異世界無料体験サービスから始まった異世界冒険だと思う。

ダンジョン編

帝国の危機

話はダイスケがアハーン子爵を決闘を懲らしめてから数日経っていた。ここイスカルゴン帝国に存続を危機に陥れる問題が起きた。



　「皇帝陛下！ギルドから重大な知らせが届いております。」



　この報告が今後の帝国を揺るがすとは思ってもみなかった。

内容を確認する。帝国の貴族ことアーハン子爵が冒険者と決闘を行ったらしい。決闘の理由はアーハン子爵言いがかりからはじまりアーハン子爵は負けて全財産を名も無い冒険者にとられる事になるが領地はいらないらしい。その決闘でアーハン子爵は賭けの元締めをしておりダイスケにたいして配当金として金貨100万枚を支払わないといけなくなっている。しかし、アーハン子爵家は全財産をダイスケに決闘の対価で支払っているので支払いができないよってアーハン子爵を命名した皇帝陛下に責任をとって払ってもらうと言うことだ。金貨100万枚となると国会予算の2年分である、王族の資産を全て売ったらどうにか出来る金額である。



　「払える訳がないだろう、アーハン子爵は何をやっているのだ？奴を呼べ！」



　怒りまくる皇帝陛下、他の上層部の貴族も怒っているがまだ報告の続きがあるのだ。



　「皇帝陛下、金貨を支払わないとギルドがこの帝国から全て撤退するといっております。」



　それを聞くと皇帝陛下は顔を真っ青にして呆然としていた。



　「はぁ？なんだそれはありえんだろうが？ギルド本部に問い合わせろ！」





「しかし、この文章はギルド本部から来ていますし、ギルドマスターの印もあります。また、アーハン子爵はギルド本部に確保されています。」



　「どうもできないではないか、とりあえずアーハン子爵の領地は帝国直轄にしてアーハン子爵関係者から徴収出来るだけ金を作れ。」



　そんなことをしても焼け石に水なのだが、やらないと家臣や帝国民衆から白い目で見られるからだ。ギルド本部のマスターに会うことも大事だが原因を作ったダイスケという冒険者にあわないと話がすすまないと思った。国民の税を上げても直ぐには支払いができないので、話会いをして和解するか武力で制圧するかとまうか手段は少ない。決闘の内容をきいても中々分が悪いと判断するしかない。とにかく今はギルド本部やギルドが無くなれば帝国は他国から責められる事が確定してしまう。皇帝はギルド本部に対して会談の開催を求めるのだった。



　そのころらダイスケ達は帝都グレーベルに向けて出発していた。理由はギルド本部にいったり、帝国からお金を貰うためである。



「今頃皇帝は顔を真っ赤にしておこっているだろうな～馬鹿な貴族をのさばらせるからこんな事になるんだけどね。」



　「国家にケンカを売るのは主ぐらいですからね。」



　「そうだよ。しゅじんだけだよ～」



　そんな話をしながら一行は馬車でゆっくりとグレーベルに移動していく。とりあえずギルド本部を目指すダイスケたちであった、やっかい事がないといいのだが。



　馬車で移動中馬車に乗せてくれと冒険者達にいわれたが乗せずにスルーした。低級冒険者だが面倒事なので無視して移動した、なんで異世界はワガママなやつが多いんだよ。しかも理由がつかれたから乗せろって強盗ですか？多分知らないだけで強盗まがいの事をやっているのだろう。何だかんだで帝都につくことが出来た。さて帝都ではなにがあるのか楽しみになったダイスケであった。