答えは自分で

かなかな

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僕は一体誰?

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1990年10月2日火曜日午前7時2分に産まれた。 家族は父、母、姉、そして僕は次女として産まれた。それは紛れもない事実。

僕は一体何者で何がしたいのだろうか。
女である僕が僕である為に生きるということに何の意味があるのか。

誰の認識で僕は女なのか。
僕の認識で男にはなれないのか。

よく分からないが、僕は僕。
では、君は誰だい?

君は誰だい?と聞かれたら誰だって自分の名前を言うだろう。
僕の名前は華子(はなこ)。
女の子らしい名前と言われるが僕はこの名前が嫌いだ。
だから僕は奏多(かなた)と名乗っている。

奏多と言う名前がとても気に入っている。みんなにはあだ名という事で呼んでもらっている。

君も自分の名前が気に入らないのかい?
僕と同じだね。では性別に違和感を覚えたことは無いかい?

君の性別は分からないが、
僕は自分を男と思っている。
身体は女なのに心は男なんだ。
不思議だよな。本当に不思議なんだ。

僕のような人間を人々は
「性同一性障害」というんだ。

次から覚えておいて。
僕 = 性同一性障害
性同一性障害 = 僕。 だと。

名前が嫌い、自分の体が嫌い。
女の子のふりをする自分が嫌い。
産まれてきた性別が違うんだ。

自分自身を否定する日々、
鏡に映る自分を見ていつも思うんだ。
「僕は一体誰?」と。
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