8 / 10
近づいた距離(1)☆
しおりを挟む
茉莉と同じくバスローブ姿のアレクサンダーが、本当に、びっくりするくらい嬉しそうな顔をして向かってくる。
「嬉しい」
彼はそう言って大きな両手で茉莉の頬を包み、唇を重ねてくる。
そこからはもう言葉はなく、キスをしたままベッドに移動し、お互いのバスローブの中に手を入れて直接肌に触れる。
風呂上りで、お互いのしっとりした肌がぴたりとなじむ。
そして何度も何度もキスをして、二人は互いの欲望を確かめ合う。
茉莉は、アレクサンダーの唇が離れた、と思うと寂しくなる。でもすぐ耳や、首筋や、胸に落ちる。そして自分の唇が彼から離れるのも寂しいと感じる。だからかわりに彼の髪や耳、とにかく肌に手を触れる。
アレクサンダーが触れるところすべてが性感帯にでもなったようで、茉莉は恥ずかしくてたまらない。自分でもわかるくらい濡れている。多分シーツまで染みるほどなので、ニッカースを履かなかったのは正解だと思った。
茉莉が、セックスってやっぱり気持ちいい、としみじみ思っていたら、アレクサンダーの指が私茉莉の秘部に触れてくる。
「んっ」
茉莉は我慢しきれず声が出た。
アレクサンダーの指が中に入ってくる。それと合わせて、クリトリスをいじられながら、彼の唇が茉莉の胸の頂に口づける。
「あっ、あっ、あっ、あっ……!」
彼が使えるものをすべて使って茉莉を愛してくれるので、茉莉はあっけなく達してしまった。
それでも彼の指はまだ抜かれない。花芯に置かれた指もゆっくり動かしながら、アレクサンダーは茉莉の耳元で囁く。
「俺のも、触って」
茉莉の耳にかかる息が熱い。
茉莉は、アレクサンダーの胸元でちょっといたずらをして彼の眉が寄るのを見てから、彼の股間まで手を伸ばす。
アレクサンダーの物はもう固く立ち上がっていて、先端が湿ってきている。
それに指で気が付いたときに、茉莉も体を起こして、彼のものにキスをした。
彼のものがさらに固くなったのが目に見えてわかったので、茉莉は少し気分が良くなった。
そして無意識のうちに前の彼――マットのものと比べてしまったけれど、アレクサンダーの方がちょっと大きいかも。そして、頭の部分が大きいのも好みかもしれない。
彼の物を口に入れたとたん、アレクサンダーに止められた。
「もう…あなたに入れたいから、避妊具をつける…」
彼がサイドテーブルに向かったのを見て、避妊する気があったんだ!と正直びっくりした。
「本当はつけたくないけど、つけないと…もたないかも…」
「……ねえ、外に出すっていうのはどう?」
どうせもうすぐ生理の予定だったんだから、それでもいいと茉莉は考える。
「イく時には、私の口に出して」
別に精液が好きとかではない。胸や手などにかけられるより、片づけるのは楽なのだ。
アレクサンダーは慌てて戻ってきて、茉莉にキスをして、足の間に入り込む。
「今まで、あなたはどんな男と付き合ってきたの」
「……ちんこが腐って落ちたらいい、って思うような男」
茉莉は自虐的でもなく普通に笑ってしまったのだが、アレクサンダーが悲しそうな顔をする。
「とても魅力的な申し出でありがたいんですが…」
私の足の間で避妊具を付ける。避妊具は、見た感じはコンドームと同じだと思う。いちいち気になる。
「ちゃんと、結婚するまでは…」
何か言いながらアレクサンダーが茉莉の中に押し入ってくる。
さっきまでアレクサンダーの指が入っていたけれど、それでも入れる途中で詰まるくらい、圧迫感がある。
でも、心が満たされる。
「結婚するまでは、我慢するから」
彼のものの大きさを奥までゆっくり味わう暇もなく、アレクサンダーは動き始める。突かれる奥が痛いくらい、茉莉の中がアレクサンダーでいっぱいになっている。
「痛ぁい…」
「ごめん…ごめんね…」
ごめんと言いながらも腰は動いたままのアレクサンダーに、これだから男は!と茉莉は腹を立てる。とはいえ本気で怒っているわけではない。
実際、茉莉がマットに「腐って落ちたらいい」と言ったから性行為の経験があると思っているからの挿入だろうけれども、言うだけ言っていただけで茉莉が処女だったらどうするつもりだったのだろうという気持ちになった。
「おっきいの、痛いから、ゆっくり」
茉莉は、本当に圧迫感が強すぎて、少しゆっくりしてもらわないと素面に戻ってしまう…と思ったら、彼の動きが早くなる。コンドームをつけているのに、もうか!それは確かに早いなと茉莉は焦った。
でも、それだけ私とのセックスが気持ちいいと思ってくれているならそれでいい。
「あっ、口に、出して、ほしいっ」
早くてもかまわないから、アレクサンダーがいくところを感じたいと、茉莉はアレクサンダーにねだる。
アレクサンダーは、少し苦しそうな顔のままうなずき、茉莉の花芽をいじりながら、腰を動かす。
茉莉が軽く達したところで、アレクサンダーは自身を引き抜いて、コンドームを外して茉莉の口元に持ってくる。
茉莉がアレクサンダーの物を口に入れて、そこから数回突かれたところでアレクサンダーが射精した。
……マットで練習しておいて良かったかもしれない。
茉莉は、精液をなるべく味あわないように飲み込みながら思った。
全ての経験は無駄にはならないなという冗談と、口の中で彼の物がいっそう膨らんで、固くなって、出してくる時の感覚――精液が出てくる感覚とか、これは自分の膣の中でもわかったらいいな、ということを…。
「嬉しい」
彼はそう言って大きな両手で茉莉の頬を包み、唇を重ねてくる。
そこからはもう言葉はなく、キスをしたままベッドに移動し、お互いのバスローブの中に手を入れて直接肌に触れる。
風呂上りで、お互いのしっとりした肌がぴたりとなじむ。
そして何度も何度もキスをして、二人は互いの欲望を確かめ合う。
茉莉は、アレクサンダーの唇が離れた、と思うと寂しくなる。でもすぐ耳や、首筋や、胸に落ちる。そして自分の唇が彼から離れるのも寂しいと感じる。だからかわりに彼の髪や耳、とにかく肌に手を触れる。
アレクサンダーが触れるところすべてが性感帯にでもなったようで、茉莉は恥ずかしくてたまらない。自分でもわかるくらい濡れている。多分シーツまで染みるほどなので、ニッカースを履かなかったのは正解だと思った。
茉莉が、セックスってやっぱり気持ちいい、としみじみ思っていたら、アレクサンダーの指が私茉莉の秘部に触れてくる。
「んっ」
茉莉は我慢しきれず声が出た。
アレクサンダーの指が中に入ってくる。それと合わせて、クリトリスをいじられながら、彼の唇が茉莉の胸の頂に口づける。
「あっ、あっ、あっ、あっ……!」
彼が使えるものをすべて使って茉莉を愛してくれるので、茉莉はあっけなく達してしまった。
それでも彼の指はまだ抜かれない。花芯に置かれた指もゆっくり動かしながら、アレクサンダーは茉莉の耳元で囁く。
「俺のも、触って」
茉莉の耳にかかる息が熱い。
茉莉は、アレクサンダーの胸元でちょっといたずらをして彼の眉が寄るのを見てから、彼の股間まで手を伸ばす。
アレクサンダーの物はもう固く立ち上がっていて、先端が湿ってきている。
それに指で気が付いたときに、茉莉も体を起こして、彼のものにキスをした。
彼のものがさらに固くなったのが目に見えてわかったので、茉莉は少し気分が良くなった。
そして無意識のうちに前の彼――マットのものと比べてしまったけれど、アレクサンダーの方がちょっと大きいかも。そして、頭の部分が大きいのも好みかもしれない。
彼の物を口に入れたとたん、アレクサンダーに止められた。
「もう…あなたに入れたいから、避妊具をつける…」
彼がサイドテーブルに向かったのを見て、避妊する気があったんだ!と正直びっくりした。
「本当はつけたくないけど、つけないと…もたないかも…」
「……ねえ、外に出すっていうのはどう?」
どうせもうすぐ生理の予定だったんだから、それでもいいと茉莉は考える。
「イく時には、私の口に出して」
別に精液が好きとかではない。胸や手などにかけられるより、片づけるのは楽なのだ。
アレクサンダーは慌てて戻ってきて、茉莉にキスをして、足の間に入り込む。
「今まで、あなたはどんな男と付き合ってきたの」
「……ちんこが腐って落ちたらいい、って思うような男」
茉莉は自虐的でもなく普通に笑ってしまったのだが、アレクサンダーが悲しそうな顔をする。
「とても魅力的な申し出でありがたいんですが…」
私の足の間で避妊具を付ける。避妊具は、見た感じはコンドームと同じだと思う。いちいち気になる。
「ちゃんと、結婚するまでは…」
何か言いながらアレクサンダーが茉莉の中に押し入ってくる。
さっきまでアレクサンダーの指が入っていたけれど、それでも入れる途中で詰まるくらい、圧迫感がある。
でも、心が満たされる。
「結婚するまでは、我慢するから」
彼のものの大きさを奥までゆっくり味わう暇もなく、アレクサンダーは動き始める。突かれる奥が痛いくらい、茉莉の中がアレクサンダーでいっぱいになっている。
「痛ぁい…」
「ごめん…ごめんね…」
ごめんと言いながらも腰は動いたままのアレクサンダーに、これだから男は!と茉莉は腹を立てる。とはいえ本気で怒っているわけではない。
実際、茉莉がマットに「腐って落ちたらいい」と言ったから性行為の経験があると思っているからの挿入だろうけれども、言うだけ言っていただけで茉莉が処女だったらどうするつもりだったのだろうという気持ちになった。
「おっきいの、痛いから、ゆっくり」
茉莉は、本当に圧迫感が強すぎて、少しゆっくりしてもらわないと素面に戻ってしまう…と思ったら、彼の動きが早くなる。コンドームをつけているのに、もうか!それは確かに早いなと茉莉は焦った。
でも、それだけ私とのセックスが気持ちいいと思ってくれているならそれでいい。
「あっ、口に、出して、ほしいっ」
早くてもかまわないから、アレクサンダーがいくところを感じたいと、茉莉はアレクサンダーにねだる。
アレクサンダーは、少し苦しそうな顔のままうなずき、茉莉の花芽をいじりながら、腰を動かす。
茉莉が軽く達したところで、アレクサンダーは自身を引き抜いて、コンドームを外して茉莉の口元に持ってくる。
茉莉がアレクサンダーの物を口に入れて、そこから数回突かれたところでアレクサンダーが射精した。
……マットで練習しておいて良かったかもしれない。
茉莉は、精液をなるべく味あわないように飲み込みながら思った。
全ての経験は無駄にはならないなという冗談と、口の中で彼の物がいっそう膨らんで、固くなって、出してくる時の感覚――精液が出てくる感覚とか、これは自分の膣の中でもわかったらいいな、ということを…。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる