魔法少女ほのか 私がマスコットに体を乗っとられて、友達に幽体離脱させられて、魔法の国で女王と決戦で大暴れする話はいかが?

お花畑ラブ子

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第三章 魔法少女カレン☆零なる華は永久に

カレンの屋敷にて

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 なるほど、わかりました。」
 スマホを操作するのは、カレンの魔法生物(マジカル)セバスチャンだ。
「転送追跡を行いなさい。行き先にマーキングを、付近を捜索し、さらなる転送追跡を行いなさい。」
 ため息をつき、主人に報告する。
「お嬢様、逃げられました。」
「そう、出して」
「・・・群(シープ)」
 現れたのは執事服を着た羊人。が、すぐに爆ぜる。杖を向けたのは、カレン。
「次」
「・・・群(シープ)」
「次」
「・・・群(シープ)」
「次」
「・・・群(シープ)」
「魔法国にいるカウンターズに連絡。私を転送する準備を、魔法国女王にコンタクト。こちらにダミーを。すぐ手配を」
 杖の一振りで血のついた服を着替える。
「そうだ、増えた魔法少女。あれ間引いといて」
「御意に」
 羊の魔法生物は闇に消えた

 崩れかけた建物の中で2人は対峙していた。
「何なのだこの魔法は!なんなのだこいつは!」
 妙齢の女性が着ているのは通常なら、扇情的な衣装。だが、見るも耐えないボロボロな魔法服。山高帽子はズレ落ち、片腕はだらりとさがり、その腕を血が伝う。肩で息をしている。
「・・・」
 向き合うのは一人の金髪の少女。白いワンピースにはほこりひとつ付いてない。手持ち無沙汰に杖をくるくる回している。
 背後には山積みになっている兵士が積み重なっていた。血だまりがひろがり、赤いカーペットが敷かれているようだった。
「私は魔法国カウンターズの零華様だぞ!こんな!こんな!!」
 杖を自身にむける
「使いたくなかったが、金属化(メタル)、倍加(ダブル)、倍加(ダブル)、倍加(ダブル)、倍加(ダブル)、倍加(ダブル)、倍加(ダブル)、、、!!!」
 ずくずくと膨れ上がる女を静かに見上げる。その目はいたずらっぽく歪む。
「デブダルマ」
「殺す!!!!」
 巨大な金属の拳を振り下ろす。少女は躱すためにひらりと下がる。逃すまいと金属を変形させる。
「はぁ、創造(クリエイト)」
 スケートボードを作り出し枝のように広がる追撃を躱す。
「想像(イマジン)」
 杖が黒く染まる。空気が重くのしかかる。少女をまとう雰囲気が冷たく変わる。
「なんだ、この、プレッシャーは?」
「黒穴(ブラックホール)」
 空間が黒く塗りつぶされる。ぞりっ
 ぽっかりと空間が消え、金属の女は体の半分以上を丸くえぐられ、その場で崩れた。
「私は零華、最強の、魔法使、」
「邪魔」
 杖の一振りで足のみを残して全てが飲みこまれていった。
 パチパチパチパチ
 乾いた拍手が天井のなくなった建物で響く。
 少女はその方向に杖をむける。
「悪魔のような才能ですね。齢10ほどでしょうか」
 執事服をきた羊の被り物をした男が入ってくる。
「黒穴」
「と、危ない。たとえ悪魔のような強さがあったとしても、」
「黒穴」
 ぞりっと身体が斜めにくり抜かれる。
「あったとしても」
 窓があった箇所から先ほどの男が入ってくる。
「悪魔にはかなわない。今はな」
「悪魔ね~。目的は何?」
「ふははは、飲み込みが早くて助かる。俺は『零華』を守ることを契約としている。」
「じゃあ、なんで、あの女を見殺しにした」
「デブダルマが契約者なのは嫌だろう」
「はははははは、いいね、気に入った!」
 悪魔と悪魔が手を結んだ瞬間だった。

 ゲートが閉まる前に、背中でアラームが鳴り響いたのが聞こえた。誰が侵入してきたのだろうか。分からないが、おそらくカウンターズ。飛んだ先ですぐに対策をしないと。
 ゲートの先は森の中、魔法国に戻ってきた、魔力が溢れているのを感じる。この国では、全員が魔力を持ち、魔法を使って暮らしている。生き物も魔力を持つため、用心はしないといけないが、人里に近いここは比較的安全だ。
 アラームが鳴って、すぐに鳴り止んだ。わかることは二つ。アラームの大きさから敵は2人~3人、すぐに鳴り止んだことを見ると私より格上が少なくとも1人いる。すぐに飛ばな・・・
「あれ?」
 膝から崩れる。目の前がぐるぐると回る。これは魔力酔い。向こうの世界に長くいすぎたか。いつもだったら、身体を休めるが今はマズイ。くそっ時空移動の魔力を感じる。奴らがここにくる。
 飛べ!飛べ!!飛べ!!!
 中途半端に魔力を使ったせいで余計に目の前が回る。くそっ
「お姉ちゃんこっち!」
 小さな手が私を引っ張った。
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