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凍える月と熱い夜6
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ふと、さっき亮が言っていたことが過ぎる。このお店、なくなっちゃうのか。なくなったら、亮さんとも会えなくなるのかな。もしかしたら、他の女性の常連客にも同じこと言って、同じことしてるかもしれない。でも、いいや。これが最後でも。すっかり茹だった頭でぼんやり思う。絶対この人モテるもん。私なんて、どうせつまみ食い要員の一人。オードブルの中のどれか。じゃなきゃこんな夢みたいな展開、あるわけない。
「ヤダって言っても、やめないで」
どうせなら、思いっきり熱い一夜の過ちを。冴子はそう覚悟を決めて、再び亮にキスをした。
「ヤダって言っても、やめないで」
どうせなら、思いっきり熱い一夜の過ちを。冴子はそう覚悟を決めて、再び亮にキスをした。
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