知ってるの?と思うほどの情報の多さに軽く驚きつつ話を聞いていく。
もう、わかんないことがあったら何でもギガルドに聞けば答えが返ってきそうな気がしてくる。
物知りギガさんと呼ぼう。
……いや、やめよう。
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