異世界無料体験サービスから始まった異世界冒険だと思う。

地球編

駄目神達、

　喉が渇きお腹が減り二人馬鹿はグッタリしている。外が海なので魚を捕って食料にすれば良いと考えているようだが、道具もない。逃げだす時に釣り針と糸などの道具を用意しておけばまだ良かったのだが、二人は脳筋馬鹿なので考えないで行動したのだった。
　また、海をなめていたので嵐の海に遭遇する。激しい波で体力が削られていきもう方向感覚が麻痺していた。

　「死にたくない。なんでこうなった？」

　「お前のせいだ。」

　喧嘩しても意味がないので二人ともダイスケのせいと思った瞬間、救命ボートはひっくり返った。

　バッサーン

　「うわぁ、ごぼごぼ。」「ボコボコ、」

　二人は泳げないらしく溺れていた。なんとか手や足でバタバタさせて救命ボートに体を寄せる。

　「あ、あーあはーはー、なんとか助かった。」

　そんなことを思った瞬間二人はサメに噛みつかれ丸飲みされていった。

　二人の行動はダイスケに知らせるようになっていた。行動をしるとため息をついていた。

　「面倒を起こしたと思ったらまた面倒をおこしやがって、まあいい保険金は慰謝料として受け取ろう。」

　ダイスケはこっそり駄目神に保険をかけていたのだ。普通は無理だが、ソコは巧みにスキルを使用して契約していた。約数億円という臨時収入がはいったのだった。

　翌日、ダイスケは繁華街のデパートで高級そうなお菓子や食品を購入していた。普段食べないような物を購入してどうするかと言うと、神界の神達に提供するためだった。
　理由はいろいろあるが、手を出さないように牽制するのが一番だ。最近は特に駄目神が迷惑をかけてきているからだ。

　「迷惑をかけたら金輪際お供え物は無しだ。」
　

　その捨て台詞をはいて神界をあとにする。その後神達はダイスケに迷惑をかけないようにと心を1つにしたらしい。

　
　保険金の一部はマグロ漁船の運営会社に支払われた少しでも迷惑をかけたとダイスケが支払ったらしい。今回も損をしたのはダイスケに迷惑をかけた駄目神達だった。