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本編⑤ 呪いの真相
45 エレン王子
ようやく自室にたどり着いた時にはもう立つこともままならずアリーシャはソファに腰をかけた。
目の前に誰か腰かけているようで誰だろうと目をこらすと、ヴィクター王太子と同じ髪色と瞳の少年がいた。
自分より年下の幼さが残る少年はドロシーの持ってきたホットココアを受け取っていた。
「エレン王子? 何でここに」
「エスコートした僕への一言がそれなの?」
言われた内容にしばらく思い出す。ドーラに介抱されながら自室へ帰る途中若い従僕が交代していたなと思い出した。
従僕じゃなくてエレン王子だった。
「ありがとうございます、エレン王子」
アリーシャはかちこちの口でお礼を述べた。特に感謝が欲しいというわけではないようで、エレンは適当に聞き流す。
「それで兄上との夕食はどうだった? 楽しかった」
エレン王子の一言にアリーシャは胸の奥から気持ち悪くなるのを感じた。ヴィクター王太子からようやく距離を開けたのに遅れた形で起きた胸やけであった。
予定の胃もたれは予定通りに発生してしまった。
「そんなに兄上が嫌なのか? まぁ、わからないでもないけど」
アリーシャが今までヴィクター王太子にどういう扱いをされたか何となく察しているようだ。
「兄上は、何というか母上が嫌悪するものをそのまま自分も嫌悪する悪癖がある方だし」
「随分考察しているのね」
「幼い時に経験しているからね」
今は綺麗に消えた痣があった頬の皮膚を触れてエレンは苦笑いした。
情報に疎いアリーシャでもエレン王子が長年王宮にいなかった経緯を簡単に知っていた。皮膚病の痣が全身に広がり、見るに堪えない容貌だったという。王妃はエレン王子を無視するようになり、王太子も彼を疎んじ、使用人たちも軽んじるようになった。
きっとはじめのヴィクター王太子の被害者が彼である。
「今まで王宮に戻ることがなかったというのに、どうして今になって王宮に戻ってきたの?」
「僕もできることなら王宮に戻りたくなかったよ。あのまま引き籠ってニートライフを満喫する予定だったし」
まさか王子の言葉で俗語が出るとは思わなかった。アリーシャは複雑な表情でエレン王子を見つめた。
「いや、冗談だよ。あのまま聖職者になって教会に引きこもろうとしていたくらいだよ。仕事は一応考えていたよ」
とはいえ、1日教会で祈りを捧げる日々で辛い仕事は周りに任せる生活だったのだろう。少し羨ましい。
「僕が意地でも王宮に戻りたくなかったのは周りの反応が煩わしかったからだよ。特に母上」
「どうしてなの。皮膚も綺麗になったし」
「皮膚が綺麗になっただけで愛情向けて来るのは嫌だ。またどこかで身体に障害を抱えたら無視されるんじゃなきあって」
わからないことではない。
「母のことはいつか話し合わなければとは思っていたけど、いざ目の前に来ると過去の問題がうやむやにされそうで嫌で……もう少し僕が大人になって話せるようになってからにしようと思っていた」
そんな時にエリザベス王妃は毒殺していなくなった。
「はじめに聞いた時は、驚いた。意外に一番は悲しみじゃないんだなって。次に訪れたのは虚無感だった。もうあの人と話すことはできないんだって」
葬儀の時に花を添えたエレン王子の後ろ姿を思い出す。本当はもっと色々話をして言いたかったこともあったのだろう。
「それで王宮に戻る理由はなかったんだけど」
王宮に戻るとさまざまな煩わしさに奔走することとなる。いくら父の願いでもエレンは拒否するつもりであった。母もいなくなったことだし、このまま聖職者の道を歩み王宮に足を踏み入れることもなく過ごしたい。
そう思っていたのだが。
「シオンに頼まれてね」
シオンは王宮に自由に出入りできない。王が許可した時、職人としての依頼を受けた時のみである。
「呪いの件もあり王宮はただでさえ危険な場所だ。黒マントの男の件もあるし……一人でもアリーシャのことを見てくれる存在が欲しいって、頭を下げて来たんだ」
はじめは拒否をしていたエレンであったが、シオンは彼の前で跪いた。片膝をつき、視線を下の方にけっして見上げることがない。エレンが無視してもずっと動く気配がなく、2時間してエレンはようやく折れてシオンの望みを受け入れた。
「そう、なの。シオン様が」
アリーシャの頬が少しだけ緩んでいた。それをじとっとエレンは見つめた。
「言っておくけど、シオンが優しいからって惚れるのはやめておいてね」
「ほ、惚れてなんて……王子は随分とませてますね」
それにアリーシャが誰をどう想おうと自由である。今は確かに花姫で、王太子妃候補であるが辞退希望中であり関係はないだろう。
「シオンが困るだろう。元花姫だなんて、シオンの荷に重い」
シオンは処刑人である。
貴族からは下賤の職業とされている。平民からも死神と呼ばれ恐れられていた。
幼少の頃からその家に生まれた為、シオンは嫌というほどに自分の立場を思い知っていた。
大人になって処刑人以外の道を選ぼうにも生まれた家のしがらみでそれはできない。過去に処刑人の子が飲食店を経営していたが、すぐにばれて破綻し結局処刑人の仕事をつくことになったという話がある。
「貴族から疎まれている職業って言っても、その職業なしで誰が処刑をするのよ。それにシオン様が一番私の中では紳士的よ」
過去の自分も処刑人に差別的な感情がなかったとは言い切れないが、シオンのことを知ってから以前程の感情は抱いていない。
「一緒になる人間も処刑人の一族と見なされ差別される。シオンがそれを望むかな」
その言葉にアリーシャは何も言えなくなった。自分は平気とは言い切れない。
何だかんだ自分は母に似ていると思う。かつて感情のまま父と駆け落ちをして、その後の生活に絶望して子供に手を出し続けていたあの母親に。
「シオンの話はこのあたりにして、呪いについて……僕も協力しようと思う」
呪いの件はシオン経緯でエレンに伝わったようだ。あの狩猟祭の後にアルバートがシオンに話したのだろう。謎の黒マント男の件だけでも大変なのに、呪いも関わっているとなるとシオンは心配になってエレンに伝えたという流れだと推測される。
「へぇ、危ないわよ。それにあなた魔力がないじゃない。呪いの方式を見つけられるのかしら」
魔力を持つアリーシャでも呪いを感知できるようになったのはつい最近である。アルバートの授業のおかげである。
「さっき庭で見つけた」
彼はポケットから例の紙を取り出した。すごい無造作に。よくみると勝手に呪いの位置を変えられてしまった影響か、呪いの紙から嫌な雰囲気の靄がうっすら出ていた。
「きゃぁぁあああっ!」
「ひぃぃぃぃぃ!」
アリーシャの叫びに反応してドロシーが部屋の奥から箱を持ってくる。アルバートに指示された呪いをみつけたら入れるようにと言われた箱であった。呪いが外に漏れないように装飾が施されている。
アリーシャはエレンから呪いを奪い、箱の中に閉じ込めた。
見事な連携プレーである。1つの喜劇のようだとエレンはぱちぱちと拍手を送った。
何故アリーシャも、ドロシーも呪いに気づけなかったか。
ヴィクター王太子との夕食の件で精神的ダメージが強すぎて全くエレンが持っていたことに気づけなかった。ドロシーも何かおかしいなと思いながらもエレン王子を追い出す訳にはいかず中に入れてしまっていた。
こんな伏兵があるとは思わなかった。
「な、なんて危ないものをあなたは……、というか何で見つけられたの」
魔力を持たないのに。
「何か嫌な感じがするなぁって掘り起こしたら出て来たんだよ」
幼少時からエレンは人の悪意に敏感であった。エリザベス王妃からの嫌悪、ヴィクターからの嫌悪、周りからの悪意。修道院を転々としてもエレンに対する悪意は何度か遭遇し、エレンは自分の身を護る為早めに察知する能力を得ていた。結果的に呪いに対して、敏感になってしまった。
そんなこともあるのか。
とにかくエレン王子には例え呪いをみつけても触らないことを徹底的に注意した。彼は不服そうに唇を尖らせていたが、危ないのには変わりはない。
アリーシャはとりあえず呪いの入った箱とともにアルバートに報告の手紙を送った。
目の前に誰か腰かけているようで誰だろうと目をこらすと、ヴィクター王太子と同じ髪色と瞳の少年がいた。
自分より年下の幼さが残る少年はドロシーの持ってきたホットココアを受け取っていた。
「エレン王子? 何でここに」
「エスコートした僕への一言がそれなの?」
言われた内容にしばらく思い出す。ドーラに介抱されながら自室へ帰る途中若い従僕が交代していたなと思い出した。
従僕じゃなくてエレン王子だった。
「ありがとうございます、エレン王子」
アリーシャはかちこちの口でお礼を述べた。特に感謝が欲しいというわけではないようで、エレンは適当に聞き流す。
「それで兄上との夕食はどうだった? 楽しかった」
エレン王子の一言にアリーシャは胸の奥から気持ち悪くなるのを感じた。ヴィクター王太子からようやく距離を開けたのに遅れた形で起きた胸やけであった。
予定の胃もたれは予定通りに発生してしまった。
「そんなに兄上が嫌なのか? まぁ、わからないでもないけど」
アリーシャが今までヴィクター王太子にどういう扱いをされたか何となく察しているようだ。
「兄上は、何というか母上が嫌悪するものをそのまま自分も嫌悪する悪癖がある方だし」
「随分考察しているのね」
「幼い時に経験しているからね」
今は綺麗に消えた痣があった頬の皮膚を触れてエレンは苦笑いした。
情報に疎いアリーシャでもエレン王子が長年王宮にいなかった経緯を簡単に知っていた。皮膚病の痣が全身に広がり、見るに堪えない容貌だったという。王妃はエレン王子を無視するようになり、王太子も彼を疎んじ、使用人たちも軽んじるようになった。
きっとはじめのヴィクター王太子の被害者が彼である。
「今まで王宮に戻ることがなかったというのに、どうして今になって王宮に戻ってきたの?」
「僕もできることなら王宮に戻りたくなかったよ。あのまま引き籠ってニートライフを満喫する予定だったし」
まさか王子の言葉で俗語が出るとは思わなかった。アリーシャは複雑な表情でエレン王子を見つめた。
「いや、冗談だよ。あのまま聖職者になって教会に引きこもろうとしていたくらいだよ。仕事は一応考えていたよ」
とはいえ、1日教会で祈りを捧げる日々で辛い仕事は周りに任せる生活だったのだろう。少し羨ましい。
「僕が意地でも王宮に戻りたくなかったのは周りの反応が煩わしかったからだよ。特に母上」
「どうしてなの。皮膚も綺麗になったし」
「皮膚が綺麗になっただけで愛情向けて来るのは嫌だ。またどこかで身体に障害を抱えたら無視されるんじゃなきあって」
わからないことではない。
「母のことはいつか話し合わなければとは思っていたけど、いざ目の前に来ると過去の問題がうやむやにされそうで嫌で……もう少し僕が大人になって話せるようになってからにしようと思っていた」
そんな時にエリザベス王妃は毒殺していなくなった。
「はじめに聞いた時は、驚いた。意外に一番は悲しみじゃないんだなって。次に訪れたのは虚無感だった。もうあの人と話すことはできないんだって」
葬儀の時に花を添えたエレン王子の後ろ姿を思い出す。本当はもっと色々話をして言いたかったこともあったのだろう。
「それで王宮に戻る理由はなかったんだけど」
王宮に戻るとさまざまな煩わしさに奔走することとなる。いくら父の願いでもエレンは拒否するつもりであった。母もいなくなったことだし、このまま聖職者の道を歩み王宮に足を踏み入れることもなく過ごしたい。
そう思っていたのだが。
「シオンに頼まれてね」
シオンは王宮に自由に出入りできない。王が許可した時、職人としての依頼を受けた時のみである。
「呪いの件もあり王宮はただでさえ危険な場所だ。黒マントの男の件もあるし……一人でもアリーシャのことを見てくれる存在が欲しいって、頭を下げて来たんだ」
はじめは拒否をしていたエレンであったが、シオンは彼の前で跪いた。片膝をつき、視線を下の方にけっして見上げることがない。エレンが無視してもずっと動く気配がなく、2時間してエレンはようやく折れてシオンの望みを受け入れた。
「そう、なの。シオン様が」
アリーシャの頬が少しだけ緩んでいた。それをじとっとエレンは見つめた。
「言っておくけど、シオンが優しいからって惚れるのはやめておいてね」
「ほ、惚れてなんて……王子は随分とませてますね」
それにアリーシャが誰をどう想おうと自由である。今は確かに花姫で、王太子妃候補であるが辞退希望中であり関係はないだろう。
「シオンが困るだろう。元花姫だなんて、シオンの荷に重い」
シオンは処刑人である。
貴族からは下賤の職業とされている。平民からも死神と呼ばれ恐れられていた。
幼少の頃からその家に生まれた為、シオンは嫌というほどに自分の立場を思い知っていた。
大人になって処刑人以外の道を選ぼうにも生まれた家のしがらみでそれはできない。過去に処刑人の子が飲食店を経営していたが、すぐにばれて破綻し結局処刑人の仕事をつくことになったという話がある。
「貴族から疎まれている職業って言っても、その職業なしで誰が処刑をするのよ。それにシオン様が一番私の中では紳士的よ」
過去の自分も処刑人に差別的な感情がなかったとは言い切れないが、シオンのことを知ってから以前程の感情は抱いていない。
「一緒になる人間も処刑人の一族と見なされ差別される。シオンがそれを望むかな」
その言葉にアリーシャは何も言えなくなった。自分は平気とは言い切れない。
何だかんだ自分は母に似ていると思う。かつて感情のまま父と駆け落ちをして、その後の生活に絶望して子供に手を出し続けていたあの母親に。
「シオンの話はこのあたりにして、呪いについて……僕も協力しようと思う」
呪いの件はシオン経緯でエレンに伝わったようだ。あの狩猟祭の後にアルバートがシオンに話したのだろう。謎の黒マント男の件だけでも大変なのに、呪いも関わっているとなるとシオンは心配になってエレンに伝えたという流れだと推測される。
「へぇ、危ないわよ。それにあなた魔力がないじゃない。呪いの方式を見つけられるのかしら」
魔力を持つアリーシャでも呪いを感知できるようになったのはつい最近である。アルバートの授業のおかげである。
「さっき庭で見つけた」
彼はポケットから例の紙を取り出した。すごい無造作に。よくみると勝手に呪いの位置を変えられてしまった影響か、呪いの紙から嫌な雰囲気の靄がうっすら出ていた。
「きゃぁぁあああっ!」
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アリーシャはエレンから呪いを奪い、箱の中に閉じ込めた。
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何故アリーシャも、ドロシーも呪いに気づけなかったか。
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こんな伏兵があるとは思わなかった。
「な、なんて危ないものをあなたは……、というか何で見つけられたの」
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「何か嫌な感じがするなぁって掘り起こしたら出て来たんだよ」
幼少時からエレンは人の悪意に敏感であった。エリザベス王妃からの嫌悪、ヴィクターからの嫌悪、周りからの悪意。修道院を転々としてもエレンに対する悪意は何度か遭遇し、エレンは自分の身を護る為早めに察知する能力を得ていた。結果的に呪いに対して、敏感になってしまった。
そんなこともあるのか。
とにかくエレン王子には例え呪いをみつけても触らないことを徹底的に注意した。彼は不服そうに唇を尖らせていたが、危ないのには変わりはない。
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