物の怪、花道を往く。

花やま

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2.出会った美女は人じゃないそうです。

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今まで歩いていた住宅街の面影は一瞬でなくなり、今目の前に広がっているのは赤いちょうちんの下がる古い建物通り。
コンクリートだったはずの道は適度に舗装された石畳いしだたみになっている。
一言で言い表すのなら、日が沈みきった京都の町並みだろうか。ちらほら道を歩いている人々も皆そろって着物姿だ。

状況を把握するために、すぐ傍を歩いていったおじさんに声をかけてみる。
「あっあの、すみません!」
「ん~?」
おじさんは機嫌が良さそうに振り返った。よく見れば顔がほのかに赤らんでいる。酒の匂いが漂っているため、掲げられた赤ちょうちんのせいではなさそうだった。

「お譲さんどうしたの?変わったお衣装いしょうだね、どこの屋形やかたの子だい?」
「セーラー服の事ですか・・・?あの、ここってどこでしょうか。気がついたらここに居たんです。」
「せぇらあ?聞かない屋形の名前だね。いやー、僕も結構お座敷ざしきあそびをたしなんでいる方だと思っていたけど、まだまだだったなぁ。はっはっは。」

屋形?お座敷遊び?
何も理解できていない私を気にすることなく、機嫌の良さそうなおじさんはどんどん話を進めた。
「ここは椿つばき通りだけど、せぇらあはどの通りにあるの?せっかくだし、送ってあげるからちょっとおしゃくしてくれるかい?」
「えっ!?いや、私は・・・!」
酔っ払ったおじさんは勘違いしたままどんどん話を進めていってしまう。
このままではどこかに連れて行かれるのも時間の問題かもしれない。


今晩こんばんは。どうしたんですか?」

抑揚よくようの無い女性の声が背後から聞こえてきた。
振り返ると、そこは白い着物をまとったはかなげな女性がすぐ後ろに立っている。
「やあー雪花音ゆきかねちゃん!今晩は、お座敷帰りかい?」
顔なじみらしく、おじさんはご機嫌のまま話を膨らませた。雪花音と呼ばれたその女性は表情を変えずそっけなく対応していく。
「この辺で見ないお嬢さんが居てね、せぇらあって屋形の子らしいんだけど雪花音ちゃん知ってるかい?」
「いいえ、初めて聞きました。」
「やっぱり?僕も知らなかったから送るついでに一杯頂こうかと思ってね。」
「そうですか。でも先生、その子はせぇらあって屋形の子じゃないですよ。新しく入ったうちの屋形の見習いさんです。」
「「えっ!?」」
黙って見守っていると、美女の口から思わぬ方向へ話が脱線した。
「そっかそっか!ぼんぼりさんとこの子だったのかい。」
「はい、うちのがご迷惑をお掛けしたみたいで。何せこの町に来てまだ日が浅くて・・・。ほら、姉さんと一緒に屋形へ帰ろう。」
そういって私の手をそっと掴む。体温を感じられない手に思わず体が跳ねた。
「では先生、どうもありがとうございました。またぼんぼりにも遊びに来てください。」
「もちろんだとも。じゃあ雪花音ちゃん、見習いちゃん、気をつけてね~。」


「・・・・・。」
「・・・・・。」
ご機嫌おじさんが立ち去ると、残されたのは手を繋いだままの美女と微妙な空気のみとなった。

「・・・成り行きで色々言ってしまったけれど、気にしなくて良い。あなた、『ニンゲン』って子?」
「・・・そう、ですね?人間の、つもりです。」
質問の意図が分からなくて若干戸惑う。
ニンゲン、にんげん、・・・人間?
何でわざわざ人間かどうか聞かれるんだろう。人間じゃないのが普通みたいに言われると、色々と嫌な想像をしてしまう。

美女、もとい雪花音さんは無表情のまま続ける。
「名前は?下の名前だけでいい。」
「美鈴、といいます。」
「美鈴。驚かないでよく聞いて。ここの世界に住むのはほとんど妖怪や物の怪。もちろん、私もそう。ニンゲンもたまに見かけるけど、皆口をそろえて他の世界から来たって言ってる。」
淡々と、私が知りたいことを説明していく。
驚くなと言われても無理がある。何も言えない私を置いて雪花音さんは続けた。
「他の世界から来たニンゲンは、色々きっかけや理由があってここに来たみたい。あなたはどうやってここに来たか覚えてる?」
「あ、はい!でも本当に急で、落とした手袋を拾おうと思ってかがんだら後ろから強い風が吹いて転んじゃって・・・。顔を上げたら、もうここに居たんです。」
「そう。怪我は?」
「手をついた時に少し擦りむいたけど、それ以外は大丈夫です。」
「ちょっと見せて。もしかしてこっちの手?」
そう言いながら繋いだままの手を持ち上げる。少しだけ握る力を緩めて、雪花音さんは私の手を見つめた。
「いいえ!反対の手です、それに大したことないですよ!」
ほらほら、と所々赤くなった手を見せた。本当に大したことの無い傷で、少しだけ滲んだ血も今はすっかり乾いていた。
しかし、雪花音さんからするとその程度でもに落ちないらしい。
手に持っていたかご巾着きんちゃくから小さな容器を出して見せた。中にはクリーム状の何かが入っており、指先ですくうと柔らかく表面がくぼんだ。
「これ軟膏なんこう。手、出して。」
有無を言わさず指先をこちらに向けてくる。塗ってあげるから傷を見せろと言う事らしい。
遠慮がちに彼女の方へ手を出すと、やんわりと傷の上を指先で取った軟膏で蓋していく。
「これでよし。じゃあ、行こう。」
「あ、ありがとうございます・・・。あの、行くってどこへ?」

「ぼんぼり。私の住んでる屋形だよ。」

無表情を貼り付けた雪花音さんは、親切で優しいけれど何を考えているのか全く分からない。
傷を見せろと言った時同様、頑なに意見を変えない気だろう。
行くあてもない身としては拒否も出来ないので、大人しく一緒に着いて行く事にした。

・・・それにしても。

すぐ隣を歩く雪花音さんを横目で見てみる。
現実離れした綺麗な顔立ちに真っ白な肌。身に纏う細かい刺繍の着物。
絹糸の様に長く白い髪は耳の下で束ねて帯の下まで垂れ下がっていて、どこからどう見ても私と同じ人間にしか見えなかった。
着いて来いと言った割には何も話そうとはしない。

だんだんと不安が募る。人じゃないって言ってたけど、本当についていって大丈夫だろうか。
食べられたり、薬の材料にされたり、酷い扱いを受けたりしたら・・・。
そういえば軟膏を塗った人間を食べるお話もあった気がするけどまさか・・・。
沈黙が続くせいで嫌な想像が止まらない。今からでも走って逃げた方が良いのだろうか。


そんな想像をするうちに、雪花音さんは赤いちょうちんのともる一軒の建物の前で足を止めた。
「着いたよ。ここが、私の住んでる屋形。」
「あっはい!!」
急に現実に戻され、思わず声が裏返ってしまった。しかし雪花音さんは気にすることなく引き戸に手をかけて中へと入った。
「ただいま戻りました。」
「お、お邪魔します・・・。」
草履ぞうりを揃えて脱ぐ姿にならって、私もローファーを脱いで端に寄せた。

「お母さん居ますか?ちょっとお話したいことがあります。」
ギシギシと床を鳴らしながら、一番奥の部屋へ向かった。居心地が悪いので仕方なく後ろを着いていく。
呼びかけに応じるように、障子に映った影が少し揺れた。
「お帰り、雪花音。入っていらっしゃい。」
「失礼します。・・・美鈴もおいで。」
すっと静かに障子を開けると、そこには落ち着いた着物を着た初老の女性が座っていた。
女性の前に座ったのを見て、私も雪花音さんの斜め後ろ辺りに正座する。

「もしかしてニンゲンかしら?よその屋形には居るって聞いてたけど、まさかうちにもおいでになるとはねぇ・・・。」
「は、初めまして・・・。美鈴といいます。」
私の姿を見て、初老の女性はおやと目を丸くした。
「初めまして。私はこの屋形の主人の菊菱きくびしです、お母さんって呼んで頂戴ね。」
「それで雪花音さん、美鈴さんはどうしたの?」
「来たばっかりで混乱していたみたいで、とりあえず連れてきました。ニンゲンが暮らす屋形もあると聞いたことがあったので。」
「他の町には居るみたいねぇ。」
ほんわかと笑う菊菱さん、もといお母さんは無害そうな出で立ちだった。
とても人間を食べたり無碍むげにするような人には見えなくてひとまず安心だ。
「美鈴さん。雪花音からどんな風に聞いているかは分からないけれど、この世界にもあなたと同じく急に現れたニンゲンは居ます。・・・けれど、皆帰り方までは分からなくて、ずっとこの世界に留まっているのが現状です。中には、元居た世界で死んでしまった故にこの世界にやってきたニンゲンも居ました。」
「えっ・・・。」

「お母さん。」
淡々とした口調から一転して、初めて雪花音さんが強い口調で牽制けんせいした。
さっきはそこまで語っていなかったけど、彼女は知っていた上であえて私に話さなかったようだ。
お母さんもそれにき気付いたらしく、申し訳なさそうに口をつぐんだ。
「不安にさせるつもりはないの、ごめんなさいね。帰り方はゆっくり調べていけばいいわね。それよりも、帰るまでにどうするかを決める方が良いかしら。」
「はい・・・。」
「お母さん、通りで馴染なじみのお客さんに会いました。その時はうちの見習いだと説明してあります。お母さんと美鈴が良ければ、見習いとして居てもらったらどうですか。」
「そうねぇ。調べ物をするなら、出入りしてても構わない立ち居地のほうがいいでしょう。美鈴さん、ちょっと雑用をさせてしまうかも知れないけれど、それでも良かったらうちにおいでなさいな。」
言いも悪いも、知らない世界に来てここまで良くしてもらえる場所が他にあるとは思えなかった。

「何でもお手伝いします!なので、その・・・。居候いそうろうさせてもらえると、とってもありがたいです。」
私の返事に、お母さんは目を細めて満足そうに頷いた。
「もちろん。うちに住む以上、あなたはもう私の娘です。面倒は雪花音が見るでしょうし、姉だと思って何でも聞きなさい。他の子達にも明日紹介するわね。」
雪花音さんは何も言わないが、特に異論はないらしい。
「雪花音、姉としてちゃんと面倒を見てあげるんですよ。」
「はいお母さん、おはからいありがとうございます。」
「ありがとうございます!」

疲れたでしょうから早く休みなさい、と優しい言葉に甘えてお母さんの部屋から出た。
雪花音さんに言われるまま、屋形の階段を上がってひとつの部屋にたどり着く。そこが彼女の個室のようで、小箪笥や姿見が簡単に置かれているだけの非常に質素な室内はとても彼女らしい。
「美鈴、部屋はここ。とりあえず今日は私の部屋でいい?」
「はい、大丈夫です。色々とありがとうございました。」
雪花音さんは無表情で分かりにくいだけで、本当は凄く優しい人みたいだ。
私なんて得体の知れない存在だろうに、初対面でここまで面倒を見てくれるなんて本当に頭が上がらない。

慣れた様子で押入れを開けて布団と、それから小箪笥からは簡素な浴衣と帯紐を取り出してまとめて部屋の端に下ろした。ふわ、とあくびをしながら耳の下に垂れる髪紐を解く。
「もう一式布団取ってくる。着物も着替えてくるから、先に布団敷いて浴衣着て寝てていいよ。」
「え、でも・・・。」
それは流石に図々しすぎる。布団も着替えも用意してもらって先に寝るのはいかがなものだろうか。
しかし、部屋の主は返事を待たずに部屋から出て行ってしまった。

「・・・。とりあえず、布団敷いて着替えてから少し待ってよう。」
布団を広げて皺を伸ばしてから、来ていたセーラー服を脱いで枕元に畳む。出してもらった浴衣は軽くはお織って前を合わせてから帯紐おびひもを結ぶ。
布団に座った途端、思い出した様に疲れが押し寄せてきた。
身に起きる出来事が現実離れしすぎたせいで気付かなかったが、身体はずいぶんとストレスと疲労で参っていた。油断すると瞼もどんどん下がる。
ちょっとだけ横になるつもりで柔らかい布に身体を預けた途端、意識はフェードアウトしていった。

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