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本編① 悪女は回帰する
12 知りたくない情報
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「アリーシャ様、すみません。取り乱してしまって」
「少し落ち着かれましたか」
泣いているローズマリーを部屋から追い出す訳にはいかず、アリーシャはハンカチを譲り彼女が泣き止むのを待った。
追い出したら追い出したで騒ぎになってヴィクター王太子に殴り込みされるだろう。回帰前のことを思い出すと苛立ちは起きるが、それでも自制内である。
ようやく落ち着いた様子のローズマリーの目の下が赤く腫れていた。水で冷やしたタオルを持ってくるようにドロシーにお願いする。
「私、アリーシャ様に怒られる為に来ました」
突然の彼女の告白にアリーシャは首を傾げた。
「少しでもアリーシャ様の気が済めば良いと思って……その為に人払いさせましたし何があっても外に漏らすなと口止めをしておきました」
だから回帰前のあの後、王宮内で特に噂にならなかったし、ヴィクター王太子が殴り込みに来なかったのか。
ローズマリーを罵倒したとあればエリーが面白おかしく吹聴しまわったであろう。エリーもローズマリーに逆らうことができず口を閉ざしていたのだ。
「でも、アリーシャ様に失礼なことでした。今更ながら気づき自分が情けなくなり、見苦しい姿を晒してしまいました」
パーティーの日もアリーシャに弱い部分を晒してしまった。
彼女が困ることとわかっていたはずなのに、彼女に何か言わなければと駆けつけた。それなのに出たのは情けなさを痛感する涙であった。
公爵家令嬢として、花姫と選ばれた者として王太子に忠告するのが自分の役割と強く責任を感じていたのに、何も変えられなかった。
ローズマリーの涙が、ヴィクター王太子の怒りに変わり、その矛先がアリーシャへと向けられてしまった。
自分の行為は軽率だった。ヴィクター王太子の今までの言動から予想できたことだったのに。
あの場面を思い出しローズマリーは胸が張り裂けそうな心地であった。
アリーシャの頬を見つめた。彼女の頬の腫れが引いているようで安心したが、彼女の心の傷は簡単には癒えないだろう。
改めて無礼をお詫びしますとローズマリーは頭を下げた。
ローズマリーの心情を静かに聞いていたアリーシャは首を横に振った。
ローズマリーが頭を下げる必要はない。
口にはできなかったが、自分が彼女のお詫びを受け取る資格はないのだ。
回帰前のアリーシャはローズマリーを罵倒したのは事実である。
あれはただの八つ当たりであった。
ローズマリーの思惑がどうあれ、ローズマリーが責められることはない。
ヴィクター王太子に対して不満をぶつけることができず、ローズマリーを都合のいいサンドバッグ代わりにした。
人間というのは余裕がなければ、善意を示す相手の方へ強い怒りを向けてしまう。
自分もヴィクター王太子と変わらない酷い人間である。
「ごめんなさい」
アリーシャの口から出た言葉にローズマリーは目を見開いた。
何故ここでアリーシャが謝るのだろうか。
そう考えているのがわかる表情であった。
確かに今のアリーシャがローズマリーに謝罪するのは不自然かもしれない。
だけどアリーシャは回帰前のことを思い出し、彼女に一言だけ言いたかった。
回帰前のローズマリーに謝るべきだったのにそれをしないまま二人は毒殺事件の後出会うことはなかった。
「これで用は終わったかしら」
ローズマリーの内心を聞いたが、アリーシャはローズマリーを信用する気はなかった。
これ以上彼女と一緒にいるのを拒みたかった。彼女といるとヴィクター王太子が何かと突っかかってくるし。
「はい。お時間をいただきありがとうございました」
ローズマリーは丁寧に頭を下げ立ち上がった。
「あの、またお茶会に来ていただけますか?」
「私と一緒にいて得られるものはないと思うけど」
他の花姫と親しくしていればいいではないか。妃になれなかった自分にはたいした力はない。泥姫として存在を消されるだろう。
だが、他の花姫は妃になれなくても良縁が用意され社交界で力を持ち続けるだろう。
「いいえ。アリーシャ様のことをもっと知ることができます」
「私のことを知ってどうするの?」
それともやはり何か企んでいるのだろうか。
これからアリーシャをどうやって陥れようかと頭の中で計画が立てられているのかもしれない。
「好きな方を知りたいのです」
ローズマリーの言葉にアリーシャはしばらく何も声があげられなかった。傍にいたドロシーは顔を赤くしてアリーシャたちの様子をみている。対してローズマリーの侍女は平静としていた。
アリーシャはおそるおそるローズマリーを見つめる。
彼女は言ってしまったと言わんばかりに照れて、それでも後悔していなかったようだ。
頬が赤くなっているのを感じる。先ほど泣いていたからと思うが、瞳が妙にきらきらしているようにみえた。
どういう意味なのか理解できなかったが、ローズマリーはアリーシャに好意を抱いていた。
きっと同性に対する親愛に近いものなのだろう。
「はじめてお会いしたときからアリーシャ様に一目ぼれして、ずっとお慕いしておりました」
ここまでいけばもう後に引けないと言わんばかりにローズマリーは続けて言う。
アリーシャとしては彼女には引いて欲しかった。
「私、実は……女性の方が好きで」
そんな情報はいらなかった。
「今度、二人でお茶会をいたしませんか。実は今まで勇気が持てず他の花姫を招待しておりましたが、アリーシャ様に対して面白くないことを言う方々ですし」
むしろ二人っきりでお茶会は嫌だ。
しかし、ローズマリーの後ろに控える侍女は冷ややかにアリーシャを見つめていた。
何故こんな女がローズマリーのお眼鏡にかなうのかと言わんばかりの冷たい視線を向けて来る。
そんなの私が知るわけないだろう。
同時に断ることは許さないとメッセージを受理した気がする。気づかないふりをしてしまいたい。
「あ、すみません。私は今体調がすぐれず……」
アリーシャはようやく手ごろな言葉を見出し口にした。
嘘は言っていない。ここ最近疲れがたまっていたからフローエ夫人が授業を休みにしてくれたくらいなのだ。
「そうですね。では、落ち着いた頃に改めて招待状を送らせていただきます」
送らないでください。
と言いたいが、口を開けば察知した後ろの侍女の表情が険しいものになるのを感じた。
誰に何と思われようともう気にしないと思っていたのに、この視線を前にアリーシャは拒否することも叶わなかった。
「こんな展開知らない」
何で、ローズマリーへの罵倒イベントがローズマリーの告白イベントになってしまったのか理解できなかった。
回帰前のように罵倒してしまえばよかったのだろうか。でも人に怒りをぶつけるのもかなりのエネルギーであえてしようという気にはなれない。
アリーシャのストレス因子は増えていった。
「少し落ち着かれましたか」
泣いているローズマリーを部屋から追い出す訳にはいかず、アリーシャはハンカチを譲り彼女が泣き止むのを待った。
追い出したら追い出したで騒ぎになってヴィクター王太子に殴り込みされるだろう。回帰前のことを思い出すと苛立ちは起きるが、それでも自制内である。
ようやく落ち着いた様子のローズマリーの目の下が赤く腫れていた。水で冷やしたタオルを持ってくるようにドロシーにお願いする。
「私、アリーシャ様に怒られる為に来ました」
突然の彼女の告白にアリーシャは首を傾げた。
「少しでもアリーシャ様の気が済めば良いと思って……その為に人払いさせましたし何があっても外に漏らすなと口止めをしておきました」
だから回帰前のあの後、王宮内で特に噂にならなかったし、ヴィクター王太子が殴り込みに来なかったのか。
ローズマリーを罵倒したとあればエリーが面白おかしく吹聴しまわったであろう。エリーもローズマリーに逆らうことができず口を閉ざしていたのだ。
「でも、アリーシャ様に失礼なことでした。今更ながら気づき自分が情けなくなり、見苦しい姿を晒してしまいました」
パーティーの日もアリーシャに弱い部分を晒してしまった。
彼女が困ることとわかっていたはずなのに、彼女に何か言わなければと駆けつけた。それなのに出たのは情けなさを痛感する涙であった。
公爵家令嬢として、花姫と選ばれた者として王太子に忠告するのが自分の役割と強く責任を感じていたのに、何も変えられなかった。
ローズマリーの涙が、ヴィクター王太子の怒りに変わり、その矛先がアリーシャへと向けられてしまった。
自分の行為は軽率だった。ヴィクター王太子の今までの言動から予想できたことだったのに。
あの場面を思い出しローズマリーは胸が張り裂けそうな心地であった。
アリーシャの頬を見つめた。彼女の頬の腫れが引いているようで安心したが、彼女の心の傷は簡単には癒えないだろう。
改めて無礼をお詫びしますとローズマリーは頭を下げた。
ローズマリーの心情を静かに聞いていたアリーシャは首を横に振った。
ローズマリーが頭を下げる必要はない。
口にはできなかったが、自分が彼女のお詫びを受け取る資格はないのだ。
回帰前のアリーシャはローズマリーを罵倒したのは事実である。
あれはただの八つ当たりであった。
ローズマリーの思惑がどうあれ、ローズマリーが責められることはない。
ヴィクター王太子に対して不満をぶつけることができず、ローズマリーを都合のいいサンドバッグ代わりにした。
人間というのは余裕がなければ、善意を示す相手の方へ強い怒りを向けてしまう。
自分もヴィクター王太子と変わらない酷い人間である。
「ごめんなさい」
アリーシャの口から出た言葉にローズマリーは目を見開いた。
何故ここでアリーシャが謝るのだろうか。
そう考えているのがわかる表情であった。
確かに今のアリーシャがローズマリーに謝罪するのは不自然かもしれない。
だけどアリーシャは回帰前のことを思い出し、彼女に一言だけ言いたかった。
回帰前のローズマリーに謝るべきだったのにそれをしないまま二人は毒殺事件の後出会うことはなかった。
「これで用は終わったかしら」
ローズマリーの内心を聞いたが、アリーシャはローズマリーを信用する気はなかった。
これ以上彼女と一緒にいるのを拒みたかった。彼女といるとヴィクター王太子が何かと突っかかってくるし。
「はい。お時間をいただきありがとうございました」
ローズマリーは丁寧に頭を下げ立ち上がった。
「あの、またお茶会に来ていただけますか?」
「私と一緒にいて得られるものはないと思うけど」
他の花姫と親しくしていればいいではないか。妃になれなかった自分にはたいした力はない。泥姫として存在を消されるだろう。
だが、他の花姫は妃になれなくても良縁が用意され社交界で力を持ち続けるだろう。
「いいえ。アリーシャ様のことをもっと知ることができます」
「私のことを知ってどうするの?」
それともやはり何か企んでいるのだろうか。
これからアリーシャをどうやって陥れようかと頭の中で計画が立てられているのかもしれない。
「好きな方を知りたいのです」
ローズマリーの言葉にアリーシャはしばらく何も声があげられなかった。傍にいたドロシーは顔を赤くしてアリーシャたちの様子をみている。対してローズマリーの侍女は平静としていた。
アリーシャはおそるおそるローズマリーを見つめる。
彼女は言ってしまったと言わんばかりに照れて、それでも後悔していなかったようだ。
頬が赤くなっているのを感じる。先ほど泣いていたからと思うが、瞳が妙にきらきらしているようにみえた。
どういう意味なのか理解できなかったが、ローズマリーはアリーシャに好意を抱いていた。
きっと同性に対する親愛に近いものなのだろう。
「はじめてお会いしたときからアリーシャ様に一目ぼれして、ずっとお慕いしておりました」
ここまでいけばもう後に引けないと言わんばかりにローズマリーは続けて言う。
アリーシャとしては彼女には引いて欲しかった。
「私、実は……女性の方が好きで」
そんな情報はいらなかった。
「今度、二人でお茶会をいたしませんか。実は今まで勇気が持てず他の花姫を招待しておりましたが、アリーシャ様に対して面白くないことを言う方々ですし」
むしろ二人っきりでお茶会は嫌だ。
しかし、ローズマリーの後ろに控える侍女は冷ややかにアリーシャを見つめていた。
何故こんな女がローズマリーのお眼鏡にかなうのかと言わんばかりの冷たい視線を向けて来る。
そんなの私が知るわけないだろう。
同時に断ることは許さないとメッセージを受理した気がする。気づかないふりをしてしまいたい。
「あ、すみません。私は今体調がすぐれず……」
アリーシャはようやく手ごろな言葉を見出し口にした。
嘘は言っていない。ここ最近疲れがたまっていたからフローエ夫人が授業を休みにしてくれたくらいなのだ。
「そうですね。では、落ち着いた頃に改めて招待状を送らせていただきます」
送らないでください。
と言いたいが、口を開けば察知した後ろの侍女の表情が険しいものになるのを感じた。
誰に何と思われようともう気にしないと思っていたのに、この視線を前にアリーシャは拒否することも叶わなかった。
「こんな展開知らない」
何で、ローズマリーへの罵倒イベントがローズマリーの告白イベントになってしまったのか理解できなかった。
回帰前のように罵倒してしまえばよかったのだろうか。でも人に怒りをぶつけるのもかなりのエネルギーであえてしようという気にはなれない。
アリーシャのストレス因子は増えていった。
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