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第三章『7日後に駆除!?フワフワモフモフを救え!』
第27話「フワフワモフモフを救う勝負」
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ウィンとルートは、勝負をする事になった。
だが、肝心の勝負内容が決まっていなかった。
「呆れますね。勝負の内容は考えていなかったのですか?」
「先輩なら何かいい案があるんじゃないかと……現に何か案があって学校に向かっているっすよね?」
2人は今、テイマー学校に向かって歩いていた。
「無いですよ」
「え?じゃあナゼ学校に?」
「別の方に丸投げしよかと」
「別の?」
ルートは顔をはてなにして首を傾げた。
学校に到着すると、ウィンは目的の部屋の前に立った。隣でルートは硬直していた。
「せ……先輩……ここは学長室ですよ?」
「ええ、学長なら何かいい案があるんじゃないですか?」
(コンコン)
ノックをすると、しばらくして扉が開いた。
現れたリビルドは、ウィンの姿を確認して目を細めた。
「ウィン、最近お前から会いに来る事が多いな。数年前は考えられなかった事だ」
「利用出来る人は利用した方がいいと気が付いたので」
その言葉に、顎の髭を撫でながらリビルドはふふと笑った。
2人は学長室に通された。
リビルドは椅子に座ると、改めてウィンとルートを交互に見た。
「そっちはルートだな。ここ数日休んでおるようだが?」
ルートは痛い所を突かれたと言うように、体をビクリと震わせた。
「あ……えっと……その……」
「まぁいい。ここに2人で現れたのはその件を含んでいるのだろう?」
「話が早くて助かります。あなたに丸投げて正解でした」
「丸投げ?」
ウィンは、リビルドに勝負の話を簡潔に話した。
「……テイマーの実力を測る勝負か。」
ルートがゴクリと息を飲んだ。
「何のための勝負か……までは聞かないでおこう」
「興味が無いだけでは?」
「そう言う訳では無いが、丁度良い話があったのでな」
「勝負にですか?」
リビルドはうむと頷く。
そして、机の引き出しから数枚の紙を取り出し、それを2人に見えるように机に広げた。
「わ!可愛いっすね」
中の1枚を見てルートは声を上げた。
そこには、白い小型犬のような魔物が映っていた。それは、フワフワモフモフの体で、背には白いフワフワモフモフの小さな翼が生えていた。
「これは……愛玩魔ですね」
ウィンが口にした『愛玩魔』とは、魔力で他種の動物を掛け合わせ、人工的に造られた魔物の事だった。
掛け合わされているのは動物同士で、魔物は含まれてはいない。故に魔力は一切持っていない。
『魔物扱い』なのは見た目のためだった。
「愛玩魔ですか……苦手ですね」
「え?先輩が苦手な魔物なんているっすか?」
「私は愛玩魔を魔物と位置付けていませんよ。人間が勝手に造っておいて見た目が魔物寄りだから魔物っておかしいと思いませんか?」
「だがウィン。その理屈ならば獣人はどうなる?お前は獣人を魔物として扱っているだろう?」
リビルドはウィンの考えなど解っていた。あえて聞いたのは、その口から直接聞きたかっただけに過ぎなかった。
ウィンもリビルドのその考えを解っていた。だから、(腹の黒い爺さんだ……)と見返す。
「確かに、獣人は人間と獣の掛け合わせにより人間が魔力で造り出した存在です。ですが、それはもはや古い歴史の最初のみ、現在生きる獣人達は自然繁殖による者達。つまり、獣人達は1つの種として地位を築いています。更に、その獣人達が自分達を人間ではなく魔物側だと認めている。私はそれを尊重しています」
その話を納得したように聞いていたルートだが、「あれ?」と声を上げた。
「そういえば愛玩魔はどうなるっすかね?動物なかぎりそういう……」
ゴニョゴニョと言葉を濁す。
「愛玩魔は掛け合わせと言っても綺麗に半分ではありません。例えばその写真の愛玩魔なら体の重要な部分を占めているのは犬でしょう。となるともはやその子は犬です。繁殖対象として興味を持つのも犬ですし、その子が関わったからとて世に産み落とされるのは犬ですよ」
「え?じゃあ本当に見た目だけ?」
ルートは複雑そうに、写真のフワモフに目を落とした。
「で?話が脱線しました……この愛玩魔がどうしたのですか?」
「うむ。実は、死んだ男の家から保護されてな」
「その男はテイマーだったのですか?」
愛玩魔は魔物扱いのため、正規に所持するにはテイマーとして契約が必要だった。
「テイマーで契約もしていた。が、突然死でな……男の死亡と共に契約も自然に外れていた」
「じゃあその子は突然主がいなくなったんですね……きっと悲しんでいるっす」
そう言って悲しげに写真のフワモフを見つめる。
「いや、悲しんではいないだろうな。なぜなら酷い虐待をされていたからだ」
「え!?」
ルートは先ほどから感情の変化が忙しかった。
「男は酒に溺れ酷い生活状況だった。契約していたその魔物を1年も地下から出さず蹴るなどして虐待していた」
「酷いっす……」
「よく解りませんね。愛玩魔は魔法師に受注して造って貰う魔物です。そこにはそれなりの費用や手間がかかります、所有できる資格があるかも事前に調査されるはずです」
その言葉に、ルートも頷いた。
「確かに。愛玩魔を所持してる人ってお金持ちで、生活が満たされてる人のイメージあるっす」
「虐待するためなら野生の魔物と契約した方が早いでしょう」
「元々虐待をしたかった訳では無いのだろう……」
リビルドは机の資料をトントンとまとめた。そして、2人を交互に見て続けた。
「勝負だったな?2人にはこの愛玩魔の『駆除』を止めて貰いたい」
「駆除!?駆除されるっすか!?その子!?」
「うむ。新たな契約者が現れぬ限りはそのように処理される」
その言葉に、ウィンは呆れて溜息を吐いた。
「手に余る魔物はすぐに駆除。本当に楽なやり方ですね」
「え!?手に余るって事は無いですよね?こんなに小さくてフワモフで可愛いのに」
「ルート、それが通るのは小型犬の話です。この子は魔物ですよ」
「いや、でもさっき言ったじゃないっすか……魔物の姿なだけで」
「世間の認識では魔物なんです。しかも野生には存在しない、森にお帰り~という訳にも行きません」
ルートにも、このフワモフの現状が理解出来て言葉を無くした。だが、すぐに「あ!」と思いついたように声を上げる。
「そうっす!契約すればいいのでは!?俺は学生なので2体と契約は無理っすけど……あれ?じゃあこの勝負もう先輩の勝ち……」
「そんな単純な事で解決出来ないから勝負なんですよ」
ねぇ?とウィンはリビルドを見た。
「保護されてから1カ月、噂を聞きつけたテイマーが『是非契約させて欲しい』と現れた。その人数10以上」
「そ……そんなにっすか!?」
「愛玩魔は受注するとなると高いですからね。無料で所持出来るとなればそうなるでしょう」
リビルドは頷く。
「勿論そういう考えもある。だが名乗り出た者達のほとんどは愛玩魔への同情からだ」
「でも、誰も契約出来ていないって事っすか?実は皆何か問題があったとか?」
「いいや、問題があるのは魔物側だ」
「あ……」
ルートも理解して声を詰まらせた。
「1年以上暗い場所に閉じ込められて虐待されていたのです。人間に対する恐怖や憎悪はそう簡単には解けないでしょうね」
「魔物と契約するには魔物側からの信頼を得ないといけないっす……」
「なるほど、勝負の内容が見えました。で?その子の駆除までの日数は?」
リビルドは資料に目をやり2人に告げた。
「7日後だ」
だが、肝心の勝負内容が決まっていなかった。
「呆れますね。勝負の内容は考えていなかったのですか?」
「先輩なら何かいい案があるんじゃないかと……現に何か案があって学校に向かっているっすよね?」
2人は今、テイマー学校に向かって歩いていた。
「無いですよ」
「え?じゃあナゼ学校に?」
「別の方に丸投げしよかと」
「別の?」
ルートは顔をはてなにして首を傾げた。
学校に到着すると、ウィンは目的の部屋の前に立った。隣でルートは硬直していた。
「せ……先輩……ここは学長室ですよ?」
「ええ、学長なら何かいい案があるんじゃないですか?」
(コンコン)
ノックをすると、しばらくして扉が開いた。
現れたリビルドは、ウィンの姿を確認して目を細めた。
「ウィン、最近お前から会いに来る事が多いな。数年前は考えられなかった事だ」
「利用出来る人は利用した方がいいと気が付いたので」
その言葉に、顎の髭を撫でながらリビルドはふふと笑った。
2人は学長室に通された。
リビルドは椅子に座ると、改めてウィンとルートを交互に見た。
「そっちはルートだな。ここ数日休んでおるようだが?」
ルートは痛い所を突かれたと言うように、体をビクリと震わせた。
「あ……えっと……その……」
「まぁいい。ここに2人で現れたのはその件を含んでいるのだろう?」
「話が早くて助かります。あなたに丸投げて正解でした」
「丸投げ?」
ウィンは、リビルドに勝負の話を簡潔に話した。
「……テイマーの実力を測る勝負か。」
ルートがゴクリと息を飲んだ。
「何のための勝負か……までは聞かないでおこう」
「興味が無いだけでは?」
「そう言う訳では無いが、丁度良い話があったのでな」
「勝負にですか?」
リビルドはうむと頷く。
そして、机の引き出しから数枚の紙を取り出し、それを2人に見えるように机に広げた。
「わ!可愛いっすね」
中の1枚を見てルートは声を上げた。
そこには、白い小型犬のような魔物が映っていた。それは、フワフワモフモフの体で、背には白いフワフワモフモフの小さな翼が生えていた。
「これは……愛玩魔ですね」
ウィンが口にした『愛玩魔』とは、魔力で他種の動物を掛け合わせ、人工的に造られた魔物の事だった。
掛け合わされているのは動物同士で、魔物は含まれてはいない。故に魔力は一切持っていない。
『魔物扱い』なのは見た目のためだった。
「愛玩魔ですか……苦手ですね」
「え?先輩が苦手な魔物なんているっすか?」
「私は愛玩魔を魔物と位置付けていませんよ。人間が勝手に造っておいて見た目が魔物寄りだから魔物っておかしいと思いませんか?」
「だがウィン。その理屈ならば獣人はどうなる?お前は獣人を魔物として扱っているだろう?」
リビルドはウィンの考えなど解っていた。あえて聞いたのは、その口から直接聞きたかっただけに過ぎなかった。
ウィンもリビルドのその考えを解っていた。だから、(腹の黒い爺さんだ……)と見返す。
「確かに、獣人は人間と獣の掛け合わせにより人間が魔力で造り出した存在です。ですが、それはもはや古い歴史の最初のみ、現在生きる獣人達は自然繁殖による者達。つまり、獣人達は1つの種として地位を築いています。更に、その獣人達が自分達を人間ではなく魔物側だと認めている。私はそれを尊重しています」
その話を納得したように聞いていたルートだが、「あれ?」と声を上げた。
「そういえば愛玩魔はどうなるっすかね?動物なかぎりそういう……」
ゴニョゴニョと言葉を濁す。
「愛玩魔は掛け合わせと言っても綺麗に半分ではありません。例えばその写真の愛玩魔なら体の重要な部分を占めているのは犬でしょう。となるともはやその子は犬です。繁殖対象として興味を持つのも犬ですし、その子が関わったからとて世に産み落とされるのは犬ですよ」
「え?じゃあ本当に見た目だけ?」
ルートは複雑そうに、写真のフワモフに目を落とした。
「で?話が脱線しました……この愛玩魔がどうしたのですか?」
「うむ。実は、死んだ男の家から保護されてな」
「その男はテイマーだったのですか?」
愛玩魔は魔物扱いのため、正規に所持するにはテイマーとして契約が必要だった。
「テイマーで契約もしていた。が、突然死でな……男の死亡と共に契約も自然に外れていた」
「じゃあその子は突然主がいなくなったんですね……きっと悲しんでいるっす」
そう言って悲しげに写真のフワモフを見つめる。
「いや、悲しんではいないだろうな。なぜなら酷い虐待をされていたからだ」
「え!?」
ルートは先ほどから感情の変化が忙しかった。
「男は酒に溺れ酷い生活状況だった。契約していたその魔物を1年も地下から出さず蹴るなどして虐待していた」
「酷いっす……」
「よく解りませんね。愛玩魔は魔法師に受注して造って貰う魔物です。そこにはそれなりの費用や手間がかかります、所有できる資格があるかも事前に調査されるはずです」
その言葉に、ルートも頷いた。
「確かに。愛玩魔を所持してる人ってお金持ちで、生活が満たされてる人のイメージあるっす」
「虐待するためなら野生の魔物と契約した方が早いでしょう」
「元々虐待をしたかった訳では無いのだろう……」
リビルドは机の資料をトントンとまとめた。そして、2人を交互に見て続けた。
「勝負だったな?2人にはこの愛玩魔の『駆除』を止めて貰いたい」
「駆除!?駆除されるっすか!?その子!?」
「うむ。新たな契約者が現れぬ限りはそのように処理される」
その言葉に、ウィンは呆れて溜息を吐いた。
「手に余る魔物はすぐに駆除。本当に楽なやり方ですね」
「え!?手に余るって事は無いですよね?こんなに小さくてフワモフで可愛いのに」
「ルート、それが通るのは小型犬の話です。この子は魔物ですよ」
「いや、でもさっき言ったじゃないっすか……魔物の姿なだけで」
「世間の認識では魔物なんです。しかも野生には存在しない、森にお帰り~という訳にも行きません」
ルートにも、このフワモフの現状が理解出来て言葉を無くした。だが、すぐに「あ!」と思いついたように声を上げる。
「そうっす!契約すればいいのでは!?俺は学生なので2体と契約は無理っすけど……あれ?じゃあこの勝負もう先輩の勝ち……」
「そんな単純な事で解決出来ないから勝負なんですよ」
ねぇ?とウィンはリビルドを見た。
「保護されてから1カ月、噂を聞きつけたテイマーが『是非契約させて欲しい』と現れた。その人数10以上」
「そ……そんなにっすか!?」
「愛玩魔は受注するとなると高いですからね。無料で所持出来るとなればそうなるでしょう」
リビルドは頷く。
「勿論そういう考えもある。だが名乗り出た者達のほとんどは愛玩魔への同情からだ」
「でも、誰も契約出来ていないって事っすか?実は皆何か問題があったとか?」
「いいや、問題があるのは魔物側だ」
「あ……」
ルートも理解して声を詰まらせた。
「1年以上暗い場所に閉じ込められて虐待されていたのです。人間に対する恐怖や憎悪はそう簡単には解けないでしょうね」
「魔物と契約するには魔物側からの信頼を得ないといけないっす……」
「なるほど、勝負の内容が見えました。で?その子の駆除までの日数は?」
リビルドは資料に目をやり2人に告げた。
「7日後だ」
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