魔法少女ほのか 私がマスコットに体を乗っとられて、友達に幽体離脱させられて、魔法の国で女王と決戦で大暴れする話はいかが?

お花畑ラブ子

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第6章マジックガールロックンロール

占い嫌い

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「いつまで寝とるんじゃい!」

 スパーンッ

 という小気味いい音で目が覚めた。
 私はおでこの痛みにのたうちまわる。
「でこが割れる~!」

「さっさと顔を洗ってくる!」
 幼なじみでもあるさきが腕を組んで仁王立ちで立っていた。右手には緑色のスリッパを持っていた。

 ヒリヒリとするおでこをさすりながら洗面所に向かう。顔を洗って、歯磨きをして、髪を結んでポニーテールにする。少し鏡の中の自分に微笑んでみる。

 自信のなさげな地味な女の子がこっちを見つめていた。両手で頬を挟んでパンパンと叩く。よしっ

「おっはよ!」
「はいはい、早く朝ごはん朝ごはん!」
「「いただきます!」」
 寮の共有スペースで、さきが作ってくれた目玉焼きや、サラダなどをもしゃもしゃと食べる。

 ふと、テレビから軽快なメロディが流れ出す。
『おはあさ!らっきーちゃんねぇる!』
「お、ラッキー!今日はラック様じゃん」
「?だれそれ」
「はぁ?ラック様を知らないの!ほのかヤバいよ!」
 テレビの中で銀髪の男がウインクしている。
『今日のスーパーラッキーガールは・・・乙女座の君だ!ズッキュ~ン』
 ナニコイツアタマワイテルノ?
「はぁぁん」
 さきはばかなの?胸を押さえ、天井を仰ぎ見るさきは幸せそうだった。たしかにイケメン?なんだろうけど、ふとテレビの中の男と目があったような気がした。

「・・・ほのか!ほのかっ!」
 分かるぞ~分かる!っというふうにうなずきながら。
「ラック様に見惚れてたんだね!」
「ち、違うよ。私占いなんて興味ないし」
「照れんなって」
「やめてよもう」
 もう一度テレビを見る。つぎつぎと星座の運勢が発表されて、あの男は映っていなかった。

「「やばいやばいやばいやばい!」」

 さきちゃんと一緒に優雅に朝ごはんと洒落込んで・・・いる場合ではなかった!
 大急ぎで、寮から学校へむかう。

「ほのか!こっちの道の方が近道!」

 さきちゃんが裏路地を指差す。私は通ったことない道だ。なんか嫌な予感がする。

「大丈夫!大丈夫!バスケの自主練で、この辺りの道は全て把握してるから!」

 薄暗い道を駆け抜ける。ダクトから流れるいろいろな匂いが鼻をつく。室外機が、ゴミ箱が、水晶玉、猫が、空き缶が、景色が流れてい、く?

 一瞬人気のないはずの裏路地に人影を見た気がした。

「占い・・・師?」

 駆け抜けたあと、急いで振り返ったけど、そこには何もない。

「ほら、ほのか!」

 そうだ!学校!学校!


「ほーのーかーさーん!」
 ぐっふぅ!正面から猪のように突進してきた物体に鳩尾を持ってかれる。

「やー!生ほのかだー!ぐへへへ!じゅるり」
 その人物はあろうことか、片腕でがっしり私の体をホールドしたかと思うと、もう片方の手でわきわきと手を動かし、全身を撫でまわしてきた。
「ちょ、やめ、ん!はぁん!」
 だんだんとエスカレートしていく。脇腹だけでなく、腰や、それか
「ここか?ここがええのんか?」

「やめんかっ!」
 顔を真っ赤にしたさきちゃんが、チョップで変態を叩き落とす。
 ガニ股の体勢で地面に叩き落とされた彼女は、すぐさま立ち上がる。

「ご機嫌よう。まだイギリス時代のハグのクセが抜けなくて」

 と、穏やかに微笑んできた。とても先程まで、よだれを巻き散らかしていた変態とは思えない、優雅な動きで服を整える。

「カレン。イギリス人はそんなことしないっての!いつか捕まるぞ。で、それは何キャラなんだよ。こないだはフランス人で昨日はアメリカ人。お前はいったい何人なんだよ」

 ジト目でさきちゃんが責める。全くだ。

「いやぁさ、高貴に行けば許されるかなーって、ご機嫌YO!ほーのかっ」

 いまいち国籍はわからないけど、恐らく海外にいたのだろう、この子もいちおう私の友達だ。金髪は太陽の光で、煌めき、お人形のような可愛らしい顔立ちをしている。DJの動作をしなければだけど。

「おいお前たち、遅刻ー」
 におうだちした男の先生が無情にもつげたのだった
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