父を助けに18年

クルミ

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第14話

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今回の18年前へのタイムスリップについての注意点等をまとめるとこうだ。

①18年前にすでに産まれている人は行くことができない。

②18年前の人達に、自分が未来から来たことや未来の存在を知られてはいけない。

③18年前(1999年8月)より後に作られた物やお金は持って行くことができない。

④18年前へ行って滞在した時間は現代でも同じだけ経っている。

⑤タイムスリップしても場所は移動しない。
現代では安全な場所でも過去では危険な場所かも知れないので、タイムスリップ先での安全を考えていないといけない。

⑥パパを助けること以外では歴史を変えてはいけないので、なるべく他の事には関わらないようにする。

⑦18年前に雪愛は存在していない人間なので、警察や病院等の身分の証明が必要になるような場所には行ったり関わったりしない。

⑧タイムスリップには総治さん作のスマホ型のタイム装置を使う。エネルギーは佃海岸の砂浜で取れるブルーメタルという砂鉄。


以上は総治さんがメモにまとめてくれた。
私は国語は得意だけど、それでも少し難しい言葉があるかな。

しかし、縛りが多いな…。

「美奈子さん、そういえば悠人君が18年前に当時使っていた物って何かあるかな?できるだけ、悠人君の気持ちが込もっている物が良いのだけど。」

総治さんがママに聞いた。

「高校生時代に使っていたスケッチブックがあるけど、それで良いかな?」

ママが言った。

そういえば、パパは美術の高校へ行っていて高校時代は絵を描いたり色々な作品を作ったって言ってたな。

「それはバッチリだよ!
タイムスリップに必要だから、準備しておいてね!」

総治さんは言った。

「うん。分かった!準備しておくわね。」

ママは不思議そうな顔をしながらも答えた。

タイムスリップに必要と言ってもそんな物、一体どうやって使うんだろ?
このタイムスリップにはイメージが大切だとか言ってたような気がするけど、それが関係あるんだろうか?

この後も色々と細かいことを話し合って、タイムスリップを実行するのは2日後、つまり明後日のお昼になった。

パパの容態を考えると少しでも早い方が良いけど、私の方と総治さんの方の準備する時間も今日と明日1日くらいは必要だということで、明後日になった。

昨日までは考えもしなかったことを実行しようとしている。

総治さんのことを信じているし、今は他にパパを助ける方法も無いのだけど、本当にタイムスリップなんてできるのだろうか?
まだその疑問も私の中にはある。

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