502 / 572
第十九章 ケルン掌握。
第399話 一応これでも世間体はあるのでね・・・。
しおりを挟む
未だに軍の準備期間中の公爵軍に対して同じく帝国に反旗を翻したグラード軍が先に攻めてきたのだ。
公爵からの話しでは、兵数はやっと最低限は揃いつつあるが、まだまだ訓練不足の為に戦える様になるには練度が低く、あと最低限二週間は必要との事であった。
そこで敵の情報について調べると、全軍民兵による歩兵集団であり、実質指揮している指揮官と言うか、反乱軍のリーダーのワンマンの集団のようだ。
別にワンマン自体がいけない事ではないし否定はしない。こちらとしては対処するのには相手が一人で、手間がかからずに有り難いことだった。
情報によるとかつての小王国の王家の一族の末裔だったとか。しかも現在最後の生き残りらしい。そんな立場の奴が率いているわけだ。
そのグラード軍を率いる男の名前はラインバッハ・フォン・グラードという。この男内政については一向に詳しい事は聞かないが、聞こえて来るのは打倒皇帝打倒帝国という外向きな掛け声だけのようだ。つまり、独立したいだけの話であり、その後どうしていくとか全く話しに聞こえてこないのだ。
率いている民兵達自身も、取り敢えず今の生活が少しでもマシになれるのなら、いや今の生活から逃れられるのなら、皇帝派であろうが、元グラード家であろうが、どちらでもかまわない。今の暮らしが少しでもマシになるならと言うのが、この男に付いて行く本音の様だ。
つまり、今回はそんなトップさえ居なくなれば、結局この場は何とかなるだろうと、私が算段したわけだ。最悪、時間稼ぎは出来る訳だ。
ついでに言うと残りの反乱軍の二つは、片方が一番北西にあり、反乱の発祥地のバイデン伯爵領で起こった反乱軍で、リーダーは最終的に現地で行政官を努めていた名前をクリストファーという平民が率いている。
もう片方は帝国中央から南寄りのサウスラーニ国境付近までの一帯を現在占領している元トルーマン伯爵の部下のジェイコブ将軍と名乗る軍人が率いているとのことだ。残念ながら、この二人については、詳しい情報はまだで名前だけ判明しているだけで、能力的にどうなのかは諜報からの報告待ちだ。ハミルトン隊長に優先的に調べさせている所だ。
さて、取り敢えず今は近付きつつあるグラード軍への対応だね。早速、相手の居場所を把握する為に、いつもの如く魔法を使う。
「〈マップ表示・オン〉。」
起動音の後に目の前にケルン一帯の地図が映ると、続けて呪文を唱える。
「〈サーチ・グラード軍・表示赤〉。」
地図の上に赤い集団が浮かぶ。よく見ると、少しづつだが移動しているようで、全体が西へ向かって光点が移動しているのが分かった。
「さて、ここからだね。こちらの言う事に従ってくれれば、此方としても楽が出来て良いのだがな。〈サーチ・ラインバッハ・フォン・グラード〉、表示青。」
マップには、赤かった光点の全体が紫色になる。マップを拡大していくと、紫だった光る点が拡大されていき、赤い色をした集団に囲まれて一つだけ青く光る光点が見えてきた。当たり前だか、青色はお目当てのラインバッハを示していた。マップを拡大したことで、個別に相手を識別出来るようになったからだ。
「さて、まずはお話をしてみますかね。話の分かる奴なら楽なのだがな。・・・〈マルチロック〉表示青色・〈テレフォン〉。あー、聞こえているかな?」
「・・・ナニ?!・・・何処からだ?・・・話しかけるいるお前は何者で何処からだ?姿を見せろ!さては魔法か?」
「ご名答。イキナリな事によく解ったね。現在魔法によってお前に話かけている。私はお前達が向かっている、ケルンに味方する者だ。」
「・・・なに?では帝国兵か?」
「いや、帝国兵ではないよ。まぁ、今は彼らの味方ではあるがな。」
「・・・そのケルンの味方する者が、私に何用だと言うのだ?」
さすがに一軍を率いるリーダー。始めの驚きが過ぎると、存外話が早くて助かる。
「話が早くて助かるよ。早速本題に入るとしよう。今ケルンに向けて進軍しているようだが、目的は何かな?まさかケルンを攻める積りで進軍しているのかな?」
「それを聞いてどうするつもりだ?」
「何、簡単なことだ。こちらに敵対するなら潰すし、味方となるなら味方に迎い入れるだけさ。どうかな?」
余りに予想外に返事されたためか、返事を返してくるのに少し間があった。
「・・・それはどういうことかな?潰すとは、どういう意味かな?」
「意味も何も無い。ただ言葉の通りさ。まさか私が、法螺をついているとでも思ったのかな?冷静に考えて見るが良い。この距離で魔法を使い、集団の中から貴方を特定して話しかけることが私には出来るのだ。何故このまま貴方に同じく魔法をかける事が出来ないと思うのかな?さて、先程の質問の答えを貰おうか?」
「・・・・答えは、・・・断わる。戦うまでだ!」
「そうか。残念だ。少しは楽が出来るかと期待していたのだがな。では、当初の予定通り貴方には亡くなってもらうとする。では、さらばだ。〈マルチロック〉表示青〈トールハンマー〉。」
気のせいか、かなりの距離があるはずなのに、遥か遠くで雷鳴の落ちる音が聴こえた気がした。そして、その瞬間マップ上から青色の光点が消えたのを確認した。この時に、フィリップの死亡したことがわかった。たぶん死体は黒焦げだが、本人確認は十分出来るはずだ。実際、暫くすると赤い光点の集団が一旦停まった後に、四散し始めたのかバラバラになって今来た道を反転して退却いく。それぞれで逃走を始めたのが光点の動きでわかった。
この日の夕方になって、ハミルトン隊長とレナード団長が共に部屋にやってきて、私への報告を始めた。
「報告します。ご存知かもしれませんが、東から迫っていたグラード軍が突然に四散逃走しました。散り散りとなった後には、黒焦げの死体が一体だけ放置されており、身元を確認するとどうやら敵のリーダーのラインバッハ・フォン・グラードの黒焦げの死体と確認できました。
四散した軍勢はそのまま、敵の本拠地に向けてそのまま帰ったようです。一部はそのまま町に留まった様です。その後全体のリーダーを誰が継ぐのかは、調べておりますので分かり次第報告いたします。
また、ケルン解放軍のリーダーの元侯爵ですが、こちらも突然に行方不明となったようで、現在元侯爵の側近たちやグループの者が行方を探しているようです。しかし現在見つかっておりません。以上です。」
(無事に両方とも、始末できたようだね。これで取り敢えず時間稼ぎができるな。)
「・・・閣下。殺りましたね?」
レナードの突然の言葉に、なんの事か分からないと首を傾げていたハミルトン隊長だが、突然に意味を理解したのか恐る恐る私に聞いてくる。
「・・・もしやと思いますが、閣下が手を下したのですか?」
「は?何を言ってるのかな。分からないな。多分天罰が二人には下ったのだろうさ。何があったのか、いやー怖いねぇ。」
そう私が答えると、二人共に顔を青くして黙った。
(まぁ片方は問答無用だったが、グラード軍の方は、命の選択をさせてあげたのだから、死んだのは自業自得さ。人の言うことを信じないから、いけないのさ。)
そう心の中で呟くと、早速公爵に事の顛末を伝えるために、面会にいく用意をした。
公爵からの話しでは、兵数はやっと最低限は揃いつつあるが、まだまだ訓練不足の為に戦える様になるには練度が低く、あと最低限二週間は必要との事であった。
そこで敵の情報について調べると、全軍民兵による歩兵集団であり、実質指揮している指揮官と言うか、反乱軍のリーダーのワンマンの集団のようだ。
別にワンマン自体がいけない事ではないし否定はしない。こちらとしては対処するのには相手が一人で、手間がかからずに有り難いことだった。
情報によるとかつての小王国の王家の一族の末裔だったとか。しかも現在最後の生き残りらしい。そんな立場の奴が率いているわけだ。
そのグラード軍を率いる男の名前はラインバッハ・フォン・グラードという。この男内政については一向に詳しい事は聞かないが、聞こえて来るのは打倒皇帝打倒帝国という外向きな掛け声だけのようだ。つまり、独立したいだけの話であり、その後どうしていくとか全く話しに聞こえてこないのだ。
率いている民兵達自身も、取り敢えず今の生活が少しでもマシになれるのなら、いや今の生活から逃れられるのなら、皇帝派であろうが、元グラード家であろうが、どちらでもかまわない。今の暮らしが少しでもマシになるならと言うのが、この男に付いて行く本音の様だ。
つまり、今回はそんなトップさえ居なくなれば、結局この場は何とかなるだろうと、私が算段したわけだ。最悪、時間稼ぎは出来る訳だ。
ついでに言うと残りの反乱軍の二つは、片方が一番北西にあり、反乱の発祥地のバイデン伯爵領で起こった反乱軍で、リーダーは最終的に現地で行政官を努めていた名前をクリストファーという平民が率いている。
もう片方は帝国中央から南寄りのサウスラーニ国境付近までの一帯を現在占領している元トルーマン伯爵の部下のジェイコブ将軍と名乗る軍人が率いているとのことだ。残念ながら、この二人については、詳しい情報はまだで名前だけ判明しているだけで、能力的にどうなのかは諜報からの報告待ちだ。ハミルトン隊長に優先的に調べさせている所だ。
さて、取り敢えず今は近付きつつあるグラード軍への対応だね。早速、相手の居場所を把握する為に、いつもの如く魔法を使う。
「〈マップ表示・オン〉。」
起動音の後に目の前にケルン一帯の地図が映ると、続けて呪文を唱える。
「〈サーチ・グラード軍・表示赤〉。」
地図の上に赤い集団が浮かぶ。よく見ると、少しづつだが移動しているようで、全体が西へ向かって光点が移動しているのが分かった。
「さて、ここからだね。こちらの言う事に従ってくれれば、此方としても楽が出来て良いのだがな。〈サーチ・ラインバッハ・フォン・グラード〉、表示青。」
マップには、赤かった光点の全体が紫色になる。マップを拡大していくと、紫だった光る点が拡大されていき、赤い色をした集団に囲まれて一つだけ青く光る光点が見えてきた。当たり前だか、青色はお目当てのラインバッハを示していた。マップを拡大したことで、個別に相手を識別出来るようになったからだ。
「さて、まずはお話をしてみますかね。話の分かる奴なら楽なのだがな。・・・〈マルチロック〉表示青色・〈テレフォン〉。あー、聞こえているかな?」
「・・・ナニ?!・・・何処からだ?・・・話しかけるいるお前は何者で何処からだ?姿を見せろ!さては魔法か?」
「ご名答。イキナリな事によく解ったね。現在魔法によってお前に話かけている。私はお前達が向かっている、ケルンに味方する者だ。」
「・・・なに?では帝国兵か?」
「いや、帝国兵ではないよ。まぁ、今は彼らの味方ではあるがな。」
「・・・そのケルンの味方する者が、私に何用だと言うのだ?」
さすがに一軍を率いるリーダー。始めの驚きが過ぎると、存外話が早くて助かる。
「話が早くて助かるよ。早速本題に入るとしよう。今ケルンに向けて進軍しているようだが、目的は何かな?まさかケルンを攻める積りで進軍しているのかな?」
「それを聞いてどうするつもりだ?」
「何、簡単なことだ。こちらに敵対するなら潰すし、味方となるなら味方に迎い入れるだけさ。どうかな?」
余りに予想外に返事されたためか、返事を返してくるのに少し間があった。
「・・・それはどういうことかな?潰すとは、どういう意味かな?」
「意味も何も無い。ただ言葉の通りさ。まさか私が、法螺をついているとでも思ったのかな?冷静に考えて見るが良い。この距離で魔法を使い、集団の中から貴方を特定して話しかけることが私には出来るのだ。何故このまま貴方に同じく魔法をかける事が出来ないと思うのかな?さて、先程の質問の答えを貰おうか?」
「・・・・答えは、・・・断わる。戦うまでだ!」
「そうか。残念だ。少しは楽が出来るかと期待していたのだがな。では、当初の予定通り貴方には亡くなってもらうとする。では、さらばだ。〈マルチロック〉表示青〈トールハンマー〉。」
気のせいか、かなりの距離があるはずなのに、遥か遠くで雷鳴の落ちる音が聴こえた気がした。そして、その瞬間マップ上から青色の光点が消えたのを確認した。この時に、フィリップの死亡したことがわかった。たぶん死体は黒焦げだが、本人確認は十分出来るはずだ。実際、暫くすると赤い光点の集団が一旦停まった後に、四散し始めたのかバラバラになって今来た道を反転して退却いく。それぞれで逃走を始めたのが光点の動きでわかった。
この日の夕方になって、ハミルトン隊長とレナード団長が共に部屋にやってきて、私への報告を始めた。
「報告します。ご存知かもしれませんが、東から迫っていたグラード軍が突然に四散逃走しました。散り散りとなった後には、黒焦げの死体が一体だけ放置されており、身元を確認するとどうやら敵のリーダーのラインバッハ・フォン・グラードの黒焦げの死体と確認できました。
四散した軍勢はそのまま、敵の本拠地に向けてそのまま帰ったようです。一部はそのまま町に留まった様です。その後全体のリーダーを誰が継ぐのかは、調べておりますので分かり次第報告いたします。
また、ケルン解放軍のリーダーの元侯爵ですが、こちらも突然に行方不明となったようで、現在元侯爵の側近たちやグループの者が行方を探しているようです。しかし現在見つかっておりません。以上です。」
(無事に両方とも、始末できたようだね。これで取り敢えず時間稼ぎができるな。)
「・・・閣下。殺りましたね?」
レナードの突然の言葉に、なんの事か分からないと首を傾げていたハミルトン隊長だが、突然に意味を理解したのか恐る恐る私に聞いてくる。
「・・・もしやと思いますが、閣下が手を下したのですか?」
「は?何を言ってるのかな。分からないな。多分天罰が二人には下ったのだろうさ。何があったのか、いやー怖いねぇ。」
そう私が答えると、二人共に顔を青くして黙った。
(まぁ片方は問答無用だったが、グラード軍の方は、命の選択をさせてあげたのだから、死んだのは自業自得さ。人の言うことを信じないから、いけないのさ。)
そう心の中で呟くと、早速公爵に事の顛末を伝えるために、面会にいく用意をした。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
《作者からのお知らせ!》
※2025/11月中旬、 辺境領主の3巻が刊行となります。
今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。
【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん!
※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる