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第二章 運命の出会いと砂漠の陰謀
〈117〉憂鬱なお茶会は、やはり憂鬱なのです
しおりを挟む「フィリベルト、あとは手筈通りに」
「は。皇帝陛下。ご尽力感謝申し上げます」
「よい。余も利がなければ乗らぬ話。しかし、ローゼンは安泰だな」
「もったいなきお言葉」
「……此度の騒動、全て把握しているわけではないが、相当に危うい橋を渡ったであろう。その若さで、よう耐えた」
「っ……」
「まだ十八であろう? あまり無理はするな。倒れるぞ?」
「……ありがたく。不躾ですが、その、父はそんなにも陛下に御恩を?」
「ん? はは、命を救われた。が、それだけではないぞフィリベルト」
ニヤリ、と大国の皇帝は笑む。
「余は、若い才能を愛でるのが好きだからな。本国ではどいつもこいつも、余を恐れて縮こまっている。ま、多少やり過ぎたから仕方がないのだが。その分、マーカムでは楽しませてもらった」
傑物とは、こういった人物か、とフィリベルトは改めて畏怖を感じた。
「そうそう、ヒューゴーは、少し目立ち過ぎだな。優秀なのは良いが」
壁際でびくり、とする専属侍従。
「ま、幸いまだ気づいている者は少ない」
「……レオナの留学には、同行させない心づもりです」
「懸命だな。その方が良かろう。勘繰りも増える」
「は」
「ブルザークに来たあかつきには、きちんとレオナには護衛を付けるゆえ、奴は手元に置いておけ」
「!?」
「ゆめゆめ、油断するな」
「……然と」
※ ※ ※
「ではな、レオナ。来年会える日を楽しみにしているぞ」
玄関ホールで見送るレオナの手の甲に、キスのフリをする皇帝は、満足そうにローゼン公爵邸を辞した。
「まままたね、レオナちゃん! がが、頑張って!!」
「ありがとう、サシャ君」
サシャは、ちらちらとルスラーンとレオナを交互に見てから
「ぼぼぼく、ずずっと応援してるから! ねっ!!」
とレオナの両手をギューッと握って……フィリベルトのブリザードを食らっていた。
「び、びび美麗の吹雪っ!」
と、訳の分からないことを呟きながら、手を振って去っていくので、おかしくてレオナはクスクス笑った。
ゼルは
「……明日からも、学院に来るよな?」
とまたしても子猫のような目をして、思わずレオナは苦笑してしまった。金色だから、余計にネコ科に見えてしまう仕様は、どうにかならないものか。
隣でタウィーザも、苦笑している。
「ええ、もちろん! 一緒に進級、頑張りましょうね!」
「うぐ。頑張る……」
「いきましょ、ゼルさん!」
「また明日!」
テオとジンライが、その背中を押して連れていく。
シャルリーヌは、というと
「……応援してる。私じゃ、頼りにならないかもだけど」
と悲しそうで、レオナはギュッと抱きついた。
「違うよ、シャル。貴方が居るから、頑張れるの。言えなくてごめんね。本当は、離れたくないのよ?」
「……ほんと?」
「ほんとよ! シャルに行かないでって言われたら、行きたくなくなっちゃうもの!」
「うん……うん……」
「応援してくれて、とっても嬉しい!」
そんな二人を、大人達は優しく見守る。
「さあ、明日も学院だし、仕事もある」
ベルナルドが促すと
「閣下は療養中でしょー。ずるーい!」
とジョエルが笑いながら、シャルリーヌをエスコートしていった。
「ラジ様、お休みの日に申し訳ございませんでした。でも、お誘いできて良かったですわ!」
「有意義だった。こちらこそありがとう」
「またゆっくりお話したいですわ」
「ああ。報酬の請求は、また後で報せる」
「うっ」
「そう構えるな。大したことじゃない」
また素晴らしいニヤリである。
「かしこまりましたわ! ジャン様も、無茶なご調整を頂き、ありがたく存じます」
「こちらこそ。レオナ嬢のお料理を食べたら、なぜかむしろ元気になりましたよ」
「ふふ! それなら良かったですわ!」
もちろん、回復魔法付与、である。
なんたって、慰労会だからね! とレオナは心の中でドヤ顔をした。
皆をそうして見送った最後。
「レオナ、おやすみ」
ルスラーンがぐ、と近づいたかと思うと――手の甲にキスのふりをしてくれて、レオナの心臓はバクバクだ。
「おやすみ、なさい?」
なかなか手を離さなくて。
じ、と目を見られて。
――な、ななな何!?
て、テンパるんだけど!!
「ルス、行きますよ」
やや離れた場所から、ジャンルーカが呼ぶ。
ルスラーンは、ふ、と息を吐いたかと思うと、レオナの耳に自身の口を寄せて。
「……良い夢を」
ぼん! とレオナの頬が真っ赤になったのを見ると、イタズラっぽく笑う。
「んもう!」
「はは、またな!」
颯爽と去って行く、そのスラリとした後ろ姿から、レオナは目を離せない。
パキィン!
アデリナが、薄らと浮かぶ涙を拭う一方で、玄関ホールが再び凍ってしまったのは、言うまでもない。
※ ※ ※
「お嬢様、ずいぶん憂鬱そうですわね?」
慰労会から二日経ち、バタバタとお茶会の準備をする朝。
淡々と業務をこなすマリーが、アフタヌーンドレスと紅茶の用意をして、レオナの部屋を訪れた。
身体の疲れは回復魔法で癒せるものの(チートすごい、と今更ながら実感中)、精神的な疲れはどうにもならない。
「あのね……お母様からお聞きしたのだけれど……」
着替える前に、マリーの淹れてくれたさっぱりしたハーブティーを口に運ぶ。
「ガルアダ王太子カミーユ殿下って、婚約者がいらっしゃらないでしょう?」
「ええ、そのようですわね」
「同じく婚約者のいない私が一人だけって、体裁が悪いみたいで」
「あー……なるほど」
「フランソワーズも呼んだそうなのよ。そうなると」
「エドガー殿下も居るし、憂鬱すぎるというわけですね」
「そうなのー」
がく、と頭が下がってしまう。
正直、致し方ないとはいえ、お休みの日に残念王子に会うのも嫌なのだ。
「シャル様は?」
「名目がお兄様の快気祝いだから、お願いしてみたら大丈夫だったわ」
「それは心強いですわね」
「それはそうなんだけどー」
「さ、そろそろお着替えを致しましょう」
「はあい……」
ノロノロと立ち上がるレオナを、マリーは苦笑しながら支えてくれる。
「今日は私がお側に侍りますから」
「あら、ヒューは?」
「騎士団の方々も、護衛に多々いらっしゃるらしくて」
「あ、そうか。なら侍従はお休みね。分かったわ」
ラドスラフに目立ち過ぎている、と指摘されてから、反省しているヒューゴーである。
「マリー……」
「はい」
「何かあったら、助けてよね!」
「ふふ、もちろんですわ。さ、今日は水色のアフタヌーンドレスですわよ」
「ガルアダカラーね。さすがだわ」
レオナは重たい腕を上げて、マリーに身を任せるのだった。
※ ※ ※
「ふう。久しぶりだな」
フィリベルトのエスコートで向かったのは、王宮の中庭。
既に寒くなってきているため、ガーデンではなく、温室の一角にあるガゼボで開かれるお茶会には、アリスター第一王子とその婚約者ミレイユ王女、ガルアダ王太子カミーユ、エドガー第二王子、公爵令嬢のフランソワーズが招かれた。
フィリベルトとレオナ、ジョエルとシャルリーヌは、一緒の馬車で王宮に入り、レオナはフィリベルト、シャルリーヌはジョエルのエスコートである。(マリーは、馭者台。)
「警備のついでよー」
と馬車の中でジョエルは笑っているが、フランソワーズが来るということは……
「騎士団長も出席するらしいよん」
「げえ」
「シャル、本音出しすぎー」
「だって、今日はフィリ様の快気祝いよ?」
「祝いたいんじゃない?」
苦笑しか出てこない。
そんなわけないだろう、の言葉はさすがに飲み込んだ。
「フランソワーズ、大丈夫かしら?」
他人事ながら、レオナは心配してしまう。
だってあのゲルゴリラだ。
もし自分なら……申し訳ないが御免こうむる。
「レオナ、気にしたら負けよ。今日の目的は?」
「カミーユ殿下の人となりを見ること。ミレイユ殿下と仲良くすること」
「おおーう、随分かわゆい諜報部隊だねー」
「ジョエル、ふざけすぎだ」
フィリベルトが苦笑する。
「二人とも。なるようになればいいのだから。気負わず」
「んだねー。そうそう、近衛配備はまたジャンとルスだよん」
どっきん。
「良かったねー、レオナ」
「はえっ!? 何がですのっ」
「ジョエル……」
フィリベルトが睨み、シャルリーヌがジョエルの手の甲をつねった。
「あだっ! なーんでもなーい」
そうこうしている内に、馬車は、淡々と王宮の車止めに入り――
「さ、行こう。いつも通りで」
フィリベルトの先導で、中庭の温室へと向かったのだった。
豪奢な回廊、ふかふかの絨毯、数々の調度品を愛でながら歩くと、意外とあっという間だ。
「フィリベルト!」
ガゼボの入口で迎えるのは、アリスター第一王子とミレイユ王女。二人とも、白を基調とした衣装だ。
「アリスター殿下。ご機嫌うるわしく。本日は、私のためにこのような場を設けて下さり、ありがとうございます」
「何を言うか。元気そうで、安心した。もう体調は大丈夫なのか?」
「はい、お陰様で」
「良かった……」
アリスターは、心からフィリベルトを気遣っているようで、レオナは二人の信頼関係を目の当たりにでき、嬉しく思った。
「レオナ嬢、シャルリーヌ嬢も、今日は来てくれてありがとう。楽しんでいってくれ」
「ご機嫌麗しゅう存じます。お心遣いに感謝申し上げます」
「殿下、この度はお招き頂き、ありがたく存じます」
「二人とも、是非ミレイユとも仲良くしてやってくれ」
「はい、もちろんですわ」
「ご拝謁、ありがたく存じますわ」
女性陣が、席につくのを見届けると、
「ジョエルは、仕事か?」
「はい。お側に控えさせて頂きます」
「ふむ。ありがとう……色々世話をかける」
「もったいなきお言葉」
ジョエルは騎士礼を返し、ジャンルーカやルスラーンに目配せをすると、配置についた。
既に席についていたカミーユから
「やあ、こんにちは」
ニコニコと声を掛けられたので、型通りの挨拶をする三人。
エドガーとフランソワーズは、それを尻目に静かに席についていて、まるでお葬式のようだ。ゲルルフなど、非常に緊張した面持ちで――場への、というよりフランソワーズといることへの、だろうな、とレオナは溜息を飲み込む。
「皆、揃ったね」
アリスターが、挨拶を始める。
「今日は、フィリベルトの快気祝いに、集まってくれてありがとう。ささやかだけれど、楽しんでもらえたら嬉しく思う」
それを受けて、フィリベルトも
「アリスター殿下、並びに皆様。本日は私のためにお集まり頂き、ありがとうございます。この通り、すっかり良くなりました。また学院に復帰したい所存です」
と返した。
「良かったね、フィリベルト殿」
カミーユが声を掛けると、ミレイユも
「ずっとアリスターが心配しておりましたの。この目で元気なお姿を見られて、安心しましたわ!」
と労った。
その間エドガーは無表情だし、フランソワーズはちらちらとフィリベルトの顔を見ていて、ゲルルフはしかめっ面。
――うう、思った以上にしんどいぞ、これえ!
既に泣き言を発したくなる、レオナであった。
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