73 / 572
第 五章 王都と陰謀と武闘大会
第 66話 決勝トーナメント2日目。②
しおりを挟む
早朝から王様に会いに城へ向かう馬車に侯爵と俺とラルフさんが乗り、もう一台には、騎士二人と例のメイドが依然縛られたまま乗っていた。
城に着く早々、応接室に案内された。女は城の兵士が受け取りに来るまでそのまま騎士に見張らせた。
「早朝からどうしたのだアルよ?」
部屋に入って来るなり問いかけてくる王様。
そりゃ朝から至急会いたいとか言われれば、何事かと思うわな。
「兄さん、実は今朝早くに私、毒殺されかけまして、実行犯のメイドをその場で捕らえました。」
「何だと、アルよ体は大丈夫なのか?」
「はい、オオガミ君に毒殺される直前に助けてもらいましたから、何ともありません。」
「そうか、無事か。良かった。オオガミよくやった。」
俺は返事の代わりに頭を下げた。
「そこで問題なのが、そのメイドは王都にあるメイド紹介ギルドから紹介された者だということです。公営のメイド紹介ギルドに手を回した者がいると言うことです。あと、実行犯のメイドを連れてきておりますので、兄さんの方で調べて頂けないかと思いまして。あと、兄さんご自身も毒殺にはご注意ください。」
「どこまで追えるか分からんが、そのメイドと紹介ギルドを調べて見よう。お前の襲われた事から闇ギルドも関係ありそうだしな。しかし、本当に無事で良かったよ。」
「兄さん、これも全てオオガミ君のお陰ですよ。娘の事を入れるとこれで三回も命を助けてもらった。お礼のしようもない。」
「お嬢様の件は偶々通りかかっただけですし、あとは仕事中の事で当然のことです。恩に思って下さるだけで十分ですよ。」
「全く欲の無いことを。ま、いずれ必ず礼はするよ。また依頼料に色を付けさせてもらうから。」
「うむ、私からも何か礼をさせてもらおう。」
「お構い無く。お気持ちだけ、ありがとうございます。」
「さて、急ぎの報告は以上です。黒幕はかなり焦ってきているようですね。兄さんもくれぐれも身辺に注意して下さい。」
「ああ、アルもな。オオガミ、引き続き弟を頼むぞ。」
「仕事はきっちりにが身上ですから。」
「フ、頼もしいな。よろしく頼むよ。」
御前から退出して、女を衛兵に渡し、侯爵と俺たちは別邸に帰った。
帰ったら館に入った途端に奥様が事情を知ったらしく、侯爵に抱き付き泣き出した。まあ、ラブラブなのは良いが、まだ朝飯食べてないんだけどな。とても口に出せる雰囲気じゃないよなぁ。空気が読めると言うのも良い事ばかりでは無いよな。仕方がない部屋で非常食でも食っておくか。
ラブラブな二人をそのままにして、自分に宛がわれている部屋に戻った。
ま、念のためにね。
「マップ表示オン。」
「〈サーチ・リヒト侯爵一家に害意のある者〉。」
ふむ、別邸内はもう大丈夫だな。
王城を含めてで表示範囲を拡大させて表示する。
ほほお、城にマーカー付き一人、別邸の近くにある屋敷に四つ赤い光点がある。一人マーカー付きで、あと三つは新しいやつらだね。コイツらにもマーカーつけとこうか。
さて、ここからが実験だ。鑑定でマップ上の光点の情報が得られるのかを試してみたい。成功すれば今後情報収集が楽になるからね。
「〈鑑定・この赤い光点の対象〉。」
王宮にいる一つを鑑定する。
(鑑定結果・赤い光点=リヒト侯爵一家に害意を持つ者だよ。イストールって人だね。自己中で自分こそ王様に相応しいと思ってるよ。襲撃事件の黒幕だね。)
「くくく、どうしても俺の予想の斜め上を行く気だな、鑑定よ。まぁこれで犯人が確定したので良しとしようか。」
同じ鑑定をあと四回行い。解ったことは次だ。
主犯格でリーダーが、イストール公爵で馬車襲撃事件はこいつが主導した。
ラストル公爵は副リーダー格で性格は優柔不断らしく権力志向の強い男だが無役で三代目のため、焦っている。
次はリンチ伯爵で、法衣貴族で無役の三代目だ。貴族意識が強すぎるため、敬遠され干されている。自分たちの為に平民はいるとまでいいきっている。
四つ目は、メイビス子爵。彼は、イストールの甥で身分を盾に賄賂や横領とか平気で行う奴。最近事業に失敗して金に困っているそうだ。
最後五つ目は、ガーザム子爵だった。鑑定結果によると、彼はラストル公爵の娘婿で恐妻家なんだそうだ。妻の浪費癖の為、闇ギルドと手を組んで色々稼いでいるらしい。魔物の襲撃は彼が闇ギルドに依頼しての事らしい。
そして、マップ上のマーカーに名前が表示されるようになった。さらに便利に。
凄いぜ、俺の〈鑑定〉スキル!密偵いらずだな。しかし、事件の裏側が判っても証拠がないからなぁ。こちらから手出し出来ないのが悩ましいな。
ラノベとかなら、夜に潜入して証拠を見つけるなんて展開だが、俺の探索系スキルは〈忍び足〉〈気配消し〉しかないんだよな。仕方ないな。久々にアレ使うか。
「オーケー・検索。」
(ピポッ♪)
起動音の後にいつもの検索画面が表れる。
「検索ワードは、『周りから不可視になる魔法。』っと。良し、これで『実行』だ。」
実行ボタンをタップすると、必要魔力三十とのメッセージが出た。
「思っていたより、要求魔力が少ないな。こちらの世界に同じ効果の魔法が、既に有るのかもしれないな。」
ここは、即『実行』と。タップする。
『検索結果・時空間属性魔法Lv3に〈インビジブル〉または、光属性魔法Lv3〈スルーサイト〉があります。〈インビジブル〉を覚えますか?( Y / N )。』
ほう、二つもあるのか。まあいいや。Yをタップしてと。
(ピロ~ン♪『魔導の極み』により、〈時空間属性魔法〉〈インビジブル〉を覚えました。)
おお、アナウンスがきたよ。未だに使い慣れないから、一々驚かされるな。画面に〈スルーサイト〉も覚えますか?がでているな。コッチもタップしてと。
(ピロ~ン♪『魔導の極み』により、〈光属性魔法〉〈スルーサイト〉を覚えました。)
さて、使う前にどんな魔法なのか知っておかないと。
「〈ステータス・オープン〉。」
ステータス画面から魔法一覧のタブを表示させて、〈インビジブル〉が一覧にあるのを確認して一言呪文を唱えた。
「鑑定・〈インビジブル〉。」
(鑑定結果・時空間属性魔法だよ。ランクはLv3。魔法効果は相手からの視線を空間を歪曲させて呪文対象者の背後に逃がす事により相手からさも消えているように見えさせる魔法だよ。ただし、実際に消えた訳ではないため鏡等の写る物には姿が写るので注意してね。
使用中は常に空間を歪曲させている為、時間経過と共に魔力を消費するから注意してね。類似品に光属性魔法〈スルーサイト〉があるよ。)
ふ、鑑定にも大分慣れてきたなぁ。もう、この程度では驚かないさ。ではもう一方はどうかな?
「鑑定・〈スルーサイト〉。」
(鑑定結果・光属性魔法〈スルーサイト〉だぉ。ランクはLv3で~す。魔法効果はぁ、え~と、確か指定した人や物から反射されている光を遮断して周囲から見えなくさせる魔法でぇ~す。ただし、明るい場所では影が出るため注意だぉ。)
おい、どっかで見聞きしているだろ〈鑑定〉よ!
絶対俺をからかっているだろ!まさか、自分のスキルにからかわれるとは。神様どうなってんの?
(いや、わしゃぁ知らんて。)
「む、今声が?」
辺りを見回しても誰もいなかった。
城に着く早々、応接室に案内された。女は城の兵士が受け取りに来るまでそのまま騎士に見張らせた。
「早朝からどうしたのだアルよ?」
部屋に入って来るなり問いかけてくる王様。
そりゃ朝から至急会いたいとか言われれば、何事かと思うわな。
「兄さん、実は今朝早くに私、毒殺されかけまして、実行犯のメイドをその場で捕らえました。」
「何だと、アルよ体は大丈夫なのか?」
「はい、オオガミ君に毒殺される直前に助けてもらいましたから、何ともありません。」
「そうか、無事か。良かった。オオガミよくやった。」
俺は返事の代わりに頭を下げた。
「そこで問題なのが、そのメイドは王都にあるメイド紹介ギルドから紹介された者だということです。公営のメイド紹介ギルドに手を回した者がいると言うことです。あと、実行犯のメイドを連れてきておりますので、兄さんの方で調べて頂けないかと思いまして。あと、兄さんご自身も毒殺にはご注意ください。」
「どこまで追えるか分からんが、そのメイドと紹介ギルドを調べて見よう。お前の襲われた事から闇ギルドも関係ありそうだしな。しかし、本当に無事で良かったよ。」
「兄さん、これも全てオオガミ君のお陰ですよ。娘の事を入れるとこれで三回も命を助けてもらった。お礼のしようもない。」
「お嬢様の件は偶々通りかかっただけですし、あとは仕事中の事で当然のことです。恩に思って下さるだけで十分ですよ。」
「全く欲の無いことを。ま、いずれ必ず礼はするよ。また依頼料に色を付けさせてもらうから。」
「うむ、私からも何か礼をさせてもらおう。」
「お構い無く。お気持ちだけ、ありがとうございます。」
「さて、急ぎの報告は以上です。黒幕はかなり焦ってきているようですね。兄さんもくれぐれも身辺に注意して下さい。」
「ああ、アルもな。オオガミ、引き続き弟を頼むぞ。」
「仕事はきっちりにが身上ですから。」
「フ、頼もしいな。よろしく頼むよ。」
御前から退出して、女を衛兵に渡し、侯爵と俺たちは別邸に帰った。
帰ったら館に入った途端に奥様が事情を知ったらしく、侯爵に抱き付き泣き出した。まあ、ラブラブなのは良いが、まだ朝飯食べてないんだけどな。とても口に出せる雰囲気じゃないよなぁ。空気が読めると言うのも良い事ばかりでは無いよな。仕方がない部屋で非常食でも食っておくか。
ラブラブな二人をそのままにして、自分に宛がわれている部屋に戻った。
ま、念のためにね。
「マップ表示オン。」
「〈サーチ・リヒト侯爵一家に害意のある者〉。」
ふむ、別邸内はもう大丈夫だな。
王城を含めてで表示範囲を拡大させて表示する。
ほほお、城にマーカー付き一人、別邸の近くにある屋敷に四つ赤い光点がある。一人マーカー付きで、あと三つは新しいやつらだね。コイツらにもマーカーつけとこうか。
さて、ここからが実験だ。鑑定でマップ上の光点の情報が得られるのかを試してみたい。成功すれば今後情報収集が楽になるからね。
「〈鑑定・この赤い光点の対象〉。」
王宮にいる一つを鑑定する。
(鑑定結果・赤い光点=リヒト侯爵一家に害意を持つ者だよ。イストールって人だね。自己中で自分こそ王様に相応しいと思ってるよ。襲撃事件の黒幕だね。)
「くくく、どうしても俺の予想の斜め上を行く気だな、鑑定よ。まぁこれで犯人が確定したので良しとしようか。」
同じ鑑定をあと四回行い。解ったことは次だ。
主犯格でリーダーが、イストール公爵で馬車襲撃事件はこいつが主導した。
ラストル公爵は副リーダー格で性格は優柔不断らしく権力志向の強い男だが無役で三代目のため、焦っている。
次はリンチ伯爵で、法衣貴族で無役の三代目だ。貴族意識が強すぎるため、敬遠され干されている。自分たちの為に平民はいるとまでいいきっている。
四つ目は、メイビス子爵。彼は、イストールの甥で身分を盾に賄賂や横領とか平気で行う奴。最近事業に失敗して金に困っているそうだ。
最後五つ目は、ガーザム子爵だった。鑑定結果によると、彼はラストル公爵の娘婿で恐妻家なんだそうだ。妻の浪費癖の為、闇ギルドと手を組んで色々稼いでいるらしい。魔物の襲撃は彼が闇ギルドに依頼しての事らしい。
そして、マップ上のマーカーに名前が表示されるようになった。さらに便利に。
凄いぜ、俺の〈鑑定〉スキル!密偵いらずだな。しかし、事件の裏側が判っても証拠がないからなぁ。こちらから手出し出来ないのが悩ましいな。
ラノベとかなら、夜に潜入して証拠を見つけるなんて展開だが、俺の探索系スキルは〈忍び足〉〈気配消し〉しかないんだよな。仕方ないな。久々にアレ使うか。
「オーケー・検索。」
(ピポッ♪)
起動音の後にいつもの検索画面が表れる。
「検索ワードは、『周りから不可視になる魔法。』っと。良し、これで『実行』だ。」
実行ボタンをタップすると、必要魔力三十とのメッセージが出た。
「思っていたより、要求魔力が少ないな。こちらの世界に同じ効果の魔法が、既に有るのかもしれないな。」
ここは、即『実行』と。タップする。
『検索結果・時空間属性魔法Lv3に〈インビジブル〉または、光属性魔法Lv3〈スルーサイト〉があります。〈インビジブル〉を覚えますか?( Y / N )。』
ほう、二つもあるのか。まあいいや。Yをタップしてと。
(ピロ~ン♪『魔導の極み』により、〈時空間属性魔法〉〈インビジブル〉を覚えました。)
おお、アナウンスがきたよ。未だに使い慣れないから、一々驚かされるな。画面に〈スルーサイト〉も覚えますか?がでているな。コッチもタップしてと。
(ピロ~ン♪『魔導の極み』により、〈光属性魔法〉〈スルーサイト〉を覚えました。)
さて、使う前にどんな魔法なのか知っておかないと。
「〈ステータス・オープン〉。」
ステータス画面から魔法一覧のタブを表示させて、〈インビジブル〉が一覧にあるのを確認して一言呪文を唱えた。
「鑑定・〈インビジブル〉。」
(鑑定結果・時空間属性魔法だよ。ランクはLv3。魔法効果は相手からの視線を空間を歪曲させて呪文対象者の背後に逃がす事により相手からさも消えているように見えさせる魔法だよ。ただし、実際に消えた訳ではないため鏡等の写る物には姿が写るので注意してね。
使用中は常に空間を歪曲させている為、時間経過と共に魔力を消費するから注意してね。類似品に光属性魔法〈スルーサイト〉があるよ。)
ふ、鑑定にも大分慣れてきたなぁ。もう、この程度では驚かないさ。ではもう一方はどうかな?
「鑑定・〈スルーサイト〉。」
(鑑定結果・光属性魔法〈スルーサイト〉だぉ。ランクはLv3で~す。魔法効果はぁ、え~と、確か指定した人や物から反射されている光を遮断して周囲から見えなくさせる魔法でぇ~す。ただし、明るい場所では影が出るため注意だぉ。)
おい、どっかで見聞きしているだろ〈鑑定〉よ!
絶対俺をからかっているだろ!まさか、自分のスキルにからかわれるとは。神様どうなってんの?
(いや、わしゃぁ知らんて。)
「む、今声が?」
辺りを見回しても誰もいなかった。
23
あなたにおすすめの小説
異世界ラグナロク 〜妹を探したいだけの神災級の俺、上位スキル使用禁止でも気づいたら世界を蹂躙してたっぽい〜
Tri-TON
ファンタジー
核戦争で死んだ俺は、神災級と呼ばれるチートな力を持ったまま異世界へ転生した。
目的はひとつ――行方不明になった“妹”を探すことだ。
だがそこは、大量の転生者が前世の知識と魔素を融合させた“魔素学”によって、
神・魔物・人間の均衡が崩れた危うい世界だった。
そんな中で、魔王と女神が勝手に俺の精神世界で居候し、
挙句の果てに俺は魔物たちに崇拝されるという意味不明な状況に巻き込まれていく。
そして、謎の魔獣の襲来、七つの大罪を名乗る異世界人勇者たちとの因縁、
さらには俺の前世すら巻き込む神々の陰謀まで飛び出して――。
妹を探すだけのはずが、どうやら“世界の命運”まで背負わされるらしい。
笑い、シリアス、涙、そして家族愛。
騒がしくも温かい仲間たちと紡ぐ新たな伝説が、今始まる――。
※小説家になろう様でも掲載しております。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる