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最終章 薔薇魔女のキセキ
〈171〉卒業実習3
しおりを挟む――卒業実習の、前日。
「フィリ、話がある」
フィリベルトが、結界魔道具の納品のため学院に足を運んだその日、エドガーの護衛任務を終えたルスラーンに、声を掛けられた。
「……研究室で良いか」
「ああ」
二人で学院の廊下を歩くのは、卒業して以来だ。
無言で、見慣れた景色を並んで歩く。
時間が過ぎるのは早いものだな、とフィリベルトはそっと息を吐く。ただの公爵令息と、辺境伯の息子であった二人が、今や第三騎士団師団長とドラゴンスレイヤーなのだ。見ているものは同じだが、考えていることは全く違う。
念のため、防音結界のあるフィリベルトの部屋に入り、向かい合って椅子に腰掛けると、ルスラーンが開口一番に
「卒業実習が終わったら、プロムの前に、レオナに婚約を申し込む」
宣言した。
「!」
「先に言っておこうと思って」
にか、と笑うルスラーンは、吹っ切れたような顔。
フィリベルトは、おうかがいでなく宣言であることに驚き、感動した。ようやく決意した親友に水を差すようなことは、決してしたくなどない。
だが、と意を決して顔を上げる。
「……ルス、……言いづらいことだが、その……」
ルスラーンは、微笑みをたたえて、堂々とフィリベルトに向き合っていた。
「心配無用だぞ。レオナの中の、巨大な闇のことなら承知の上だ」
「なっ!」
「ブルザークで会った時に、この目で見たんだ。ナジャさんに口止めされていた」
「……そ、か……ならば、その……」
フィリベルトは、珍しく言い淀んだ。せっかく踏み出そうとしている親友に、なんと声をかければ良いのかわからない。あれは、世界を滅ぼす災禍の神だ。――レオナには可哀想だが、そうと分かった以上、結婚するなど……もしかすると普通に人生を歩むことすら、できやしない。それぐらい、恐ろしく大きなものだ。
「なあ、フィリベルト」
「なんだ」
「俺が義弟になんのは、嫌か?」
「まさか!」
「ふむ。ならお前、レオナに、結婚なんかさせられないって思ってるだろ」
「ああ。その通りだ! あれは……お前だから言うが……災禍の神ゼブブなんだ」
「へえ」
「今まで二度、封印から出てきている」
「ほお」
「っ! ちゃんと分かっているのか!?」
フィリベルトが、イライラと人差し指で自身の膝をトントン叩き始めた。
「ゼブブは、一国どころか世界を滅ぼせるんだぞ!」
「ああ。調べた」
「調べた?」
「多分そうかなと思って」
「それでも、結婚したいと?」
「そうだ」
フィリベルトは、その指の動きを止め、ルスラーンの目を見返す。
……動揺も、ましてや暗示もない。凪いでいる、紫。
「本気なのか」
「ああ。俺はレオナを愛している」
自分で言ったあと、ルスラーンは我に返って照れて、咳払いを一つした。
「なあ、フィリ。俺は散々考えた。ま、レオナが俺の申し出を受けてくれるかは分からないから、勝手な思いなんだが」
「言ってみろ」
「ずっと『英雄の息子』という立場が苦しかった」
スタンピードから北都を守り、マーカム王国を救った英雄、ダイモン辺境伯ヴァジーム。雷槍の悪魔とも呼ばれる、ドラゴンスレイヤー。偉大すぎる父の背中を追いかけるルスラーンは、腐らず、ひねくれず、ただただまっすぐに走ってきた。人々の期待や羨望、時には妬みがのしかかり、辛かったであろうことは、氷の宰相の息子であるフィリベルトの想像に難くない。
「でもさ、俺が災禍の神をなんとかできたとしたら。俺、世界の救世主じゃねえ? 救国の英雄よりもすげえだろ?」
「!?」
あまりにも軽く言うので、フィリベルトはポカンとしてしまった。
「だったら、なっちまえと思ってさ。救世主ってやつに」
ニコニコしているルスラーンからは、信じられないくらいの覇気が溢れ出している。
「んで、好きな女と結婚する。最高だろ?」
「……言うだけなら簡単だ」
「おう。だから、見ていてくれないか。これからの俺を」
「仕方ない。親友の頼みだもんな」
「がんばるぜ、おにーちゃん」
そうして笑う親友に。
フィリベルトは、たまらず涙を溢れさせる。――ずっと、苦しかった。無力感。孤独感。それらを、ルスラーンが一緒に背負ってくれるのだ。こんなにもうれしいことがあるだろうか。
「ありがとう、ルス。実は、俺はもうレオナの唯一の願いすら、叶えてやれないのかと諦めていたんだ」
ルスラーンは、フィリベルトの涙にとても驚いた。
が、それを態度には出さずに、尋ねる。
「唯一の願い?」
「レオナの夢だ。普通に恋をして、結婚したい、というのが」
「はは! 俺に恋をしてくれるかは分からないけどな。ま、フラれたら、笑ってくれよな!」
「ヤケ酒には付き合ってやる」
「おいー、後押しぐらいしてくれよ」
「それでレオナの気持ちが変わるならな」
「うぐう、他人になんか左右されないよなあ。頑固だもんな」
「我が可愛い妹を、頑固だと!」
「事実だろ? なあ、どうしたら受けてくれっかなー」
フィリベルトは涙をぐい、と拭い、意地悪な笑みを浮かべると、すうっと息を吸って
「優しくて面白くて一緒にいるとホッとして話が合ってお茶やお菓子や本が好きでできれば強くて賢くて、背が高い人」
一気にまくし立てた。
「んっ!?」
「レオナの理想の男性像だそうだ。ルスにはいくつ当てはまった?」
――全部だけどな。
「ああ!? ちょ、もっかい!」
「わすれた」
「は!? お前え、早口すぎる! 俺いま『背が高い』くらいしか耳に入らなかったぞ!」
「良かったな、ひとつは推せる」
「ええ……」
がくりと肩を下げるルスラーンに、フィリベルトは口角を上げて、
「お? またヘタレポンコツに戻るか?」
と煽る。
「くそー! 本人に面と向かって悪口言うなよなあ、落ち込むだろ! 散々ナジャさんに『黒ポンコツ』ってなじられてさあ。ひどいよなあ!」
「はははは!」
「主人として、ちゃんと教育しろよ!」
「ナジャの主人は俺じゃないぞ」
「は!?」
「レオナだ」
「まじか!」
「まじだ。やめるか?」
「まさか! 伝説の隠密ごとでも構わない。何もかも、受け入れる覚悟だ」
ルスラーンは、昔から温かく、大きな男だ。
だからこそフィリベルトは、仲良くなれた――器がなければ、冷酷な氷の貴公子などと関わろうと思わないからだ。
――ようやく、覚醒するか……
心優しいからこそ、遠慮して出せなかった彼の本気を引き出したのが、レオナの宿命であるというのなら。
――これがきっと、『運命』というやつなのだな。
フィリベルトは気持ちを切り替えて、
「そうは言っても、俺だけじゃないぞ。ブルザーク皇帝ラドスラフと、闘神ゼル、陸軍大将子息のディートヘルムの求愛を蹴散らして、その後はジョエルとラザール、ヒューゴーとナジャを納得させて、最後は我が国最強の氷の宰相でローゼン公爵、ベルナルドだ」
とすごんでみた。
が、ルスラーンには不思議とどこか余裕がある。
「そうだなあ。けどな、お前、自分で気づいてないから言っとくが。レオナの気持ちは置いとくとしてさ。お前が、最強にして最大の壁なんだぞ?」
いたずらっぽく笑うルスラーンに、フィリベルトも笑みを浮かべた。
「なるほど、そうか。そうだな」
「フィリベルトが歓迎してくれるんなら、それだけで俺は前に進めるんだ」
「ああ、ルスラーン。俺は、他の誰よりもお前に、レオナを託したい!」
フィリベルトが迷わず差し出したその手を、ルスラーンは力強く握り返した。
「ありがとう、フィリ!」
全てを受け入れて踏み出す、漆黒の竜騎士が。
本当に世界を救うのかもしれない! とフィリベルトは思い――もしそうでなくとも、絶対に全力で二人を支えようと、心に誓ったのだった。
※ ※ ※
「喚べや、喚べ」
森の奥でひっそりと、獣を喰らって待っていた。
「準備は整っているよ。かわいい子たち。もうすぐ、君たちも喰らってあげるからね」
独りは、はじめて。
独りは、こわい。
独りは、寂しい。
――はやく。はやく。
うずうずする。
身体が疼く。
欲望が、弾けそうだ。
「喚べや、喚べ!」
※ ※ ※
「ついにここまで来たな」
攻撃魔法実習の講師である、魔術師団副師団長のラザールは、正装姿で手には愛用の杖を持っている。
彼は、魔法結界のある池のほとりにやってきたレオナ達へ、静かな声で語りかけ始めた。
「これまでよく頑張ってきた。今日はその成果を見せるだけだ。何も緊張する必要はない。ペア同士、しっかりと会話をして、信じ合うこと。何かが起きても、我々が対処するから慌てなくて大丈夫だ。良いな?」
講義開始当初、あんなにも冷たくて愛想がなくて、厳しい態度だったラザール。
今でも近寄りがたい雰囲気はそのままだが、こうして優しい言葉を学生たちに掛けてくれるようになった。
「はーい、じゃあこの周辺に放たれている魔獣を二体討伐して、僕かブリジットさんに討伐証明を持ってきてください!」
トーマスが手に討伐証明のリボンを持って、上に持ち上げてヒラヒラさせながら、声を張り上げる。
魔獣の体のどこかにくくられていて、魔法に反応する生地なのだそうだ。
つまり、魔獣を魔法で倒して(必ずしもトドメでなくても良いが)、リボンを二本持ってくると、合格。
「速かったペア二組に、広場でお披露目してもらいますよー! がんばって!」
学生たちは杖を握りしめて頷き、ぞろぞろと、森の中へと向かっていく。
帝国皇帝ラドスラフの学院見学で大暴れをしたチャールズ・ダリル組や、ユリエ・ボニー組も、同じように森へと分け入っていく。遠くで、聞きなれない獣の声がして、みな肩をびくりと震わせた。
「今のは、ヘルハウンドだな」
ヒューゴーがニヤリとして、肩に杖を担ぐ。
「ま、ちょろいから、んな緊張しなくても」
さすが元冒険者でドラゴンスレイヤー。はっきり言ってこの山を一人で全滅させられるくらいなのだから、むしろ退屈だろう。
ジンライも
「トール湖に比べたら、すごく平和な場所ですね」
と言う始末。
「……なんというか」
レオナが思わず眉を下げると
「手ごたえなしな感じ? レオナさんたら」
テオがくすくすと笑う。
――だって、ねえ。どうしても、ダークサーペントとかと比べちゃうじゃんね。
もちろん、油断は禁物だけど!
「んじゃ、競争しようぜ!」
ヒューゴーが言うと
「いいですよ!」
テオが乗った。
――この兄弟めー!
「えー! 絶対テオ有利だ!」
ジンライは、テオの速さをよくわかっている。下手をすると一人で終わってしまうだろう。
「ヒュー? くれぐれも」
「俺は、手出さないすよ。ジン、がんばれ」
「えええ!」
「ペトラが広場で待ってるぞ」
「くー! それを言われると! がんばる!」
――ここだけ、雰囲気違うってばー
「はい、じゃあレオナ」
ヒューゴーが促すので
「わかったわ。では、用意ー」
テオとジンライが、ぐぐ、と走る姿勢になった。
「はじめ!」
びゅん! と風魔法で疾風のごとく走っていくテオ。
その後ろのジンライはというと、地面に手を当てて耳をすませている。
「……うし、あっちに獣の足音っぽいのがありました。いってきます!」
たたた、と走り出すその背の高い背中を見送って、レオナとヒューゴーは顔を見合わせた。
「負けないわよ?」
「上等!」
拳をトン、とぶつけあって。
――それぞれの方向へと、走り出した。
※ ※ ※
一方広場では。
「あれが、闘神!」
「公開演習で見た時よりも、近いわっ」
「本当に目が金色……」
「ゼル様ー!」
早々に体術の試験を終えたゼルが、エキシビジョンをさせられていた。
「ったく、なんなんだこれは!」
思わずブロルにつっかかるゼル。
「まー、これも実習の一つと思って。ね? 殿下」
ブロルは、気安くその肩を叩いてなだめる。
「ディート! 俺だけだとつまらん。お前も戦え」
「げえ。巻き込むなよ……お前が速く狩りすぎたんだろが」
拳にナックル型の魔道具を装着しているディートヘルムが、やれやれのポーズで眉を下げる。
「こうなるとわかってたら、やらなかった!」
「それだと合格にならないぞー」
アルヴァーがけらけら笑う。
「っくそ。仕方ない。ならば、王子としての責務を全うするか」
ゼルはアリスターや、騎士団長、保護者や学生の応援部隊の前に進み出て――
「アザリー第九王子、ゼルヴァティウス・アザリーである! 本日はようこそお越しくださった! 思いがけずもう試験に合格してしまったぞ!」
さすが、盛り上げに長けるその弁舌で、しらけかけていた場が温まった。
「さぞ退屈であろう。良い機会だ、我が王国伝統の型をお見せしよう!」
靴を脱いで裸足になると、広場中央へ歩み出て、構えた。
すーっと吸って、こおっと吐く。
全身の魔力を循環させると、ゼルの金色の瞳が一層煌めいた。
「ご覧あれ。これが、闘舞だ!」
――この場の貴族たち、特に女性陣が砂漠の王子に魅了され、ゼルのパトロンになりたいと何人も押し掛けることになるのは、また別の話である。
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お読み頂き、ありがとうございました!
はー、やっとヒーローがヒーローに。
ようやく巣立ったような、親としてホッとした気持ちです。笑
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∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
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