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第十九章 ケルン掌握。
第384話 平和への一歩。①
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日が明けて、朝飯を食べてから冒険者スタイルに着替えると忘れ物が無いことを確認してから諜報のハミルトン隊長をはじめケルン出身の四人を執務室に呼び出す。
「ハミルトン隊長、朝早くから済まないね。」
「いえ、構いません。所で我々は何をするのでしょうか?」
「ああ、その事なんだか、私はこの後トングーに一旦移動する。そこから北上してチトー王国内を通り、ケルンに入る。君達には先にケルンに先行してもらい、そこでの道案内と現地の情報収集を頼みたいのさ。なにせ初めて行く場所だからね。周辺の様子も全く知らないからね。その辺詳しく教えて欲しいのさ。頼めるかな。」
「それで、もしケルンで例の地下組織が接触してきたら、如何されますか?」
「ハッキリと言っておく。今回の作戦は、国としとの仕事だからね、私情は挟まない。クロームガルド公爵の邪魔となれば、潰すし、邪魔しないならばそのまま放っておくだけだ。まあ、潰すと言っても、リーダーの元侯爵だったかな?彼に責任を取って貰うだけだがな。その時は自分が手を下すよ。」
「責任?」
「ああ。祖国を崩壊に導いた責任さ。俺に言わせれば、有罪だな。ソイツが知らん顔で国の再興を言うなんて、俺なら許さないな。責任を取って貰う。」
「殺すのですか?」
「ふっ、そいつは天罰で雷にでも打たれるかもしれないね。たとえ屋内にいてもね。フフフ。」
私の様子に、顔色を悪くして聞き入っている。四人だった。真面目な顔をして、ハミルトンが懇願してきた。
「閣下。お願いが有ります。どうか他の者には手を出さないで下さい。お願いします。」
頭を下げながら、私に言ってくる。
「・・・元侯爵以外は手を出さないさ。それは約束するよ。」
「よろしくお願いします。別れたとはいえ、元同朋ですので。」
「分かっているさ。じゃあ、旅の用意をしてまた、ここに集まってくれ。」
「承知しました。行くぞ皆。」
こうして、旅の用意をしてから、再び執務室に集まる。
「これからトングーに向けて〈テレポート〉を行う。初めての体験かも知れないが、驚かないように。では、行くよ。〈マルチロック〉・・・〈テレポート〉。」
事前に覚悟を決めていたが、それでも驚きのあまり呻き声をあげてしまう同行者達だった。
「はい、到着っと!」
「うお!本当に転移したようだ。」
「本当にここはトングーなのか?」
「騒ぐな!閣下申し訳ありません。」
「まぁ、初めてだから仕方ないよ。今後は注意してくれよ。」
周りを確認すると、そこは以前に見覚えのある、港の近くの路地だった。目の前には冒険者ギルドの建物があり、前に来た時に比べて、多くの冒険者が出入りしていた。
人種も様々で外から見ても活気があるのが分かる。
とても二月前からは想像出来ない賑やかさだ。
「じゃあ、ここで分かれて皆は先行してくれるか?」
「はっ!ケルンでお待ちしています。それでは行くぞ!」
『はっ!』
ハミルトンともう一人だけ残すと、他の者達は先に進んで行った。三人を見送ってから、レナード達が来ているのか確認しに、港の様子を見に行った。
船が来たか調べるために、船着き場に向かう。そこには着いたばかりなのか、何艘も商船が船着場にいて、丁度レナード達も船か下船するところだった。
「おーい、レナード!ご苦労様。」
「うん?あ、閣下お着きでしたか。」
「なに私も今着いたところさ。長旅ご苦労様。皆元気かな?船酔いとか出なかったかい?」
「船酔いですか?始めの頃はいましたが、流石にみんな慣れたようで、いまは全員大丈夫です。」
「そうか。馬を下ろしたら早速北上するぞ。大丈夫か?」
「大丈夫です。行けます。」
「では降りた者から馬の準備をしろ。閣下達の分も有りますので、使って下さい。」
「ありがとうレナード。」
下ろし始めた馬から一頭を受け取り、首筋を撫でてから、鞍を着けて準備をする。少し疲れているようなので、魔法で体力を回復する。
「〈マップ表示・オン〉〈サーチ・ツールから来た人と馬〉表示青。」
目の前に映るマップには合わせて二百十の青い光点が映る。
「〈マルチロック〉表示青。〈リジェネレーション〉。」
自分を含めて味方全員に魔法が発動した。
あっちこっちで驚きの声が上がる。馬も驚いたのか、少し暴れるが直ぐに大人しくなった。
「閣下今何を?」
レナードが慌てて問いかけたので答える。
「馬達も含めて皆を元気にしたのさ。これで疲れも無く出発できる。」
「成る程。しかし、やる前に一言言って欲しかったですな。」
「すまない、レナード。」
こんな事をしている内に、全員の準備も整った。
「閣下、全員準備整いました。」
「よし、出発するか。」
「しゅっぱーつ!」
町にある三つの門の内、北門を総勢百人を超える騎馬が隊列を組んで通る。門を通るとき仮面を忘れずに身につけておく。
「待て、お前達は何者だ?」
守衛に止められ、誰何される。
(ちゃんと仕事はしているね。)
「これを。」
私は事前に貰っていた大統領から貰った書状を取り出すと守衛に渡した。
何事かと、受け取った書状を開けて読むと、その守衛は顔色を変えて慌てて敬礼してから書状を返してきた。
「申し訳ありません。『仮面の閣下』とお仲間でしたか。どうぞお通り下さい。」
「有難う。ご苦労様。行くよ皆。」
「はっ!」
こうして無事に門を抜けて、チトー王国へ向かう街道を馬に乗りながら進む。
道案内にハミルトンともう一人いるケルン出身の者が先頭にたって進んだ。
「〈マップ表示・オン〉〈サーチ・我々に敵対するモノ〉表示赤。」
山勝ちの地形の中を一本道が北に谷間を縫うようにして延びている。
山の奥等の人が入らなそうな奥地にモンスターの反応がある。しかし、道沿いにはモンスター反応は見えなかった。
雰囲気は日本の木曽の谷間を思い出させる景観だった。
初日、ここまでは何事もなく予定通り進んだ。夜になる前にキャンプの準備をして火を焚き、夜番を決めると、焚き火の回りに集まり、各々 手分けして簡単な即席スープと黒パンをだして食べた。
周囲から話し声が聞こえる。
「あー、そろさろ旨い食事がしたいなぁー。」
「そうだな。ここ一週間は船旅のせいで、まともな食事をしてないよな。こうして考えるとウチの騎士団って旨い食事を出してくれるよな。知り合いに聞いたけど、王国軍の食事でも、ウチの騎士団程の食事は出ないらしぞ。」
「へーえ、それを考えるとウチの閣下に感謝だな。」
「いや、全くだな。」
何気なく聞こえたが、明日の食事から何とかしてやろうと思い付いた。
早々と食事を済ませると、テントに入り、魔法を唱える。
「〈リターン〉。」
屋敷の執務室に転移すると、明かりをつける。それから呼び鈴を鳴らす。
暫くしてからサウルが慌てて入ってきた。
「旦那様お帰りでしたか?」
「急で済まんな。実はこれから三日間、夕方の食事を毎日百五人分頼みたい。屋外で手軽に暖かく食べられる物を頼みたくてな、急いで帰って来た。人数が多いが頼めるかな?」
「分かりました。料理長に早速申し付けます。」
「では、明日の夕方に取りに来るから、用意をして置いてくれ。頼んだよ。」
「畏まりました。」
「では、私は戻るから後はよろしく。〈テレポート〉。」
テントの中に戻ると、〈シェルター〉の魔法を念の為にかけておく事にする。
焚き火の近くにいき、魔法を唱える。
「〈シェルター〉。」
少し多めに魔力を込めて半径百メートル、キャンプ地全体をカバー出来るだけの広さを覆い尽くすようにかける。
何をしているのかと不振に思っている者もいたが、さっさとテントに戻り、絨毯の上でマントにくるまってさっさと寝いった。
明日は早起きだしね。
「ハミルトン隊長、朝早くから済まないね。」
「いえ、構いません。所で我々は何をするのでしょうか?」
「ああ、その事なんだか、私はこの後トングーに一旦移動する。そこから北上してチトー王国内を通り、ケルンに入る。君達には先にケルンに先行してもらい、そこでの道案内と現地の情報収集を頼みたいのさ。なにせ初めて行く場所だからね。周辺の様子も全く知らないからね。その辺詳しく教えて欲しいのさ。頼めるかな。」
「それで、もしケルンで例の地下組織が接触してきたら、如何されますか?」
「ハッキリと言っておく。今回の作戦は、国としとの仕事だからね、私情は挟まない。クロームガルド公爵の邪魔となれば、潰すし、邪魔しないならばそのまま放っておくだけだ。まあ、潰すと言っても、リーダーの元侯爵だったかな?彼に責任を取って貰うだけだがな。その時は自分が手を下すよ。」
「責任?」
「ああ。祖国を崩壊に導いた責任さ。俺に言わせれば、有罪だな。ソイツが知らん顔で国の再興を言うなんて、俺なら許さないな。責任を取って貰う。」
「殺すのですか?」
「ふっ、そいつは天罰で雷にでも打たれるかもしれないね。たとえ屋内にいてもね。フフフ。」
私の様子に、顔色を悪くして聞き入っている。四人だった。真面目な顔をして、ハミルトンが懇願してきた。
「閣下。お願いが有ります。どうか他の者には手を出さないで下さい。お願いします。」
頭を下げながら、私に言ってくる。
「・・・元侯爵以外は手を出さないさ。それは約束するよ。」
「よろしくお願いします。別れたとはいえ、元同朋ですので。」
「分かっているさ。じゃあ、旅の用意をしてまた、ここに集まってくれ。」
「承知しました。行くぞ皆。」
こうして、旅の用意をしてから、再び執務室に集まる。
「これからトングーに向けて〈テレポート〉を行う。初めての体験かも知れないが、驚かないように。では、行くよ。〈マルチロック〉・・・〈テレポート〉。」
事前に覚悟を決めていたが、それでも驚きのあまり呻き声をあげてしまう同行者達だった。
「はい、到着っと!」
「うお!本当に転移したようだ。」
「本当にここはトングーなのか?」
「騒ぐな!閣下申し訳ありません。」
「まぁ、初めてだから仕方ないよ。今後は注意してくれよ。」
周りを確認すると、そこは以前に見覚えのある、港の近くの路地だった。目の前には冒険者ギルドの建物があり、前に来た時に比べて、多くの冒険者が出入りしていた。
人種も様々で外から見ても活気があるのが分かる。
とても二月前からは想像出来ない賑やかさだ。
「じゃあ、ここで分かれて皆は先行してくれるか?」
「はっ!ケルンでお待ちしています。それでは行くぞ!」
『はっ!』
ハミルトンともう一人だけ残すと、他の者達は先に進んで行った。三人を見送ってから、レナード達が来ているのか確認しに、港の様子を見に行った。
船が来たか調べるために、船着き場に向かう。そこには着いたばかりなのか、何艘も商船が船着場にいて、丁度レナード達も船か下船するところだった。
「おーい、レナード!ご苦労様。」
「うん?あ、閣下お着きでしたか。」
「なに私も今着いたところさ。長旅ご苦労様。皆元気かな?船酔いとか出なかったかい?」
「船酔いですか?始めの頃はいましたが、流石にみんな慣れたようで、いまは全員大丈夫です。」
「そうか。馬を下ろしたら早速北上するぞ。大丈夫か?」
「大丈夫です。行けます。」
「では降りた者から馬の準備をしろ。閣下達の分も有りますので、使って下さい。」
「ありがとうレナード。」
下ろし始めた馬から一頭を受け取り、首筋を撫でてから、鞍を着けて準備をする。少し疲れているようなので、魔法で体力を回復する。
「〈マップ表示・オン〉〈サーチ・ツールから来た人と馬〉表示青。」
目の前に映るマップには合わせて二百十の青い光点が映る。
「〈マルチロック〉表示青。〈リジェネレーション〉。」
自分を含めて味方全員に魔法が発動した。
あっちこっちで驚きの声が上がる。馬も驚いたのか、少し暴れるが直ぐに大人しくなった。
「閣下今何を?」
レナードが慌てて問いかけたので答える。
「馬達も含めて皆を元気にしたのさ。これで疲れも無く出発できる。」
「成る程。しかし、やる前に一言言って欲しかったですな。」
「すまない、レナード。」
こんな事をしている内に、全員の準備も整った。
「閣下、全員準備整いました。」
「よし、出発するか。」
「しゅっぱーつ!」
町にある三つの門の内、北門を総勢百人を超える騎馬が隊列を組んで通る。門を通るとき仮面を忘れずに身につけておく。
「待て、お前達は何者だ?」
守衛に止められ、誰何される。
(ちゃんと仕事はしているね。)
「これを。」
私は事前に貰っていた大統領から貰った書状を取り出すと守衛に渡した。
何事かと、受け取った書状を開けて読むと、その守衛は顔色を変えて慌てて敬礼してから書状を返してきた。
「申し訳ありません。『仮面の閣下』とお仲間でしたか。どうぞお通り下さい。」
「有難う。ご苦労様。行くよ皆。」
「はっ!」
こうして無事に門を抜けて、チトー王国へ向かう街道を馬に乗りながら進む。
道案内にハミルトンともう一人いるケルン出身の者が先頭にたって進んだ。
「〈マップ表示・オン〉〈サーチ・我々に敵対するモノ〉表示赤。」
山勝ちの地形の中を一本道が北に谷間を縫うようにして延びている。
山の奥等の人が入らなそうな奥地にモンスターの反応がある。しかし、道沿いにはモンスター反応は見えなかった。
雰囲気は日本の木曽の谷間を思い出させる景観だった。
初日、ここまでは何事もなく予定通り進んだ。夜になる前にキャンプの準備をして火を焚き、夜番を決めると、焚き火の回りに集まり、各々 手分けして簡単な即席スープと黒パンをだして食べた。
周囲から話し声が聞こえる。
「あー、そろさろ旨い食事がしたいなぁー。」
「そうだな。ここ一週間は船旅のせいで、まともな食事をしてないよな。こうして考えるとウチの騎士団って旨い食事を出してくれるよな。知り合いに聞いたけど、王国軍の食事でも、ウチの騎士団程の食事は出ないらしぞ。」
「へーえ、それを考えるとウチの閣下に感謝だな。」
「いや、全くだな。」
何気なく聞こえたが、明日の食事から何とかしてやろうと思い付いた。
早々と食事を済ませると、テントに入り、魔法を唱える。
「〈リターン〉。」
屋敷の執務室に転移すると、明かりをつける。それから呼び鈴を鳴らす。
暫くしてからサウルが慌てて入ってきた。
「旦那様お帰りでしたか?」
「急で済まんな。実はこれから三日間、夕方の食事を毎日百五人分頼みたい。屋外で手軽に暖かく食べられる物を頼みたくてな、急いで帰って来た。人数が多いが頼めるかな?」
「分かりました。料理長に早速申し付けます。」
「では、明日の夕方に取りに来るから、用意をして置いてくれ。頼んだよ。」
「畏まりました。」
「では、私は戻るから後はよろしく。〈テレポート〉。」
テントの中に戻ると、〈シェルター〉の魔法を念の為にかけておく事にする。
焚き火の近くにいき、魔法を唱える。
「〈シェルター〉。」
少し多めに魔力を込めて半径百メートル、キャンプ地全体をカバー出来るだけの広さを覆い尽くすようにかける。
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