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  アメリカが見えますか?といった担任の必殺技が飛び出した。クラスメイト達はどん引きしている。

 『『森君の犠牲は無駄にしないから!!』』

 クラス中から心の声が聞こえてくる。どうしなしないといけないと思ったダイチはとある作戦にでる。

 〈隠密〉を使って教室を出て校長室に向かう。普段ならノックをして校長室に入るのだが急ぎの為、ノーノックで入室する。校長はイスに座り書類整理をしている。

 「校長先生大変です。新任の空村先生が体罰をしています。躾の域を超えてます。助けてください。」

 「どうしたんだい?いきなり、ん君はPTA副会長の今田さんところのダイチ君じゃないか?空村先生が?よし直ぐに教室に向かおう!」

 「校長先生ありがとうございます。ノックもしないで入室しまい申し訳ございません。緊急事態と思いまして、110番か非常ベルか悩みましたが、校長先生に頼りました。」

 「110番、非常ベルはちょっとまずいね、そんなに酷い状態なのか、急ごう。」

 「すいません。1組の教室にお願いします。まだ、複数の被害者が出るかもしれません。」

 
 その頃教室では、

 「さーて森君はアメリカが見えたから次にいきましょう。次は島田くんね!1~3までで選んで、さあ!」

 「3はアメリカだから、えーとえーと、」

 少し考え込む島田君、少しばかり震えている。

 「島田くん、はやーくしなさーい、まだ、後も人がいるからね!先生は1がオススメよ!」

 「わわかりました。では1番でお願いします。」

 「はーい、1ね!では気をつけ、力をぬいて!」

 言われた通りに行動した島田君、そこには森君と同じ光景がみられた。

 「アメリカが見えますか!!」

 「「3番と同じ!!」」

 クラスメイトが合唱した!

 「痛い、痛い、」

 島田君が、叫んでいると担任が島田君に話しかける。

 「何が見えてる?アメリカ見えた?」笑


 すると島田君は、

 「校長先生、校長先生、顔真っ赤にした、校長先生が見えます。」 

 そう、島田君の前には顔を真っ赤にして起こっている校長先生が立っていた。ダイチが呼びにいっていて間に合ったのだった。島田君は間に合ってないが、

 「とりあえず、空村先生、生徒をおろしなさい。何をしてるんですか?躾とかのレベルじゃなくて虐待になってませんか?早くおろしなさい(怒)!!」

 普段温厚な校長先生が怒った事でクラス中に緊張が走った。


 「はい、わかりました。この子達が宿題を忘れたからつい」


 「なにがついですか?駄目でしょうが!怪我させたらどう責任を取るんですか!仕方ない、空村先生校長室に来なさい、そこで話しましょう。」


 「えっ!校長室ですか?えーと、えーと」

 校長先生に怒られて大人しくなった担任、

 「つべこべ言わずに来なさい!その間、1組は実習をしてなさい、学年主任の先生に来るように伝えて起きますから」

 「「はーい、実習実習!」」

 担任は言い訳しているが、校長先生に手を引きづられて校長室まで連れられていった。

 
 空村先生の運命は?
 
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