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子犬一 はぁて

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『たしたし。そしたら、俺の私用SNSのQR送るから追加して』

「ふぇ」

 私用のSNSのQR? って、まさか連絡先交換しちゃうってこと?

 由羽の心臓の中の小人がカンカンカンと鐘を鳴らす。祝福の鐘のように聞こえる。

「わ、ほんとにQR届いた」

 すかさず追加する。アイコンはエースくんの後ろ姿の写った写真だった。何かの撮影だろうか? 鮮明な写真に思わず見とれていると、メッセージが届いた。

『改めてよろしく。ここなら写真送れるね?』

 ほんとに所望されておられる……。すごい恥ずかしいけど、なんかもうエースくんの言うこと聞きたくて仕方ない。身体がもうエースくんのCommandを待ってるみたいに、熱い。

『こんな感じでいいですか?』

 1枚写真を送信する。自撮りで胸からのアングルでおすわりしている下半身の写真を送る。

『ほっそ。色白だ。顔も見せて』

「っ」

 姿見をチラリと見る。こんなりんご飴みたいな真っ赤な頬っぺた恥ずかしいのに……。

 由羽は今度は顔もしっかり映るように上からのアングルで撮影する。カシャ、という無機質な音が今はとても恥ずかしく感じてしまう。

『こんな感じ……?』

 顔も見える写真を送ると、しばらく返信が止まった。既読は付いてるけど……。

『頬っぺた真っ赤。乳首ピンクでエロすぎ。由羽かわいい』

「ふぇ」

 エースくんからのメッセージにはたくさんの褒め言葉が詰められていた。嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちの両方が押し寄せてくる。

『ありがとうございます』

 と返事を送る。

『勃った』

 ドクン、と心臓が飛び上がるほど跳ねた。

 エースくんが興奮してる? 俺の写真で?

 そのことがたまらなく嬉しかった。
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