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プロローグ2
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1999年8月
僕の名前は風林 悠人(かぜばやし ゆうと)、高校3年生。18歳。
香川県東さぬき市佃町に住んでいる。
人口は8000人余りの小さな町だ。
今年は高校生最後の夏休みだ。
この時期は予備校や塾に通って必死で受験勉強をしている同級生も多い。
僕も来年は県外の芸大に進学する予定だが、受験勉強はやっていないに等しい。
何故かというと「指定校推薦」というのが決まっているからだ。
受験さえすれほぼ100%合格するらしい。
ただ、高校内でもその人数の枠は決まっていて成績や学校での生活態度が一定の基準を満たしていないといけないので、誰でも選ばれるわけではない。
僕が受ける大学も推薦枠は高校で1人だけだった。
幸い、僕は高校に入ってからは成績は優秀だったし無遅刻無欠席で問題を起こしたことは1度もなかったので、希望した大学の指定高校推薦の枠を得ることができた。
試験内容も自分が作った作品を見せて面接を受けるだけだ。
センター試験も受けなくて良い。
僕は県下で唯一の美術が専門の高校に通っている。
おそらくは全国的に見ても珍しい高校だと思う。
学校内にはいくつかの科に別れているが、僕は「工芸科」に所属している。
工芸(こうげい)とは、実用品に芸術的な意匠を施し、機能性と美術的な美しさを融合させた工作物のことらしい。
実際に僕は授業で工芸作品を作ったり、伝統工芸について学んだりしている。
伝統的なものだけではなくパソコンでのグラフィックデザインも学んでいる。
もちろん普通の高校のように5教科の授業や体育の授業もあるが、美術専門の高校なだけあって美術系の授業や実習が多い。
幼い頃から絵を描いたり物を作ることが好きで他の人よりも得意だった。
絵や工作で何度か賞を取ったこともある。
将来的にもこの事を生かせる仕事に就きたいと思っている。
生まれてから18年間ずっとこの佃町に住んでいたので、来年から県外に出て親元を離れる事を考えると不安もある。もちろん期待もあるが。
話を戻すが、今は僕にとって高校最後の夏休みだ。
ほとんどの日は日中、友達の家に集まってテレビゲームをしたり、同じく友達と近くの海で遊んだりしている。
おいおい説明するが、夜は稼業を手伝っていることが多い。特にこの時期は忙しい。
今日もこれから、友達と近くの海で集まって遊ぶ約束をしている。
僕は友達とはお昼の1時に待ち合わせしていたが、その時間よりも10分ほど早く集合場所の砂浜に着いた。
今日は天気も良い。
この時期は海水浴でたくさんの人が集まるが、今日も少し遠くに海水浴客が来ているのが見える。
ふと、少し離れた所に小学生くらいの女の子が1人で仰向けに寝ているのが見えた。近くにその子の家族らしき人は見えない。
海水浴客の子供だろうか?迷子?
もしかして倒れてる?熱中症?
万が一の事を考えて、僕は女の子の所まで行った。
意識がないように見えたので、
「お嬢ちゃん!大丈夫?」と、声をかけてみた。
僕の名前は風林 悠人(かぜばやし ゆうと)、高校3年生。18歳。
香川県東さぬき市佃町に住んでいる。
人口は8000人余りの小さな町だ。
今年は高校生最後の夏休みだ。
この時期は予備校や塾に通って必死で受験勉強をしている同級生も多い。
僕も来年は県外の芸大に進学する予定だが、受験勉強はやっていないに等しい。
何故かというと「指定校推薦」というのが決まっているからだ。
受験さえすれほぼ100%合格するらしい。
ただ、高校内でもその人数の枠は決まっていて成績や学校での生活態度が一定の基準を満たしていないといけないので、誰でも選ばれるわけではない。
僕が受ける大学も推薦枠は高校で1人だけだった。
幸い、僕は高校に入ってからは成績は優秀だったし無遅刻無欠席で問題を起こしたことは1度もなかったので、希望した大学の指定高校推薦の枠を得ることができた。
試験内容も自分が作った作品を見せて面接を受けるだけだ。
センター試験も受けなくて良い。
僕は県下で唯一の美術が専門の高校に通っている。
おそらくは全国的に見ても珍しい高校だと思う。
学校内にはいくつかの科に別れているが、僕は「工芸科」に所属している。
工芸(こうげい)とは、実用品に芸術的な意匠を施し、機能性と美術的な美しさを融合させた工作物のことらしい。
実際に僕は授業で工芸作品を作ったり、伝統工芸について学んだりしている。
伝統的なものだけではなくパソコンでのグラフィックデザインも学んでいる。
もちろん普通の高校のように5教科の授業や体育の授業もあるが、美術専門の高校なだけあって美術系の授業や実習が多い。
幼い頃から絵を描いたり物を作ることが好きで他の人よりも得意だった。
絵や工作で何度か賞を取ったこともある。
将来的にもこの事を生かせる仕事に就きたいと思っている。
生まれてから18年間ずっとこの佃町に住んでいたので、来年から県外に出て親元を離れる事を考えると不安もある。もちろん期待もあるが。
話を戻すが、今は僕にとって高校最後の夏休みだ。
ほとんどの日は日中、友達の家に集まってテレビゲームをしたり、同じく友達と近くの海で遊んだりしている。
おいおい説明するが、夜は稼業を手伝っていることが多い。特にこの時期は忙しい。
今日もこれから、友達と近くの海で集まって遊ぶ約束をしている。
僕は友達とはお昼の1時に待ち合わせしていたが、その時間よりも10分ほど早く集合場所の砂浜に着いた。
今日は天気も良い。
この時期は海水浴でたくさんの人が集まるが、今日も少し遠くに海水浴客が来ているのが見える。
ふと、少し離れた所に小学生くらいの女の子が1人で仰向けに寝ているのが見えた。近くにその子の家族らしき人は見えない。
海水浴客の子供だろうか?迷子?
もしかして倒れてる?熱中症?
万が一の事を考えて、僕は女の子の所まで行った。
意識がないように見えたので、
「お嬢ちゃん!大丈夫?」と、声をかけてみた。
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