年増公爵令嬢は、皇太子に早く婚約破棄されたい

富士とまと

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第六話

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「ずるい!ずるい!ルイバッカリ、お姉様の美しいドレス姿を堪能するなんて、私も舞踏会行きたい!皇太子っていう地位を振りかざして思うようにするとか、最低だよ、最低!」
 そうねぇ。マリリーは相変わらずルイに対して言葉はキツイけれど、言っていることは間違っていない。
 ルールを、権力者が捻じ曲げるのは良くないことだわ。
 でも、ちゃんとそういうことをはっきりと殿下に言える人間がいるのは大切なことね。うんうん。
 二人が結婚したら、この国も安泰ね。間違いないわ。
 ああ、もしかしたら、賢王とその妻として後世に名を遺すことになるんじゃないかしら。
 これは、きっちりと、美しい絵姿をのこさなければ。すばらしい治世をしただけでなく、とても美しくて麗しいお2人だったと語り継いでもらわねば!
 絵師、絵師を早う!
 そして、舞踏会会場入りは、一番最後。
 デビュタントのお披露目も兼ねている舞踏会なので、まずはデビュタント以外が会場入り。
 そして、皆揃ったところでデビュタントが1人ずつ、名前を呼ばれ順に入場。
 位の低い者から順に入場することとなる。よって、今年は王室に15歳になる人がいないので、一番位が高いのが公爵令嬢の私ということになった。
 っていうか、もし私が伯爵令嬢だったとしても、エスコート訳が皇太子だったら、一番最後だったとは思うけどさ。ったく、そういう点でも、ちょっとめんどくさいことになってしまっているのよ?普段はとても色々な事情を理解していて、わがままを通すようなことはないのに。
 どうして、今回は私のエスコートにそんなにこだわったのかしら?
 名前が呼ばれ、殿下にエスコートされて会場に入る。
 一斉に私へと視線が集まる。
 驚いたような顔。
 深いため息や吐息。
 えーっと、何?
 はっ。
 まさか、エスコートなしで一人で会場に入ったと思われてる?
 いるよ、いるっ!私の高い身長の陰に隠れて、いや、妹がどうしてもこれがいいとお姉様にはこれが似合うと母と盛り上がって決めためっちゃ膨らんだスカートのドレスに隠れて……見えないかもしれないけど……。
 って、ダメじゃん、ダメじゃん。
 あれ?違うよ。
 見えてるよね。
 うらやましいなんて声が聞こえてきた。
 でしょうね、でしょうね。皇太子にエスコートしてもらえるなんて羨ましいわよね。
 って、なんで女性じゃなくて男性が羨ましがってるの?
 っていうか、めっちゃ視線が痛い、痛い。
 そうでしょう。
 私みたいな女にしてはデカいの、目立つよね。
 しかも、皇太子はまだ10歳だもの。身長差があっても仕方がないけど、けど……。
「くそっ。じろじろ僕のエマリーを見やがって」
 ん?何か殿下がぶつぶつと言っている。
 


================
おや、6000文字越えたみたい……
そりゃ、終わらないわなぁ。1日2日で普通に終わる文字数じゃないわ……ぐぐ。
でも、水曜日締め切りってルールが……ルールが……か、書けたところまでで終わりにする?
それとも、なんかむりやり「そして月には流れた」系?
それともちょっと締め切り破っても書きたいだけ書いて終わる?
ああああああ。
あ、話は変わりますが。「第二弾」が、ベリーズカフェで編集部のおすすめピックアップで紹介していただきました。……まさかの!でもって、読み返したら「おや?感想でいただいていたのはこれだったのか!」と、おかしな点直しときました……(´・ω・`)そして、よけいなあとがきとかないので、一気読みはしやすいかと思います。

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