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第十一章 慌ただしき日々。そして、続かぬ平穏。
第180話 一つ一つ片付けますかねぇ。③
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十分後、マップにある四つの光点が私の屋敷に向かって移動を始めた。
それを確認して、執務机の上の呼び鈴を鳴らす。少しの間の後、ノックの後にサウルが部屋に入ってきた。
「お呼びで御座いますか、旦那様。」
「ああ、もう暫くするとこの屋敷に私へ面会を求めに人が四人来るから、応接室に通して、お茶を頼むね。後、ハミルトン隊長をここに呼んで下さい。」
「畏まりました。」
一礼して、サウルは部屋から退室した。
五分もしない内に、ハミルトン隊長が執務室に入ってくる。
「閣下、お呼びと聞き参上しました。」
「うん、先程君からの報告にあった新たな不審者だが、まずは他の町から流れてきた闇ギルドの者だったよ。まあ、処理したけど。あと、密偵でウチの南隣りのケアンズ侯爵家から来た者には警告をしておいた。早急に退去しないと攻撃すると言っておいたよ。明日まだいるか確認しておいてくれるか?あと最後に、やはり帝国からの密偵がいてね。今回は監視役だろう帝国の正規騎士が付いて来ていたよ。その監視の騎士は始末したから、もう少ししたら、配下の奴隷の密偵四人がこの屋敷へ私に会いに来る。話によってはハミルトンの部隊に加えると思うから、この後面会に同席してくれ。」
「もう、隷屬魔法から解放して頂いたのですか?」
「ああ、監視もいなくなったしね。調べたら四人ともハミルトンと同じケルン王国の出身だったのでね。もしかしたら知り合いが居るかもね。」
「同胞をお助け頂き有難うございます。例え知人でなくても感謝します。」
そう言って、深々と頭を下げた。
「まあ、これに懲りずに帝国がまた奴隷の密偵を送り込んできたら、みんな解放してやるさ。その分帝国の情報収集力は落ちるからな。」
そんな会話をしていると、ノックの後にサウルが入ってきた。
「旦那様、面会希望の方々がいらっしゃいました。お言葉の通り、応接室にお通し、おもてなししておきました。」
「有難うサウル。さて会いにいきますか。ハミルトン隊長、一緒に来てくれ。」
「はっ!」
ハミルトン隊長を引き連れて、応接室に入った。ソファーに座っていた四人の男が立ち上がってこちらを見ると、皆驚愕の表情をする。
『ハミルトン中隊長!』
「兄貴!」
「お前達!」
口々に声を出す四人。私は先ずは落ち着くために、ソファーの上座に回って座った。
「おやおや、やはり顔見知りだったのかい?まあ、良い。皆座ってくれ。自己紹介からするか。私がツール伯爵のオオガミです。ハミルトンとは、どうやら知り合いの様だが、一応彼の今の立場を説明する。家の騎士団員で諜報部隊の隊長をお願いしている。で、そちらは?」
四人は互いに顔を見会うが、先程『兄貴』と叫んだ男から話し出した。
「俺は元ケルン王国騎士団所属のルーク・グラブリーっす。そこのハミルトンは俺の実の兄貴っす。」
「おや、兄弟だったのかい?まあ、こんな形だけど再会が出来て良かったねぇ。」
「は、これも閣下のお陰であります。お礼申し上げます。」
ハミルトンが嬉しそうな顔をさせて、頭をさげている。
「まあ、お互いの詳しい話は後でしてもらうとして。先に自己紹介を済まそうか。」
「は、私は同じく元ケルン王国騎士団所属マイヨ・オリベイラであります。そちらのハミルトン中隊長の部隊の隊員でした。」
「私も同じく、元ケルン王国騎士団所属のマーカス・エイムであります。ハミルトン中隊長の部下でした。伯爵閣下には、お助け頂き感謝しております。」
「最後に、私も元ケルン王国騎士団所属だったノイエ・リーグと申します。同じくハミルトン中隊長の部下でした。」
(四人とも、ハミルトン隊長の知り合いとは、何て運の良い話しだこと。
久々に運の良い目に会った気がするね(笑)。余りに、都合が良くて笑っちゃうよ。)
笑いを堪えて、四人に向かって話し掛ける。
「さて、先程の魔法でも伝えましたが、皆さんのこの後の身の振り方ですが、家で雇われて見ませんか。他に行く宛があるなら、無理には引き留めませんが。如何でしょう?」
私の問いかけに対して、ルークが話し出す。
「正直な心情としては故郷に直ぐにでも帰りたい気持ちが有るっすけど、今の故郷は帝国によって支配されていて、俺がノコノコと舞い戻れば再び追われる生活になる事は、分かりきっているっす。なので今の故郷に戻ることは出来ないっす。そこで伯爵のお誘いに乗らせて頂くっす。よろしくお願いするっす。」
そう言うと、残りの三人もハミルトン隊長の元で働きたいと申し出てくれた。
簡単に話し合い、ルークが騎士団の方に所属して、三人はハミルトン隊長の下、諜報隊に所属することになった。
ハミルトン隊長にレナードを呼んで来るように頼む。
待つ間、四人にお茶とクッキーをすすめた。四人ともクッキーの旨さに目を見開いて驚いている。お茶を飲みながら、今回帝国から何と言われてツールに来たのかを聞いていた。
ハミルトン達、第一陣の密偵の全てから連絡が取れなくなった事を不審に思い、原因究明の為に、今回は監視を付けて調査に送り込まれたようだ。
「伯爵様、兄貴はどうやって解放されたっすか?」
ルークが不思議そうな顔で聞いてきた。
「ああ、彼ら三十一人は、私の騎士団の入団試験に揃って受けに来たのさ。まあ、細かい所は省きますが、それが事前に判ったので試験の前に他所からの密偵を纏めて捕まえた訳です。彼らの隷屬魔法を解いて上げたら帝国を離れて家の騎士になってくれる事に成ったのですよ。」
「成る程。ある意味兄貴達は運が良かったっすね。」
ルークがしきりに頷いている。
「ふ、それは君達もだろ。(笑)」
「あー、そう言えばそうっすね。伯爵様の言うとおりっす。あはは。(笑)」
ハミルトンの弟だが、妙に下っぱ口調だ。
「あーその伯爵様は無しにしてくれ。騎士達には、私のことは『閣下』と呼んで貰っている。十五の小僧に様付けは言い難いだろうしね。(笑)」
「そ、そうっすか。じゃあ閣下と呼ばせて貰いますっす。」
「ああ、頼むよ。」
こんな会話をしている最中にハミルトンがレナードを連れて入ってきた。
「閣下、レナード団長をお連れしました。」
「閣下、お呼びと伺いましたが?」
「ああ、ハミルトン隊長有難う。済まなかったね。レナード卿呼びつけて済まない。新しい入団者だ。兵舎に連れていって部屋を与えてくれ。君達荷物は大丈夫かい?」
「あー、大した物ではないのですが、我々荷物を宿屋に置いてありますので、取りに行きたいのですが、宜しいでしょうか?」
「なら、先に兵舎の部屋を与えられてから、取りに行くように。それで良いかな?」
「承知しました。」
四人とも頷いているのを確認してから、レナードに向かって頼む。
「じゃあ、レナード案内してやって。」
「承知しました、閣下。では、四人とも着いて来てくれ。」
レナードに促されて、全員部屋から退出していく。
(ふぅ、これでまた一つ片付いたな。ああ、何か腹が減ってきたな。もう、昼になるのかな?腹時計は正確な方だから、もう少ししたら、誰かメシだと呼びに来る頃かな。)
丁度その時、ノックがしてサウルが入ってきた。
「旦那様、昼の用意が整いました。下へお願いします。」
「ああ、丁度お腹が空いてきた所だよ。行こうか。」
(さてさて、献立は何かな。)
腹を空かせながら、食堂に向かう私がいた。
それを確認して、執務机の上の呼び鈴を鳴らす。少しの間の後、ノックの後にサウルが部屋に入ってきた。
「お呼びで御座いますか、旦那様。」
「ああ、もう暫くするとこの屋敷に私へ面会を求めに人が四人来るから、応接室に通して、お茶を頼むね。後、ハミルトン隊長をここに呼んで下さい。」
「畏まりました。」
一礼して、サウルは部屋から退室した。
五分もしない内に、ハミルトン隊長が執務室に入ってくる。
「閣下、お呼びと聞き参上しました。」
「うん、先程君からの報告にあった新たな不審者だが、まずは他の町から流れてきた闇ギルドの者だったよ。まあ、処理したけど。あと、密偵でウチの南隣りのケアンズ侯爵家から来た者には警告をしておいた。早急に退去しないと攻撃すると言っておいたよ。明日まだいるか確認しておいてくれるか?あと最後に、やはり帝国からの密偵がいてね。今回は監視役だろう帝国の正規騎士が付いて来ていたよ。その監視の騎士は始末したから、もう少ししたら、配下の奴隷の密偵四人がこの屋敷へ私に会いに来る。話によってはハミルトンの部隊に加えると思うから、この後面会に同席してくれ。」
「もう、隷屬魔法から解放して頂いたのですか?」
「ああ、監視もいなくなったしね。調べたら四人ともハミルトンと同じケルン王国の出身だったのでね。もしかしたら知り合いが居るかもね。」
「同胞をお助け頂き有難うございます。例え知人でなくても感謝します。」
そう言って、深々と頭を下げた。
「まあ、これに懲りずに帝国がまた奴隷の密偵を送り込んできたら、みんな解放してやるさ。その分帝国の情報収集力は落ちるからな。」
そんな会話をしていると、ノックの後にサウルが入ってきた。
「旦那様、面会希望の方々がいらっしゃいました。お言葉の通り、応接室にお通し、おもてなししておきました。」
「有難うサウル。さて会いにいきますか。ハミルトン隊長、一緒に来てくれ。」
「はっ!」
ハミルトン隊長を引き連れて、応接室に入った。ソファーに座っていた四人の男が立ち上がってこちらを見ると、皆驚愕の表情をする。
『ハミルトン中隊長!』
「兄貴!」
「お前達!」
口々に声を出す四人。私は先ずは落ち着くために、ソファーの上座に回って座った。
「おやおや、やはり顔見知りだったのかい?まあ、良い。皆座ってくれ。自己紹介からするか。私がツール伯爵のオオガミです。ハミルトンとは、どうやら知り合いの様だが、一応彼の今の立場を説明する。家の騎士団員で諜報部隊の隊長をお願いしている。で、そちらは?」
四人は互いに顔を見会うが、先程『兄貴』と叫んだ男から話し出した。
「俺は元ケルン王国騎士団所属のルーク・グラブリーっす。そこのハミルトンは俺の実の兄貴っす。」
「おや、兄弟だったのかい?まあ、こんな形だけど再会が出来て良かったねぇ。」
「は、これも閣下のお陰であります。お礼申し上げます。」
ハミルトンが嬉しそうな顔をさせて、頭をさげている。
「まあ、お互いの詳しい話は後でしてもらうとして。先に自己紹介を済まそうか。」
「は、私は同じく元ケルン王国騎士団所属マイヨ・オリベイラであります。そちらのハミルトン中隊長の部隊の隊員でした。」
「私も同じく、元ケルン王国騎士団所属のマーカス・エイムであります。ハミルトン中隊長の部下でした。伯爵閣下には、お助け頂き感謝しております。」
「最後に、私も元ケルン王国騎士団所属だったノイエ・リーグと申します。同じくハミルトン中隊長の部下でした。」
(四人とも、ハミルトン隊長の知り合いとは、何て運の良い話しだこと。
久々に運の良い目に会った気がするね(笑)。余りに、都合が良くて笑っちゃうよ。)
笑いを堪えて、四人に向かって話し掛ける。
「さて、先程の魔法でも伝えましたが、皆さんのこの後の身の振り方ですが、家で雇われて見ませんか。他に行く宛があるなら、無理には引き留めませんが。如何でしょう?」
私の問いかけに対して、ルークが話し出す。
「正直な心情としては故郷に直ぐにでも帰りたい気持ちが有るっすけど、今の故郷は帝国によって支配されていて、俺がノコノコと舞い戻れば再び追われる生活になる事は、分かりきっているっす。なので今の故郷に戻ることは出来ないっす。そこで伯爵のお誘いに乗らせて頂くっす。よろしくお願いするっす。」
そう言うと、残りの三人もハミルトン隊長の元で働きたいと申し出てくれた。
簡単に話し合い、ルークが騎士団の方に所属して、三人はハミルトン隊長の下、諜報隊に所属することになった。
ハミルトン隊長にレナードを呼んで来るように頼む。
待つ間、四人にお茶とクッキーをすすめた。四人ともクッキーの旨さに目を見開いて驚いている。お茶を飲みながら、今回帝国から何と言われてツールに来たのかを聞いていた。
ハミルトン達、第一陣の密偵の全てから連絡が取れなくなった事を不審に思い、原因究明の為に、今回は監視を付けて調査に送り込まれたようだ。
「伯爵様、兄貴はどうやって解放されたっすか?」
ルークが不思議そうな顔で聞いてきた。
「ああ、彼ら三十一人は、私の騎士団の入団試験に揃って受けに来たのさ。まあ、細かい所は省きますが、それが事前に判ったので試験の前に他所からの密偵を纏めて捕まえた訳です。彼らの隷屬魔法を解いて上げたら帝国を離れて家の騎士になってくれる事に成ったのですよ。」
「成る程。ある意味兄貴達は運が良かったっすね。」
ルークがしきりに頷いている。
「ふ、それは君達もだろ。(笑)」
「あー、そう言えばそうっすね。伯爵様の言うとおりっす。あはは。(笑)」
ハミルトンの弟だが、妙に下っぱ口調だ。
「あーその伯爵様は無しにしてくれ。騎士達には、私のことは『閣下』と呼んで貰っている。十五の小僧に様付けは言い難いだろうしね。(笑)」
「そ、そうっすか。じゃあ閣下と呼ばせて貰いますっす。」
「ああ、頼むよ。」
こんな会話をしている最中にハミルトンがレナードを連れて入ってきた。
「閣下、レナード団長をお連れしました。」
「閣下、お呼びと伺いましたが?」
「ああ、ハミルトン隊長有難う。済まなかったね。レナード卿呼びつけて済まない。新しい入団者だ。兵舎に連れていって部屋を与えてくれ。君達荷物は大丈夫かい?」
「あー、大した物ではないのですが、我々荷物を宿屋に置いてありますので、取りに行きたいのですが、宜しいでしょうか?」
「なら、先に兵舎の部屋を与えられてから、取りに行くように。それで良いかな?」
「承知しました。」
四人とも頷いているのを確認してから、レナードに向かって頼む。
「じゃあ、レナード案内してやって。」
「承知しました、閣下。では、四人とも着いて来てくれ。」
レナードに促されて、全員部屋から退出していく。
(ふぅ、これでまた一つ片付いたな。ああ、何か腹が減ってきたな。もう、昼になるのかな?腹時計は正確な方だから、もう少ししたら、誰かメシだと呼びに来る頃かな。)
丁度その時、ノックがしてサウルが入ってきた。
「旦那様、昼の用意が整いました。下へお願いします。」
「ああ、丁度お腹が空いてきた所だよ。行こうか。」
(さてさて、献立は何かな。)
腹を空かせながら、食堂に向かう私がいた。
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