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余命1日
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冬の澄み渡った空の下、河川敷に可奈は座っていた。片手には小さなビンを持ち、太陽の光に反射させてキラキラさせていた。小ビンの中には30錠の睡眠薬が入っている。
可奈は大事そうに小ビンを右へ左へとくるくる回しながら、ながめていた。
突然ドンッと背中に衝撃をうけた。可奈はふわっと空を飛んでから地面へと落下した。同級生に背中を押されたのだ。可奈はあの日から、クラスでいじめをうけるようになり、今では不登校だった。
あの日、学校のクラスで飼っていたウサギが死んだ。理由はわからないが、冷たく、かたくなっていた。可奈もクラスの皆と一緒に寂しくかなしんでいた。ウサギのお墓もつくった。
ある生徒が先生に「先生ウサギは死んだらどうなるの?」
と、たずねた。
「ウサギさんは、夜のお星様になるのよ」
と先生は答えた。可奈は先生の言葉に驚き、感動をおぼえた。可奈は言った。「先生、あんな素敵なお星様になれるだなんて、死ぬって素敵なことなのね」
可奈は笑っていた。クラスの同級生は可奈から一歩離れた。
河川敷に転がり落ちた可奈は、青ざめていた。
手にしていたはずの小ビンがないのだ。這いつくばってさがしていた。そんな可奈の姿をみて
同級生はゲラゲラ笑っていた。
その様子をすべてみていた少年がいた。少年は
「何をやっているんだ!」
と怒鳴りながら走って可奈の方へ向かった。
同級生は、ヤバい!と呟き逃げた。
「大丈夫か?怪我はしてないか?」
少年は、たずねた。可奈はまだ必死で小ビンを
さがしている。少年は、そっと近づき可奈の顔をのぞきこんだ。可奈は少年に気がついた。
可奈の顔は涙でぼろぼろだった。
可奈の涙はポロポロこぼれ続けていた。
「大事なビンをなくしたの」
可奈は声を絞り出して、少年に話した。
少年は頷いて一緒に小ビンをさがしてくれた。
なかなか、みつからない。
やがて日がだんだんと暮れて、夕日がみえた。
夕日に照らされて光る物がある。
少年は近づき拾い上げると、可奈へ手渡した。
可奈の小ビンだった。「ありがとう」
何度もお礼を言い、大事そうに小ビンを胸に
押し当てている。
少年は、感じたままのことを口にした。
「そのビンは薬なの?病気なのかい?」
可奈はしばらく少年の顔をみつめてから、口をひらいた。この小ビンを一緒にさがしてくれた少年になら、話しをしてもいいと可奈は
思ったのだ。
「そう、これは睡眠薬なの。お医者でいただいた薬を少しずつためていたの。30錠になったわ。これを全部のんで、お誕生日にお星様になるの」
突然の話に少年は驚きをかくせなかった。
「そんなことをしたら、死んでしまうよ?」
確かめるように、少年は可奈にといかけた。
「そう、だからお星様になるの」
可奈は確認するように答えた。
もう一度少年は可奈の顔をまじまじと
みつめて頬が赤くなるのを感じた。
一目惚れというのだろうか、こんな会話中に
不謹慎だとも感じた。まだ涙が乾ききっていない大きな瞳と目が合うと、そっとそらした。
少年は何とかしてあげたくて声をかけた。
「何か辛いことがあった?相談にのるよ?」
可奈は大きな瞳をパチクリした。
こんなこと言ってくれる人いなかった。
しばらく沈黙の時間がながれた。
可奈は決心したように、頷いて口をひらいた。
「何だか怖いの。何が怖いのかときかれたら、わからないのだけれど、とても不安なの。死にたくなるの」
少年は真剣な顔で、話をきいてくれている。
「何が原因なのだろうか?」
少年は悩むように、顎に指をあてている。
可奈はまた話はじめた「もう昔の話。学校では、いじめにあっていたの。そうね、色んないじめにあったわ。靴や服をかくされたり、上履きに画ビョウおかれたり、机や教科書には落書き、トイレでは水をかけられたりね。毎日が辛かったわ。でもね?だんだんと感情がマヒしていくの。何も聞こえない、何も見えない、何も感じないなあならば、傷つけられなくて時間が過ぎていくの。そのうち、周りの人の顔はぼやけて、話し声も遠くにきこえる。自分のことなのに、他人事のように思えてくる不思議な感覚だったわ。そんな時間を過ごしているとある日、心のなかの声がきこえてきたの『死んだら楽になるよ、窓から飛び降りちゃえ』って言ったの。すぐに窓から、飛び降りようとしたら先生にとめられたの。先生は授業をやめて、家にすぐ電話をらいれたわ。うちは、いわゆるシングルマザーってことで、お母さんは夜の仕事をしていたの。お金に困ったことはないわ。
昼に起こされて、学校へ呼び出しだなんて、
お母さんはとても不機嫌だった。『先生、お電話での話どういうこと?』大声で叫んでいたわ。そして私の落書きされた上履きをみて
『いじめにあっているのね、学校なんてやめなさい』と叫んだ。先生は焦ってあやまっていたけれど、いじめはなかったことにしたい様子だった。でも、そんなことはどうでもよかった。もう学校に来なくてよいのだものね。
その後、先生とお母さんと私は心療内科へいったの。病院でも、学校には行かなくてよい、お休みしなさい。そして、うつ病だから入院するようにって。今はね、退院して自宅療養中よ」
一度にたくさん、しゃべって可奈は少し咳き込んだ。
「大丈夫?飲み物買ってくるから、待っていて」
言いながら、少年は走り出していた。
少年の後ろ姿をみて、可奈は小ビンを
ぎゅっとにぎりしめた。
話をしてもいい人だとは、思ったけれど
ここまで長話をしてしまい可奈自身驚いている。
いつもなら、周りの人はぼんやりみえるのだけれど、不思議なことに少年のかおは
しっかりと見える。
目の前にいない今も顔を思い出せる。
少年の顔を思い出すと、可奈の胸がドキドキした。体調が悪くてドキドキすることは、よくある。でもこのドキドキは体調のドキドキではなかった。「不思議な感じ。こんなことがあるなんて」
可奈は独り言をつぶやいた。
少年が帰ってきた。
柚子茶のペットボトルを、そっと手渡してくれた。
「ありがとう」
手のなかで、ペットボトルがあたたかい。
少年は可奈の頭を、なでなでしながら言った。
「たくさん、辛かったのに、よく頑張った。えらい」
そして小ビンを、にぎりしめている手を
少年は両手で包み込むようにしてきいた。
「君の誕生日はいつ?」
「今日なの。今日がそのお星様になる日なの」
「えっ!ちょっ!俺の誕生日と同じじゃないか」
ふたりとも驚き顔を見合せた。
可奈は胸をドキドキさせながら言った。
「こんな偶然ある?あぁ、誕生日プレゼントをかいにいきたいわ。どうかしら?一緒にお買い物行く?」
少年は首を横にふった。
「俺の誕生日プレゼントなのだけれど
君のその薬のビンを俺に預けてくれないか?
そしてお星様になるのは、あと100年待ってほしい。お願いだ、俺の、彼女になってほしい」
少年はそう言うと可奈の頬にキスをした。
可奈は顔を真っ赤にして、頷いて小ビンを
少年にあずけた。
少年は大切にポケットへいれた。
「今度の病院の日は、俺も一緒に行くよ。ビンの薬の相談もあるし、うつ病についてしりたい」
少年はさっきまで小ビンを
にぎりしめていた可奈の手を
強くにぎりしめた。
可奈は大事そうに小ビンを右へ左へとくるくる回しながら、ながめていた。
突然ドンッと背中に衝撃をうけた。可奈はふわっと空を飛んでから地面へと落下した。同級生に背中を押されたのだ。可奈はあの日から、クラスでいじめをうけるようになり、今では不登校だった。
あの日、学校のクラスで飼っていたウサギが死んだ。理由はわからないが、冷たく、かたくなっていた。可奈もクラスの皆と一緒に寂しくかなしんでいた。ウサギのお墓もつくった。
ある生徒が先生に「先生ウサギは死んだらどうなるの?」
と、たずねた。
「ウサギさんは、夜のお星様になるのよ」
と先生は答えた。可奈は先生の言葉に驚き、感動をおぼえた。可奈は言った。「先生、あんな素敵なお星様になれるだなんて、死ぬって素敵なことなのね」
可奈は笑っていた。クラスの同級生は可奈から一歩離れた。
河川敷に転がり落ちた可奈は、青ざめていた。
手にしていたはずの小ビンがないのだ。這いつくばってさがしていた。そんな可奈の姿をみて
同級生はゲラゲラ笑っていた。
その様子をすべてみていた少年がいた。少年は
「何をやっているんだ!」
と怒鳴りながら走って可奈の方へ向かった。
同級生は、ヤバい!と呟き逃げた。
「大丈夫か?怪我はしてないか?」
少年は、たずねた。可奈はまだ必死で小ビンを
さがしている。少年は、そっと近づき可奈の顔をのぞきこんだ。可奈は少年に気がついた。
可奈の顔は涙でぼろぼろだった。
可奈の涙はポロポロこぼれ続けていた。
「大事なビンをなくしたの」
可奈は声を絞り出して、少年に話した。
少年は頷いて一緒に小ビンをさがしてくれた。
なかなか、みつからない。
やがて日がだんだんと暮れて、夕日がみえた。
夕日に照らされて光る物がある。
少年は近づき拾い上げると、可奈へ手渡した。
可奈の小ビンだった。「ありがとう」
何度もお礼を言い、大事そうに小ビンを胸に
押し当てている。
少年は、感じたままのことを口にした。
「そのビンは薬なの?病気なのかい?」
可奈はしばらく少年の顔をみつめてから、口をひらいた。この小ビンを一緒にさがしてくれた少年になら、話しをしてもいいと可奈は
思ったのだ。
「そう、これは睡眠薬なの。お医者でいただいた薬を少しずつためていたの。30錠になったわ。これを全部のんで、お誕生日にお星様になるの」
突然の話に少年は驚きをかくせなかった。
「そんなことをしたら、死んでしまうよ?」
確かめるように、少年は可奈にといかけた。
「そう、だからお星様になるの」
可奈は確認するように答えた。
もう一度少年は可奈の顔をまじまじと
みつめて頬が赤くなるのを感じた。
一目惚れというのだろうか、こんな会話中に
不謹慎だとも感じた。まだ涙が乾ききっていない大きな瞳と目が合うと、そっとそらした。
少年は何とかしてあげたくて声をかけた。
「何か辛いことがあった?相談にのるよ?」
可奈は大きな瞳をパチクリした。
こんなこと言ってくれる人いなかった。
しばらく沈黙の時間がながれた。
可奈は決心したように、頷いて口をひらいた。
「何だか怖いの。何が怖いのかときかれたら、わからないのだけれど、とても不安なの。死にたくなるの」
少年は真剣な顔で、話をきいてくれている。
「何が原因なのだろうか?」
少年は悩むように、顎に指をあてている。
可奈はまた話はじめた「もう昔の話。学校では、いじめにあっていたの。そうね、色んないじめにあったわ。靴や服をかくされたり、上履きに画ビョウおかれたり、机や教科書には落書き、トイレでは水をかけられたりね。毎日が辛かったわ。でもね?だんだんと感情がマヒしていくの。何も聞こえない、何も見えない、何も感じないなあならば、傷つけられなくて時間が過ぎていくの。そのうち、周りの人の顔はぼやけて、話し声も遠くにきこえる。自分のことなのに、他人事のように思えてくる不思議な感覚だったわ。そんな時間を過ごしているとある日、心のなかの声がきこえてきたの『死んだら楽になるよ、窓から飛び降りちゃえ』って言ったの。すぐに窓から、飛び降りようとしたら先生にとめられたの。先生は授業をやめて、家にすぐ電話をらいれたわ。うちは、いわゆるシングルマザーってことで、お母さんは夜の仕事をしていたの。お金に困ったことはないわ。
昼に起こされて、学校へ呼び出しだなんて、
お母さんはとても不機嫌だった。『先生、お電話での話どういうこと?』大声で叫んでいたわ。そして私の落書きされた上履きをみて
『いじめにあっているのね、学校なんてやめなさい』と叫んだ。先生は焦ってあやまっていたけれど、いじめはなかったことにしたい様子だった。でも、そんなことはどうでもよかった。もう学校に来なくてよいのだものね。
その後、先生とお母さんと私は心療内科へいったの。病院でも、学校には行かなくてよい、お休みしなさい。そして、うつ病だから入院するようにって。今はね、退院して自宅療養中よ」
一度にたくさん、しゃべって可奈は少し咳き込んだ。
「大丈夫?飲み物買ってくるから、待っていて」
言いながら、少年は走り出していた。
少年の後ろ姿をみて、可奈は小ビンを
ぎゅっとにぎりしめた。
話をしてもいい人だとは、思ったけれど
ここまで長話をしてしまい可奈自身驚いている。
いつもなら、周りの人はぼんやりみえるのだけれど、不思議なことに少年のかおは
しっかりと見える。
目の前にいない今も顔を思い出せる。
少年の顔を思い出すと、可奈の胸がドキドキした。体調が悪くてドキドキすることは、よくある。でもこのドキドキは体調のドキドキではなかった。「不思議な感じ。こんなことがあるなんて」
可奈は独り言をつぶやいた。
少年が帰ってきた。
柚子茶のペットボトルを、そっと手渡してくれた。
「ありがとう」
手のなかで、ペットボトルがあたたかい。
少年は可奈の頭を、なでなでしながら言った。
「たくさん、辛かったのに、よく頑張った。えらい」
そして小ビンを、にぎりしめている手を
少年は両手で包み込むようにしてきいた。
「君の誕生日はいつ?」
「今日なの。今日がそのお星様になる日なの」
「えっ!ちょっ!俺の誕生日と同じじゃないか」
ふたりとも驚き顔を見合せた。
可奈は胸をドキドキさせながら言った。
「こんな偶然ある?あぁ、誕生日プレゼントをかいにいきたいわ。どうかしら?一緒にお買い物行く?」
少年は首を横にふった。
「俺の誕生日プレゼントなのだけれど
君のその薬のビンを俺に預けてくれないか?
そしてお星様になるのは、あと100年待ってほしい。お願いだ、俺の、彼女になってほしい」
少年はそう言うと可奈の頬にキスをした。
可奈は顔を真っ赤にして、頷いて小ビンを
少年にあずけた。
少年は大切にポケットへいれた。
「今度の病院の日は、俺も一緒に行くよ。ビンの薬の相談もあるし、うつ病についてしりたい」
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にぎりしめていた可奈の手を
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