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ダンジョン編2

マスターの代わりに処罰する。

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 商業ギルドにマスターと嫌がらせをした女性と三人で尋ねた。受付で本日の嫌がらせの事を話、証人の女の話をしたがそれでもギルドとしては証拠が乏しくて罰せれないと言われた。
 それを聞いたマスターはかなり怒っていた。商業ギルドとしては注意はしてくれるそうなのでその場を後にした。商業ギルドでは嫌がらせの女には罰がなかったが、店に迷惑をかけたので一日店の作業をさせる事にした大半が皿洗いや清掃作業だ。マスターはギルドでは怒っていたが店に帰ると落ちついて明日の営業の準備を始めるとの事だった。そのまま営業してもまた嫌がらせを受けそうなので俺が話を付けてくることにした。当然マスターには内緒だ。



 反対側にある店はカフェだった。どうりで嫌がらせをするはずだ。普通のカフェなので特に目立ったサービスや商品はない。店内に入り注文をする。





 「お店のオススメをください。」



 定員の対応も良くわない、接客も店内の清潔感も基準よりもかなり下だ。近所にある潰れる前の店みたいだ。店内を観察していたがたいした店では無いので営業妨害をうけても大丈夫と判断した。注文した料理を食べてみたが不味かった。一口食べて会計して店をでる。



 とになくたいした事無いが何も罰が無いのはいけないので、店のドアが開きにくくなるように加工してやった。しかも、治してもまた開きにくくなる仕様だ。些細な事だが、従業員や客からしたら開きにくいのは嫌になると思う。開きにくいとは通常の3倍の力がいるようにしている。派手にやってもいいがこのまましていても潰れると判断したのでどうでもいい。



 翌日も、執事カフェは順調に営業しており、オペレーションも売上も良い感じらしい。また、嫌がらせについては昨日の今日ではやってこなかった。反対側の店をみているが客は全然はいってなかった。嫌がらせをしたことが噂になって広がったみたいだ。

暫く執事カフェに通いながらダンジョンの情報や物資の準備をおこなっていたが、相変わらず人気が減らずに繁盛していた。マスター達も営業に慣れてきていて新たに人員を採用していた。その新人が育てば俺がヘルプする事もなくなるのでその後はダンジョン攻略に励む事が出来る。反対の店はみるみる悪化していっていたざぁまない。





 俺らがダンジョンに潜った後の話したが反対のカフェが潰れたそうだ。悪い事をするのは良くない。その店はマスターが買取って階層して執事カフェの2号店を開くそうだ。開く前にドアは治して置かなくてはならない。
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