異世界無料体験サービスから始まった異世界冒険だと思う。

新たな異世界編

ラダールの街

　馬車移動でバニールの街についた早速納品するためにアルバノール商会の支店に向かう。

　｢ダイスケさんアルバノール商会の支店に着きましたよ。｣

　｢着いたか、準備をするか。｣

　馬車を降りると街の中では大きな建物が目の前にあった。

　｢ここか？｣

　｢はい、そうです。｣

　自慢げり笑いながら言うミラ。ミラの後について店内にはいる。


　｢お帰りなさいまし会長代理。｣


　｢ええ、帰ったわ。ごめんなさい、お客様と取引があるから客間を用意して。｣

　｢かしこまりました。｣

　｢ダイスケさん用意がありますので店内を見て回っていて下さい。｣

　｢わかった。良い商品があれば買わせてもらうよ。｣

　店内を見回すがとくに欲しいものが無かった。たがせっかくなので1週間分の食料と水を購入した。

　｢お買い上げありがとうございます。｣

　買い物が終わると個室に案内された。

　｢お待たせ致しました。早速ですが商談にうつらせて貰うます。｣


　｢分かった。｣

　話したないようは以前と同じだったので言われた内容のポーションと魔石を納品した。

　｢ありがとうございます。助かります。｣

　なんとか取引は成功した。もっとポーションを売って欲しいみたいだったが売らなかった。

　｢ダイスケさんまだ余裕があるようならポーションを売って下さい。｣

　｢これ以上は無理だな。俺も冒険者だから命には代えられない。じゃあ、俺はいくわ｣

　強制的に会話を終わらせて商会をでる。ラダールの街は宿舎街という事で多くの宿がある。どの宿が良いか聞けば良かったと思いながら宿泊する宿を探す。

　宿に行っては料金を聞くが普通の街の倍以上の値段がする。足元をみているのだろうか、しかたないので一番高級な宿にする。1泊日本円で約10万円だった。

　ここでこの異世界での通貨をおさらいする。通貨はインといって1インが1円。

　鉄貨　　→　1イン　
　
　大鉄貨　→　5イン

　銅貨　　→　10イン　

　大銅貨　→　50イン

　銅貨板　→　100イン

　銀貨　　→　500イン

　大銀貨　→　1000イン

　銀貨板　→　5000イン

　金貨　　→　10000イン

　大金貨　→　50000イン　

　金貨板　→　100000イン

　白金貨　→　1000000イン

　黒金貨　→　10000000イン

　ミスリル硬貨　→　100000000イン

　オリハルコン硬貨　→　1000000000イン

　
　ミスリル硬貨とオリハルコン硬貨は国家間で使われる硬貨となっている。硬貨の発行は国家がしているのではなく硬貨神という神が創っているという事で不正は出来ない。元々偽硬貨が多く出回って世界的に経済が低迷した為、異世界の神々が硬貨を統一したらしい。

　つまり宿で金貨板1枚支払った。痛い出費だ、安い宿でも１泊金貨数枚からだ。料理に期待するしかない。

　宿のロビーには小さい商店もあり日用品などが売られている。また宿場街の為なのか女性斡旋所という日本でいうデリヘルがあった。料金は宿代と同じ位から始まっていた。

　宿ぐるみで商売をしている見たいで斡旋所で働く女性達は奴隷だった。

　宿の散策をしていたら夕食の時間になったので食堂に行く、どんな料理か楽しみだ。


　｢今晩の料理は、ラダール名物ボアのステーキ煮込みです。｣

　ステーキ煮込みとはどんな料理かきいてみると塩・胡椒を振ったボア肉をレアに焼いて焼いた肉を特製のスープで煮込んだ一品だそうだ。
　簡単に言うと焼いたステーキをデミグラスソースで煮込んだ感じだ。

　味の感想は上手かった。後で10食分程作って貰う事にした。アイテムボックスにストックして置く。食後は風呂に入り寝る。他の客は今から夜の運動らしい。