義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます

富士とまと

文字の大きさ
33 / 67

その名は!

しおりを挟む
「よかったですわね。エリエッタ。頼りになる先輩がいて」
「……お義母様……人を操るのお上手ですね……」
 ん?
 操ってはいませんよ?
「普通は、敵対するような相手……でしょうに……」
 はい?敵対?誰と?
 ?
「はっ。エリエッタ、いくらお兄様より皇太子殿下が好きという相手がいても、お兄様の方が素敵なのに、失礼よ!って敵対なんかしてはだめですよ?いくら、本当に、事実、お兄様のほうが……リードルのほうが皇太子殿下よりも何百倍もむぐぐぐぐぐ」
 エリエッタに口を押えられました。
「お義母様、事実だとしても、不敬です。不敬。大きな声で言っていい言葉ではありませんっ」
 エリエッタが耳元でささやきます。
 はっ!そうでした。いくらうちの子が一番だと思っていても、表向きは一番は皇太子殿下と言うことにしておくべきなんですよね……。
「くすくす。兄妹仲がよろしいのですわね。問題ありませんわよ。学園の中での、誰が一番という話は問題になりません。剣術の授業で誰が一番になるかといった話などいつものことですわ。もちろん殿下に忖度して一番を取らせるような生ぬるい授業をするわけもありませんので……」
「そうですわ!特に月に1度指導に来てくださる騎士団長様は手を抜かれている生徒に対しては容赦いたしませんもの」
「ああ、騎士団長様もまだ独身でいらしたわね。リストに書いて置かなければいけませんわ」
「騎士団長様!10も年が離れていますし、騎士爵と格下ではありますが騎士団長様のところにならぜひ嫁ぎたいですわね!」
「本当ですわ!確かに!ほかにもちょっと年が離れていても素敵な方もいますわよね!」
 きゃあきゃあと
「秘密結社、よりよき婚約者探しのための情報収集隊活動、皆様で頑張りましょうね!」
「おか……リア、人聞きの悪い名前はやめてください。なんだかとても結婚にガツガツしている人の集まりみたいです」
 あら?そうかしら?
「そうですわ、青い薔薇の花ことばは、神の祝福と言いますわ。私たちに神の祝福があるように『青薔薇会』と呼ぶのはどうでしょうか?」
 レーゼレーラ様が目を輝かせている。
「あら、秘密結社っぽくどんな活動をしているのか分からない名前になっていいですわね。安易にピンクや赤の薔薇じゃないところが気に入りましたわ」
 エリエッタが満足げに微笑んだ。
 二人が楽しそうならそれでいいか。
「では、秘密結社青薔薇会に神の祝福があり、より良き伴侶を見つけられますように!」
 私の言葉に、皆がしっかり頷いたところで、入学式開始までまもなくとアナウンスがあり急いで講堂へ向かった。


=============
青薔薇会……。
花言葉探したよ。
なんか、青い薔薇は存在しないので神秘的でいいかと。
紫の薔薇だと、あれしか思い浮かばないし。
あれな。あれ。

さて、次回入学式はさくっと終わり、新入生歓迎パーティーへと進みましてよ!

青薔薇会の皆様、よろしくて?

しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

王宮に薬を届けに行ったなら

佐倉ミズキ
恋愛
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。 カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。 この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。 慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。 弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。 「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」 驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。 「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」 ※ベリーズカフェにも掲載中です。そちらではラナの設定が変わっています。(貴族→庶民)それにより、内容も少し変更しておりますのであわせてお楽しみください。

異世界に落ちて、溺愛されました。

恋愛
満月の月明かりの中、自宅への帰り道に、穴に落ちた私。 落ちた先は異世界。そこで、私を番と話す人に溺愛されました。

前世で追放された王女は、腹黒幼馴染王子から逃げられない

ria_alphapolis
恋愛
前世、王宮を追放された王女エリシアは、 幼馴染である王太子ルシアンに見捨てられた―― そう思ったまま、静かに命を落とした。 そして目を覚ますと、なぜか追放される前の日。 人生、まさかの二周目である。 「今度こそ関わらない。目立たず、静かに生きる」 そう決意したはずなのに、前世では冷酷無比だった幼馴染王子の様子がおかしい。 距離、近い。 護衛、多い。 視線、重い。 挙げ句の果てに告げられたのは、彼との政略結婚。 しかもそれが――彼自身の手で仕組まれたものだと知ってしまう。 どうやらこの幼馴染王子、 前世で何かを盛大に後悔したらしく、 二度目の人生では王女を逃がす気が一切ない。 「愛されていなかった」と思い込む王女と、 「二度と手放さない」と決めた腹黒王子の、 少し物騒で、わりと甘い執着政略結婚ラブストーリー。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

【完結】召喚された2人〜大聖女様はどっち?

咲雪
恋愛
日本の大学生、神代清良(かみしろきよら)は異世界に召喚された。同時に後輩と思われる黒髪黒目の美少女の高校生津島花恋(つしまかれん)も召喚された。花恋が大聖女として扱われた。放置された清良を見放せなかった聖騎士クリスフォード・ランディックは、清良を保護することにした。 ※番外編(後日談)含め、全23話完結、予約投稿済みです。 ※ヒロインとヒーローは純然たる善人ではないです。 ※騎士の上位が聖騎士という設定です。 ※下品かも知れません。 ※甘々(当社比) ※ご都合展開あり。

婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました

Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。 順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。 特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。 そんなアメリアに対し、オスカーは… とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。

目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです

MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。 しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。 フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。 クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。 ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。 番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。 ご感想ありがとうございます!! 誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。 小説家になろう様に掲載済みです。

家族から邪魔者扱いされた私が契約婚した宰相閣下、実は完璧すぎるスパダリでした。仕事も家事も甘やかしも全部こなしてきます

さら
恋愛
家族から「邪魔者」扱いされ、行き場を失った伯爵令嬢レイナ。 望まぬ結婚から逃げ出したはずの彼女が出会ったのは――冷徹無比と恐れられる宰相閣下アルベルト。 「契約でいい。君を妻として迎える」 そう告げられ始まった仮初めの結婚生活。 けれど、彼は噂とはまるで違っていた。 政務を完璧にこなし、家事も器用に手伝い、そして――妻をとことん甘やかす完璧なスパダリだったのだ。 「君はもう“邪魔者”ではない。私の誇りだ」 契約から始まった関係は、やがて真実の絆へ。 陰謀や噂に立ち向かいながら、互いを支え合う二人は、次第に心から惹かれ合っていく。 これは、冷徹宰相×追放令嬢の“契約婚”からはじまる、甘々すぎる愛の物語。 指輪に誓う未来は――永遠の「夫婦」。

処理中です...