父を助けに18年

クルミ

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第22話

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パパを呼ぶ、男の人の声がしたかと思うと、向こうから2人の若い男の人が近づいて来た。

1人の人は短髪で赤いTシャツを着ててパパよりも少し背が高くてがっしりとした体格だ。

もう1人の人は眼鏡をかけていて白いTシャツを着ていて、パパよりも少し背が低くて細身の体格だ。

この2人ってもしかして…。

「2人とも遅いよ!もう1時20分だよ。」

パパは笑いながら言った。

「悠人君、遅くなってごめん!調べものをしてたら、つい時間を忘れてて。」

眼鏡をかけている人が言った。

「いやー、悪い、悪い。少し昼寝してたら、寝過ごしてた…。」

赤いTシャツの人が言った。

「まあ、良いよ♪」

パパは優しく答えた。

「ところで悠人君、その女の子は誰かな?」

「僕も今、知り合ったばかりなんだけど、大阪から来た僕の親戚の子供らしいんだよ…。」

「そうなんだね…。それで、2人は目元が似てるんだね。」

やっぱり、目元が似てるんだ…。
現代でもよく言われていた。

「初めまして、私は風林 雪愛です!よろしくお願いします。」

私は自己紹介をして軽く頭を下げた。

「僕は氷上 総治です!悠人君とは幼なじみの高校生3年生だよ。」

やはり、眼鏡の人は総治さんだ。

「総治は頭がとても良くて、色々とマニアックなことにも詳しいんだよ。たまに話が長いけどね。(笑) 」

パパはそう言って笑った。

「俺は土井 将也だ。俺もこの2人とは幼なじみで、高校3年生だ。」

やっぱり、赤いシャツの人は将也さんだ。

3人とも現代で見るよりかなり若いけど、やっぱり変わってないんだな。

「将也は昼間は親戚の人がやったけどいる鉄工所でアルバイトしながら、夜は定時制の高校に通っているんだ。」

パパが言った。

将也さんはこの時から、鉄工所で働いていたんだね。

「まあ、今は夏休みで高校は休みだし、バイトも今日は休みなんだけどな。」

将也さんは笑いながら言った。

「そうだ。僕は今から雪愛ちゃんをじいちゃんの家に連れて行かないといけないから、遊べなくなったんだ…。2人ともごめんね!」

パパはそう言って、2人に事情を話した。

「いやいや、そういうことだったら仕方がないよ。
今から2人で魚釣りをするよ。」

総治さんは優しく言った。

そういえば、2人とも釣り道具のような物を持っている。
釣竿は持っていないけど。

「悠人、今日は夜に店に居るのか?」

将也さんが聞いた。

「うん。その予定だよ。」

「じぁあ、夜にそっちに顔を出すよ。」

「ああ、待ってるよ。じゃあ、また後でね!」

パパはそう言って手を降った。

将也さんと総治さんは海の方に歩いて行った。

「お兄ちゃん、お店っていうのは?」

私は何となく分かってはいたけど聞いてみた。

「ああ、後で案内するよ。」

「あの2人、釣竿を持っていなかったけどどうやって魚を釣るの?」

「それは穴釣りと言って、釣竿は使わなくてもできる釣り方なんだよ。時間があったら、また一緒に連れて来てあげるよ。
とりあえず、今はじいちゃんの家に行こうか?」

そう言ってパパは私のリュックサックをまた持ってくれた。
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