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本当に大丈夫なのに。
「なぜ、そう思うんですか?」
「……顔が……変な顏をしているので」
変な顏って。
そりゃ、美しいエディさんから見れば、私なんて変顔女よね……。って、失礼じゃない?
「沈んだ顔をしているので、……本当に無理はしてないですよね?」
沈んだ顔?
あ、ああ、変な顏って、変な表情って意味か。
「無理はしてないですよ、大丈夫です!というか、無理すれば死に直結ですから。冒険者としてはまだ余裕があるうちに撤退が鉄則です。エディさんも大丈夫ですか?」
いけない。あっという間に稼いでいくエディさんを見て悲しんで心配かけてる場合じゃない。
ちゃんと指導しないと。
「はい、大丈夫です。と、いいたいですが……アイアンゴーレムは今持っている武器ではちょっと倒すのは難しいですね」
うん。まぁ、鉄の塊だからなぁ。あの塊を切ろうとすると、同党の鉄では無理で、ミスリル、アダマンタイト、オリハルコン制の武器が必要。もしくは何らかの魔法付与されている必要がある。
どれも、とっても高いんだよね。特にオリハルコンなんて伝説級のものは、ダンジョンでときどき見つかるだけで、世界にも両手で数えるくらいしかないらしい。アダマンタイトは鉱石がときどき取れるけれど法則性が分からず運らしい。ミスリルはその点、鉱山があるため多少は手に入れやすい。鉱山にはドラゴンが住んでいたりするけれど。
3つの中では比較的手に入れやすいミスリルを使った武器でさえ、めちゃくちゃ高い。
……ちなみに師匠の箒の刃はミスリル製。……普段使い用だそうだ。で、本気モード用は箒ではなくアダマンタイトのレイピアだそう。一体いくらするんだろう……。
っていうか、アダマンタイトの武器を買えるくらい師匠はすごい冒険者だったんだよね。本当に私なんかが弟子を名乗っていいのやら……。
どちらかと言うと、弟子っていうより、孫……いや、娘みたいなものだよね。厚かましいかな?
でもジャンのおばあちゃんだよって言えば喜びそうだけどなぁ?
「いい判断だと思います。無理だと自覚できるのも冒険者として大切だと言っていました」
ミーニャさんもギルド長もアイシャさんも。
「それで、ですね、無理というのにはいくつか種類があるんです。討伐依頼であればエディさんはアイアンゴーレムの討伐が無理ですよね。また、護衛任務で守るべき対象がいる場合も、アイアンゴーレムから依頼者を護れないのであれば無理ですよね」
エディさんは素直に頷いている。
「ですが、ダンジョンを進むことを考えれば、無理ではないでしょう」
エディさんが首を傾げる。
「アイアンゴーレムを倒す必要はないんですから。エディさんのスピードがあれば、難なくすり抜けて進めるでしょう?」
「あ、確かに。そうか……戦場では倒すか倒されるかだったから……」
心臓がずきりとする。
倒さなければならないっていうのは逃げられないってことなのだろう。
エディさんほど速ければ逃げられるけれど、仲間を置いて逃げられない、一人で逃げ出すわけにはいかないとかそういうことなんだよね。
もしかしたら、私の表情がおかしいから大丈夫かと尋ねたのも、大丈夫ではなくても大丈夫だと嘘をついて無理をするような場面があったのかも。いや、仲間が無理をしてその結果、何か大変なことが起きたとか、誰かが命を……。
いろいろなことを想像して胸が痛くなる。
「倒さなくても、いいのか……」
エディさんがもう一度言葉をかみしめている。
「ま、そういうわけで、先に進みましょう。ツインヘッドウルフの魔石は左右の頭にあるので2つずつ回収してくださいね。他に素材となるのは特にないですが、もしっ野営をするようなことがあり食料が必要になった時に、ツインヘッドウルフの肉は食べることができます」
エディさんが顔をゆがめた。
「ああ、そうだな」
おや?
「食べたことあるんですね」
毒がなくて食べることはできるが、すごく不味いという話は聞いた。
私はジャンが待ってるので野営するような依頼は絶対に受けないから食べたことはない。食べる予定もない。
エディさんが魔石を取り終わると、私を抱き上げた。
========
すいません、タイトルの番号が間違えておりましたのでちょっとおかしくなります
27と28の数字が重複してその先ずっとずれてました。修正入れます。
「なぜ、そう思うんですか?」
「……顔が……変な顏をしているので」
変な顏って。
そりゃ、美しいエディさんから見れば、私なんて変顔女よね……。って、失礼じゃない?
「沈んだ顔をしているので、……本当に無理はしてないですよね?」
沈んだ顔?
あ、ああ、変な顏って、変な表情って意味か。
「無理はしてないですよ、大丈夫です!というか、無理すれば死に直結ですから。冒険者としてはまだ余裕があるうちに撤退が鉄則です。エディさんも大丈夫ですか?」
いけない。あっという間に稼いでいくエディさんを見て悲しんで心配かけてる場合じゃない。
ちゃんと指導しないと。
「はい、大丈夫です。と、いいたいですが……アイアンゴーレムは今持っている武器ではちょっと倒すのは難しいですね」
うん。まぁ、鉄の塊だからなぁ。あの塊を切ろうとすると、同党の鉄では無理で、ミスリル、アダマンタイト、オリハルコン制の武器が必要。もしくは何らかの魔法付与されている必要がある。
どれも、とっても高いんだよね。特にオリハルコンなんて伝説級のものは、ダンジョンでときどき見つかるだけで、世界にも両手で数えるくらいしかないらしい。アダマンタイトは鉱石がときどき取れるけれど法則性が分からず運らしい。ミスリルはその点、鉱山があるため多少は手に入れやすい。鉱山にはドラゴンが住んでいたりするけれど。
3つの中では比較的手に入れやすいミスリルを使った武器でさえ、めちゃくちゃ高い。
……ちなみに師匠の箒の刃はミスリル製。……普段使い用だそうだ。で、本気モード用は箒ではなくアダマンタイトのレイピアだそう。一体いくらするんだろう……。
っていうか、アダマンタイトの武器を買えるくらい師匠はすごい冒険者だったんだよね。本当に私なんかが弟子を名乗っていいのやら……。
どちらかと言うと、弟子っていうより、孫……いや、娘みたいなものだよね。厚かましいかな?
でもジャンのおばあちゃんだよって言えば喜びそうだけどなぁ?
「いい判断だと思います。無理だと自覚できるのも冒険者として大切だと言っていました」
ミーニャさんもギルド長もアイシャさんも。
「それで、ですね、無理というのにはいくつか種類があるんです。討伐依頼であればエディさんはアイアンゴーレムの討伐が無理ですよね。また、護衛任務で守るべき対象がいる場合も、アイアンゴーレムから依頼者を護れないのであれば無理ですよね」
エディさんは素直に頷いている。
「ですが、ダンジョンを進むことを考えれば、無理ではないでしょう」
エディさんが首を傾げる。
「アイアンゴーレムを倒す必要はないんですから。エディさんのスピードがあれば、難なくすり抜けて進めるでしょう?」
「あ、確かに。そうか……戦場では倒すか倒されるかだったから……」
心臓がずきりとする。
倒さなければならないっていうのは逃げられないってことなのだろう。
エディさんほど速ければ逃げられるけれど、仲間を置いて逃げられない、一人で逃げ出すわけにはいかないとかそういうことなんだよね。
もしかしたら、私の表情がおかしいから大丈夫かと尋ねたのも、大丈夫ではなくても大丈夫だと嘘をついて無理をするような場面があったのかも。いや、仲間が無理をしてその結果、何か大変なことが起きたとか、誰かが命を……。
いろいろなことを想像して胸が痛くなる。
「倒さなくても、いいのか……」
エディさんがもう一度言葉をかみしめている。
「ま、そういうわけで、先に進みましょう。ツインヘッドウルフの魔石は左右の頭にあるので2つずつ回収してくださいね。他に素材となるのは特にないですが、もしっ野営をするようなことがあり食料が必要になった時に、ツインヘッドウルフの肉は食べることができます」
エディさんが顔をゆがめた。
「ああ、そうだな」
おや?
「食べたことあるんですね」
毒がなくて食べることはできるが、すごく不味いという話は聞いた。
私はジャンが待ってるので野営するような依頼は絶対に受けないから食べたことはない。食べる予定もない。
エディさんが魔石を取り終わると、私を抱き上げた。
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すいません、タイトルの番号が間違えておりましたのでちょっとおかしくなります
27と28の数字が重複してその先ずっとずれてました。修正入れます。
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