11 / 40
第一章 国家消滅
第10話 不確定要素
しおりを挟む
ティーダ少佐の特訓も二週間が過ぎた。
「何とか中級魔法が使えるようになった……」
歯を食いしばり、精神論を信奉するティーダは肉体的にいじめに苛め抜いてくるという荒療治を俺に施した。その結果俺はファイアボールの上位魔法を使えるようになっていた。
「俺も安心したよ。お前が俺のしごきに耐えてくれてな」
「分かっていらしたのですね……」
俺は聞こえない声で呟いた。
作戦開始まで二週間。
俺たちは今日目的地ローテルへと出撃することになる。そんな中俺はギリギリまでしごきを受けていたということだ。
俺だけ肉体的にはボロボロになりながら中隊全員が講堂に集められた。
「さて諸君、今日我らは王都を出発しローテルへと向かう。予定では若干の余裕があるとの報告を受けているが戦争は流動的だ。どうなるのか分からないことだけは心して欲しい」
いつになくキリっとした指揮官のレイム少将は俺たちの顔を見ながらゆっくりと話し始めた。
「イラバニア帝国の主力は第一師団を吸収し三個軍一丸となって王都へと向かい進軍中だ」
目の前に張り出された地図を指しながら丁寧に話してくれるお蔭で皆集中して言われたことを咀嚼することが出来る。
「以上だが何か質問はあるかな?」
暫く反応を待ったが誰も挙手することがなかった。よってレイムは大きく頷いて俺たちに言い放った。
「よろしい。皆聞いてくれ。これは王国にとって賭けに近しい軍事行動だ。幾ら我らに分のある装備が有ったとしても一個中隊規模でしかない。だからこそ、決して無理はするな」
俺は思わずズッコケた。普通ここでは死ぬ気で戦い抜けとか熱い言葉が飛び出すかと思ったのだ。あっ、マルも同じだ。笑ってやがる。
「レイム少将。それでは示しがつかないのではありませんか?」
「この位でいいんだよ。大丈夫だ。君たちをむざむざ死へと追いやる事はさせない。安心して己の責務を果たして欲しい」
やばっ、これカッコいいって思ったわ。普段のレイムを思うとそのギャップが凄まじい。
「では出撃しよう。今から一時間後、中央参謀部広場に集合だ。以上」
「敬礼!」
ティーダ少佐の言葉で解散となった。皆それぞれ荷物を持つと一時間という時間を潰す為散らばった。
俺は一度体を休める為寮へと戻った。
「おかえりなさい、中尉」
「ああ、ただいまレイ准尉」
気付けば俺たちは中尉、レイ准尉と呼んでいた。
「一時間後に広場に集合だ。俺はそれまで休むよ」
「分かりました。では間に合うように起こすので休んでください」
「ありがとう~」
やっぱり俺の体は疲れていたらしい。彼の言葉を聞くと安心して寝入ってしまった。
「やはりまだ参加するのは早いのではないのでしょうか……」
私は目の前で寝息を立てるユウスケ中尉を見て不安を覚えている。確かに魔力が高く、私も知らない特殊能力があるらしいことは認める。それでも三週間前までは最前線で戦っていた二等兵……
対して他の隊員は少なくとも半年はこの場で訓練に明け暮れている。地力はあっても戦場では経験がものをいう場面が多々ある。
「私も参加出来たら……」
間違いなくユウスケ中尉を補佐しながら護衛に徹することが出来る。
残念だけど、私には魔法を使うことはできない。この特殊部隊は魔法使用者のみで編成されている。私は特例で部隊に所属することが認められるけど、戦地へ赴くことは許されなかった。
私はタイプライターに向かい、小気味よいリズムでボタンを押しながらユウスケ中尉を起こす時間まで書類の作成に勤しんだ。
俺は今臨時列車に乗っている。
臨時列車で軍人が乗り込んでいることから大勢の国民が見送りに来ている。だが部隊の家族は誰一人見送りには来ていなかった。
後から知らされたが、この部隊に所属していることは家族にすら秘匿されていた。俺は元から家族がいなかったが、家族がいる者は地位と高水準の生活を保障されることと引き換えにされていた。
全員が乗り込むと大歓声と共に列車はあっという間に加速して王都を脱したのであった。
行き先はヘレルと呼ばれる都市だ。そこからトラックで移動し、ローテル付近で下車し徒歩で移動し物資集積場を襲撃破壊する。口にすれば短いものだがやることは重大だ。
ヘレルという場所は王都より北西に位置する重要都市だ。何しろ魔導石を産出する唯一の都市なのだ。故にこの都市は王都以上に厳重な警備が為され、城塞都市と呼ぶべき防御力を有していた。
「なんでイラバニア帝国は王都を目指すのかな」
俺は隣に座るマルに問い掛けた。すると彼は驚いた表情を浮かべた。
「お前何バカなこと言っているんだ。そりゃレイバン王国の首都だぞ。国王陛下がおわす地を攻めるのは当然じゃないか」
この世界の常識は敵首都を落とすことで勝敗を決すると考えていいのか……
「じゃあ俺たちも帝国の首都を攻めるのかな」
「そりゃそうだろ。陥落させれば間違いなく俺たちの勝ちだ」
マルの言いたいことは分かる。
だが敵の戦力を考えれば首都陥落は容易なのか、と思ってしまう。
戦力は三個軍、18万と言う規模だ。対して王都周辺には20万近い兵士が詰めている。立派な城壁に加えて大きな堀が回らされている。飛び道具が主体とはいえこちらには城壁の上から撃てる地の利があった。攻撃側は守備兵力の三倍が常識とされる中でどうにも腑に落ちない。少なくとも60万は必要な筈だ。
「どうかしたかな、ユウスケ中尉?」
真後ろに座っていたレイム少将が俺たちの会話を聞いていたらしく参加してきた。
「えっ、いやえっと……」
悩んでいるとマルが事情を説明し、レイムは納得した表情で頷いた。
「なるほど。敵からしたら普通王都めがけて進んでくるのが常識だ。でもユウスケ中尉は何か引っかかるんだね」
席を移してレイムは俺たちの前に腰掛けた。
「引っかかるというか、敵の戦力は三個軍ですよね」
「そうだね。偵察からの報告ではそうなっている。我が情報部との擦り合わせでもその様な結果が出たばかりだ」
「でも普通王都を攻めるとなれば60万は必要なんじゃないのですか?」
「フム……」
レイムは顎に手をやり考える。
「確かに常道からは外れているね……」
レイムもその点は不思議に思っていた。だが長年軍に属すと、命令という概念が硬直化し、考えるということを止めてしまっていることに気付かされた。
そこで目の前にいる青年の答えを知ろうとレイムは再び問い掛ける。
「仮にだ、中尉。君がその戦力で攻めるとして勝つ秘策はどこにあるのかな」
「王都を攻め落とすということですか?」
「不敬かもしれないがそうなる。幸いこの列車には私たちと鉄道技師たちしか乗っていない。安心してくれ」
いつしか車内の騒がしさは収まり俺たちの会話を注視していた。
俺は考えた。
常識は非常識だ。特に戦争ともなれば相手の裏をかき、騙す、なんてことは当たり前の話だ。それを卑怯と言うのであれば引っかかる方が間抜けなのだ。だから、常道から脱した戦力で王都を陥落させるとなれば……
「空かな……」
「何だって?」
俺はふと優雅に飛ぶ鳥を眺めて呟いた。だがレイムはその発言に大きく狼狽する。
「空ですよ。大砲は空に向かっては撃てません。だから空から爆弾を投下させれば我らは無防備です」
確信に変わった気がする。この世界に染まったせいか航空機という概念を忘れていた気がする。そう爆撃機だ。
「確かに空からの攻撃なら……」
レイムも俺の言葉に真剣に考え始める。不味いこれから戦地に向かうというのに空気が……
これ以降レイムは指揮官にのみ与えられた個室へと籠ってしまった。
「俺、拙かったかな……」
「拙かったかも知れないけど、お前の言うことに一理あると俺は思ったぞ。確かに戦力がおかしい」
マルの感想に周囲の人間も同調した。
「もしかして帝国軍の主力は囮だったりしてな……」
「縁起でもないことを言うなよ。俺たちはその主力を叩き潰すために作戦行動中なんだぞ。ほかの部隊も同様だ」
マルは俺を咎めるような言い草だが、現実に起こって欲しくはないという気持ちを込めていたのは丸分かりだった。
「何とか中級魔法が使えるようになった……」
歯を食いしばり、精神論を信奉するティーダは肉体的にいじめに苛め抜いてくるという荒療治を俺に施した。その結果俺はファイアボールの上位魔法を使えるようになっていた。
「俺も安心したよ。お前が俺のしごきに耐えてくれてな」
「分かっていらしたのですね……」
俺は聞こえない声で呟いた。
作戦開始まで二週間。
俺たちは今日目的地ローテルへと出撃することになる。そんな中俺はギリギリまでしごきを受けていたということだ。
俺だけ肉体的にはボロボロになりながら中隊全員が講堂に集められた。
「さて諸君、今日我らは王都を出発しローテルへと向かう。予定では若干の余裕があるとの報告を受けているが戦争は流動的だ。どうなるのか分からないことだけは心して欲しい」
いつになくキリっとした指揮官のレイム少将は俺たちの顔を見ながらゆっくりと話し始めた。
「イラバニア帝国の主力は第一師団を吸収し三個軍一丸となって王都へと向かい進軍中だ」
目の前に張り出された地図を指しながら丁寧に話してくれるお蔭で皆集中して言われたことを咀嚼することが出来る。
「以上だが何か質問はあるかな?」
暫く反応を待ったが誰も挙手することがなかった。よってレイムは大きく頷いて俺たちに言い放った。
「よろしい。皆聞いてくれ。これは王国にとって賭けに近しい軍事行動だ。幾ら我らに分のある装備が有ったとしても一個中隊規模でしかない。だからこそ、決して無理はするな」
俺は思わずズッコケた。普通ここでは死ぬ気で戦い抜けとか熱い言葉が飛び出すかと思ったのだ。あっ、マルも同じだ。笑ってやがる。
「レイム少将。それでは示しがつかないのではありませんか?」
「この位でいいんだよ。大丈夫だ。君たちをむざむざ死へと追いやる事はさせない。安心して己の責務を果たして欲しい」
やばっ、これカッコいいって思ったわ。普段のレイムを思うとそのギャップが凄まじい。
「では出撃しよう。今から一時間後、中央参謀部広場に集合だ。以上」
「敬礼!」
ティーダ少佐の言葉で解散となった。皆それぞれ荷物を持つと一時間という時間を潰す為散らばった。
俺は一度体を休める為寮へと戻った。
「おかえりなさい、中尉」
「ああ、ただいまレイ准尉」
気付けば俺たちは中尉、レイ准尉と呼んでいた。
「一時間後に広場に集合だ。俺はそれまで休むよ」
「分かりました。では間に合うように起こすので休んでください」
「ありがとう~」
やっぱり俺の体は疲れていたらしい。彼の言葉を聞くと安心して寝入ってしまった。
「やはりまだ参加するのは早いのではないのでしょうか……」
私は目の前で寝息を立てるユウスケ中尉を見て不安を覚えている。確かに魔力が高く、私も知らない特殊能力があるらしいことは認める。それでも三週間前までは最前線で戦っていた二等兵……
対して他の隊員は少なくとも半年はこの場で訓練に明け暮れている。地力はあっても戦場では経験がものをいう場面が多々ある。
「私も参加出来たら……」
間違いなくユウスケ中尉を補佐しながら護衛に徹することが出来る。
残念だけど、私には魔法を使うことはできない。この特殊部隊は魔法使用者のみで編成されている。私は特例で部隊に所属することが認められるけど、戦地へ赴くことは許されなかった。
私はタイプライターに向かい、小気味よいリズムでボタンを押しながらユウスケ中尉を起こす時間まで書類の作成に勤しんだ。
俺は今臨時列車に乗っている。
臨時列車で軍人が乗り込んでいることから大勢の国民が見送りに来ている。だが部隊の家族は誰一人見送りには来ていなかった。
後から知らされたが、この部隊に所属していることは家族にすら秘匿されていた。俺は元から家族がいなかったが、家族がいる者は地位と高水準の生活を保障されることと引き換えにされていた。
全員が乗り込むと大歓声と共に列車はあっという間に加速して王都を脱したのであった。
行き先はヘレルと呼ばれる都市だ。そこからトラックで移動し、ローテル付近で下車し徒歩で移動し物資集積場を襲撃破壊する。口にすれば短いものだがやることは重大だ。
ヘレルという場所は王都より北西に位置する重要都市だ。何しろ魔導石を産出する唯一の都市なのだ。故にこの都市は王都以上に厳重な警備が為され、城塞都市と呼ぶべき防御力を有していた。
「なんでイラバニア帝国は王都を目指すのかな」
俺は隣に座るマルに問い掛けた。すると彼は驚いた表情を浮かべた。
「お前何バカなこと言っているんだ。そりゃレイバン王国の首都だぞ。国王陛下がおわす地を攻めるのは当然じゃないか」
この世界の常識は敵首都を落とすことで勝敗を決すると考えていいのか……
「じゃあ俺たちも帝国の首都を攻めるのかな」
「そりゃそうだろ。陥落させれば間違いなく俺たちの勝ちだ」
マルの言いたいことは分かる。
だが敵の戦力を考えれば首都陥落は容易なのか、と思ってしまう。
戦力は三個軍、18万と言う規模だ。対して王都周辺には20万近い兵士が詰めている。立派な城壁に加えて大きな堀が回らされている。飛び道具が主体とはいえこちらには城壁の上から撃てる地の利があった。攻撃側は守備兵力の三倍が常識とされる中でどうにも腑に落ちない。少なくとも60万は必要な筈だ。
「どうかしたかな、ユウスケ中尉?」
真後ろに座っていたレイム少将が俺たちの会話を聞いていたらしく参加してきた。
「えっ、いやえっと……」
悩んでいるとマルが事情を説明し、レイムは納得した表情で頷いた。
「なるほど。敵からしたら普通王都めがけて進んでくるのが常識だ。でもユウスケ中尉は何か引っかかるんだね」
席を移してレイムは俺たちの前に腰掛けた。
「引っかかるというか、敵の戦力は三個軍ですよね」
「そうだね。偵察からの報告ではそうなっている。我が情報部との擦り合わせでもその様な結果が出たばかりだ」
「でも普通王都を攻めるとなれば60万は必要なんじゃないのですか?」
「フム……」
レイムは顎に手をやり考える。
「確かに常道からは外れているね……」
レイムもその点は不思議に思っていた。だが長年軍に属すと、命令という概念が硬直化し、考えるということを止めてしまっていることに気付かされた。
そこで目の前にいる青年の答えを知ろうとレイムは再び問い掛ける。
「仮にだ、中尉。君がその戦力で攻めるとして勝つ秘策はどこにあるのかな」
「王都を攻め落とすということですか?」
「不敬かもしれないがそうなる。幸いこの列車には私たちと鉄道技師たちしか乗っていない。安心してくれ」
いつしか車内の騒がしさは収まり俺たちの会話を注視していた。
俺は考えた。
常識は非常識だ。特に戦争ともなれば相手の裏をかき、騙す、なんてことは当たり前の話だ。それを卑怯と言うのであれば引っかかる方が間抜けなのだ。だから、常道から脱した戦力で王都を陥落させるとなれば……
「空かな……」
「何だって?」
俺はふと優雅に飛ぶ鳥を眺めて呟いた。だがレイムはその発言に大きく狼狽する。
「空ですよ。大砲は空に向かっては撃てません。だから空から爆弾を投下させれば我らは無防備です」
確信に変わった気がする。この世界に染まったせいか航空機という概念を忘れていた気がする。そう爆撃機だ。
「確かに空からの攻撃なら……」
レイムも俺の言葉に真剣に考え始める。不味いこれから戦地に向かうというのに空気が……
これ以降レイムは指揮官にのみ与えられた個室へと籠ってしまった。
「俺、拙かったかな……」
「拙かったかも知れないけど、お前の言うことに一理あると俺は思ったぞ。確かに戦力がおかしい」
マルの感想に周囲の人間も同調した。
「もしかして帝国軍の主力は囮だったりしてな……」
「縁起でもないことを言うなよ。俺たちはその主力を叩き潰すために作戦行動中なんだぞ。ほかの部隊も同様だ」
マルは俺を咎めるような言い草だが、現実に起こって欲しくはないという気持ちを込めていたのは丸分かりだった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国の辺境で、ただ静かに生き延びたいと願う少年、ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、前世の記憶と、母が遺した『物理法則を応用した高圧魔力』という危険な理論だけだ。
敵の大軍が迫る中、ヴァンは剣も振るわず、補給線と心理を切り裂く。
結果、敵軍は撤退。代償も、喝采も、彼には無意味だった。
だが、その「効率的すぎる勝利」は帝国の目に留まり、彼は最高峰の『帝国軍事学院』へと引きずり出される。
「英雄になりたいわけじゃない。生き残りたいだけだ」
謎の仮面メイド『シンカク』、命を取引に差し出した狼耳の少女『アイリ』。
少年は選択する。正義ではなく、最も費用対効果の高い道を。
これは、合理が英雄譚を侵食していく、学園ミリタリーファンタジー。
【※作者は日本語を勉強中の外国人です。翻訳ソフトと辞書を駆使して執筆しています。至らない点もあるかと思いますが、物語を楽しんでいただければ幸いです。】
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる