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40 陽動作戦
夜深く。
ルドヴィカは髪を隠してマントで港口を歩き周り、目的地へと近づいていった。
見張りらしき男に呼び止められ、ルドヴィカは自らの姿を明かした。
「ごめんなさい。妹とメイドを探していて……このあたりにいるはずなんだけど見かけなかったかしら?」
ルドヴィカは特徴的な鼠色(ブルーグレー)の髪を披露した。
それを見て見張りはすぐにルドヴィカだと気づき、船の中へと案内した。
商船の中にはいくつか部屋があり、客人をもてなす為のスペースも存在していた。
その部屋にはルドヴィカが探していたアンがいた。
「ようこそおいでくださいました。大公妃様。まぁ、髪が短くなられて、そこまでしなくても良かったのに」
ここまでくる経緯、門衛をごまかす為の措置だとアンは察した。
髪を短くすることを白々しくも慰めて来た。
挨拶の言葉を告げ終えたアンは既に準備されている茶器に手を添えた。
優雅にお茶を淹れいく姿は一見無害そうなメイドの姿である。
これに騙されてしまったとは。
「公女様はどこにいるのかしら」
アンはルドヴィカを席に座らせるように声をかけた。
「私は約束を守ったわ。公女様を解放してちょうだい」
「まさか本当に来てくれるなんて思わなかったわ」
ルドヴィカの話を聞いていない様子でアンは自分の話をした。
「部下があなたを連れ出すのに失敗してどうなるかと思いました。それでも筋書きを少し変えればすみますが、まさか本当に来てくれるとは思いませんでした」
「当たり前じゃない。私が来ないとビアンカ公女を殺すと脅しておきながら」
「別に死んでもあなたには問題ないはずでしょう」
アンは紅茶の入ったティーカップをルドヴィカへと差し出した。
ルドヴィカはお茶を楽しむ余裕などないと跳ねのけた。
「どういうこと」
「だって、大公家の跡取りはビアンカ公女様。彼女がいる限りあなたの血筋は大公位に就けないわ」
今のジャンルイジ大公は跡継ぎを作る気力もない。
だが、ビアンカ公女がいなくなればそういうわけにもいかないだろう。
「まるで私を生かすような口ぶりね」
アンはにこりと笑った。
「取引をいたしませんか。大公妃様」
アンはにこにこと笑顔を絶やさず、提案してきた。
「今後私の指示通りに動くというのであれば大公妃の地位を盤石なものにするように支援します。今までかけられた容疑を全て晴らして、あなたを陥れようとしているビアンカ公女派閥を一掃しましょう」
ビアンカ公女暗殺容疑に陥れたのは他でもないアンだというのによくいう。
「あなたは皇帝家のスパイでしょう」
ルドヴィカの質問にアンはこくりと頷いた。今更隠す必要性もない。
元はアリアンヌで作戦を遂行する予定であったが、急遽役者はルドヴィカへ変更することとなった。
皇帝からはルドヴィカを利用し始末するよう指示を受けていたが、アンはしばらくルドヴィカの様子を伺った。
ジャンルイジ大公の周辺での奇行が目立つが大公妃としての仕事はきちんとこなしている。
一部の者から評判はよく、今後利用価値は期待できる。
「私の指示に従えばあなたを真の大公妃にしてさしあげます」
まるでそれだけの力を持っていると言わんばかりの言葉であった。
やはりジャンルイジ大公崩御後、ビアンカ公女周辺に奸臣を配置させたのは彼女の影響もあっただろう。
前世でも、ビアンカ公女はアンに大層信頼を寄せていた。彼女の言葉を鵜呑みし、彼女が信じる一部の者の意見をどんどん取り入れた結果破滅へと進んでしまった。
「その未来に公女は健在なのかしら」
「邪魔な芽は不用ではございませんか?」
ビアンカ公女を邪魔という彼女の言葉にルドヴィカはため息をついた。
少しでもビアンカ公女への感情があれば良かったが、もうアンには僅かな情けは必要ないだろう。
「ビアンカ公女を邪魔と思ったことはないわ」
自分自身の子を大公位に就けたいという野心もない。
どうせ子供なんてできるわけない。
前世もそうだったし。
肥満って不妊の原因になるし。
「公女は大公殿下の唯一の家族、私の義理の妹です」
そこまで言い切った後、ルドヴィカは室内の様子を伺った。
目の前にはアンが、後ろの入口の方には男が二人配置されている。
オリンドの追跡、解析の結果、人はそれほど多くない。
ルドヴィカが男たちに抱えられながら船へ入る際、敵の注意はこちらへ集中していた。
こうしてアンに対峙している間にも、オルランド卿が船の中を捜索してくれているだろう。
アンは表情を崩すことなく、ただ「残念」と呟いた。
新しいお湯を用意してきた男が部屋の中へ入ってくる。彼はアンにお湯を渡し、アンは新しくお茶を淹れ直した。
メイドを何年もしていたため体が覚え込んでいる無駄のない動き、船の揺れでも気に留めず淹れるお茶の香りは鼻をくすぐった。
アンは椅子に腰をかけて、優雅にお茶を飲んだ。同時にルドヴィカに椅子にかけてお茶を飲むように勧めた。
まるでお茶会を主催した貴婦人のようだ。
「アン、ビアンカ公女を解放してちょうだい」
「残念ですが、無理です。公女様は私の正体を見ました」
今更生かして帰すつもりもないとアンは言い放った。
「私をどうして呼んだの? どうしてさっきの話をしたの」
ルドヴィカを犯人に仕立て上げる為の計画と思っていた。
それなのに突然ルドヴィカを大公妃として支えると言い出してアンの意図が見いだせなかった。
「私の実家が元はロヴェリア公爵家に仕えていました。ので、その血筋のあなたが大公妃として君臨し、皇帝家の駒として役立てればそれはそれで悪くないと思いました」
「ロヴェリア公爵家に仕えていた?」
「ええ、今は名も残されていない騎士の家です」
「公爵家令嬢の私を犯人に仕立て上げようとしたの?」
ルドヴィカはじろっとアンを睨んだ。彼女の言動はいまいち理解できない。
「そう責めないでください。私も上からの指示と私情に挟まれて苦労しているのです」
アンはふぅっとため息をついた。
「実はビアンカ公女があのまま亡くなれば、あなたに手を差し伸べる予定でした」
疑いをかけられたルドヴィカに対して、容疑を晴らすように別の犯人を登場させてルドヴィカをけしかけたビアンカ公女派閥の者たちを一掃する。
尋問者がルドヴィカに対して無礼な言動を働けば働くだけ追い詰める算段であった。
「でも、あなたが迷わず池に飛び込み公女様の救命は間に合ってしまって……計画を練り直す羽目になりました。いざとなればあなたの立場をお救いするのに良い美談を描けますし勇敢な行動は称賛すべきでしょう」
ルドヴィカがアンの提案を飲んでくれた場合、すぐにルドヴィカを不運の女傑に仕立てたシナリオを遂行するつもりであった。
「公女様が意識を取り戻した時は冷や汗をかきましたが、幸い公女様は錯乱していて私が疑われることなく動きやすかったです」
その話を聞き、ルドヴィカはテーブルを叩いた。
「幼い少女が、信じられるものに裏切られたというのに何ということを言うの!」
心から怒り、アンを責めた。
恐ろしい形相であるが、アンは特別気に留めた様子はない。
「皇帝陛下の言う通りでしたね」
アンは腕を伸ばし、ルドヴィカの頬に触れた。ひやりとして冷たい。
「あなたは正義感が強く鬱陶しい。みすぼらしい髪に反して」
髪と呟くと同時に、アンはルドヴィカの髪に触れた。短く切られた髪の先を指でこする。
「欲望に素直で、美しいアリアンヌ様の方がよかった。姉妹の順番が逆だったらよかったと」
彼女の言葉を耳にするとくらりと立ち眩みが出た。
もう気に留めない言葉であるはずなのに、今更のように胸の奥がうずく。
アンの言葉はまるで毒のようにじわりと滲みこみ、ルドヴィカの心を追い詰めていく。
呼吸が苦しくなり、ルドヴィカは立つこともままならず膝を崩して倒れ込みそうになった。
後ろに控えていた男がルドヴィカの体を支える。
ルドヴィカは髪を隠してマントで港口を歩き周り、目的地へと近づいていった。
見張りらしき男に呼び止められ、ルドヴィカは自らの姿を明かした。
「ごめんなさい。妹とメイドを探していて……このあたりにいるはずなんだけど見かけなかったかしら?」
ルドヴィカは特徴的な鼠色(ブルーグレー)の髪を披露した。
それを見て見張りはすぐにルドヴィカだと気づき、船の中へと案内した。
商船の中にはいくつか部屋があり、客人をもてなす為のスペースも存在していた。
その部屋にはルドヴィカが探していたアンがいた。
「ようこそおいでくださいました。大公妃様。まぁ、髪が短くなられて、そこまでしなくても良かったのに」
ここまでくる経緯、門衛をごまかす為の措置だとアンは察した。
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挨拶の言葉を告げ終えたアンは既に準備されている茶器に手を添えた。
優雅にお茶を淹れいく姿は一見無害そうなメイドの姿である。
これに騙されてしまったとは。
「公女様はどこにいるのかしら」
アンはルドヴィカを席に座らせるように声をかけた。
「私は約束を守ったわ。公女様を解放してちょうだい」
「まさか本当に来てくれるなんて思わなかったわ」
ルドヴィカの話を聞いていない様子でアンは自分の話をした。
「部下があなたを連れ出すのに失敗してどうなるかと思いました。それでも筋書きを少し変えればすみますが、まさか本当に来てくれるとは思いませんでした」
「当たり前じゃない。私が来ないとビアンカ公女を殺すと脅しておきながら」
「別に死んでもあなたには問題ないはずでしょう」
アンは紅茶の入ったティーカップをルドヴィカへと差し出した。
ルドヴィカはお茶を楽しむ余裕などないと跳ねのけた。
「どういうこと」
「だって、大公家の跡取りはビアンカ公女様。彼女がいる限りあなたの血筋は大公位に就けないわ」
今のジャンルイジ大公は跡継ぎを作る気力もない。
だが、ビアンカ公女がいなくなればそういうわけにもいかないだろう。
「まるで私を生かすような口ぶりね」
アンはにこりと笑った。
「取引をいたしませんか。大公妃様」
アンはにこにこと笑顔を絶やさず、提案してきた。
「今後私の指示通りに動くというのであれば大公妃の地位を盤石なものにするように支援します。今までかけられた容疑を全て晴らして、あなたを陥れようとしているビアンカ公女派閥を一掃しましょう」
ビアンカ公女暗殺容疑に陥れたのは他でもないアンだというのによくいう。
「あなたは皇帝家のスパイでしょう」
ルドヴィカの質問にアンはこくりと頷いた。今更隠す必要性もない。
元はアリアンヌで作戦を遂行する予定であったが、急遽役者はルドヴィカへ変更することとなった。
皇帝からはルドヴィカを利用し始末するよう指示を受けていたが、アンはしばらくルドヴィカの様子を伺った。
ジャンルイジ大公の周辺での奇行が目立つが大公妃としての仕事はきちんとこなしている。
一部の者から評判はよく、今後利用価値は期待できる。
「私の指示に従えばあなたを真の大公妃にしてさしあげます」
まるでそれだけの力を持っていると言わんばかりの言葉であった。
やはりジャンルイジ大公崩御後、ビアンカ公女周辺に奸臣を配置させたのは彼女の影響もあっただろう。
前世でも、ビアンカ公女はアンに大層信頼を寄せていた。彼女の言葉を鵜呑みし、彼女が信じる一部の者の意見をどんどん取り入れた結果破滅へと進んでしまった。
「その未来に公女は健在なのかしら」
「邪魔な芽は不用ではございませんか?」
ビアンカ公女を邪魔という彼女の言葉にルドヴィカはため息をついた。
少しでもビアンカ公女への感情があれば良かったが、もうアンには僅かな情けは必要ないだろう。
「ビアンカ公女を邪魔と思ったことはないわ」
自分自身の子を大公位に就けたいという野心もない。
どうせ子供なんてできるわけない。
前世もそうだったし。
肥満って不妊の原因になるし。
「公女は大公殿下の唯一の家族、私の義理の妹です」
そこまで言い切った後、ルドヴィカは室内の様子を伺った。
目の前にはアンが、後ろの入口の方には男が二人配置されている。
オリンドの追跡、解析の結果、人はそれほど多くない。
ルドヴィカが男たちに抱えられながら船へ入る際、敵の注意はこちらへ集中していた。
こうしてアンに対峙している間にも、オルランド卿が船の中を捜索してくれているだろう。
アンは表情を崩すことなく、ただ「残念」と呟いた。
新しいお湯を用意してきた男が部屋の中へ入ってくる。彼はアンにお湯を渡し、アンは新しくお茶を淹れ直した。
メイドを何年もしていたため体が覚え込んでいる無駄のない動き、船の揺れでも気に留めず淹れるお茶の香りは鼻をくすぐった。
アンは椅子に腰をかけて、優雅にお茶を飲んだ。同時にルドヴィカに椅子にかけてお茶を飲むように勧めた。
まるでお茶会を主催した貴婦人のようだ。
「アン、ビアンカ公女を解放してちょうだい」
「残念ですが、無理です。公女様は私の正体を見ました」
今更生かして帰すつもりもないとアンは言い放った。
「私をどうして呼んだの? どうしてさっきの話をしたの」
ルドヴィカを犯人に仕立て上げる為の計画と思っていた。
それなのに突然ルドヴィカを大公妃として支えると言い出してアンの意図が見いだせなかった。
「私の実家が元はロヴェリア公爵家に仕えていました。ので、その血筋のあなたが大公妃として君臨し、皇帝家の駒として役立てればそれはそれで悪くないと思いました」
「ロヴェリア公爵家に仕えていた?」
「ええ、今は名も残されていない騎士の家です」
「公爵家令嬢の私を犯人に仕立て上げようとしたの?」
ルドヴィカはじろっとアンを睨んだ。彼女の言動はいまいち理解できない。
「そう責めないでください。私も上からの指示と私情に挟まれて苦労しているのです」
アンはふぅっとため息をついた。
「実はビアンカ公女があのまま亡くなれば、あなたに手を差し伸べる予定でした」
疑いをかけられたルドヴィカに対して、容疑を晴らすように別の犯人を登場させてルドヴィカをけしかけたビアンカ公女派閥の者たちを一掃する。
尋問者がルドヴィカに対して無礼な言動を働けば働くだけ追い詰める算段であった。
「でも、あなたが迷わず池に飛び込み公女様の救命は間に合ってしまって……計画を練り直す羽目になりました。いざとなればあなたの立場をお救いするのに良い美談を描けますし勇敢な行動は称賛すべきでしょう」
ルドヴィカがアンの提案を飲んでくれた場合、すぐにルドヴィカを不運の女傑に仕立てたシナリオを遂行するつもりであった。
「公女様が意識を取り戻した時は冷や汗をかきましたが、幸い公女様は錯乱していて私が疑われることなく動きやすかったです」
その話を聞き、ルドヴィカはテーブルを叩いた。
「幼い少女が、信じられるものに裏切られたというのに何ということを言うの!」
心から怒り、アンを責めた。
恐ろしい形相であるが、アンは特別気に留めた様子はない。
「皇帝陛下の言う通りでしたね」
アンは腕を伸ばし、ルドヴィカの頬に触れた。ひやりとして冷たい。
「あなたは正義感が強く鬱陶しい。みすぼらしい髪に反して」
髪と呟くと同時に、アンはルドヴィカの髪に触れた。短く切られた髪の先を指でこする。
「欲望に素直で、美しいアリアンヌ様の方がよかった。姉妹の順番が逆だったらよかったと」
彼女の言葉を耳にするとくらりと立ち眩みが出た。
もう気に留めない言葉であるはずなのに、今更のように胸の奥がうずく。
アンの言葉はまるで毒のようにじわりと滲みこみ、ルドヴィカの心を追い詰めていく。
呼吸が苦しくなり、ルドヴィカは立つこともままならず膝を崩して倒れ込みそうになった。
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