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第 八章 領主就任と町の掃除。
幕間26話 ある騎士団長の勧誘活動記。②
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ツール伯爵家の騎士団員を集めるために、闘技大会に出場した者を中心に勧誘していった。
閣下の帝国のザラ将軍との武勇伝が今冒険者や国軍の兵士の中で広まっているためか、勧誘もしやすかった事もあり、こうして一人また一人と増えていった。男は何故か全て人間種だが女性陣の方は、人族の他にエルフ族やホビット族、獣人族など多彩な種族がいる。その中の虎人族の女性のルージュの友人だという男、ライガと名乗る男が伯爵邸を訪ねてきた。
執事のカインが再び私に訪ねてきた者がいるというので会うと虎人族の立派な体格をした戦士だった。
用件を聞くと、ルージュの知り合いだが、最近彼女がうちの騎士団に入ったと聞いて、どれだけの猛者がいるかと思ってきた。もし本当なら俺も騎士団に入れてくれと言ってきた。
確かに強そうだ。私の感がこいつは強いぞと言っている。
そして、閣下の騎士団はまだまだ人数が少ない。腕の立つ男は欲しい人材だ。
「あんた強そうだな。あんたより強いヤツがここにはいるのかい?」
ライガが訊ねてくるので、答えた。
「ああ、お一人いる。それがなにか?」
「そいつと戦って俺に勝つようなら、騎士団に入って命令に従おう。」
「うちの閣下と戦いたいと言うのか?」
「ああ、その閣下とやらが強いというのならな。俺が負けたら、その人の剣となって従うさ。」
「・・・良いだろう。模擬試合を閣下に掛けあってやる。だがその前に私と戦って貰おう。私とて、閣下より騎士団団長を任された身。閣下の盾となり剣となるは私の務め。どうしても閣下と戦いたいならば、私に勝ってからにしろ。勿論私が勝っても、騎士団に入ってもらうが、承知か?」
「いいねぇ。あんたみたいな男は好きだぜ。」
「では、ついてこい。」
屋敷裏にある訓練場に連れていく。何故か普段は滅多に来ない閣下が剣の型練習をしていた。
珍しい事なので、騎士団員が眺めている。
「なあ、あそこで一人練習をしているのは誰だい?」
「どこだい?ああ珍しいな。あの方こそ、ツール伯爵のオオガミ閣下だ。」
「あの若者がルージュの言っていた人か。」
「ちなみに何てルージュはお前に何と言ったんだ?」
「あいつな、俺に向かって『世の中は広いわ。対峙して姿を一目見ただけで、あたし殺されると思って全身総毛立った』ってな。あの若いのがとてもそうだとは思えないのだがな。」
「ほう、ルージュがそんな事を言ってたか。最近閣下と訓練することで、彼女も大分強くなったようだがな。そんな事を言っていたか。」
実情を知っている身としては、彼女のいう言葉が身に染みて分かるな。
「さて、模擬剣を使ってもらうが、獲物は何だい?」
「ああ、両手剣だがあるかい?」
「なら、こいつで良いかな?」
「おう、了解だ。」
ブンブンと二、三回振り回して感触を確かめると、納得して返事をする。
互いに向かい合い対峙するする。用意が整ったので声を掛ける。
「よし。ではいくぞ!」
「おう!」
いきなりライガの巨体からは想像できないスピードで踏み込んで来た。以前の私なら、対処出来なかったと思う。しかし何とか盾で受け止められた。やはり、閣下に比べれば速いとはいえ、対処出来なくはない。
「良く止めたな。」
「何とかな。」
「なら、これはどうだ!」
盾に止められた剣を、引いたかと思ったら、連続攻撃に移る。確かに速い剣捌きたが、これも何とか体がついていけている。普段もっと速いスピードの攻撃でやられているせいか、反撃の回数は少なくても防御は遅れることなく、出来ていた。これも、閣下との訓練をしていなければ、出来ないことだった。そんなやり取りを三十分近く続ける。
ライガは一旦剣を引き、距離をとるとニヤリと笑う。
「やるな、団長さん。俺の連続攻撃にこれだけ対処出来たやつは、今までいなかったさ。流石だな。」
「お前さんもな。閣下以外にはあの速さの攻撃をしてくる者は今までいなかったよ。その腕前、是非うちの騎士団に入って貰いたいな。」
「なら、俺を倒してみることだな。俺は俺より強い者にしか従う積りはない。」
「なら、その気にさせて見せるさ。」
今度は、こちらから仕掛けた。接近しながら、付与魔法〈エンチャントウィンド〉を自身にかける。更にスピードが上がり、五分に戦えるようになった。出来れば、手足に着けた鉛の板を、外せれば楽に戦えるだろうが、閣下から禁止されているからな。
しかし、このライガという男、素でこの強さとは、是非とも欲しい。負けられないな。
一時間近く戦い互いに疲労のため、大分剣速が鈍り始めた辺りで、息をつく為に、また互いに距離をとった。
「両者止め。この勝負引き分けだ。」
誰かとその声の主を見ると閣下だった。
「それ以上は、互いに大きなケガをするから、止めておけ。」
閣下の言葉なので従い、剣を下ろす。そしたら、ライガが吠える。
「なら少し休んでから、俺と模擬試合してくれ。ルージュがいう、あんたの強さを見せてくれ。」
「なんだ、ルージュの知り合いか?ルージュ!この男は知り合いかい?」
「はい、同じ村の出身で傭兵をしているライガという男です。」
「ほう、傭兵かい。道理で強い訳だね。うちのレナードと同じレベルで戦える者を初めて見たよ。いいよ、少し休んだら私とやろうか?」
「閣下。閣下のお手を煩わさずとも私が何とかしますから。」
「まあ、レナードが勝つと信じているよ。ただ、私も彼とやってみたくなったんだよ。(笑)」
「閣下・・・。」
「まあまあ、たまには運動しないとね。」
「・・・わかりました。この勝負お譲りします。」
「ありがとう。済まないね。まあ、彼がうちの騎士になったら、好きなだけやりあうといいさ。」
「ほう、言ってくれるじゃないか。俺をあんたの騎士にしたいなら、俺に勝ってからにして貰おうか。」
レナードと話している間に体力がかなり回復したようで、直ぐに模擬試合に移ることになった。
閣下はいつもの半身の構えではなく、剣を力なく下ろしたままでライガに対峙する。
「俺を舐めているのか?」
ライガが怒っていう。
「やれば分かるよ。」
閣下が、穏やかにかえした。
「両者、試合始め!」
私の声と共に動き出すかと思っていたら、その場が突然深い海の底にでもなった様なとてつもなく重いプレッシャーが閣下から発せられている。動けない。余りのプレッシャーに、汗が出てきた。脇にいる私でさえこれなのだから、まともに向かい合うライガはどれ程なのか。
実際、ライガも始めの声があっても、一歩も動けないでいる。
「ほう、これに耐えるかい。なら、これはどうだい?」
その言葉と共に、閣下から何か熱い熱波の様な、風が吹いたかと思うと、プレッシャーが先程の倍以上になった。膝が自然と笑い始めた。ライガも体が震え始めている。その時、閣下からライガへ殺気が一瞬走った様に感じると、ライガはいきなり気絶して倒れた。
「そ、それまで。閣下の勝ちです。」
勝ちのコールをした途端に一気にプレッシャーは消えた。私も力が抜けて思わず膝をついてしまう。
「中々強かったね彼。ここまで私に力を出させたのは、レナード以外では初めての者かな?いや、良い騎士が入ってくれたよ。後は頼むね、レナード。」
いつもの笑顔を浮かべて屋敷に戻っていく閣下。
閣下の笑顔が今更ながらに、恐ろしく感じられた。そしてそんな方が私の主であることの誇らしさも同時に沸き上がってきた。
気を失っていたライガが気付き、起き上がると辺りを見回した。
「俺はどうしたんだ?たしか、あの人と向き合ってたはずなんだが。」
「お前は閣下の殺気に気絶したんだよ。覚えていないのか?」
「なんか、凄く空気が重くなって一歩も体が動かなくなってその後、アイツの目が光ったかと思ったんだが、そこから記憶がなくかったのか。意識を失ったみたいで憶えていない。
俺が一歩も動けなくなるとは。ルージュ、お前の言った言葉の意味がやっと分かったよ。確かにお前は正しかったな。完敗だ。団長、俺を騎士団に入れてくれ。あの人のいかなる命令にもしたがおう。」
こうして、後に騎士団の副長になるライガが入団した。
その後も勧誘や自薦で来るものを試験して採用したりして、何とか十五人の者を騎士に出来た。まだ数は少ないが、この者達なら相手が五十人でも楽に勝てるだろう自信がある。
それでも、閣下にだけは今だに勝てる気がしないのは、さすが我が主であると思うよ。今いる十五人を隊長にして、いずれは最強の三千の騎士団をつくりあげてみせます閣下!
閣下の帝国のザラ将軍との武勇伝が今冒険者や国軍の兵士の中で広まっているためか、勧誘もしやすかった事もあり、こうして一人また一人と増えていった。男は何故か全て人間種だが女性陣の方は、人族の他にエルフ族やホビット族、獣人族など多彩な種族がいる。その中の虎人族の女性のルージュの友人だという男、ライガと名乗る男が伯爵邸を訪ねてきた。
執事のカインが再び私に訪ねてきた者がいるというので会うと虎人族の立派な体格をした戦士だった。
用件を聞くと、ルージュの知り合いだが、最近彼女がうちの騎士団に入ったと聞いて、どれだけの猛者がいるかと思ってきた。もし本当なら俺も騎士団に入れてくれと言ってきた。
確かに強そうだ。私の感がこいつは強いぞと言っている。
そして、閣下の騎士団はまだまだ人数が少ない。腕の立つ男は欲しい人材だ。
「あんた強そうだな。あんたより強いヤツがここにはいるのかい?」
ライガが訊ねてくるので、答えた。
「ああ、お一人いる。それがなにか?」
「そいつと戦って俺に勝つようなら、騎士団に入って命令に従おう。」
「うちの閣下と戦いたいと言うのか?」
「ああ、その閣下とやらが強いというのならな。俺が負けたら、その人の剣となって従うさ。」
「・・・良いだろう。模擬試合を閣下に掛けあってやる。だがその前に私と戦って貰おう。私とて、閣下より騎士団団長を任された身。閣下の盾となり剣となるは私の務め。どうしても閣下と戦いたいならば、私に勝ってからにしろ。勿論私が勝っても、騎士団に入ってもらうが、承知か?」
「いいねぇ。あんたみたいな男は好きだぜ。」
「では、ついてこい。」
屋敷裏にある訓練場に連れていく。何故か普段は滅多に来ない閣下が剣の型練習をしていた。
珍しい事なので、騎士団員が眺めている。
「なあ、あそこで一人練習をしているのは誰だい?」
「どこだい?ああ珍しいな。あの方こそ、ツール伯爵のオオガミ閣下だ。」
「あの若者がルージュの言っていた人か。」
「ちなみに何てルージュはお前に何と言ったんだ?」
「あいつな、俺に向かって『世の中は広いわ。対峙して姿を一目見ただけで、あたし殺されると思って全身総毛立った』ってな。あの若いのがとてもそうだとは思えないのだがな。」
「ほう、ルージュがそんな事を言ってたか。最近閣下と訓練することで、彼女も大分強くなったようだがな。そんな事を言っていたか。」
実情を知っている身としては、彼女のいう言葉が身に染みて分かるな。
「さて、模擬剣を使ってもらうが、獲物は何だい?」
「ああ、両手剣だがあるかい?」
「なら、こいつで良いかな?」
「おう、了解だ。」
ブンブンと二、三回振り回して感触を確かめると、納得して返事をする。
互いに向かい合い対峙するする。用意が整ったので声を掛ける。
「よし。ではいくぞ!」
「おう!」
いきなりライガの巨体からは想像できないスピードで踏み込んで来た。以前の私なら、対処出来なかったと思う。しかし何とか盾で受け止められた。やはり、閣下に比べれば速いとはいえ、対処出来なくはない。
「良く止めたな。」
「何とかな。」
「なら、これはどうだ!」
盾に止められた剣を、引いたかと思ったら、連続攻撃に移る。確かに速い剣捌きたが、これも何とか体がついていけている。普段もっと速いスピードの攻撃でやられているせいか、反撃の回数は少なくても防御は遅れることなく、出来ていた。これも、閣下との訓練をしていなければ、出来ないことだった。そんなやり取りを三十分近く続ける。
ライガは一旦剣を引き、距離をとるとニヤリと笑う。
「やるな、団長さん。俺の連続攻撃にこれだけ対処出来たやつは、今までいなかったさ。流石だな。」
「お前さんもな。閣下以外にはあの速さの攻撃をしてくる者は今までいなかったよ。その腕前、是非うちの騎士団に入って貰いたいな。」
「なら、俺を倒してみることだな。俺は俺より強い者にしか従う積りはない。」
「なら、その気にさせて見せるさ。」
今度は、こちらから仕掛けた。接近しながら、付与魔法〈エンチャントウィンド〉を自身にかける。更にスピードが上がり、五分に戦えるようになった。出来れば、手足に着けた鉛の板を、外せれば楽に戦えるだろうが、閣下から禁止されているからな。
しかし、このライガという男、素でこの強さとは、是非とも欲しい。負けられないな。
一時間近く戦い互いに疲労のため、大分剣速が鈍り始めた辺りで、息をつく為に、また互いに距離をとった。
「両者止め。この勝負引き分けだ。」
誰かとその声の主を見ると閣下だった。
「それ以上は、互いに大きなケガをするから、止めておけ。」
閣下の言葉なので従い、剣を下ろす。そしたら、ライガが吠える。
「なら少し休んでから、俺と模擬試合してくれ。ルージュがいう、あんたの強さを見せてくれ。」
「なんだ、ルージュの知り合いか?ルージュ!この男は知り合いかい?」
「はい、同じ村の出身で傭兵をしているライガという男です。」
「ほう、傭兵かい。道理で強い訳だね。うちのレナードと同じレベルで戦える者を初めて見たよ。いいよ、少し休んだら私とやろうか?」
「閣下。閣下のお手を煩わさずとも私が何とかしますから。」
「まあ、レナードが勝つと信じているよ。ただ、私も彼とやってみたくなったんだよ。(笑)」
「閣下・・・。」
「まあまあ、たまには運動しないとね。」
「・・・わかりました。この勝負お譲りします。」
「ありがとう。済まないね。まあ、彼がうちの騎士になったら、好きなだけやりあうといいさ。」
「ほう、言ってくれるじゃないか。俺をあんたの騎士にしたいなら、俺に勝ってからにして貰おうか。」
レナードと話している間に体力がかなり回復したようで、直ぐに模擬試合に移ることになった。
閣下はいつもの半身の構えではなく、剣を力なく下ろしたままでライガに対峙する。
「俺を舐めているのか?」
ライガが怒っていう。
「やれば分かるよ。」
閣下が、穏やかにかえした。
「両者、試合始め!」
私の声と共に動き出すかと思っていたら、その場が突然深い海の底にでもなった様なとてつもなく重いプレッシャーが閣下から発せられている。動けない。余りのプレッシャーに、汗が出てきた。脇にいる私でさえこれなのだから、まともに向かい合うライガはどれ程なのか。
実際、ライガも始めの声があっても、一歩も動けないでいる。
「ほう、これに耐えるかい。なら、これはどうだい?」
その言葉と共に、閣下から何か熱い熱波の様な、風が吹いたかと思うと、プレッシャーが先程の倍以上になった。膝が自然と笑い始めた。ライガも体が震え始めている。その時、閣下からライガへ殺気が一瞬走った様に感じると、ライガはいきなり気絶して倒れた。
「そ、それまで。閣下の勝ちです。」
勝ちのコールをした途端に一気にプレッシャーは消えた。私も力が抜けて思わず膝をついてしまう。
「中々強かったね彼。ここまで私に力を出させたのは、レナード以外では初めての者かな?いや、良い騎士が入ってくれたよ。後は頼むね、レナード。」
いつもの笑顔を浮かべて屋敷に戻っていく閣下。
閣下の笑顔が今更ながらに、恐ろしく感じられた。そしてそんな方が私の主であることの誇らしさも同時に沸き上がってきた。
気を失っていたライガが気付き、起き上がると辺りを見回した。
「俺はどうしたんだ?たしか、あの人と向き合ってたはずなんだが。」
「お前は閣下の殺気に気絶したんだよ。覚えていないのか?」
「なんか、凄く空気が重くなって一歩も体が動かなくなってその後、アイツの目が光ったかと思ったんだが、そこから記憶がなくかったのか。意識を失ったみたいで憶えていない。
俺が一歩も動けなくなるとは。ルージュ、お前の言った言葉の意味がやっと分かったよ。確かにお前は正しかったな。完敗だ。団長、俺を騎士団に入れてくれ。あの人のいかなる命令にもしたがおう。」
こうして、後に騎士団の副長になるライガが入団した。
その後も勧誘や自薦で来るものを試験して採用したりして、何とか十五人の者を騎士に出来た。まだ数は少ないが、この者達なら相手が五十人でも楽に勝てるだろう自信がある。
それでも、閣下にだけは今だに勝てる気がしないのは、さすが我が主であると思うよ。今いる十五人を隊長にして、いずれは最強の三千の騎士団をつくりあげてみせます閣下!
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