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思い出しました
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※今回は残虐描写的なものがありますので、苦手な方はご注意ください。
「……君にとってはとても辛い話になるぞ?」
ややして瞑目した殿下は腕を組んで静かに言葉を紡いだ。
「構いません」
それが肯定の言葉だったことに安堵しながら私は頷きを返す。
どんな理由だったのか聞くのが怖くないわけではないが、聞かないでいる方が怖かったのだ。
「……わかった」
目を開けた殿下は私を見て僅かに眉を顰めた後、紅茶を一口飲んでから再び口を開いた。
今言える状況じゃないけど、場所が入れ替わったからその紅茶は私の飲みかけのやつですよ?
「あの時、私は王都で活動していた盗賊団を捕らえたという報せを受けて牢へ行った。すると何故か知らないが君が幹部だとして捕らえられていた」
私の心のツッコミなど聞こえない殿下はより一層顔を顰める。
組んでいた腕を解き、今度は膝に肘をついて手を組み、そこに額を当てた。
「盗賊団の幹部…?」
そして私も私で顎に拳をあてて視線を下げる。
なるほど、それなら掴まえられていても仕方がない。
けれど何故私がそんなことを?
殿下の言葉を疑うわけではないが、素直に納得もできなかった。
「私が見つけた時君は…、すでにかなりの拷問を受けていて、それが原因で心が壊された状態だった」
「……え?」
だから考え込んでいるうちに殿下の言葉をうっかり聞き逃しそうになり、数拍遅れて殿下の言葉が脳に届く。
「………拷問?」
さらに言葉の意味を理解するためにはもう数拍を要した。
「そのせいで、心が、壊された…?」
誰の?
……私の?
拷問………。
『なんだ?もうおねんねか?』
『ギャヒャヒャ!!こいつはいい!!お前、頭目の女じゃなかったのか!!』
『ダメだ、ここでやれ』
不意に知らない男の声が響いた。
「え?」
『お前、侯爵家のお嬢様だったんだって?』
『でもなぁ、お前はもうお綺麗なお嬢様じゃねぇんだよ』
『可愛い可愛い、俺の玩具だ』
バチンッ!
大きな音を立てて、私の頭の中にある何かの扉が閉まった。
けれど垣間見てしまったものは、もう消せない。
「……うそよ」
「アンネローゼ?」
見えてしまった光景は、脳裏に焼き付いた。
「嘘よ!!あんなの、私じゃない!!あれは、あんな…」
「アンネローゼ!!」
焦ったように叫ぶ殿下の声が聞こえる。
『アンネローゼ!?』
重なるように、誰かの声が聞こえる。
その声は閉まったはずの扉の奥から齎されたもの。
『何故彼女はここまでの拷問に掛けられた?』
『彼女が正気を取り戻す可能性は?』
「どうしたんだ!?まさか…!!?」
頭の中と現実の中で、声が段々と私に近づいてくる。
「いや、来ないで、近づかないで!!」
私は必死に耳を塞ぐ。
現実の声は聞こえなくなったが、それでも頭の中の声は止まらない。
『……すまなかった』
「いや…」
『…今回は一緒に終わらせる』
「い、や…?」
『またあのパーティーで会おう』
胸に激痛が走った気がした。
ブツンッ
「アンネローゼ!!」
そして声が途切れると同時に、私の意識もまた、闇へと沈んでいった。
思い出した。
思い出してしまった。
消えていた私の記憶。
いや、私が意図的に消したはずの記憶。
3度目の繰り返し、つまり4度目の生の時、私は婚約破棄の後に城内で不審者を見つけてしまい、そのまま攫われた。
その不審者はベナンで義賊まがいのことをしている組織の頭目で、本当は小国のマリシティなら王城に侵入して金品を盗れるかどうかの下見に来ただけだったらしいが、身形のよい私を見て手っ取り早く私を人質に身代金を要求することを思いついたのだと告げてきた。
だから私は自分が今しがた婚約破棄された身で、この後は実家に勘当される予定だからとてもじゃないが身代金を払ってもらえるような人間ではないことを伝えたら、彼は「僅かも怯えないその態度が気に入った」と言って、行くところがないなら一緒に来いとそのまま私を連れてアジトへ帰った。
どうせ国外追放になる身だから構わないかと思ったが、だからと言って「悪いようにはしねぇから、俺達の仲間になれ」という彼の言葉に頷くわけにはいかない。
義賊であれ何であれ、彼らは紛れもなく犯罪者だったから。
けれど行く当てもない私は犯罪行為には加担しない、彼らの世話係として仲間に加わることにした。
それから3年ほど経った頃、頭目は狙いをオークリッドへ移すと宣言してすぐに移り住んだ。
オークリッドは豊かな国だから子爵や男爵でもそれなりの財を持っていて、初めの頃はそういう貴族の屋敷に入っていたらしい。
そこで味を占めた彼らは途中から欲を出して伯爵家の屋敷まで狙い始めた。
流石にやめるように言ったが頭目は「大丈夫だ」と笑って、その日の内にあっさり捕まってしまった。
しかも組織の下っ端が我が身可愛さにアジトの場所を吐いたものだから、アジト内に残っていた仲間と共に世話係の私まで捕まってしまったのだ。
唯一の女で身の安全のためにと奥にある一人部屋を占領していたために幹部、というより頭目の大事な女なのだろうという間違った憶測まで付いて。
私は当然ただの世話係だと主張したが聞いてもらえるはずもなく、頭目も私を守ろうと口を噤んだために勘違いは加速し、私は最重要幹部であるとして厳しく尋問された。
それでも何も情報を言わない私に業を煮やしたのだろう、ある時大柄な男が尋問官として連れて来られた。
そして地獄が始まった。
打擲はもちろん、何度となく水に沈められ、両手足の爪の隙間に針を刺された。
だけど何をされようと情報を持っていなかった私が言えることなどなく、最後にはありとあらゆる尊厳を奪われて、もう心を閉ざすことでしか自分を守ることができなくなったのだ。
それからの時間感覚は曖昧だった。
私が何の反応も示さなくなったことに気がついたあの男は興味が失せたようで牢に来なくなったし、その他の誰もが私の牢に近寄らなくなった。
朧げな意識の中でそれを知覚していた私は、多分本当は完全には心が壊れていなかったのだろう。
けれど正気に戻ってしまったらまたあの日々が繰り返されることはわかっていたから、そのまま人生が終わるのを待とうと考えていた。
自死できないようにされていた私に唯一できることは餓死を待つことだけ。
時間はかかるがそれが一番確実だった。
そんな漫然と過ぎていくだけの日々の中で、ある時変化が起きた。
艶やかに流れる黒髪を持つ見知らぬ男性が酷く驚いた声で私の名前を呼んだのだ。
「何故私を知っているの?」
そう問おうにもすでに私は死に近すぎて、声を出すことはおろか視線ですらも動かすことはできなかった。
見知らぬ男性は傍にいた兵士から私の状態を聞くとすぐに牢に入ってきた。
そして私の前に立つと小さな声で「……すまなかった」と詫びる。
それが何故かはわからなかったが、私の心は素直にそれを受け入れた。
「…今回は一緒に終わらせる。またあのパーティーで会おう」
それが伝わったわけではないだろうが、汚れた私を抱きしめた彼がそう呟いた直後、背中から胸にかけて鋭い何かが通り過ぎ、一瞬の激痛後、私は意識を失って、今まで通りすぐに次の生を迎えていた。
その生での私は殿下が言っていた通り、戻った先の私が心を閉ざしていなかったから前回の生での記憶が溢れ出てきて、目の前にいる人々全員が怖かった。
あの場所には私の味方も、私を抱きしめて解放してくれたあの優しい人もいない。
恐怖に支配される心でただひたすらに祈っていた。
あの人がまた私を助けてくれる瞬間を。
けれどどんなに待ってもそんな時は訪れず、私は最期の瞬間に燃える城の中で奇跡は二度も起きないのだと知った。
その次の生での私はすぐに人生を終わらせた。
あの人に会えないなら無駄に生きなくてもいいと思って。
でも今死んだところでどうせすぐにまたあの場面に戻るだけ。
死の直前にそう気づいた私は意図的に記憶を封じた。
上手くいくかなんてわからなかったけれど、結果的にそれは成功したようで、今に至るまで私は記憶を失っていたのだ。
でも、これでようやく思い出した。
そして、私に殿下と結ばれる資格なんてないことも同時に思い知った。
穢れた女に大国の王族など務まるはずもないのだから。
「……君にとってはとても辛い話になるぞ?」
ややして瞑目した殿下は腕を組んで静かに言葉を紡いだ。
「構いません」
それが肯定の言葉だったことに安堵しながら私は頷きを返す。
どんな理由だったのか聞くのが怖くないわけではないが、聞かないでいる方が怖かったのだ。
「……わかった」
目を開けた殿下は私を見て僅かに眉を顰めた後、紅茶を一口飲んでから再び口を開いた。
今言える状況じゃないけど、場所が入れ替わったからその紅茶は私の飲みかけのやつですよ?
「あの時、私は王都で活動していた盗賊団を捕らえたという報せを受けて牢へ行った。すると何故か知らないが君が幹部だとして捕らえられていた」
私の心のツッコミなど聞こえない殿下はより一層顔を顰める。
組んでいた腕を解き、今度は膝に肘をついて手を組み、そこに額を当てた。
「盗賊団の幹部…?」
そして私も私で顎に拳をあてて視線を下げる。
なるほど、それなら掴まえられていても仕方がない。
けれど何故私がそんなことを?
殿下の言葉を疑うわけではないが、素直に納得もできなかった。
「私が見つけた時君は…、すでにかなりの拷問を受けていて、それが原因で心が壊された状態だった」
「……え?」
だから考え込んでいるうちに殿下の言葉をうっかり聞き逃しそうになり、数拍遅れて殿下の言葉が脳に届く。
「………拷問?」
さらに言葉の意味を理解するためにはもう数拍を要した。
「そのせいで、心が、壊された…?」
誰の?
……私の?
拷問………。
『なんだ?もうおねんねか?』
『ギャヒャヒャ!!こいつはいい!!お前、頭目の女じゃなかったのか!!』
『ダメだ、ここでやれ』
不意に知らない男の声が響いた。
「え?」
『お前、侯爵家のお嬢様だったんだって?』
『でもなぁ、お前はもうお綺麗なお嬢様じゃねぇんだよ』
『可愛い可愛い、俺の玩具だ』
バチンッ!
大きな音を立てて、私の頭の中にある何かの扉が閉まった。
けれど垣間見てしまったものは、もう消せない。
「……うそよ」
「アンネローゼ?」
見えてしまった光景は、脳裏に焼き付いた。
「嘘よ!!あんなの、私じゃない!!あれは、あんな…」
「アンネローゼ!!」
焦ったように叫ぶ殿下の声が聞こえる。
『アンネローゼ!?』
重なるように、誰かの声が聞こえる。
その声は閉まったはずの扉の奥から齎されたもの。
『何故彼女はここまでの拷問に掛けられた?』
『彼女が正気を取り戻す可能性は?』
「どうしたんだ!?まさか…!!?」
頭の中と現実の中で、声が段々と私に近づいてくる。
「いや、来ないで、近づかないで!!」
私は必死に耳を塞ぐ。
現実の声は聞こえなくなったが、それでも頭の中の声は止まらない。
『……すまなかった』
「いや…」
『…今回は一緒に終わらせる』
「い、や…?」
『またあのパーティーで会おう』
胸に激痛が走った気がした。
ブツンッ
「アンネローゼ!!」
そして声が途切れると同時に、私の意識もまた、闇へと沈んでいった。
思い出した。
思い出してしまった。
消えていた私の記憶。
いや、私が意図的に消したはずの記憶。
3度目の繰り返し、つまり4度目の生の時、私は婚約破棄の後に城内で不審者を見つけてしまい、そのまま攫われた。
その不審者はベナンで義賊まがいのことをしている組織の頭目で、本当は小国のマリシティなら王城に侵入して金品を盗れるかどうかの下見に来ただけだったらしいが、身形のよい私を見て手っ取り早く私を人質に身代金を要求することを思いついたのだと告げてきた。
だから私は自分が今しがた婚約破棄された身で、この後は実家に勘当される予定だからとてもじゃないが身代金を払ってもらえるような人間ではないことを伝えたら、彼は「僅かも怯えないその態度が気に入った」と言って、行くところがないなら一緒に来いとそのまま私を連れてアジトへ帰った。
どうせ国外追放になる身だから構わないかと思ったが、だからと言って「悪いようにはしねぇから、俺達の仲間になれ」という彼の言葉に頷くわけにはいかない。
義賊であれ何であれ、彼らは紛れもなく犯罪者だったから。
けれど行く当てもない私は犯罪行為には加担しない、彼らの世話係として仲間に加わることにした。
それから3年ほど経った頃、頭目は狙いをオークリッドへ移すと宣言してすぐに移り住んだ。
オークリッドは豊かな国だから子爵や男爵でもそれなりの財を持っていて、初めの頃はそういう貴族の屋敷に入っていたらしい。
そこで味を占めた彼らは途中から欲を出して伯爵家の屋敷まで狙い始めた。
流石にやめるように言ったが頭目は「大丈夫だ」と笑って、その日の内にあっさり捕まってしまった。
しかも組織の下っ端が我が身可愛さにアジトの場所を吐いたものだから、アジト内に残っていた仲間と共に世話係の私まで捕まってしまったのだ。
唯一の女で身の安全のためにと奥にある一人部屋を占領していたために幹部、というより頭目の大事な女なのだろうという間違った憶測まで付いて。
私は当然ただの世話係だと主張したが聞いてもらえるはずもなく、頭目も私を守ろうと口を噤んだために勘違いは加速し、私は最重要幹部であるとして厳しく尋問された。
それでも何も情報を言わない私に業を煮やしたのだろう、ある時大柄な男が尋問官として連れて来られた。
そして地獄が始まった。
打擲はもちろん、何度となく水に沈められ、両手足の爪の隙間に針を刺された。
だけど何をされようと情報を持っていなかった私が言えることなどなく、最後にはありとあらゆる尊厳を奪われて、もう心を閉ざすことでしか自分を守ることができなくなったのだ。
それからの時間感覚は曖昧だった。
私が何の反応も示さなくなったことに気がついたあの男は興味が失せたようで牢に来なくなったし、その他の誰もが私の牢に近寄らなくなった。
朧げな意識の中でそれを知覚していた私は、多分本当は完全には心が壊れていなかったのだろう。
けれど正気に戻ってしまったらまたあの日々が繰り返されることはわかっていたから、そのまま人生が終わるのを待とうと考えていた。
自死できないようにされていた私に唯一できることは餓死を待つことだけ。
時間はかかるがそれが一番確実だった。
そんな漫然と過ぎていくだけの日々の中で、ある時変化が起きた。
艶やかに流れる黒髪を持つ見知らぬ男性が酷く驚いた声で私の名前を呼んだのだ。
「何故私を知っているの?」
そう問おうにもすでに私は死に近すぎて、声を出すことはおろか視線ですらも動かすことはできなかった。
見知らぬ男性は傍にいた兵士から私の状態を聞くとすぐに牢に入ってきた。
そして私の前に立つと小さな声で「……すまなかった」と詫びる。
それが何故かはわからなかったが、私の心は素直にそれを受け入れた。
「…今回は一緒に終わらせる。またあのパーティーで会おう」
それが伝わったわけではないだろうが、汚れた私を抱きしめた彼がそう呟いた直後、背中から胸にかけて鋭い何かが通り過ぎ、一瞬の激痛後、私は意識を失って、今まで通りすぐに次の生を迎えていた。
その生での私は殿下が言っていた通り、戻った先の私が心を閉ざしていなかったから前回の生での記憶が溢れ出てきて、目の前にいる人々全員が怖かった。
あの場所には私の味方も、私を抱きしめて解放してくれたあの優しい人もいない。
恐怖に支配される心でただひたすらに祈っていた。
あの人がまた私を助けてくれる瞬間を。
けれどどんなに待ってもそんな時は訪れず、私は最期の瞬間に燃える城の中で奇跡は二度も起きないのだと知った。
その次の生での私はすぐに人生を終わらせた。
あの人に会えないなら無駄に生きなくてもいいと思って。
でも今死んだところでどうせすぐにまたあの場面に戻るだけ。
死の直前にそう気づいた私は意図的に記憶を封じた。
上手くいくかなんてわからなかったけれど、結果的にそれは成功したようで、今に至るまで私は記憶を失っていたのだ。
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そして、私に殿下と結ばれる資格なんてないことも同時に思い知った。
穢れた女に大国の王族など務まるはずもないのだから。
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