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第 八章 領主就任と町の掃除。
第122話 面倒な事は一度に済ませるに限ります。
「はい、到着。ハンリーとレインロードはレナードを呼んできてくれるかな?」
「承知しました。」
ハンリーが答えて、二人とも部屋から出て行った。
ソニアは『時空間属性魔法について聞きたい』みたいな好奇心一杯の顔をしているが、悪いが今は時間が惜しい。落ち着いたら時空間属性魔法の魔法書を作ってやろう。載っていればいいのだが。
そう、ソニアに伝えて約束をしてやっと大人しくなった。
扉から、レナードが入ってきて報告をする。。
「閣下、捕縛に向かう用意が整いました。何時でも行けます。」
「昼間だと、用事で出掛けている場合もある得るから、夜の七時に始める。時間が空いてしまい、申し訳ないが、 その予定で用意してくれ。私の方でも魔法でやつらの動きを把握しておきたいのでレナード宜しくね。出撃前に夕食は済ましておいてね。」
段取りを決めたその時ノックがあり、サウルが入ってた。
「旦那様、昼食の用意が出来ました。食堂へお願いします。」
「承知した。ソニアもレナードも食堂へ向かうぞ。」
「閣下、先に先程の事を連絡してきます。」
と言うと、レナードは部屋を出て行った。
皆が待っている食堂、洋風に格好をつけて言えばダイニングルームだが、元が日本人なので食堂で通させて頂く。
私とソニアとレナード以外は皆席に着いていた。
「待たせて済まなかったね。代官の件は、後は王宮に任せる形になる。残るは悪徳商会の取り締まりだ。夕方から夜にかけて、対象全てを取り締まる。ソニア、セイラ、シーラの三人は屋敷で待機、手を出さない様に。」
セイラが不満そうな顔をしたが、政なので、しぶしぶ納得した。
昼食を取り終え、執務室に戻ると、椅子に座り夜の準備にかかる。
「〈マッブ表示・オン〉。」
ツールの町が全部映る様に縮尺を調整する。
「〈サーチ・代官、闇ギルドと関係、取引きのあった商人〉。」
「おお、いるいる。何だ?規模の大きい商会は軒並みじゃないか。中小規模の商会はほぼマトモだな。」
マップに映り出している、赤い光点を一つずつ〈鑑定〉して名前と罪状、隠し財産、証拠の在処を書き出していった。
内容で一番多いのは、代官への賄賂と密貿易と密売で、直接闇ギルドと繋がっていたのは少なかったな。それでも、全部で四十一人いた。呆れるねぇ。この作業だけで夕方になってしまったよ。
「もう、好き放題にはさせないさ。」
そう呟いた時にノックがあり、レナードが入っていた。
「閣下、用意が整いました。」
「よし、チャッチャと捕まえるぞ。行こうか。」
「はっ!」
玄関を出ると、玄関前の庭に騎士逹が並んでいた。
「皆聞いてくれ、これから町の掃除に出かける。レナードから聞いているかもだが、代官だったアシリーは王宮に突き出してきた。今頃十年間好き放題したことを後悔しているだろうね。そして、この町にも代官と一緒になって好き放題している者がいる。これからそいつらを逮捕しに行く。皆の協力に期待する。目標は四十一人いる。手際よくいくぞ。では出発。」
『はっ!』
領主屋敷から一番遠い目標から捕まえていく。
手段としては、目的地に着いたらまず、目標達を魔法で麻痺させてから乗り込む。店の中で麻痺している対象を縛り上げて、私の前に連れてきてもらい、私が名乗り、手に入れていた証拠を見せて、〈鑑定〉で調べ上げた罪状を伝え、隠してある証拠や財産を押収してから麻痺を治して荷馬車に乗せて騎士二人で屋敷の牢屋に連行していく。牢屋に叩き込んだら、戻ってくる。これを繰り返していった。
中には、家族や店の者がそんな事はしていないと、すがりついてくるが、その目の前に数々の証拠を見せ代官からも証拠が取れていることを伝えると、みな泣き崩れていたな。可哀想ではあるが、その金で贅沢していたのだから同情する気にはならんな。
そうして次から次と対象を逮捕していき、明日昼の一時に町の広場で公開の裁判を行うと伝達した。
翌日、サウルに起こされてから朝食をとり、レナードに町中に昼の一時から公開の裁判をすると話を広めておいてくれとお願 いした。
食事が済むと、執務室にこもり町の様子を見るために、マップを表示する。
「〈マップ表示・オン〉。」
縮尺を町全体にしてから写す。
「〈サーチ・代官と闇ギルドと共に違法行為をした者〉。へぇ、まだいるのか。〈鑑定・赤い光点〉。」
(鑑定結果・イ・サンウ闇ギルド員。身体レベル二十二。犯歴殺人・強盗・違法薬物の密売他多数よ。昨日帰ってきたみたいね。)
「〈マルチロック〉〈スタン〉〈テレフォン〉。あーあー、聞こえるかなイ君?」
(なに、も、もんだ?てめ、えは。)
「あー、しっかりと麻痺をしているようだね。私かい?私は新しくこの町の領主となったオオガミと言う者だよ。短い間だが宜しくね。早速本題だが、この町の闇ギルドの支部は潰したから。支部長は捕まえてあるしね。今この町にいる闇ギルドのメンバーは君だけだ。そこで、他のメンバーと同じく貴方を処罰します。あの世で支部長が来るのを先に行って待っていてくださいね。では、さようなら。〈マルチロック〉〈ワームホール〉。」
(お、おい、ちょっとま、待て、な、なんだこの黒い影は?う、うわー沈む・・・)
途中で〈テレフォン〉の魔法を切った。五月蝿いしね。処理が済み顔を上げると、目の前にサウルが硬い表情でいた。
「うん?サウルかい。どうしたのかな?」
「旦那様、今何をされてましたので?」
「ああ、昨日取り逃していた闇ギルドの者を見つけたのでね。動けなくした後挨拶と罪状を伝えて、他のメンバーと同じく魔法を使って、この世から消えて貰ったよ。面倒臭いから死体も残さずにね。今後も定期的に調べて闇ギルドのメンバーは処分していくよ。」
「魔法でその様な事までできるのですか?旦那様は神なのですか?」
「まさか、私なんかが神様なわけないよ。神様に失礼だよ。神様はね、もっと慈悲深くて優しいお爺ちゃんだよ。フフフ。」
私の言葉に何と言えばよいのか困るサウルであった。
「承知しました。」
ハンリーが答えて、二人とも部屋から出て行った。
ソニアは『時空間属性魔法について聞きたい』みたいな好奇心一杯の顔をしているが、悪いが今は時間が惜しい。落ち着いたら時空間属性魔法の魔法書を作ってやろう。載っていればいいのだが。
そう、ソニアに伝えて約束をしてやっと大人しくなった。
扉から、レナードが入ってきて報告をする。。
「閣下、捕縛に向かう用意が整いました。何時でも行けます。」
「昼間だと、用事で出掛けている場合もある得るから、夜の七時に始める。時間が空いてしまい、申し訳ないが、 その予定で用意してくれ。私の方でも魔法でやつらの動きを把握しておきたいのでレナード宜しくね。出撃前に夕食は済ましておいてね。」
段取りを決めたその時ノックがあり、サウルが入ってた。
「旦那様、昼食の用意が出来ました。食堂へお願いします。」
「承知した。ソニアもレナードも食堂へ向かうぞ。」
「閣下、先に先程の事を連絡してきます。」
と言うと、レナードは部屋を出て行った。
皆が待っている食堂、洋風に格好をつけて言えばダイニングルームだが、元が日本人なので食堂で通させて頂く。
私とソニアとレナード以外は皆席に着いていた。
「待たせて済まなかったね。代官の件は、後は王宮に任せる形になる。残るは悪徳商会の取り締まりだ。夕方から夜にかけて、対象全てを取り締まる。ソニア、セイラ、シーラの三人は屋敷で待機、手を出さない様に。」
セイラが不満そうな顔をしたが、政なので、しぶしぶ納得した。
昼食を取り終え、執務室に戻ると、椅子に座り夜の準備にかかる。
「〈マッブ表示・オン〉。」
ツールの町が全部映る様に縮尺を調整する。
「〈サーチ・代官、闇ギルドと関係、取引きのあった商人〉。」
「おお、いるいる。何だ?規模の大きい商会は軒並みじゃないか。中小規模の商会はほぼマトモだな。」
マップに映り出している、赤い光点を一つずつ〈鑑定〉して名前と罪状、隠し財産、証拠の在処を書き出していった。
内容で一番多いのは、代官への賄賂と密貿易と密売で、直接闇ギルドと繋がっていたのは少なかったな。それでも、全部で四十一人いた。呆れるねぇ。この作業だけで夕方になってしまったよ。
「もう、好き放題にはさせないさ。」
そう呟いた時にノックがあり、レナードが入っていた。
「閣下、用意が整いました。」
「よし、チャッチャと捕まえるぞ。行こうか。」
「はっ!」
玄関を出ると、玄関前の庭に騎士逹が並んでいた。
「皆聞いてくれ、これから町の掃除に出かける。レナードから聞いているかもだが、代官だったアシリーは王宮に突き出してきた。今頃十年間好き放題したことを後悔しているだろうね。そして、この町にも代官と一緒になって好き放題している者がいる。これからそいつらを逮捕しに行く。皆の協力に期待する。目標は四十一人いる。手際よくいくぞ。では出発。」
『はっ!』
領主屋敷から一番遠い目標から捕まえていく。
手段としては、目的地に着いたらまず、目標達を魔法で麻痺させてから乗り込む。店の中で麻痺している対象を縛り上げて、私の前に連れてきてもらい、私が名乗り、手に入れていた証拠を見せて、〈鑑定〉で調べ上げた罪状を伝え、隠してある証拠や財産を押収してから麻痺を治して荷馬車に乗せて騎士二人で屋敷の牢屋に連行していく。牢屋に叩き込んだら、戻ってくる。これを繰り返していった。
中には、家族や店の者がそんな事はしていないと、すがりついてくるが、その目の前に数々の証拠を見せ代官からも証拠が取れていることを伝えると、みな泣き崩れていたな。可哀想ではあるが、その金で贅沢していたのだから同情する気にはならんな。
そうして次から次と対象を逮捕していき、明日昼の一時に町の広場で公開の裁判を行うと伝達した。
翌日、サウルに起こされてから朝食をとり、レナードに町中に昼の一時から公開の裁判をすると話を広めておいてくれとお願 いした。
食事が済むと、執務室にこもり町の様子を見るために、マップを表示する。
「〈マップ表示・オン〉。」
縮尺を町全体にしてから写す。
「〈サーチ・代官と闇ギルドと共に違法行為をした者〉。へぇ、まだいるのか。〈鑑定・赤い光点〉。」
(鑑定結果・イ・サンウ闇ギルド員。身体レベル二十二。犯歴殺人・強盗・違法薬物の密売他多数よ。昨日帰ってきたみたいね。)
「〈マルチロック〉〈スタン〉〈テレフォン〉。あーあー、聞こえるかなイ君?」
(なに、も、もんだ?てめ、えは。)
「あー、しっかりと麻痺をしているようだね。私かい?私は新しくこの町の領主となったオオガミと言う者だよ。短い間だが宜しくね。早速本題だが、この町の闇ギルドの支部は潰したから。支部長は捕まえてあるしね。今この町にいる闇ギルドのメンバーは君だけだ。そこで、他のメンバーと同じく貴方を処罰します。あの世で支部長が来るのを先に行って待っていてくださいね。では、さようなら。〈マルチロック〉〈ワームホール〉。」
(お、おい、ちょっとま、待て、な、なんだこの黒い影は?う、うわー沈む・・・)
途中で〈テレフォン〉の魔法を切った。五月蝿いしね。処理が済み顔を上げると、目の前にサウルが硬い表情でいた。
「うん?サウルかい。どうしたのかな?」
「旦那様、今何をされてましたので?」
「ああ、昨日取り逃していた闇ギルドの者を見つけたのでね。動けなくした後挨拶と罪状を伝えて、他のメンバーと同じく魔法を使って、この世から消えて貰ったよ。面倒臭いから死体も残さずにね。今後も定期的に調べて闇ギルドのメンバーは処分していくよ。」
「魔法でその様な事までできるのですか?旦那様は神なのですか?」
「まさか、私なんかが神様なわけないよ。神様に失礼だよ。神様はね、もっと慈悲深くて優しいお爺ちゃんだよ。フフフ。」
私の言葉に何と言えばよいのか困るサウルであった。
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