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ライブナの愛

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ライブナ、遥かな響き、生きるななんて言わないで、
ライブナ、透き通る心、蘇ったこの血が、目覚める、胎動の夜明け。
棺から出て、滑り込む、大地に、亀裂が、死んでいく、振り返らないで、このままでいって。
僕たちは、手を取り合って、天空から降りて、川沿いの城で、黄昏る、カワウソが流れる、泳いでいく、いまと共に。
香る心が、裏切りの血に濡れても、どうか、顔をあげて、宇宙が泣いているから、その透き通る手を、握りしめた、仲間と、僕を信じる、愛と、戦いで傷ついた頬を、凍らせないで、
ビスケットをかじって、ココアを飲んで、朝には仲間がいるから、ベッドから出たら、鏡を見て、化粧をしたら、自然のコスメに、自然体のハートで、この草原を疾駆して、馬車が通り過ぎた。
さあ、乗り込むんだ、ライブナ。
乗り遅れたら、チケットはダフ屋では買えない。
湿ったソックスが、土を踏みしめて、少し匂うから、花に鼻を寄せるように、抱えた希望と絶望をバランスコーディネート&ブランドバランス。
愛が、枯れる前に、水をやって、そしたら、きっと出る。
解放から接吻そして、夕日が沈むころに、帰っておいで、何ていって、髪をなびかせる、少し暴走ぎみの速さで、追いつけない。僕は君たちを追い越せない。
永遠のプリンセス、豪胆なプリンシパル。
たくましくなった体に、気持ちが笑う、鳴り響く鳴りやまない耳音に川のせせらぎが笑いかける。
すると、夕闇の後のディナーで想像に踊る、沸き立つダンスは、適当から適応。
新しい瞳で、見る世界は、きっと輝くはず。
ライブナ&ライブ愛&ライイングライヤー
嘘を吐くちぎれたハートに、そっと一撃のような弾丸を
何度も死んで、生まれ変わる。
でも、変わらないものは、君の食事、をとる指と髪を撫でる風に合わせる鼻歌の悲しさ。
人間らしくではなく、冗談を飛ばして、あなたたちらしく。
風にときめく今というこの時を、たつ刀に返す刀で、切ったら、君たちのぬくもりが聞こえてくる。
この風を切って、走る青春の寝ぼけまなこで、朝目覚めて、君たちがいなかったら、僕は泣いてしまうから。どうか嘘をついて、愛よりもああ、いい。それでいい、それでいいんだライブナ。泣く方と笑う方が、どちらでも、君の利き手の重さは指先のしとり濡れ草。
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