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白き夢

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天使が、微笑に、微かな髪のほどけるバランス&バラードプレイ
インターリミット、変わりたいのよ、私はね。
変化を恐れないそんな気持ちで、あなたの顔を見つめるの。
すると、頬に差した兆しが、夢を占うように、水晶に憧れる、恋の日々の記憶、夢の花、咲き誇る体に植えた、種が、開花を待っている、まるで、一つの恋が終わるように、
青春の薔薇が、大地に香る、恋よりもいろいろなユリ
白い体に、赤き薔薇が香って、撫でるシャワーの音が、繊維の間に入り込む、肌の花が、潤いを求める、クレンジングオイルはいらないわ、私は青春の白きユリ
花弁に落ちた雫に濡れる雨の後、目を覚ましたように、ぬるめのお湯で、体を洗うの
凍える体に、しなる樹が、光を求めて、太陽に、開けていくまるで、開花を待つ春の夢、季節を感じて、私を感じて、そしたら、芽を出した私の初恋は、あなたのもの。
髪をすいて、私は、さらわれることを望まない光のプリンセス、光になりたい、そして、あなたのところへ行って、ただ傍の樹に止まって、窓の外から、ベッドに眠るあなたの顔を見ていたいわ。
まるで、少年のような寝顔が、小鳥の私に囁くの「ああ、好き」そしたら私はこう囀る、「うん」
だから、何ていって、戸惑うあなたが素敵だから、あなたの夢に出ていきたい。
夢の中で、あなたの肩に止まって、天使に憧れた私は、ハートブレイクエンジェル。
白い世界で、白いホテルで、白い城で、一緒にいたいって駄々をこねて、困らせたい、綴る日記にダイアリー&ダイアンモンドガーリー恋してる。
想うから、想って欲しい、手が指が、あなたの顔を撫でる、夢見ている。
沸き立つお風呂に入って、シャワーで体を流して、眼を閉じて、そっと水平線に沈む赤い太陽に触れる、すると太陽が泣いている。月が待てない年頃に、窓の隙間から、そっと見上げた、星々が薔薇のように咲くまで、待っていたい、私はまだ少女、でも、あなたを感じるなら、コールガールフラワー、読んで欲しい私の日記、でも、書かれていることは、いつも一緒。
「好きです、好きです、好きだから、ずっと、見つめて、ちゃんと見つめて」
何ていって、舌を出して、二時間のお風呂が終わったわ。
シャワーを止める時の感覚が好きなの、
少し寂しくて、今が、私は染めていく。
染まりたくない、あなたのことで満ちていたい、
今日は満月
お月様も消えるほど、消してしまいたい魔法を使った、何ていって、独りごち。
ドライヤーで髪を乾かして、化粧水をぬって、整えたら、今日は、出かけるわ。
あなたの白き夢に。
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