父を助けに18年

クルミ

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第13話

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「ごめん。まだタイムスリップする場所のことをまだ考えていなかったね。」

総治さんが思い出したように言った。
まだあるんだ…。

「タイムスリップする場所は雪愛ちゃんの机の引き出しじゃないのか?」

将也さんが言った。

「あっ、やっぱりそうなの?」

私も言った。

「そんなわけないじゃないか!ドラ○もんのイメージで行ってるでしょ!?」

総治さんは呆れてる…。

「タイムスリップする場所は大事だからね!現代からタイムスリップしたのと同じ場所の18年前に行くことになるからね!」

「それってつまり?」

将也さんが聞いた。

「現代では安全な場所でも18年前は安全だとは限らないし、例えば今は埋め立て地になっている場所でも18年前はまだ海だったかも知れない。
それに人が多い場所にいきなり雪愛ちゃんが現れたら大変なことになるでしょう!?とにかく四次元で考えないといけないんだよ。」

四次元で考える?難しい言葉だな…。

「タイムスリップする時に違う場所にワープすることはできないの?」

私は聞いた。

「残念ながら、場所をワープすることはできないよ。できるのはタイムスリップだけだよ。」

「このタイムスリップは何か縛りが多いな…。」

将也さんが言った。

私もそう思う…。

「タイムスリップじたいが未知の領域だし、前代未聞のことなんだ。制約されることや不明なことが多いのも当然だよ。」

総治さんは答えた。

確かに本当にタイムスリップができるのなら、それだけでもすごいことだ。

「僕は佃海岸が良いと思うんだ。砂浜だとタイムスリップした瞬間に転んだり倒れたりしてもわりと安全だし、18年前に僕たちはあそこでよく遊んでいたから、海水浴シーズンで人が多い時期でも人がいない場所とかタイミングとかも分かるし。」

「海水浴シーズンって言ったけど、タイムスリップするのは18年前の8月なのか?」

将也さんが聞いた。

「僕はそうしようと思うよ。
8月なら夏休みの時期だから、雪愛ちゃんのような子供が平日の昼間に外を歩いていても怪しまれないから。
それに、今と同じ8月の方がタイムスリップの調整がしやすいんだ。」

「あっそうか。夏休みとかじゃないと、平日の昼間にあるいていると『学校はどうしたんだ?』っていうことになるよね…。」

私は言った。

「雪愛ちゃんは18年前は存在していないから身分を証明する戸籍がないから、警察の人に補導されたりしたら、かなりややこしくなるから気を付けないといけないね。」

戸籍とかはよく分からないけど、何か大変そう…。



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