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新たな異世界編

土地を購入する。

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 ダイスケは自宅を建設しようと思い土地を購入する事にした。当然面倒事対策も行う。購入する為に商業ギルドに向かう。

 「すまない、土地を購入したいのだが」

 「かしこまりました。土地は農地ですか?住宅地ですか?建物はどんなでしょう?」

 「建物はなくても大丈夫だが、周りにあまり人の居ない場所がいいんだが、」

 「暫くお待ち下さい。条件に合った物件を探してまいります。」

 10分程度まっていると受付が戻ってきた。

 「お待たせしました。条件に合った物件は2件ありました。1件目は、ここから近くの農村で売り出されている土地です。なんでも領主の税金が高くなり逃げ出す農民が多数いたためです。2件目は山奥の農村地帯ですが、去年から誰も住まなくなって廃村になったところです。」

 「値段はどうなっているんだ?」

 「はい、一件目が金貨100枚で年間の税金は金貨10枚です。二件目が金貨3000枚で税金はなしです。その為価格が高く設定されています。」

 「そうか?場所を見てから買ってもいいのか?」

 「はい、大丈夫です。二件ともいかれますか?」

 「いや、二件目だけでいいので場所を教えてくれ。」

 「わかりました。ではこちらの地図を貸し出しますので。」

 受けとり地図を確認する。確かに周りに街はなく山の中にある廃村だった。ギルドを出るとアシュバーンにのって直ぐに向かった。

 アシュバーンに乗り空を飛ぶ。廃村までは約二日間掛かった。

 『主人、静な所ですね』 

 「そうだな。いったん廃村に降りて調査してみよう。」

 『はい。』

 廃村は思ったよりは荒れていなかったが農地や家には草や木が生えており整備するとなると1年はしないといけないような状態だった。村を囲う柵も壊れていた。しかし、ダイスケが出した条件にあっており周囲に人は居なかった。

 「手入れは大変だが良いところだ。ここにする。」

 2日かけて商業ギルドのある街に向かった。

 「場所を見たが廃村の土地を購入したい。」
  
 ダイスケは金貨3000枚をカウンターに出した。当然受付はビックリしたが個室に移り契約する。

 「これで廃村はダイスケ様の物ですが、村の名前はどうされますか?」

 「名前か?ん~、ファースト村でいいか?」

 「はい、ファースト村ですね。分かりました。それで更新しておきます。移住者は募りますか?」

 「いらない。開拓や建て替えをしないといけないからな。」

 「資材などはどうされますか?」
  
 「個人でどうにかするから大丈夫だ。」

 「分かりました。これで手続きは完了です。」

 契約書の写しを渡されて商業ギルドをでるダイスケ。特に仕入れる物は無いが食料を多めに購入して廃村に戻る。

 ダイスケは土地を手に入れた。 
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